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それ?
[差されたものに視線を向ける。
そこにはモニター]
これを、使うのですか?
[視線を少女に戻すと、6つの球体を浮かべながらこちらへと近付いて来ていて。
視線は自然と少女から球体へと移る]
……そんなことありませんよ。
[そう呟くと、にまぁと微笑み]
うちは普通の人間や。あんたらみたいな人間外と一緒にせんといてんか?
[挑発的な言葉。]
墜ちたら死ぬなんて、決まっちゃ――いない。
寒い世界だって、一人でさえなければ温かさはある、よ。
[相手に食い込ませたままの牙に力を込めて、捕らえる。
食い込めば食い込む程、相手の体温で羽先が溶ける。
その“溶ける”感覚に笑えば]
こんなに――温かい、から。
何が触れても、冷たい――っておも、うの――?
[虚に侵食される、実。
それでも保とうと、全身全霊を込めて]
[こくこく]
…………。
[オトフリートの言葉に頷く。
相手が球体が気になっていることに気付かず、
少女は球体のレンズをモニターに向け。]
[モニターに映る光景に暫し呆然]
[『人間外』、という言葉。
それ自体は、言われ慣れているせいか、特に感慨らしいものはないようで]
……そいつは、失礼。
とはいえ、人間の方がよっぽど人間外、って例も、結構見てるんでね、俺は。
……墜ちたら、駄目なんだよ。
だって、負けたら、約束――契約を違えたら、
わたしは「ここ」に存在していられない。
あの世界の事は、ただ、寒かった事しか、憶えていない。
[痛みは、生きている証でもあった。
けれどブリジットには、死に繋がる恐怖にしか感じられない。
突き刺さる牙を、引き抜こうと、手に取る。]
この身体だって、わたしの、ものじゃない。
あたたかい、のは、わたしじゃ、ない!
[拒絶。
振り払う。]
要らない!
<――朱の鳥は、全てを、溶かす>
[しばらくの間じーっと球体を見つめて]
(…この子の能力、と言う事なんだろうか)
[すぐに浮かぶのはその程度で。
再び少女に視線を向けると、頷きの後、モニターを凝視するのを見た]
ああ、モニターをお使いになるのでしたら、もう少し待って頂けますか?
この戦いが終わるまで。
超能力やらなんかかて、人間外や。
そないなけったいな能力、気味悪いだけで何の役にも立たへん。
超人如きが人間様に勝とうなんてちゃんちゃら可笑しいわ。
…………戦い……
[オトフリートの言葉に、球体が1つ、2つ相手に向き。
待つことに関しては頷くも
モニターに映るのはやさしいぶりじっとと
暖かくふわひわ鳥で人いれーね。]
…………何で…
[凝視ね後に零れるのは短い疑問。]
[引き抜こうと掴んだ牙は溶け出した液体で滑った事だろう。
ふら、と視界が揺れた。
両手を着いてももう自分の体すら支える事はできず、
相手を捕らえていた翼もさながら蝋の翼のように溶けており。
滴り落ちる雫が作った水溜りへぱしゃりと音をたてて、
その体は崩れ落ちた。
突き立てていた牙も鋭さを失くし、ずるりと抜け落ちる。
抜けた後のその傷口に体液が残っていたならば、
じきに凝固し傷口を塞ぐのを手伝っただろうか]
どうし、て――「ここ」じゃなきゃ、だめ――な、の?
世界は、もっと――ひろい、のに。
空はこんなに、たかくて、ひろい、のに。
まるで「ここ」と、その「寒い世界」しか――まるで
世界は存在しない、みたい――だね。
……はあ、然様で。
別に、あんたがどう思おうと知ったこっちゃねぇが。
俺は、俺が持っている物を生かして、利用しているだけ。
あるものは使い、生きる。
自分にあるものを使ってる、ってんなら、人間様、と変わりはねぇと思うんだが、ね。
……ま、お綺麗な人間様に、化け物の考えはわからんだろうけどね。
[くく、と笑いつつ、糸を右手に巻きつける]
……で、話はそれだけかい?
[画面の中、勝敗は決した。
どうやら自分の出番は無いらしい]
こうなりましたか。
『遊戯』は着実に終焉へ向かっていますね。
[その言葉は独り言に近く。
しかし小さなものでもない]
お待たせ致しました、004様。
私の用事は終わりましたので、ここはお使いになって構いませんよ。
[視線を少女へ転じると、尚もにこやかな笑みと声を向け、モニターの前から一歩下がった。
小さく漏れた疑問が聞こえれば]
…ここはそう言う場所ですから。
いつまでも仲良しで居られる場所ではないのです。
………さよか。
んー、話?
[その時、ピピッと懐の端末が電子音を響かせる。
それをチラリと見ると]
ああ、ちょうど今出来たわ。
いつもあんさんのそばにおった子。えっと、イレーネやったっけ。
今さっき、負けおったで。
[にこりと笑いながら、爆弾発言。]
<真実は虚実に戻りて朱は空気に溶ける>
[滑る感覚は血にも似ている。
色は、無かったけれど。
まだ固まりきらない液体が、癒しを手伝うなどは知らず。]
世界は、広い?
でも、空だって、「ここ」の一部だよ。
他には、存在しない、もの。
[浮かぶ表情は勝者のものなどではなく、まるで迷い子。
牙の刺さっていた腕に、握っていた小刀が滑り落ちる。地にぶつかると同時に、音色が、鳴り止んだ。]
イレーネは、知らないだけだよ。
知らないから、夢を見られる。
[いつかの繰り返しのようだった。
否定はすれど、わかっている。想う事は、強い。]
それすらも、思い込めばいい、って言う?
[纏わりつく体液が、
自分から流れ出た血液が、
虚実に呼び起こされた熱が、
徐々に冷えていく感覚が、気持ち悪い。]
しゅうえん……………。
[聞きなれない難しい言葉にきょとんとしていれば
オトフリートは自分の用事は済んだようで
少女はあわててぺこりとお辞儀。]
[頭の位置を戻す頃には、呟きの答えをもらい。
その答に悲しそうに相手を見つめる]
[返事がどうであれ、問答を続ける気にはなれないから、ピアノの所へ戻るつもりだった。
その矢先に、告げられた言葉に]
……え……?
[蒼が、揺らいだ。
恐らく、ここに来て初めて見せる──微かな、動揺]
イレーネ……が?
[誰に、と問うより先に、身体が動いていた。
少女を置いてきた、ピアノのある場所へと、走る]
[戻り始めた視界はまだ狭く、気を抜けばふつりと飛びそうになる]
貴女は、でも――空の全てを知ら、ない、よ。
だって、飛ぼうと、しない――んだもん。
「ここ」の空は、空の、一部。
貴女の見てる、空は――空の中の、小指の先くらい、だよ、きっと。
[薄っすらと開いた瞳の色。
それはずっと憧れ探し続けた空を閉じ込めた――色]
夢は、幸せのために――見る、の。
夢を見るのは、大変、だ、よ?
貴女もきっと――知ってる、よ。
[ほんのりと、笑って]
[ピアノのあった場所へと駆け戻る。
でも、そこに姿はなくて]
ちょ、冗談……。
イレーネ、どこ行った!
[名を呼びつつ、もう一度周囲を見回して。
目に付いたのは、さっき、それ越しに雪を眺めた窓]
[少女が見せる悲しげな表情。
それを見て浮かべるのは苦笑]
出会ったのがここで無いのならば、ずっと仲良く居られたかもしれませんけれどね。
この『遊技場』は戦うための場。
己の力を示す場。
自分の未来を掴むために、他人を蹴落とさなければいけないのですよ。
[そこまで言うと部屋の出入り口へと向かい、少女へと向き直る]
それでは私はこれにて。
どうぞごゆっくり。
[丁寧なお辞儀をすると、そのまま部屋から出て行った]
[思い込めば良いと言うのかと問われれば、微かに首を縦に振る]
思い込む事、は――信じる、事、だから。
ね、知ってる――?
どんなに寒くても――寂しくても――。
私が私を暖めたら、私が私を愛したら。
寒く、ないし――幸せで、いられる、んだよ――。
[だからいつだって、私は幸せを忘れないよ、と。
ただ一つ、伝えておきたくて]
[色々なものを諦めていた。
諦めて、求めるのを止めてしまっていた。
だから、ブリジットの空は、とても狭かった。
傷よりも、何処か、知らない場所が痛い。
何かが、壊れそうだ。
春の緑は、すっかり冷え切ってしまっている。]
――なん、で、笑えるの……!
[自らの表情を隠すように、顔を覆う。
涙は流れないけれど。
頽れたイレーネに近寄れず、逆に、後ずさった。]
[無残に散り解けた翼の残骸が、その姿を追うようにはたりと動く。
しかし、届くはずもない。
失われた質量は、体から搾り出さなければ戻らない]
――…‥?
わかん、ない――。
強いて、言うなら――つらそうだか、ら。
さて、と。
[モニタールームを出た廊下。
誰も居ないことを確認すると、ぱきりと言う音と共に影を剥ぐ]
それじゃあ欠片の回収でもして来ようかしら。
ついでにあの二人にも会っておこうかしらねぇ。
[剥がれた影の中から紅が現れる。
クスリと笑みを漏らすと、足元の影を巻き上げ己を包み込み、そのまま影の中へと沈んでいく]
[窓辺に駆け寄ったのは、多分、直感。
その向こう、広がる光景に]
……。
[刹那、言葉は失せて。
冷静な一部分は、『起きた事』を理解している。
それから、多分、容認も。
けれど]
……イレーネっ!
[叫んでいた。
朱の紋様が。
皆を護ると、哀しませぬと。
そんな誓いと共に刻まれた朱の花が、痛くて。
叫ばずには、いられなかった]
[イレーネの敗北を告げたときのアーベルの動揺。そして、詳細を聞かないままに走り去っていくのを、黙って見送ったが]
……くふ。
ああ、美味しい。やっぱり人の絶望はいつ味おうても甘美やわぁ。
[陶然とそう呟いた後、その場をあとにする。残されたティルには*見向きもせず*。]
そ、っか――知らない、んだ。
いつか、寒い時――とか。
寂しい、時に、試してみたら――良いんだ、よ。
[自分が大切なら、自分に大切にされてる自分は幸せだから。
誰もいなかったから、それが当たり前だと思ったりもした。
人に撫でられる事を知ってからは、そうでもなくなったけど。
でも、人に撫でてもらえるようになってからも、
少女は自分が大好きだったから]
――……、
[身体の怪我と精神の消耗と。
遠く聞こえる、少女の名を呼ぶ声。
へたりとその場に座り込み、落とした小刀に手を伸ばした。]
─廃墟─
[イレーネとブリジットが戦っていた場所。
月明かりに照らされ地面へと伸びていたブリジットの影が揺らぐ。
大きなうねりとなり地面から噴出すように盛り上がり、再び地面へと戻るとそこには真紅の姿]
ハァイ、お邪魔するわよぉ♪
[楽しげな表情で立つルージュ。
その視線は一度、倒れているイレーネへと向くか]
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