情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[お暇しようと、との言葉に深く頭を下げ]
申し訳御座いませんが、今暫くのお待ち頂けないでしょうか。
皆様のお耳に入れて頂きたい事がありますが故に。
本日はもう夜も遅いですので、明日になってしまいますが。
[客人に不審を与えるとは悟れど、深い理由は述べず。
否、敢えてそれで反応を探ろうとする面もあるか]
[噂の内容を詳しく説明する気は、女にはさらさら無い]
アラァ、悪評なんてとんでもなィ。
有能な執事ですわネェって言ってただけですわァ。
…ネェ、皆様ァ?
[話を振れば、皆はどんな反応を返しただろうか。
女の瞳は執事の様子を長い睫毛の影で見つめていたから、知ることはないけれど]
フゥン、そうでしたのォ…。
けれどォ、明日の馬車の手配くらいはお願いできますわよネェ?
来客の世話をするより送り出した方が落ち着きますでしょゥ。
[客人の問いかけるような声にも明確な答えはせず、
先程と同様の言葉を繰り返す]
申し訳御座いませんが。
[頭を垂れるのに合わせ、モノトーンの花弁が揺れた]
[執事が深く頭を下げるのを見下せば、女の笑みは深くなる]
アァラ、イヤですわァ。
そんなにかしこまらないで下さいましィ。
耳に入れておきたい事、ネェ…?
マァン、貴方が明日と言うのなら明日でも構いませんけどォ…。
[ナターリエが困惑したように聞き返すのを見て、女は内心でほくそえみながら、天邪鬼な答えを返す]
私も明日で問題ないですけど。
[困惑のままに、二人の様子を見る。]
そんなに、ギュンターさん、悪いんでしょうか…?
[少し心配になって、尋ねた。]
[客人の言葉に、執事は安堵を滲ませた表情を作る。
その中でも、油断なく他者の反応を窺いはしているが]
御理解頂けて幸いです、フラウ・ローゼンタール。
貴重なお時間を頂ける事、ありがたく存じます。
[その後ろから寄せられた声に、微笑は翳りを見せるか]
昨晩は少し興奮が過ぎてしまったようで。
今はゆっくりとお休みになっております。
[それは虚実とは言えないものの、真実でもない]
そうなんですか…
[少し悲しそうに見える様子に、それを彼女は信じて。]
でも興奮が過ぎてって、子供みたいね。
ふふ。
きっと、すぐによくなると思うけれど。
お年なのだから、ゆっくり休むのも必要なのかもしれないわね。
[安心させるように。]
[執事の表情が作られたものとは気付かず、鷹揚な笑みを浮かべ]
他ならぬ貴方が…オトフリートさんが言うんですものォ。
仕方ありませんわァ。
けれどォ、私の事はヘルガとお呼びになってェ?
[艶やかに弧を描いた紅唇に人差し指を当て、念を押す。
館の主の容態については、物憂げな瞼を一度震わせただけ]
ええ、主らしいとも言えますが。
[子供っぽいとの言葉にくすりと笑みを零したかと思うと、
自分がそのように言った事は内密にと冗談めかす]
お気遣いありがとうございます、ナターリエ様。
[ナターリエの言葉には、曖昧に頷いて同意を示しただろうか]
アァン、そゥ…ゆっくり眠ればいいんですのォ。
私もォ、そろそろ部屋に戻る事にするわァ。
明日のお話ィ、愉しみにしてるわネェ。
[同じようで意味の違う言葉を投げ、今度こそ赤い靴を前に出す。
通り過ぎざまに黒の花弁を撫で、女はひらひらと*泳ぐ様に去った*]
言ったら、怒りそうですね
[くすくすとオトフリートに笑って]
いいえ。
あ、おやすみなさい
[去っていったヘルガを見て、彼女は小さく頭を下げた。]
[紅の口唇から零れる声にも感謝の意を示し、
要求を受ければ柔らかなテノールは客人の名を紡ぐ]
失礼致しました、ヘルガ様。
薔薇の名も貴女様には相応しいと思いましたもので。
――お休みなさいませ、好き夢を。
[撫ぜられた黒は、一層その深みを増したかの如くに見えたか。
客人への対応を一通り終えると、テーブルの傍らに立ち、
卓上の瓶に生けられた花を別の侍女に片付けさせ、
抱いていた白と黒の薔薇と挿し替えた。
ランプの光を受けた花弁は、艶やかな煌めきを帯びる]
[白と黒の花が飾られる。
本当はその色でないのかもしれないが、彼女の目にはっきりとそう映る。
薄い目の内に、十字架が浮かんだ。]
本当に、綺麗。
まだ、やっぱり、満開ではないのかしら?
そうですね……、もうそろそろ見頃でしょうか。
お客様方がいらしたもので、花も元気になっているようです。
[白の手は黒の花弁に触れる。
そしてその手を、口許に当てて。
笑みが微かに、その下から覗いた]
お客様がって。
ただ、時期を迎えたからではないの?
[くすくすと笑って]
それじゃあ、明日にでも見に行こうかしら。
ひかりの下の方が、綺麗に映えると思いますし。
無論、それも御座いますが、
活気に満ち溢れている方が美しく咲くのです。
[活気というよりは生気だろうかと内では思いながら。
手を口から離すと、普段通りに胸元に添える]
ええ、是非に。
[色を含んだ微笑みを浮かべて、答えた]
そうなんですか?
[少し驚いたような顔をして]
花も嬉しがっているのかしらね。
…薔薇が満開なら、とても嬉しいですね
[少し答えが詰まったのは、その色を見たからか。]
ええ、そうですね。
[表情を和らげて答える執事から、孕んだ色は失せて]
さて、明日の支度があります故、
私はこれにて失礼致します。
[優雅に礼をして、好き夢をとの挨拶を*残す*]
お休みなさい、執事さん
[少し色のうせるに、ほっとした表情になって]
…私も、そろそろ戻ろうかしら。
[ホールを出て、*客室へと戻った*]
─回想─
[庭園から、ホールへ向けて歩き出したものの、その様子はどこか落ち着きなく]
『……ちょっと、まずい、か……』
[知らず、握り締めた右手に力がこもる。
合わせるようにやや滞りがちになった歩みに、蒼の髪の青年は異常を察知したのか、どうしたのかと問いを投げてきて]
あ……ん、ちょっと……な。
悪い……俺、部屋に戻る。
……調べたい事も、あるし……。
[一応、嘘は言っていない。先ほど話題に上がったいくつかの事を、確認したい、という意思はあったから]
[とはいえ、食事をせずに引っ込む、と言う意見はさすがに周囲の不興を買ってしまい。
それは、部屋に軽い食事を運んでもらう、という事で決着をつけて、2階へと]
─…→2階・客室─
まったく……お節介なヤツが多すぎるよ、御大の周りには……。
[部屋に入るなり、口をつくのはこんな呟きで。
その言葉に、カーバンクルは諌めるような鳴き声を上げた]
ん……わかってる。
それに、救われてるようなもんだし、な……。
さて、と……。
[小さく呟き、窓を開けて室内に風を呼び込む]
それにしても……どうしたものかな…………っ!
[夜風に金の髪を遊ばせつつ呟いた所に、衝撃を感じてその場に膝を突く]
「……エーリ!」
ん……大丈夫だ、けど。
っとに、無駄に厄介だよなあ、これ……。
[ため息混じりに呟きつつ、襟元を開いて。
ここ数日、押さえつけている辺りを見やる。
そこには、何かで傷つけられた痕のようなものが走り。
均整の取れた身体に、歪みめいたものを織り成していた]
……これが痛まないのは、助かるんだけどな。
[ぼやくように言いつつ、先にテーブルに投げ出したレポートや、それ以前から集めていた資料を鞄の中から取り出して、愛用のペンと、書き取り用のノートを準備する]
……とにかく、やれるだけやる。
俺の力が及ぶ事は。
[及ばぬ範囲の事はどうするのか、と。
そう問われたら答えようはない……のだけれど]
[ふるり、と頭を振って、用意した資料と向き合う。
カーバンクルは傍らで、その横顔を不安げに見詰めていた。
……途中、食事が運ばれてきたものの集中のために中々気づかず、また、研究中のクセが出てか自分の状態に無頓着になっていたらしく。
運んできた者に、傷痕を見られた可能性には、*どうやら意識は回らなかったらしい*]
─2階・客室─
……ふぅ。
[一つ、息を吐いてまとめ直した資料をそろえる]
……しかし、調べれば調べるほど……。
[先行き不安というかなんと言うか]
まあ、あれに関わって動かせる……という事は。
どう考えても、普通じゃないって事だろうしな……。
[そういう……言わば、人ならざるもの。
妖精と深く絆を結ぶ彼にとっては、ある意味近しき存在とも言えるそれらが事に絡んでいるのは、否定すべくもなく。
それだけに、悩ましいものがあって]
―回想:昼―
[ここしばらくはきちんと眠れていない。
そう彼女は思って苦笑する。
部屋の中には紙がやはり散らかったままになり、未完の絵が捨てられていた。]
あ、見に行こう。
[ふと、昨夜の執事の言葉を思い出して、彼女は部屋を出る。
まだ明るい時間。
階段を下りて、向かうは庭園。]
――すごい。
[先日とは違い、花が綺麗に開いた様子を、彼女は十字架を宿したまま見つけ。]
[だんだんと冷たくなっても、彼女はただただ、その薔薇を見つめて。
それでも、それを描くことはできない。
黒と白の薔薇。
手を伸ばすことはなく、ただ目に焼き付けるように。
それは陽が沈んでも。]
……ところで……ローゼ?
[ふと、何か。睨むような視線を感じてカーバンクルを見やれば。
真紅の瞳にはやや、怒ったような色彩。
その色彩と、まとめを始めた時と同じ空の色に。
自分が『やらかした』事に思い至る]
……あー……また、やっちまったか。
[研究に没頭して、食事をとり忘れるという、ある種の日常茶飯事。
それを、この真白の妖精が快く思っていないのは知っているのだが]
……わかったわかった、何か食べに行くから!
そう、怒るなよ?
[苦笑しつつ立ち上がり、身支度を整えてから、カーバンクルを肩に乗せ、部屋を後にする]
─…→ホール─
[ホールに顔を出せば、昨日よりはいくらか、慌しさは鎮まっていただろうか。
その代わり、緊張らしきものは張り詰めているようにも感じられ。
取りあえず、飲み物と軽く摘める物を用意してもらい、一先ず空腹を誤魔化しておく]
……別に、研究中はいつもの事だろうに……。
[中々機嫌を治さないカーバンクルの頭をつつきながらこう言えば]
「今は、おやすみなのにー」
[返って来るのはこんな言葉]
―客間―
よ…く、ねたか、ね。
[たどたどしい口調でぼけっと起き上がり
そういえば結局泊まったんだったか…なんて思いながら
日課どおり知恵の輪を弄りつつ、昨日あったこと思い出す]
―回想/ホール―
あ、オルゴールの絵を描いていたんだ。
[ナターリエからそう聞き、あー、そりゃ見に行けばよかったなーとこっそりと呟きながらも、出来上がったら見せてもらえるらしいので]
そのときはよろしくお願いいたします
[と、お願いした。その横で、ナターリエとヘルガが絵、というよりオルゴールやギュンターの容態について喋っていたようだがそれには加わらず考える。]
[単なる予想とはいえ、なんかこの状況は帰れそうにないな。じゃあ自分は何をしようか。工房とかでもないのかな。とか悩んでいると、それを心配したのか。ザムエルに声をかけられる。それに対して...は考え込みながらもザムエルの顔を見て。
書庫だな。
と、その思慮深き雰囲気からかインスピレーションを感じたのだろう。
もし考えている途中にヘルガやナターリエやブリジットに声をかけられていたら庭園だっただろうか。
それはわからないがそれはともかくとして、声をかけてくれたザムエルに大丈夫ですよ。と一度言った後]
いえ、ただ同じよう早く落ち着かないかな。と思ったのですよ
[内心でそんなことを思っているとは知らないだろうが、別に嘘ではない。そうじゃないと仕事が…とは続けなかったけども]
さて、と。
[当初の目的を果たしてしまうと、一人で─正確には一人と一匹、だが─ここにぼんやりとしているのも居心地が悪く]
……庭にでも行くか。
[部屋に戻るのもなんだし、と思うと結局そこに行くしかないようで。
ふらり、ホールを出て庭園へと足を向ける]
─…→庭園─
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新