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[意地でも回収されるまで手放すものかと思っていた。
だからその単語も聞き取るまでには至ったのだが]
(『兄』…?)
[そこから思考を開こうにも繋がらず。
すでに消耗は気力だけで超えられるものでなく。そもそも気力も戦闘で磨り減らした後で。
ザッというノイズのようなものを耳にしたと思ったのを最後に、意識は闇に*沈んだ*]
幸せが、今は死逢わせ?
なら今を、忘れてしまえばもう一度幸せになれる。
[忘れてしまえ、と。
そんな思いを乗せて羽先は腕を掠めた後地面に突き刺さる。
イカロス、という単語を用いた比喩を聞けば
遠い昔に、件の短刀をくれた先生が歌ってくれた歌を思い出す。
彼女の知る三つの歌の、一つ]
イカロスは、明日に向かって飛んだの。
飛ばなきゃ墜ちる事もできない。
飛べないんじゃない、イカロスは飛んだの、私は飛ぶの。
[月光に熱を感じれば、翼へ注ぐ冷気を増す。
冷気を失った分、彼女自身の体は熱を持ち――微かな眩暈。
けれど、負けじとばかりに大地に刺さった翼の側面を鋭角化。
逃げる彼女に横薙ぎに斬りつける]
[雪は然程経たないうちに止んでしまう。名残惜しげに空を見上げていたが]
……ふむ。
[懐から取り出した端末をカチカチと操作すると]
ちょいと見ぃ行きましょか。
[そう呟き、トンと跳び下りる。]
[更に画面を切り替え、もう一箇所人影を捉える]
……これは……。
ようやく動き出したか。
漆黒なる流星より投げ込まれた、流星の欠片。
君らも、主様を楽しませてくれよ?
[画面に映るは羽を持つ少女と制服を着た少女。
その戦いの行方を画面越しに見つめる]
[己は流星の欠片のサポートとして送り込まれた。
そしてこうも言われた。
─時と場合によっては、盾となれ─
それは文字通りの意味を持つ。
そう、二つの欠片のどちらかが負けるようなことがあれば、己はその盾とならなければならない。
それが己の仕事。
元より自分が最後まで残る必要は無いのだ。
だからなのかもしれない、勝負に関して気楽なのは]
真実を知ったのに、それで、虚実には浸れない。
忘れるって、どうやって。
[精神を集中させる分、余計に動きは遅れる。
立ち上がるも、向かい来る翼から逃れられぬと悟れば、ベルトから鞘ごと外した小刀を縦にして打ち合わせる。短いそれでは、受け切れるかは怪しい。違えば、斬り裂かれる。恐怖心が過ぎった。]
飛んだって、墜ちるんだ。
勇気を抱いて飛んだんじゃない、無謀だったんじゃないの?
それほどに強い意志があるのなら、証明してみせて。
墜ちる恐怖を知っても、翼を一度失っても、飛び立とうと思えるか!
[横へと受け流して、身体を捻り、距離を置く。
じゃらり――揺れる玉。]
ひふみよいむなやここのたり
ふるべ ゆらゆらとふるべ……!
[再度紡ぐ唄は、呪詛のようでもあり。]
[赤の輝きは強まり]<炎は昼の太陽の如くに盛る>
[屋上からビルの壁を足場に三角跳びを繰り返し、たどり着いたのはアーベルとティルが先程まで戦っていた場所。
着地直前にくるりと一回転。四肢での着地の衝撃は関節ですべて吸収。かなりの高さから落ちてきたとは思えないような静かな着地音。
突如上から降ってきた自分にアーベルがどのような表情をしたかは気にせず、ぱっぱっと埃を払い、にっこりと微笑むと]
こんばんわ。奇遇ですね。
[だがその微笑みは、昨日とは滲み出る雰囲気が異なることを鋭いならば感付くだろうか。]
[上から感じた気配。
とっさに身構えたのは、何かを感じたからか]
……よぉ。
奇遇というか……奇抜な登場だねぇ……?
[現れ方と、笑みが醸す雰囲気。
それは、昨日までとは何か違う、違和感を感じさせて。
返す声は、どこか鋭さを帯びていた]
[考えているうちに、泣きつかれて。]
―個室:現在―
…………!!
[少女は眠ってしまったのに気づくと、跳ね起きて。
慌て球体を再起動させると、
寝る前に考えていたことを行動に移すべく、
部屋を後にする。]
[目指すはモニタールーム]
そうですかぁ?
[そう言ってくすくすと笑う。それすらも、本来ナターリエならしないような薄ら寒いもの。
そうして、ちらりとアーベルの後方。そこで倒れ伏せるティルをみやると]
今まで、遣り合ってられたんですか。勝利、おめでとうございます。
[本来のナターリエなら言わないだろう台詞。]
[戦いを見届けるべく、画面に集中する。
もし制服の少女──ブリジット、いや、今はブリギッテだろうか。
彼女が虚を突かれるようなことになるのであれば、己は動かなければならない。
自然、周囲への注意力は通常より下がってしまう。
誰かがここへ来ると言う考えも薄くなっていた]
[小さな気配がここへ近付いていようとも、すぐには気付けないだろう]
思えばそれが真実。
思い込めば良い、逃げだと言おうが逃げれば良い。
行き着く先が幸せなら、それは逃げてるんじゃない。
幸せの方へ走ってるんだもの。
[拮抗から受け流された翼は、再度相手を追う。
火照る体、翼を冷却した反動で上がる体温。
その熱が、照り付ける熱を違和感なく錯覚するのを手伝って]
墜ちて、何が悪いの――?
無謀だなんて言って、そんなの――墜ちる恐怖に負けた人の強がりにしか聞こえない。
[墜ちるのは――大地に愛されてる証拠。
怖くなどあるものか]
墜ちる事ができないなら、永遠に大地に戻れないのに――!
[翼は翼の形を放棄し、酷い眩暈に膝は大地に折れる。
熱という熱を全て体に逃がして、保たれた翼は幾重にも分かれて
ブリジットの左右へと牙を広げた]
[向けられる笑み、言葉。
違和感は、募る]
……俺やイレーネみたいに翼があるでなし、黒妖犬みてぇな浮遊能力があるようにも見えねぇ。
それで、いきなり降って来られたら、普通驚くぜ?
[軽く、肩をすくめながら言って。
向けられた賞賛の言葉に、蒼がす、と細められた]
ま、ありがとさん、とは言っとくが……。
……あんた、誰だ?
あれくらい、人体の構造をフルで活用すれば造作もないことですよ。
突然でしたのは、ふふ、申し訳ありません。
[誰だという問いには敢えて答えず]
ああ、しかし困ってしまいました。
どうやらそこで倒れている方がわたしを守ってくれることになっていたようで。
これでは、おちおち戦うことも出来ません。
[口ではそう言いつつ、心から全くそう思っていない響き。]
[部屋の扉が開く音。
その音でようやく誰かが来たことに気付き、ハッとした様子で扉を振り返った]
……ああ、004、様。
どうかなさいましたか?
[球体が飛んでいることも不思議であったが、顔を覗かせた少女の方が気になって。
柔和な笑みを浮かべて訊ねた。
呼んだ名は皆が通常呼ぶ名前では無かったが]
[答える気ナシか、と。声に出さずに呟いて。
警戒は解かぬまま、倒れたティルに視線を走らせる。
『回収』のためのスタッフたちも、そろそろ到着するだろう]
守って、ねぇ……。
今の動きを見た限り、その必要はない気もするんだが、ね?
[イレーネの言う事は、誰よりもわかっている。それが自分の力なのだから。]
墜ちて、失って、無くなって。
強がりだとしたって、それでも、わたしは、
また、死にたくなんて、ない――いきていたい。
あの寒い世界は、嫌!
[一度、恐怖に負けた心は弱く。
小刀を振るい、地を蹴り、されど、牙を避け切る事も、受け切る事も叶わない。緋色が舞う。痛みに恐怖は呼び起こされて、足がもつれかける。
されど、この「世界」の中では己の紡ぐ言葉こそが、真実となる。]
――炎よ、解けて、溶かしつくして、
消えて、無くなってしまえばいい……!
わたしは、まだ、消えない!
<炎は形を変えた。蛇ではなく、鳥へと。
白い翼を打ち払うのは、朱き羽根。
自らの体温も、上がっていく。熱い。制御が効かない。
虚実と現実が、混ざり合う>
[きょとん]
…………。
[まさか、先客がいるとは思わず、
オトフリートの姿と声に驚くが……]
…………それ……
[少女は少し躊躇したが、声の雰囲気と
初めて会った時の印象から
6つの球体は展開しているものの無防備にとてとて 近くによりつつ、モニターを指差し。]
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