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んじゃ、失礼するぜっと。
[元々ノブに手をかけていたが、一応ミュウの許可をもらってから、ノブを回した。
そして開かれた先にいる女性の薄笑いの浮べた表情に、こちらも気だるそうで、軽薄そうな笑みを浮べた]
ちょ〜っち聞きたい事があってきたんだけれど、今いいかい?
[開いた扉の向こう、レッグの武装に気が付き目を細める。
リボンを手元に引き寄せればそれは固い感触となり]
悪ければ入れないさね。
何が聞きたい。
[内心の緊張に抑えていた力が僅か漏れる。
部屋に微か漂う香りは刺激的なものを含み始めていた]
─けだるそうにベッドに横たわる。
その横に腰かけたメイドが怪訝そうな顔で見つめてくる。
んー?ああ、僕は行かないよ。
…少なくとも、今はまだ、だけどね。
僕ってば、臆病でか弱いから。
いろいろ支度しないと不安なのさ。
[そういうとメイドの手を取り自分のほうへと引き寄せる。
片手を腰に回し、唇で愛撫する。
だらり とベッドから垂れたもう一方の腕。
その袖口からは大量の紙がバラバラと零れ落ち。
零れ落ちる先から色付き、床に溶けるように消えていく]
さぁて、ね?あいにくそこまでは探れなかったけども。
……貴方自身も裏切り者の被疑者である事はわかっているわよね?
なら、その疑いから貴方を殺そうとしてもなんら不思議はないでしょう?
どうして、貴方は殺されかけた、それだけで彼女を裏切り者と断定できたの?
[紅は挑発的な笑みと変わっていく]
(……ちょっと匂いがキツイな)
[...はそう感じ、一応失礼にならない程度に鼻下を擦りつつ、何と聞き出そうか思考を走らせた。
だが、下手に刺激するよりは一発で核を抜いたほうが的確だろうと思い直し、単刀直入に聞きだす事にした]
ま、はっきり聞くわ。
昨日、シャロンを殺す時に幻術を使ったか?
[香りに刺激的な何かを感じ、一回咳きついた]
成る程ネェ。
ここで否と言えばボーヤは信じるのかい。
[クツリと笑う。
刺激と甘さと、惑わせるような香りが部屋中に広がってゆく]
だが敢えて言おう。
答えは否だよ。
「アタシはシャロンを殺していない」んだからね。
[できれば武装を使われたくはない。
言い聞かせるような口調でそう答えた]
君は記憶を探ると言った。
金牛が裏切り者である、あるいは違う、という事を判断しうる記憶は、少なくともこの騒ぎの前まで遡らねば見つかるまい。
対して、私を殺す理由については、彼女の死の直前にあるはずだ。
なぜ前者が分かるのに、後者は違うのかね?
ま、ぶっちゃけ、ウサンクセー。
だからここで死んでもらった方が、ありがたいっちゃーありがたい。
その方が……。
[ゴホゴホと二度咳き込んでから]
ルイを助け出す算段は立てやすいからなぁ!
[するりと、音を立てずにメイゼルを抜き放った]
[マイルズの部屋の備え付けのキッチンで紅茶を用意する。
用意されたのはマリアージュフレールのスカーレットグレース。
特に装飾のないシンプルなティーセットを乗せたと礼とともにキッチンから現われる]
おまたせしました。
あら……?
言っちゃってもいいの?
私が見た全てを。
例えば、あの場にいたもう1人が誰か、とかね?
[流石、狸親父は早々ボロを出さないかなどと思いつ。]
で、貴方は私の問いには答える気はない訳ね。
なぜ彼女を裏切り者と判断したのか。
四の五の話しても埒があかなさそうね……なら。
[扇子をすと抜き取り、まっすぐにエドガーへと向け。]
――私たちらしいやり方をしましょうか?
奪い合いましょう?
フン、その方が確かに早いさね。
アタシも火の粉は払わせてもらうよ。
全力でネェ…!
[全身から香気が立ち昇り、部屋に満ちた香りが強まる。
脳にまで浸透しそうなそれは判断力を奪うもの。
それでも強い集中力があれば影響は微々たる物だろう]
[溜め息を一つ。]
昔、自分は神の声を聞く預言者だ、という男に会った事がある。いつもボロボロの服を着て、公園の片隅に座り込んでいた。
嵐の日には、「神は怒っている。この風は欲深に葉を多く纏う樹を揺らして枯らすだろう。怒りをかわすには、自ら葉を捨て地を這う虫に与えるのだ」と喜捨を迫り、地震のあった日は「神はお嘆きである。樹はその福々と肥え実らせた果実を落とさねばならない」と金持ちに説いて回った…。
その者は、どうなったと思うね?
[言って、銃を抜く。]
[咳が口をつく。
だが、それにかまっている暇はない。ことは迅速を尊び、譲れぬ思いと願いは常に背中に背負っているのだから]
最初から全力だぁ!
[東洋の武術にある『唐手』。その中で達人ともなれば一歩で数メートルを移動する歩法が存在する。
その一歩は、どんな床をも打ち抜く強靭な脚力が決め手となる。
ダン!
と、右足をついた瞬間、...の体がまるで最初からミュウの死角を知っているように動いていく。
そしてそこに刻まれたのは、シャロンの死体側にあったあの陥没と同じ傷跡。
...は踏み込んだと同時に壁へと飛び、すぐに天井へと駆け上がると、そのままミュウの背後へと飛び越すように動きながらメイゼルを頭上から大きく振るった]
ハッ!
[一気に懐深くへと潜り込まれる。
だが彼女にとってそこは死角であって死角でない。
ありえない角度で身体が撓り、その一撃をかわしてのける。
そのまましなやかに跳躍して距離を取った]
ハン、ボーヤが昨日の立役者本人だったのかい。
最初から答えを知ってる問を投げかけるとは、趣味がいいネェ!
[陥没した跡を見て艶然と笑った。
香気は一段と高まり呼吸すら辛い濃度でレッグへと集まってゆく]
[常人や普通の人間であれば命中しているであろう一撃を、踊り子の柔軟さで簡単に回避される。
だが仮にも十二宮の一人。
数時間前のように二人でシャロンを屠った時とは違うのは理解していた。
だから、即座に腰に残していたアイゼルを引き抜くと、ミュウの跳躍先に向けて二発打ち出す]
他のメンバーは違って、こっちには火の粉以上の目的があるんでねぇ! 博打になろうが賭けなければならない時もあるってさ!
[叫びつつも、この周囲に漂う香りに、さすがに彼も不自然さを感じ始めた。だが室内奥にいたミュウを飛び越えるため、出口まではそれなりの距離を持ってしまっている]
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