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― 第二階層・食堂 ―
うええ、ごめーん。
砂糖入れたら飲めんのか?
[こんなに苦いのにと不思議そうに、飲みかけのコップを持ち上げ黒い液体を覗き見る。
顔を拭くノブに、こっちもハンカチをとポケットを漁ったが、そういえば自分のハンカチはパトラッシュにあげてしまったままだった。
あちゃぁと思いながら、ノブの方を見ると、眼鏡が取れて目がそのまま見えた。]
おー。にーちゃん目んたま金色なんだな。猫みてぇ。
[冷たいとかは全く気づかずに、見たまま思ったままを口にした。]
―→第二階層・食堂―
スティーヴがわからないんじゃ、俺にもきっとわからないな。
[以前に似たようなことはなしていたかなと、ふと脳裏を掠める。
エリカとの会話についてはそれならいいんだがと返し、食堂に着くまでの間スティーヴ達と道中は一緒であっても然したる会話はなかったかもしれない]
オーフ、お前また勝手に飛び出して。
今がどういうときか本当にわかってるのか?
[食堂につきオーフェンの姿を見つけると、思わず少し咎めるような調子になってしまった]
[歩き出す前に、パトラッシュの横に膝を突いて。
少しだけ端を捲って、状態を見てから、ちゃんとかけなおす。
それから、ぽふぽふ、と毛布の上から軽く、撫でた]
……ホント。
なんで、もふっこだったんだか、ねぇ。
[掴みきれない部分の疑問を紡いでから立ち上がり。
先に行った者たちに、やや遅れて食堂へと向かった]
― 第二階層・食堂 ―
好き嫌いもあるけど、飲みやすくはなるよ。
俺も最初はそうやって飲んだ。
[拭き終わった眼鏡を掛けようとして、首を傾げた]
猫ぉ?
そんな表現されたのは初めてだね。
[眼鏡をかけると印象が柔らかくなる。
嬉しそうに笑って飲料サーバーまで行くと、砂糖たっぷりのカフェオレを注文して戻る]
ほら、こっち試してみるといいよ。
そっちの残りは俺が飲んでやるから。
[来ていたカルロスに、まぁまぁとか言いながらオーフェンへと差し出してみた]
[息子のことだからだろうか、一瞬だけ固まるのにはすぐに気づき]
ん?
[一瞬疑問を浮かべるように、すぐに叱る言葉をかけて謝るのに]
はぁ…、後先考えずに動くようじゃ、まだまだ子供だぞ。
[昨晩の話のこともあって、そう言っていた]
時には考えるより行動するときが大切なときもあるけどな…。
─ →第二階層・食堂 ─
[やや遅れてやって来た食堂には、他の全員が集まっている状態で。
ぐるり、中を見回して、コーヒーとワッフルを用意する]
……今更だけど。
残ってんの、他は男ばっかりなんねぇ……。
[ふと気がついた余談を呟いて、席の一つに落ち着いた。
黒の猫尻尾が、ゆら、と揺れる]
─ 第二階層・食堂 ─
[スティーヴはチラリと見ただけで何を言うでもなく]
エリカちゃんも、おはよ。
そういや紅一点だったんだね。
[黒尻尾が揺れるのを見ながら、少し驚いたように言った]
[いつもの食事、スモークサーモンとサラダをトーストを口にしながらエリカの言葉に]
そういえばそうだな。
[別段気にも留めていなかったが、どうやらそうなるようだ]
パニック映画じゃヒロインは一人だけ生き残るもんらしいしな。
[カルロスが彼の妻と見に行ったり、レンタルデータで見たりした映画の知識からそう口にしていた]
― 第二階層・食堂 ―
[ふーんと、ノブには>>110頷いた。とりあえず、聞いただけでは想像出来ない。]
近所に住んでた猫はだいたい金色だったんだ。青いのと緑のもたまーにいるけど。
そいや、ねーちゃんも金色っぽいな。
[猫だから?とは口にせず首だけ傾げて、エリカが入ってきたならそっちをちょっと見たりもした。
嬉しそうに笑われると、こっちもちょっと笑って。
何か持ってこられたら、色の大分違うそれを両手で受け取って中を覗いていた。]
ほんと?ありがとー。
[飲みかけのそれは流石にもう飲めなかったので、飲んでもらえるなら良かったと、ブラックコーヒーをノブに渡した。
父親がこっちを不思議そうに見たが>>111、何でもないと首を振る。本当に何でもないと思っていたので。
まだ子供だといわれたら、コーヒー飲めなかったのもあって、ちょっとぷぅとしていたが、子供じゃないとは言わない。
ただ続いた言葉には、また少しきょとんともしていた。]
[父親のお小言はノブのおかげで止まったので、ありがとうと口にはしないが嬉しそうな視線はノブへと向く。
受け取ったカフェオレは確かに飲みやすく、ほぼ一気に全部飲んだ。]
あめー!
これほんとにさっきの?すげぇ美味い。
[口周りに白茶の髭をつけたまま、飲みやすかったと大満足。]
─ 第二階層 食堂 ─
[腹八分目ではあったがしっかりと量を食べて。
時間もかからず食べ終わるのは職業柄とも言えるもの。
食器を片付けるとセルフのサーバーからブラック珈琲を一杯カップに淹れ、席に戻りゆっくりと口につけ始めた]
[今回狙う対象は既に決めた。
しかしもう一人、判断に困る者の違和をどう解消するかに少し悩む。
白ではなく、黒にも寄り切らず、灰のままの人物。
黒に寄り切った者が居るために、自分の中では灰のままとなっていた者。
PMCに寄生されている者が一人であれば、杞憂となるが、そうじゃないならば──]
……今考えても答えは出んか。
[推測は推測のまま、確固とした答えにはならない。
答えを得るためには行動を移した結果が必要。
そう考えて、その時は思考を一旦止めることにした]
[珈琲を飲みながら携帯端末を取り出すと、自分の今までの推理を一つずつ入力していく。
誰を疑い、誰を除外しているのか。
そしてその理由について。
全てを入力し、それらに対して自分が出来うる限りのプロテクトをかけた。
閲覧は出来ても、改竄は出来ないように。
自分が死んだ時、誰かの判断材料になればと考えての行動だった]
― 第二階層・食堂 ─
んあ。
エリカちゃんが女性だってのを忘れてたわけじゃないよ。
[不機嫌な声に首を竦めてみせる]
ほら。こんな状況だし。
そういうのに気がつく余裕なかったとゆーか。
[別の理由は表には出てこないから。
必死に弁明しても言い訳にしか聞こえなかった、かもしれない]
エリカちゃんは十分可愛いよ。
でも悲劇のヒロインは似合わない。
[早口で言い足した後、瞼を閉じて暫く沈黙した]
[ノブとオーフェンとのやり取りには微笑ましそうに見ていて、けれども状況はあまりのんびりとその時間を楽しんでも入られない状況だった。
先の撃ちあいのことを考える、撃つべき相手の選択肢はもう残り少ない。
カルロスとして選ぶならばそれは実質3人のうちの誰かという状況]
本当に…少ないな…
[ぽつりと呟く言葉は小さく、誰にも聞き取れなさそうなもので、
狙うべき相手はもう実質決まっている。
その相手が自分を一番に疑い、狙おうとしていることまではさすがにしなかったが。
ふと狙うべき相手、科学者である彼の方に視線を向けると何かを端末に打ち込んでるようだった。
声をかけることはしない]
[視線を移すとノブとエリカの様子が見える。
なんとなくロザリーと知り合い仲良くなったばかりのことを思い出す。
正確には思い出すというよりは、その記憶が引き出されていると言った方がいいのかもしれないが]
わかいっていいねぇ…
[思わず年寄りくさい言葉を言いながら、自分もさほど年をとっているわけでもないのだが]
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