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―広間―
[広間について、どこか落ち着かない居心地の悪そうな様子で、
誰かがきても小さな礼を返すのみでいたが、エーファの姿を見つけるとはじめて]
おはよう…
[ぽつりと小さく挨拶の言葉を漏らした]
―広間―
……人間だったの?
[知らない情報。
ライヒアルトの言葉に、首をかしげる]
疑える要素は、誰にでも、あるだろう。
僕はそう思うよ。
それに、……あのままじゃエーリッヒも辛かっただろうから、僕には何ともいえない。
[それから、ライヒアルトをじっと見詰める。
問いかけは、小さい]
――…君は、死者を?
ええ、そのときはなんのことか…というより冷静に考えてる暇はなかったんですが、今思ってみると知っていたとかそんな感じでしたからね。
[と、気づかなかったらしいエルゼへとしっかりと答えて]
はい、なんか、そんな感じ、の話…でしたよ
[少し痛みの走った頭を抱え途切れ途切れに言う。
いつ、どこで、その話を、聞いたのだろうか。知ったのだろうか。という思考が...は知らぬうちに抜け落ちていた。]
エルゼさんはもしも、そんな物騒な花が自分にあったら誰かに知らせます?
─広間─
あ…おはよう、エーファちゃん。
[すぐ後からきていたエーファには気付かないでいたから、挨拶の声にようやく彼女に気付き微笑みかけた。
彼女の様子に違和は感じたけれど、それは口には出さず。
ただ、彼女と対である少女の顔をちらと見た。
ゲルダの顔を見れば安堵したものの、彼女から席につくよう促されれば何かがあったと悟り。
そして、彼女から告げられた言葉は。]
クレメンス、さんが…?
[犠牲になった彼が朱花だったようだと言うゲルダの顔を見て、目を伏せた。]
―広間―
司祭さま、が…… 朱花。
[ゲルダから齎された情報を繰り返す]
[驚きは昨日よりも明らかに小さく、ただ少し考えに沈むように]
……あ、おはよう。
[姉の声に思考を中断し、そちらに顔を向けた]
―広間―
……はい。
[>>206ヴィリーの呼びかけに頷き。
>>205ゲルダの疑問には最初は明確な答えを返さず。
先に返された意見への同意を示した]
それはそうです。
エーリは身内を亡くして憔悴してましたし。
それが逆に怪しいと思われるのも理解はできます。
[言葉を切ってから、無言で小さく頷いた]
―広間―
[形式ばった呼び名にはたりと瞬きをした。
ライヒアルト>>193へと視線を向けて]
――…おにいさまへの、祈り。
[言われるまでそんな当たり前の事も忘れていた。
嘆くばかりで祈ることさえ出来ぬままだった]
ええ、でも……
おにいさまはラーイの声も聞きたいと思うわ。
[小さく付け足される声に思う事を口にする]
―広間―
[ゲルダからの応え>>196に表情が凍りつくよう。
カウンターへと向けられる視線が示すのは何であったか。
釣られるように其方に目をやるけれど]
エーリッヒさんが、死んだ……?
ヴィリーさんに……殺され、た……。
ど、して……、そんなことに……
[信じられないといった風情でふるふると首を振った。
けれど、彼女がそんな悪趣味な冗談を言うとも思えない]
― 回想/夜 ―
[ブリジットの考える事は、だいたい解る。
困るでしょうと言われても>>177、こちらは気にする風はない。]
別に?旦那も居ないから安心安心。
それに早々勘違いする人も居ないでしょ。…俺はお嬢にゃ吊り合わないヨ。
[にこりと笑みながら、本心がほんの少しだけ零れた。
自分とは違う者。昔から、綺麗な所にいた主。綺麗な事しか教えなかった。
生き物の生死、自然の厳しさや、そう言った事は伝えて理解してくれたけれど、だからといってその輝きが損なわれる事は無く。
そういう所は、純粋に愛しいネと思っている。
だから、背の傷に関わる事は、一切伝えられなかった。]
…お休みお嬢、良いユメを。
[部屋を出る前に、口癖のような言葉を落として。]
ライヒアルトさんが…?
[死者を視る人、と声に出すことなくつぶやいた。
疑うではなく、かといって信ずるでもなく、ただ確認するように。
エーリッヒのことを聞けば、その時を思い出してしまい目を伏せた。]
─玄関外─
そっか……。
…んー、つーことは、だ。
仮にクレメンスが花を持ってたとして、そうやって言えるってことは、エーリッヒはそのこと知ってたってことなんかな。
……クレメンス、他にも喋ったりしたのかなぁ。
[ゼルギウスの説明>>207に、オレは一応の納得を示した。
自分の中で整理しながら、言葉を口にしていく。
最後に呟いた言葉は、図らずもゼルギウスの問いとやや関連したようだった]
え、オレにあったら?
ん、んー………うーん。
真っ先に食べられる可能性あるんだったら、喋るの怖い、かも。
だって、誰が人狼なのか分かんねぇしよ。
[やっぱ死にたくねぇしさ。でも……]
でも……人狼じゃねぇって信じてる人には、言っちまうかもしれねぇな。
―広間―
……そう、だね。
[クレムは自分を屠った者の祈りなど聞きたいだろうか。
最後の記憶として残っているのは確かに笑顔なのだけれど。
ナータに言われて少し躊躇いながら。どうにか頷いた。>>211]
―広間―
[ゲルダとライヒアルトの遣り取りに微かに柳眉を寄せた。
俯き手にしたあたたかなカップの白を見詰める。
擦れ違い様にヴィリー>>206から声が掛けられて]
外に、埋葬……。
こんな寂しい場所に……
おにいさまが埋められてしまう?
[せめて養父の傍で眠らせてあげたいとそう思うけれど
今のうちにと急かすような言葉に小さな頷き]
―広間―
[エーファとフォルカー。二人がどちらなのか、すこしだけ、わからない気がする。
ただそれを口にすることはなく、ブリジットの表情に、小さな言葉を落とした]
大丈夫。
[それだけで。
後ろにいるエーファが呟くのに、不思議そうな目を向けるけれど、それ以上はなにもしない。
ただ、ライヒアルトの返らない答えには>>210、ナターリエへとうかがうような視線を向けた]
エーリッヒは発作があったみたいだったから、
[言いかけたけれど、話題に出しかけた本人が、クレメンスの死体を運んでゆくから、言葉は止まる。
変わりに、一言が落ちた]
みんな等しく、狼の可能性があるね。
[ナターリエの動揺を見れば、困ったような顔をする。
悲しみきれなかった、――むしろ死者が出るのを喜ぶような感情を持ったことを、今でもはっきりと覚えている。
おそらくそれは、続くこと]
……人狼かもしれないからじゃないのかな。
死にたくなければ、シスター。
殺すしかないんだ。
[言葉にすると、少し痛みやだるさというものが飛ぶよう。
ほっと息を吐いて]
本当に人狼かはわからなくても。
― 回想/朝・広間→外 ―
[ゲルダの声に>>154、全くだネとだけ軽く返し。
ライヒアルトの視線と反応>>163には、曖昧に笑むに留められた。
そして死体をシーツに包んで、エルザが来て、ヴィリーが来て。
ヴィリーが埋めるという言葉には、そうだネと口にする。]
んでもちょっと手間だけど、一回は部屋に上げときたいのよネ。
エーリの兄さんはともかく、クレの旦那は一応姉弟の許可もいるデしょ。
[勝手に埋葬するのもねぇと言いながら。
ゼルギウスが来た時は、昨日言っていた>>156だけあって、他より憔悴は薄いようで小さく、安堵するように笑んだ。
それから力優先でヴィリーと共に>>206、クレメンスを二階へと上げるべく体を持った。]
― 回想・終 ―
―広間―
公言はしたくなかったので。
俺も生き残りたいですから。
[ブリジットに名前を呼ばれてもう一度頷いた。>>214
>>218ゲルダへの頷きは違うように取られたのかもしれないが、これで否定はしなかったのだと知れるだろう]
[ヴィリーがナターリエに声をかけるのが聞こえ、そちらを向けばアーベルと二人、何かを包んだシーツを運んでいるのが見えた。
恐らくあのシーツの中にクレメンスが居るのだろうと思えば青褪めたが、目はそらすことなく彼を悼み。
ゲルダから大丈夫という言葉を聞くと、案じる視線を向けるだけで留まった。]
[脳が軋むような痛みに僅かに目を細め、小さく息を吐く。]
ええ、全部仮、なんですが…どうにも単なる犠牲者で済ませるにはエーリッヒさんの言葉が気になるので…
[だから、仮に、あるものとして考えられた。
まあどちらの花かまではしらないが、そんなことは...にとっては細かいことで]
うん、まあそうですよね。俺だって下手に誰かにいいたかないですしね、自殺願望なんてないので。
[とエルゼの意見>>215に頷いた。]
じゃあ…クレメンスさんが、他に人狼だと信じなさそうな…人っていうと…
[ただ自分でも確認するように呟きながらも、それは誘導尋してるようでもあっただろうか]
―広間―
……そうよ。
おにいさまはラーイを大事に想っていたもの。
[ライヒアルトの微かな躊躇いに気付きながらも言葉を重ねる。
広間には徐々に人が集まってきていた。
ゲルダから言い添えられた言葉。
エーリッヒの発作が如何繋がるのかが女には分からない。
彼の身体が弱いことは知っていたし。
代わりに続けられた言葉に息を飲んで]
――…狼の可能性。
[肯定も否定もせず鸚鵡返しに呟きゆると立ち上がる]
―広間―
[ライヒアルトが死者を見るもの。
はっきりと言わないものの、そうだというのが今度はちゃんと伝わって。
ストールに、そっと手を当てた。
言うべきか、言わないべきか。
ブリジットの視線には微笑みを。
大丈夫。というのには嘘だらけだけれど、
死んでいないのだから、大丈夫だと、そっと考えた]
─玄関外─
むむむ…じゃあ、クレメンスには花があったと考えるとしっくり来る、のか。
[>>225 伝承についての知識が乏しいから、オレはこの会話の中ではゼルギウスの知識に頼らざるを得ない。
話を聞いて、そういうもんなんだな、と考えていた]
うん、それは無いからな。
…他に、なぁ。
まぁ、言わずもがなじゃね?
[自殺願望については同意を向けた。
そんなものオレには無い。
続いた問いともつかない呟きには、オレははっきり返さなかったけど、多分伝わるんじゃねぇかな。
誘導とかは気付いてねぇけど、誰に聞いても同じ答えが返ると思う]
……司祭様がお亡くなりになったから、ですか?
[公言はしたくなかったというライヒアルトを見つめ、問う。
何故今、この場で言ったのか。
自分が彼ならば、まずは近しい者だけに話すと思った。
けれど、彼にとって近しい方は、一人失われた。
生きているナターリエは知っているのか、と思い彼女に視線を走らせて…立ち上がるのを見、どうしたのかと首をかしげた。]
ナターリエさん、何か…?
[結局男は、広間の状況には口出しする事無く、司祭の遺体を部屋に運び、シーツに包んだままの状態でベッドに安置する]
聖なる花の魂の天に至らん事を。
……さて、次は墓掘りかな。
[短い聖句を、ごく自然に唱え、次の瞬間には、現実だけを口にする]
ああ、アーベル。良けりゃついでに手伝ってくれ。
[アーベルにも、そう声をかけて、エルザに教えられた納屋へと向かった]
― 二階→納屋 ―
[エーリッヒが何者かを女は知らない。
疑われた理由もよく分からぬままゲルダの紡ぎに耳を傾ける]
死にたくなければ……
[昨夜死を選ぼうとしたが
死ぬことが怖くないものなどいないだろう]
生きる為に人を殺める……。
[人も獣も余り変わらないのかもしれない]
人狼は……、誰なのでしょう。
[未だ見つけられぬ者を思い溜め息まじりの吐息を零した]
そうそう、誰も彼もエーリッヒさんみたいな不良患者だと俺が死にます。
[思考を進めて、すとん。と、頭の痛みが治まって、だからエルゼの言葉>>229に少し軽口も出せた。]
…ま、そですよね
[二択しかない。と、明確に言葉にしなくてもエルゼと同じ答えだったのだろう]
ええ、あまり外に居すぎると身体も冷えちゃいますから戻りましょう
[と中に入ろうと促すエルゼ>>230に頷いて、元宿屋の広間へと入っていった]
― 玄関外→広間―
―広間→納屋―
[ヴィリーとアーベルが二階に上がり、それから玄関の外に向かうのが見えると、皆に軽く一礼だけして]
ちょっと、行って、くる…
[言葉少なく、その後を追うようにして広間を出て行こうとした]
―広間―
[少ししか減っていない白の入ったカップをカウンターに置いて
ブリジットから掛かる声にゆると振り向く]
――…おにいさまに祈りを捧げに行こうかと。
埋められてしまうそうですから……。
[憔悴した様子で彼女に答え階段の方へと歩み始めた]
そらそだわ。
ゼルギウス過労死するね。
[>>234 つられて軽口が出た。
てーことは、クレメンスが花と考えるのが妥当なんだなぁ…。
エーリッヒは知ってたってことは、多分クレメンスが伝えたんだな。
んー、他に知ってる奴居ないんだったら、エーリッヒ怪しい、になるけど、そうならないんだよな、この場合。
エーリッヒの方が先に死んでるしさ。
エーリッヒからまた誰かに伝わったとするなら、あるかも知れないけど。
……うーん?]
[まぁクレメンスが他に言わなかったとも限らなかったから、オレはその辺で一旦思考を止めた。
中への促しに応じたゼルギウスと共に、オレは広間へと戻ることになる]
─玄関外→広間─
ぁ……
[ヴィリーとアーベルから二階から下り、また外へと向かうのを不安げに見送った。
その後を追うようにフォルカーが出て行こうとするのも、止めるではなく見送って。
ゼルとエルゼが戻ってきたのは、その後だろうか。
その姿を見れば、知らず安堵の息が漏れた。]
誰なんだろうね。
[ナターリエの呟きに、ゆるく、息をひとつ吐き出した。
それから、ライヒアルトへと再度視線を向けなおして―― ひとつ、息を落とした。
彼が、死者を見るのなら、言うべきだろう。
だけれど、祈りを捧げにいくというナターリエの言葉を聞くと、
邪魔をするわけにはいかないと、近づくのはやめた]
―広間―
[考える事は沢山あって。それこそ山のようにあって。
ナータの動きに気がつくのが遅れた。
数拍遅れて立ち上がろうとしたけれど。
一瞬過ぎった悪寒……ナータが皆にその能力があることを公言するのではないかというのはその時は外れたようだ。
ブリジットへの返事に反動で気が抜けて、足に力が入らなくなった]
[人狼は誰なのか、と呟くナターリエに答えは返せず。
クレメンスに祈りを捧げに行くというのを聞けば、心配してその顔を見つめたものの。
邪魔はできないと思い、席に着いたまま彼女を見送ろうと。]
―→納屋―
[アーベルにお嬢ちゃんと、まるで妹を呼ぶときみたいに呼ばれて、
少しばかりくすぐったい感じが浮かんでたかもしれない。
二人についていくようにして納屋の方に、気づかれたのは納屋に着いた頃だろうか]
ねぇ、ヴィリー、さん…
ヴィリーさんって、普段何してる人なの?
[疑問の声をかけてから]
人殺しとか、慣れてそうだったから。
[そう付け足す言葉を]
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