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[ユーディットの説明を聞いて、ペンが指からこぼれそうになる]
な…マジかよ?
マジなら最高の話じゃねえか。
サクっと俺を…いや、まあまずは女子供が先ってもんか、ここは。
[ふらふらしながら、まだ愚痴をこぼすミリィを呆れ顔で見ながら]
…こんな奴でも、まあ一応な。
ミリィ、大丈夫?
[転びかけた親友には、そう遠慮がちに尋ねる。
近づこうと思ったが、足は動かなかった。
先にオトフリートが居たから、というのもあったが。
心なしか嬉しそうにするユリアンの傍らから、離れることが出来なかった。
胸中にあるのは、怯えだろうか。
震えはないが、表情は少し翳っていた。]
[結果的に言えば、オトフリートの手は間に合わなかったと言える。
だが、オトフリートが手を伸ばしてくれたおかげで、勢い良く転ぶ真似だけはせずに済み、ケガをするようなことは無かった。
―――ただ、一箇所を除いては]
あ…たたたたた…。
[左手の甲についていた傷が開き、そこから血がにじんだ。
少しだけ、かぶってた仮面が外れる]
……店の物は壊さないように。
後、それはまだ、あまり他言して欲しくないんだけど。
そうも言っていられない状況かな。
[騒ぎの中では、届くか怪しい声。
前半はミリィ、後半はオトフリートへと向けたものだった。
姉が自ら明かそうとするまで、秘密にしておこうと思ったことだったから]
ありがと。
[ユーディットの視線を受けれど、返すのは、真意を悟らせないような笑み]
……その前に、一仕事が出来そうだけど。
[腕を組み、見やった方向は言うまでもなく]
[色は、一時としてそれを留めず、移ろい変わりゆくもの。
それは空の色も、土が生み出す虹色の石も同じ。
そう、人の心も。]
[それ故に色に魅せられ、芸術に傾倒する者達が引き寄せられると…]
遅くなってごめんなさいね、姉さん。
[こんな日にもいつものように居る姉に、勝手口から小さな謝罪。]
[ミリィに声をかけつつも傍に行こうとしないイレーネを見ると、その表情が翳りつつあることに気付く]
…………。
[不安を覚えているように見えるイレーネの肩に手を回し、そっと抱き寄せた。
人狼の正体を暴けるとなれば、イレーネの身に危険が及ぶかもしれない。
何があってもイレーネを護ろうと、そう心に*決めた*]
分かりました。
けれど負荷が掛かりやすいことはお忘れなく。
[アーベルの声には詳細までは口に出さず。
ただそう忠告だけを残して]
大丈夫ですか?
ああ、包帯巻いておいた方が良かったですかね。
[小さい傷だからと予後を考え敢えて覆わなかった。
そのせいで再び開いてしまったのを見て溜息をついた]
アーベル、救急箱を貸していただけますか?
ミリィはほら、少し落ち着いてお座りなさい。
[倒れていない方の椅子を引いてミリィを促す]
[アーベルにつられるように、派手な音がした場所へ視線が向く。
助けたのがオトフリート(=医者)なので、これ以上自分が出る幕もないな、と思いながら]
まぁ……暗くなって皆で落ち込んでいるよりはよっぽどマシじゃないかな。
[ちょっとだけ肩を竦めた。]
今まで言わなかっただけ、いいんじゃない。
[苦笑するエーリッヒには、そう言って退ける。
周囲を見渡して、やれやれと溜息を吐き出す。
何事かと気を揉んでいるだろう上の姉に説明をしようと、カウンターへと向かう。ふと、その近くにいる、ユリアンと――イレーネに顔を向けた]
本当に人狼がいるなら、
真っ先に狙われるのはイレーネだろうね。
“占い師”を護ってあげるといい、“騎士”さん。
[直後の様子を見れば、ユリアンには、言うまでもなかったろうが。
オトフリートの問いかけには、了解の代わりに手を挙げた]
……ずっと、言わずにいられれば、良かったんだろうけど、な。
[アーベルの言葉に軽く、肩を竦め。
彼の視線を辿るように、イレーネと、それからユリアンを見やる。
刹那、過ぎるのは、思案するような、何事か思い悩むような、そんな奇妙な表情]
エルザ姉、救急箱何処だっけ?
[奥に入り問いかけたところで、他者――ノーラの存在に気付く]
ノーラ姉。
ちょうど、エーリ兄が心配してたよ。
ゼーナッシェさんも。
[左手の痛みに、昨日のことがフラッシュバックされたが、それでも、気丈に微笑みながら、立ち上がった]
大丈夫だよ、先生。
こんなの、なんでも、無い。
それに、出来れば包帯は巻いて欲しくない、かな。
大きく見えるようになると、いつまでも、思い出しちゃうから……それは嫌だから。
[最後の言葉は小さく]
為すべき……
為すべきとは何か。
[掌に文字を書くのを再開しながら、
アーベルの言葉を復唱するように]
無論。祈る事だ。
だが祈りが届かないなら? 此方から見つけねば。
見つけたなら。
……それは騒がしくなる事かい。
喧騒が進む事かね。
状態が変容する事かね。
[問いとも自答ともつかない言葉を重ね]
だとしたら、嗚呼。
やはり――凶兆!
恐ろしく……思考が思考を遮断せしか!
[叫ぶと共に肌に少しくペン先が食い込み]
ざわめくなら……
ざわめきは。
常態でありながら……
しかし、……
[それを見下ろす瞳は実質何も見ていないようで。それでもぼそぼそと呟く様は、一見普段と変わらないよう。目にしたなら多少異様を感じたさせたかも知れなかったが]
まあ…俺もちっと落ち着くとっすかな。
ああ、アーベル。
ついででかまわねーから俺の頼んだ煙草もってきてくれや。
[奥に入っていくアーベルに声をかけ、手近にあった椅子を引き寄せて席につく*]
[少し離れた場所にいたユーディットの言葉が聞こえて、ミリィが口を開く]
そう、だよ。
暗くなって落ち込んでいても、何も、良い事無いよ。
私は、笑っていたい。
だから、みんなも笑っていて欲しい。
楽しくしたほうが、いいこと思い浮かぶんだよ?話し合いをするときは出来る限り、笑ったまま話すことが大事だ。
by父さんの言葉。
―――私も、そう思う。
[席についた後でもう一脚椅子を引き出しブリジットに声をかける]
おーい、お前も喧騒喧騒言ってねーで少し休んだらどーだ?喧騒が好きなのかもしれんが、それも静寂だの休息だのがあってこそだろ?
[様々な視線と、期待と、思惑が向けられる。
晒されるのは、慣れず苦痛だった。
それでも隣で支えてくれている人がいたから、何とかそこに立つ事が出来て。]
ユリアン、ごめんね…ありがとう。
[顔はみないまま。体をそっと、預けた。
彼の胸中は、まだ窺い知れぬままではあったが。]
あ、救急箱ならココよ。
誰か…怪我?
[取り出して、弟に渡しながら心配そうに。]
うぅん、わたしは大丈夫。
[血の気の薄い顔で、それでも心配させまいと笑顔を作る。]
分かりました。
それでも傷が悪化してはいけませんからね?
最低限の手当てだけはさせてください。
[となると血止めして軟膏を塗る程度しかできないが。
懐から取り出した布で軽く傷口を押さえた]
笑って話し合える――そういう環境は、ええ。
そんな風に話し合えるといいですね。
[イレーネによる名乗りは、話し合いに光を差しそうには思えたが、ミリィの理想のままに行くだろうとは流石に考えられなかった。だから、ミリィにはそうやって曖昧な返事をかえす。]
[ふと、ブリジットの方を見遣る。
いつも通り理解に苦しむ言葉を操りながら、掌に何事か書き付けている。
目の前でミリィが怪我をしたのもあってか、そのままにしておくと、こちらも怪我をしそうな気がして。]
あの、掌じゃなくて紙に書いた方がいいんじゃないですか?
[さりとて、どう言葉を掛ければいいのか判らず、気付けば微妙に言いたいこととズレたことを言っていた。]
あーっと、了解。
[金を受け取って置きながら、来客続きにすっかり抜け落ちていた。
入る間際にハインリヒに答えて棚から買い置きの煙草を取り、ノーラから救急箱を受け取る]
ちょっとね、ミリエッタが。
ゼーナッシェさんがいるから、平気だと思うけど。
[向けられた笑顔は信用していない様子で、真っ直ぐ眼差しを向けるも、重ねて追求することはせず]
今日は客も少ないから、座ってて。
落ち着けはしない――だろうけど。
お腹の子にも、よくないでしょ。
[溜息交じりにそう言って、慌しく、店内へと引き返す。
ハインリヒには改めて謝罪を告げ、飲むなら一杯奢る、などと言いながら]
…インクが中に入ったら治りが遅くなりますよ。
そちらも手当てが必要ですか?
[ユーディットの言葉にブリジットの方を見て。
溜息混じりにそう尋ねた]
[占い師と騎士と、呼んだアーベルを振り返ったが、その姿はすぐに、ユーディットと共に奥へと消えて行く。
言われた事には頷いてよいものやら。
ユリアンを見上げると微笑んでくれただろうか。
何だか喉が渇いた。]
……ん。ああ。そうだ。実に。
そう、喧騒には大きく分けて二種類ある。
私はその片方が好きで片方が嫌いだ。
[ハインリヒの声に、は、と気付いたよう。言いながら引かれた椅子へと腰掛ける。ユーディットの言葉にも頷き、一旦ペンを紐とノートの間に挟んで]
大丈夫だ。
私は丈夫なのには定評があるのでね。
たいして深くもない。
[オトフリートの問いには首を振り。
薄く滲んだ血を腰の辺りで拭った]
[オトフリートの言葉に、仕方なさそうに、ミリィが頷いた]
……うん。そだね。
お願いします。
[イスに座り、オトフリートへ手を差し出す。
意識をすると、更に痛みが増すような気がしてきた]
……っ!
[とても、小さな傷なのに、布で抑えられるとまるで、電流が走るように痛んだ。
何か、とても大事なものが一緒に流れ出ているような気もする。
オトフリートに触れられている暖かさと共に、手が、とても熱い]
はい、救急箱。
終わったらカウンターに置いといて下さい。
[オトフリートの傍に置いて、再び踵を返そうとしたところで、彼の訊ねる先、先程、言葉を投げるままになってしまったブリジットの行動を認める。けれど、声をかけている者は他にいたから、彼女の言葉を聞くに留めておいた]
それじゃ、ユーディット。
お子様も腹減らしてるだろうし、先行ってるけど、
何時でもいいから。
[断りを入れてから、中へと戻る。
*この状況でも、普段と差して変わりはなかった*]
暗くなって、落ち込んでも、か。
[小さく反芻して、ぽん、と掴んでいた部分を叩き、手を離す。
それから、ぐるりと周囲を見回して。
周囲のやり取りから遠ざかるように軽く目を伏せ、ぼんやりと、何事か思い悩むよな様子で*黙り込み*]
うん、ありがとう。
…そうだね、わたし一人の身体じゃないんだものね。
[エプロンの上からそっと撫でる腹部は、まだ目立ちはじめる前。
けれどもそこにはちゃんと新しい命が宿っている。
落ち着ける飲み物でも出そうかと思っていたけれど、今は大人しく弟の忠告に従う事に。]
[アーベルから煙草を受け取り火をつけると大きく吸い込んでゆっくりと煙を吐き出す]
俺は、そのどっちの喧騒の中でもこうやってのんびりしてんのが好きなんだ。まあ、お前もちっと付き合えや。
[血を拭う様を見て少し顔をしかめるが滲んだ血の量から大した傷では無いと見て]
おまーが大丈夫でも、ペンが駄目になっちまうかもだろう?
[自分のペン先をフリフリと振ってみせ]
お互い商売道具なんだ。大事にしてやれや。
[と、椅子にだらしなく腰掛けたまま煙をふわりと吐き出した]
丈夫だから傷ついても良いということにはなりませんよ。
もっと気をつけてください。
[呆れたようにブリジットに言い返して。だが拒否されたならばそれ以上の手を出そうとはしない。
戻って来たアーベルに礼を言って箱を受け取ると、乾燥させてある薬草を軽く揉んで一度傷口に当て、浮き出した血を布に吸わせるとその上から軟膏を少し多めに塗った]
…ミリィも本当に気をつけてくださいね。
[傷に触らぬように気をつけながら手を握る。
膝をついた体勢から顔を見上げ、念を押すように言った]
そう、それなら……良いですけど。
あんまり自分で自分を傷つけるようなことはしない方が良いですよ。
[腰の辺りで手を拭うブリジットに、ポケットからハンカチを取り出して渡し]
あ、うん。ええとそれじゃ。
[アーベルの言い様に、エーリッヒの顔を覗き込んで]
エーリッヒ様、今日はここで夕飯をいただきましょう。
私も準備手伝ってきますから。
[ね、と言って、ぱたぱた、と*奥へ駆けていった。*]
[治療を受けている中、断続的に襲い来る痛み。
燃えるような熱さ。
その全てを、笑みを浮かべて、耐える]
……うん。大丈夫。
もう、全然痛くないよ。
[痛みは、止まらない。
きっと、神の領域に踏み込み、そこから逃げ出してしまったことへの罰なんだと思った。
だけど、そんなこと言ったら、いつまでも心配される。先生は優しいから。
先生は、私だけのものじゃないから、独占していてはいけない。みんなに必要とされる人だから、こんな痛み、耐え抜いてみせる]
あまりのんびりしていると色々な可能性が見えてくるだろう。
この世が塔だったら。星が落ちてきたら。
どちらも想像するだに恐ろしい事だ。
たとえば此処が船上であったなら……
そう、船上であれば!
箱舟の中であるならば、残るのは一組に過ぎないのだよ。
我々の多くは消えてしまう。
戦慄すべき。もしくは混乱すべき事だ。
増して残るのが一組でなかったとしても。
鳩が見つけるオリーブはそこにあるか。
[ハインリヒに、いつものように語り出しながらも、一応付き合う心持ちではあるようで]
主より先に朽ちた物はがらくたとされ。
主が先に朽ちた物もまた、がらくたとなり。
物とは随分理不尽な本質を与えられている。
[ペンを見つつ、ぽつりぽつりと]
[ユリアンに体を預けたまま、気がつけば何時ものようにぼんやりと、辺りを見ていた。
ひどく、疲れていて。
それは色々な事が最近になって立て続けに起こった所為ではあったが。
他にも話したい人、話したいこともあったような気がするのに、今日はもう全て捨てておいてしまいたい衝動に駆られて。
それでも二日も何も食べないわけにはいかず、軽めのものとスープを食べおえてから、ユリアンに送られて娼館へと戻っていった。
眠り落ちるその手には、伝えられた黒い石と、たゆたう真白の石の小瓶が*握られていた。*]
ふむ。なるべく気を付ける事にしよう。
医者殿の忠告を聞かないわけにはいかない。
こうして真面目なところが私の褒められるべきところだ。
[色々と言いつつもオトフリートに頷き。ユーディットからハンカチを受け取って]
有難う。今度返そう。
[駆けていく姿を見送った]
[ブリジットの話の前半はいつものように「ふんふんへー」と聞き流し。ガラクタの話に対してだけは]
まあなあ。
だからこそ、一緒にいる間は大事にしてやれってこったよ。人でもモノでもな。
ついでに言えば、てめーの身体にしたってな。
[そう言いながらひょいひょいとペン先で先ほど傷ついた手を指してニカと*笑う*]
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