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封じられたもの……。
[思い出すのは、先日の夜。
「……おさえ……られ?」と呟いた従魔の言葉と、そして何より]
違和感は、俺にもあったよ。
俺は昔……竜郷で、彼に良く似た魔と出会った。
その時は、機鋼の属はそれと感じなかったけれど。
でも、少なくとも、今のようにぼんやりとした感はなかったし……あの、枷もなかった。
[300年前の事を思い出しつつ、告げて]
……なかったよ、な。
ほんの一瞬、一言だけだったんだが……物凄く自然に、言われて驚いた。
何、か。変わり始めているのかもしれない。
[微妙に口ごもりつつも了承を示す男と、何やら不満そうな黒猫の様子に、私は首を傾げて一人と一匹を見やる。
飼い主と風の男の昨夜の一幕を知らぬ身には、疑問符が浮かぶのみで。男の呟きへの感想は口にせぬ事にした]
『…では、エィリ殿と…どなたかが、ここで?』
[黒猫は言葉がわかったか否か、にゃぁと一声鳴くだけで、またうろうろと探しに行こうか]
『ユリ…殿が怪我を?』
『今日お会いした時には、お元気そうでしたが』
[目の前の男も重症だったと知らず、私は雷精の様子を告げる。
行くかと言う問いには、素直に首を振った。
彼の仔を連れて長く居るには、消えし場所たる此処は危なかろうと]
――…、おや。
[色彩の無い世界に、ゆるりと立つ色を視界に捉えて。
空へと向けていた視線を、其方へと向ける。
青年の纏う白に染む朱に気付いたものの、
蒼を一度瞬くのみで、顔色を変える事も無く。]
其れは、お互い様だ。
尤も私は此れ位で倒れる程、柔な記憶も無いのでな。
心配は、無用だ。
[小さく、笑う。
掌に包んだ雪華の欠片を、ぱさりと落として]
[黒猫が歩き出すのを見れば小さく溜息をつきつつ頭を掻く]
ああ…リディが、消えた。
[聖獣の問いには端的に答えた。隠していても、いずれ分かることだし、隠すことでも無いと思ったが故に]
どうもリディとユリアンがここでやりあったらしい。
その時に怪我をしたようだが…その後のことは俺も知らない。
[その時は自分もそれどころでは無かったし。今日会った時は、と聞けば安堵の息を漏らす]
そか、じゃあ大丈夫なんかな。
ヴィンターにでも治療してもらえたのかね。
[自分がしてもらったように。そう考えながら聖獣首を振るのを見て。じゃあ行くか、と移動を促す。黒猫はついて来ないだろうと諦めたらしい]
寒いのは、正直好ましくは無いけれどね。
冷たさを感じるのは、然程嫌悪する事でも無い。
[さくりと、雪を鳴らして相手へと向き直る。
僅かに頭を傾げば、さらりと銀灰が頬へと掛かった。
投げられる問いに、蒼を細めて]
イレーネ。
”エテルノ・イレーネ”。
――君とは少し前に、会って居るのだけれど。
覚えては居ないだろうね。…アーベル。
[ノイの名前を告げたのも、此処だったかと。
ふと、思い出して小さく笑う。]
―屋敷前―
[時空竜の記憶を告げられ、「変わり始めているのかも」という言葉に蘇るのは、意識の底で聞いた言葉]
…冷たさも、温かさも、
痛みも、
悲しみも、怒りも、
何も、
わからない。
……わからなかった。
[ぽつりと声に出す]
お嬢が…リディが言ってました。「命の無い存在」に会ったと。
あれは機鋼竜のことだったのかもしれないけど、僕はアーベルのことを思い出した。
命は、心の対…セレスが機鋼竜の命なら、アーベルの命はどこに?
[時空竜に向けた問いは、問いではなく、ただの独り言だったかもしれない]
[その問いに答えられる者は、今はまだ居る筈もないと知っていたのだから]
冷たいの、嫌じゃない?
……でも、嫌っていたよ。
[まるで足りない言葉]
エテルノ・イレーネ。
…………、
“わからない”名前だ。
[眉が寄る]
[次いだ言葉]
[ぱちり、瞬いた。]
覚えて、いる……?
[風の男の言葉に本から得た知識を思い出す。
生命の、少女。雷精の…関係せし者]
『…そう。皆…怪我を…』
[次々と出る負傷者の名に、私の表情は曇る。
白梟が治療したかもとの言葉には、曖昧に頷いて促されるままに歩き出す]
[呟かれた言葉に、ゆる、と瞬く。
ただ、最後の部分から、誰の言葉かは察しがついた]
冷たさ、温かさ。
痛み、怒り、悲しみ。
生命と精神に属す感覚。
……俺も、わからなかったな。
そして、知りたいから、『産まれる』事を望んだ。
[呟きはどこか、独り言めいて]
命のない存在……か。
彼がそうだとしたら。それを……探して?
[疑問系の呟きの後、異眸はふと、中央塔へと向けられる]
[表情を曇らせる様子に言わない方が良かったか、とも思う。少なくとも自分も怪我をしたことは隠すか。これ以上その表情に影を落とさせないために]
[部屋に戻るか、広間に行くか。それを聖獣に訊ね。部屋に戻ると言われれば、送ってから広間へと向かう]
[従魔も聖獣のあとを追いかける。その肩に鳥を乗せたまま。鳥も大人しく肩で揺られ移動する]
――少なくとも、私は。
嫌であれば、態々掬い上げたりはしないさ。
……唯、如何だろうね。 属性であれ、他の理由であれ。
嫌がる者は居るかもしれない。
…、誰が?
[足りない言葉に、薄く口許に弧を浮かべつ。
ゆるりと、首を傾げながら問うて。]
あの仔の様に、”知らない”名では、無いのだね。
其れで、十分かな。
[緩く一度、蒼を瞬いて。
続く言葉に、弧を深めて喉を鳴らす]
そう。――今は無き君の記憶に。
私の名は残っていると思うのだけれど。
機鋼竜同様、アーベルもまだ「産まれて」いないのかもしれません。
それとも封じられているのが、彼本来の「命」なのか。
探しているのは、封印を解く方法なのかもしれない。
[時空竜に倣うように、一瞬だけ中央塔に視線を向け]
ともかく…アーベルを探さないと。屋敷には居ないようだし。
オトさんは、こっちの守り頼みますね?怪我人一杯ですから。
[軽く言って、結界の外に向かって歩き出す]
冷たくて、
寒くて、
寂しいって。
……、……リディが。
[尋ねられるまま][素直に洩らす]
[生命の魔が感じていたのは、]
[それとは異なる事だったのだろうが]
ああ。
知らなくは、……ない。
無い、記憶。
失くした?
……可能性として、考えられなくはない……な。
[小さく呟いて。
軽い言葉には、小さく頷く]
ああ……どこから何が降ってくるかわからんし、こっちは俺が見てる。
……一応、無理はしないように、ね?
[俺に言われたくはなかろうが、と。冗談めかして付け加え]
[風の男の問いに『部屋へ』と答えたは、厨房に近づくは怖いという警戒が残っていたゆえか]
[私が重い口を開いたのは、送ってもらった直後の事。
一足先に飛び込んだ彼の仔に見えぬよう、風の男へと唇を動かして問うたのは、多少なりと後ろめたさがありし故か]
『翠樹が逃げたと、聞きました』
『そなたが情報の元、私という事に願えませぬか』
[『…彼の人を、守るために』
それは精神が竜をかばう為のもの。
既に幾人かに知られた後とまでは知らず、願うは愚かであろうが。
皆の助けとする為に私に出来る事は、それくらいしかないと]
降ってくるというか、撃ってくるというか…
まあ、確実に、肉体的には、そっちのが危なそうな気がしますから、本当に気をつけて。
[振り返り、一瞬真顔で言って、それからひらりと手を振って、時空竜の守護結界を出た]
――…、
…そう。生命の娘が。
[笑みを浮べたまま、小さく言葉を返す。
数日前を思い返せば――寒さを拒む事は有るかも知れないが。
少なくとも「知覚」を識る生命の子から、
嫌いという言葉が出るのは、思いも掛けない事でも在るから
――恐らく、他の言及だろうとは容易に想像出来たけれど。]
さぁ、私には前の君しか判らない。
あの刻から、――今、こうして私目前に立つまでに。
……「失くした」のか。
「無くした」のか。
[雪上へ吸い込まれるかと思われる程、静かに、言を紡ぐ。
ふと、青年から零れる音に、僅かに眉を寄せた。]
ああ、全くだ。
そちらも、気をつけて。
[静かな口調で言いつつ、手を振り返し。護法天陣から離れる背を見送ると、屋敷の中へと]
[恐らく、ミリィが直接自分を狙って来る事はない。それは彼女にとって余りに不利な賭けのはずだ。だから、単独行動が出来るのは自分だけ。そして機鋼の精霊力を…アーベルの気配を一番探しやすいのも(対である精神を除けば)多分自分の筈だった]
さあて、ほんとにどこふらついてるんだか…
そう。
[笑みを浮かべる竜に目を細めて]
[何事も無かったかの如く]
[彼は人の声で言葉を紡ぐ]
前のならば、わかる、ということ?
前の、って、何。
……なくしたのに、
どう、
違いが、 あるの。
[幾重にも連ねる問いかけ]
[赤を帯びたシャツの胸元を掴んだ。]
[聖獣を部屋へと送り、入るのを確認した後に立ち去ろうとしたが]
…何?
何故──。
[そんなことを、と言いかけて、続く唇の動きを見た。それが誰であるか、すぐに理解する。影輝や陽光には既に知れたが、翠樹にはまだ知られては居なかったはず。それにまだ、翠樹の少女は自分が感知出来ると思って居るのではなかろうか]
──…分かった。
あまり、そっちに向かわないようには努力するがな。
[その意味は聖獣に通じただろうか。今は自分自身が直接情報を得られると思われていること。目の前の聖獣も、無理はさせたく無いと思っていること。たとえ自分に禍が降りかかろうとも]
[直ぐに戻る声色に、一度蒼を瞬いて。
しかし、深く問う事もせずに――重なる問いに、
目の前の青年へと、蒼を向ける。
ふわりと。灰銀へ、白の華が薄く積もる。]
そうだね。――君が、『此処』に来る前の。
その記憶なら。…多少なりとも、持ち合わせているよ。
完全に、消え去ってしまったか。
唯、魂の何処かに。置き忘れているだけか。
―――其れも、解からないか?
[赤の染む白を握る様子を見つめながら。
静かに、問い]
[カレーっぽいものと野菜だけ煮込んだ鍋はどうにかするとドライカレーとポトフに大変身。
味見を経て自分の出した結果に内心むせびなきながらシーザーサラダもプラス]
[風の男の顔に浮かぶ疑問は、納得のそれへと代わって。
了承の言葉に私は安堵と感謝の眼差しを向け――此方に向かわせぬと続いた言葉に目を見開いた。
それは男が自らを盾にすると言うことであったから]
『……ありがとうございまする』
『なれど無理はなさらずに』
[しばしの迷いの後、私が告げたのは感謝の言葉と気遣いのそれ。
知人である少女との対立を正面から受けようとする男へ、私は深く深く礼をして、扉を閉めた]
……わから、 ない。
" UmSs lFr'p p#i. "
[僅かにずれて発せられる]
[言葉とコトバ]
[まるで二重音声]
足りないから、
" uhlp fP, " 捜している。
" cA#u. "
[色違いの青の睛が、蒼を見る。]
[扉が閉まる前、鳥が部屋から抜け出した。それを眺める従魔の瞳は残念そうだったか]
ま、頑張るさ。
[返した言葉はいつもの軽いもの。相手に心配させぬように、平常心を保つために。飛んできた鳥を肩に止め、笑みを浮かべて閉まる扉を眺めた]
[そのまま足は広間へと向かう。どうにか食べられるものになった料理の匂いが漂うか]
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