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-自宅-
[玄関に飛び込み、真っ先に振り向くと内側から鍵をかけた。
それだけでは不安でチェーンをかけたいのに、一向に鍵穴にはまってくれない。
ガチャガチャと言う耳障りな音がせわしなく響いて神経を逆なでし、それが恐怖を煽った。
自分の家なのに、中に誰か殺人鬼が潜んでいるようで、何度も振り返る。]
(怖い、怖い、怖い!)
あっ!
[小さな悲鳴とともに...は手を引いた。
チェーンに巻き込まれて剥げた爪の先から、じんわりと濃い赤が滲み出してくる。
広がる赤、血、死体 ――
...はその場で玄関に背もたれたまま、ずるずるとへたり込んだ。]
─集会場・外─
投票を…しなければいけない…のなら……
…ギルバートさんの…
名前を書いては、いけないですか。
[地面を見つめたまま、彼は声に出す事を厭うように小さく言った。ギルバートに視線を合わせられない。]
(本当だったんだ。
本当に、人殺しはあの中に居たんだ。)
[...の中で、漸くそのことが現実となって覆いかぶさった。]
―怖い―
(何故人を殺すの?)
―怖い―
(何であの人は殺されたの?)
―怖い―
(誰があんなことをしたの?)
[今はもう、自分の鼓動の速ささえもが恐ろしい。]
こんなの・・・嫌だよぅ・・・
[追い詰められた小動物の鳴き声のようなものをもらし、...は体を丸めて肩をきつく抱いた。]
―集会所・個室―
[ 夜中のことを思い出す。びっしりと全身に汗をかき、目覚めた。血の匂いは薄れていたものの、気分の悪いことに変わりはなく。這うようにして個室へと戻ったのだった。]
行かなきゃな。
俺が何処かへ行かなくちゃなんねえなんて、学校に通ってた頃以来だ……。
[ユージーンをじっと見つめて、小さくため息をつく]
オススメするわけじゃないけど、誰にも投票しないより、ましだと思うぜ。
たいした理由なんてなかったのさ。婆のほうが驚いた。
あまりにずっと、ながくながくこの日を想い続けていたから、一夜にして巫女の力を使い切っちまったのかもしれないねえ。
陽気に振舞い続けようとする、けなげなあの娘たちがいとしかった。
友達どうしをいつまでも、疑い合わせたりなんてしたくなかった。
それにあの娘たちは、誰より冷静だった。
婆はね、あの混乱の夜の中、今この場をどうすればいいのかってこと、それを早くに考え始めたものから目をつけただけさ。
何しろ時間もなかっただろう。本当に、たいした理由なんてなかったんだよ……
[イザベラたちの疑問に答えると、老婆はうつむき加減にながいながいため息をついた]
…
[地面を見つめたまま、頭を左右に振る。]
誰かの………分かっています。
それでも、誰かの命を奪う間接的行為にくわわりたくありません。
―集会所・個室 → 会議室―
[ 周囲の人間や、自警団の者にこれまでの経緯の説明を求めた。大体の状況は把握したようだ。]
死者を識る者も二人か。
どちらかは、偽者……。あのカミーラって人かネリーが……。
[ 言葉もろくに通じない女性か、家で雇っていたメイドか。答えは既に用意されていたようなものだった。]
ネリーが偽者だなんて、そんなことはあるはずない。
あいつはメイドとしてしっかりやっているし、
いいヤツだ。ケーキも作ってくれるしな。
それに人狼とずっと生活してただなんて、ぞっとする。
だけど……。
[ 脳裏に過ぎる昨日の出来事。芋を分けてあげたらおずおずと、でも確かに礼を言われた。自分の方を見て。誰かに、礼を言われるなんて、滅多になかったことだった。]
くそ。慣れないことなんてするもんじゃねえ。
[言葉が足りないな、と頭を振る]
オレは本当にただの人間だ。オレが占われたり、…処刑、されたとしても、村やあんた自身を追い詰めるだけだと分かってる。
はい。
分かっています。
私も、ギルバートさんは人間だと思っています。
……きっと、ギルバートさんは処刑されないと思うから…だから
誰も殺したくない、か。
ユージーン、オレにはその言葉が、「自分が死にたい」って言ってるように聞こえるよ。
あんたと違って、オレが汚れちまったせいかな。
−村外れ・森の中−
なんなんだよいったい…
人狼だとか…
とうさんが死んだとか…。
そうだっ!
きっと全部うそなんだ!
よし!とうさんを探しに行こう。
家に帰ったってしょうがないんだ。
[村を出ようと歩き出したリックの目の前に自警団員が立ちはだかる]
な、なんだよおっさん。
自警団員「このまま村を出るなら此処で射殺します。」
は?
…
[自警団員から逃げたら殺されると言われ混乱するも数時間話し込んで、改めて現状の詳細を聞き直し自分の立場を理解して集会場へと戻る事に]
あのさ
と、とうさんは…
…何でもない。
[父親の事を聞く勇気はなかった。]
…唇、青いぜ。
引き止めて悪かった。中に入ろう。
[ユージーンの肩に手をかけて]
…オレには、あんたの名前は書けないと思う。あんたみたいなのが人間だって、そう信じたいんだ、まだ。
う、うん。
ただいま。ようかいババァ…。
人狼って二人なんだよね?あと協力してる人が居ても人間なんだよね?
本当は死んだ人が人狼だって解る人も生きてる人を調べることができる人も1人しか居ないってっていうの嘘とかってないのかな?
嘘じゃなかったら…
どっちかが悪者なんだよね?
異国の娘さんは、本当に霊を見る力を授かった巫女なのだろうさ。
でなきゃ嘘をついてまで、名乗り出てくる理由がないだろう?
シャーロット嬢ちゃんは、この婆の気まぐれのため、あっさり明るみに出ちまった。
そして魂が見えると言い出す者も二人揃って……
……その結果は、見てのとおりさ。もう『3人』とも揃っちまってるんだよ。
娘さんが狼なんだったら、ここであえて名乗り出る必要なんてなかった。
わざわざ狼が、仲間も自分も破滅に導くような行為に出たって?
ありえないね。
ミッキー坊やは、後の二人をかばっていたんだろう。
真に妖力を授かった狼たちと、ただその声が聞こえるだけの人間。どちらが矢面に立つべきかは明らかさ。
本当だったら、残る二人ともずっと、力を持つなんていわずに隠れ潜むつもりだったのかもしれない。
婆がたまたまネリーを指名したので、ネリーはこんな早くに占われるくらいならと嘘をついた。
狼たちにとっては運悪く、その次に婆が指名したのもまた狼仲間だった。
きっと、そんなところだろうね。
それでも婆は、坊やに対して占いの力を使うよ。
人間ならば、まだ戻れるだろう。坊やにはまだ未来があるんだ。無用の命を散らせたくはないからねえ。
うーっ寒いっ!
[大げさに騒ぎながら集会場の中へ駆け込んでいく。あえてユージーンを追い越して、リックも、気がついたけれど追い越して]
お、これ資料?貸してくれよハーヴェイ。
[返事も聞かずに奪い取って読みふける。あるいは読みふけるふりをした。目はちらちらとリックを見て、話しかけるタイミングを計っている]
─回想─
[結局、夜の間は外へ出る事が出来なかった。人狼は一夜に一人しか襲わないと言う、ギルバートの言葉を信じなかった訳では無い。ただ、あの停電の闇。闇がおそろしくて出歩く気になれなかった。一階に残っていた者たちの話に少しだけ耳を傾け、二階で部屋を借りた。人狼が混じっていても、人の気配の中に居る方がマシだった。]
ひさしぶりの夜が暗い田舎の所為もある。
…怖いわ。
昨日、あたしがシャーロットを、語り部の婆さんに渡すのを躊躇ったのは。腕の中の華奢な少女のぬくもりが、ただの人間に思えたのと──。告発したからには、即彼女を殺すんじゃないかと、目の前で殺人が起きるんじゃないかと…こわかったから。
人狼を殺しても、あたしにはただの殺人にしか見えない…。だって、誰が人狼かなんてわかりやしないんだもの。
[いつの間に日が落ちたのか。
廊下はすっかり暗くなっていた。
戻って来た時はまだ明るくて、部屋から暖かそうな午後の明かりが漏れていたのに。
随分と長いこと、こうしていたようだ。泣き腫らした目とは対照的に、口唇は乾いている。]
(・・・寒い。)
[...はその場に座ったまま、抱きしめていたコートをもそもそと羽織った。
はらりと、何か薄くて小さなものが床へと舞った。]
・・・?
[枕元におかれていたキャロルのメモ。
コートを掴むときに、一緒に持ってきたのであろう事を...は知らない。
いっそ、そのまま持ってこなければ、どんなに良かっただろうか。
だが、紙片は湿気たベッドに一人寝することを好まなかったらしい。]
[そこにはあまり見たことのない筆跡で、あの倒れていた人が誰だったかということが書かれていた。
そして、ミッキーと、デボラの言葉。]
(ああ、そうだ。
私は昨日調べてもらったんだ。)
[ほぅっと、胸から震える吐息がこぼれた。
これで自分は殺人鬼なんかじゃないって証明される。
みんなから信じてもらって、解放してもらえる。
そういう、安堵から漏れた震えんばかりの歓喜だった。]
[だが、...はそれを吐いてはいけなかったのかもしれない。
もしかすると、喜びなんて、吐息と一緒にあっけなく飛んでいってしまうものだったのかもしれない。
息を吐ききった途端に、彼女にはこれっぽっちも安堵なんて残っていなかったのだから。]
・・・なんで・・・?
なんで、おばあちゃん・・・っ
[言葉をとめたのは、理解したからだった。
デボラが人狼、殺人鬼の仲間なんだと。]
おばあちゃん・・・
[ぼろぼろと涙が玉になって落ちる。
泣いているのは、デボラへの悲しみか。
裏切られたことへの痛みか。]
―屋敷(所謂イストー家)の自室―
結局ミッキー様は帰って来なかった。
[ちゃんとしていて貰わないと、旦那様が帰って来られた時にあたしが困るのに、と呟いてベッドの上にうつぶせになっている。
書架から取り出した、辞書を前に]
勝手に持ち出すなんて………後で言えば良いわよね。ミッキー様だし。
[食べ物でも持って行けば万全だろう。幸い、昨日焼いたクッキーの残りがある]
[デボラが座る机の前の椅子に腰掛けると、じっと見つめ、それから机を一瞥した後、またデボラを見つめて話し出した。]
デボラお婆さん、幾つか尋ねてもいいでしょうか。
―屋敷(所謂イストー家)の自室―
[日中、幾らか考えた。
仕事が終わってからも暫しこうして考えていた。
デボラとミッキーが、人狼を見分ける事が出来ると言い、デボラがシャーロットを人狼だと、ミッキーがシャーロットを人間だと言った。
どちらかが嘘を吐いているのだが]
…なんとかして、本当のことを知ることは出来ないかしら。本当のこと… あっ
……ば、馬鹿っじゃ ないの
[ひとつの方法を思い付いた。だがその方法はあまりに酷い]
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