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[ライヒアルトのノーラへの返事に、唇がほころぶ。
ライヒアルトと手を繋いでイレーネの傍、ただ黙っている。
すん、と鼻をすする。涙があふれる。
休憩室を立ち去る時、振り返る。傍にある石像と化した人達、ここにいない人達にも向けて最後の言葉を。]
忘れないから。さよなら。
[そして、ライヒアルトを見上げてから前を見て、屋上へ向かって歩き出す。誰もたどり着いてないなら、実験室へ寄って声をかける。]
>>214
[ぼんやりとした表情だろうか。少し眠ったおかげか、さっきより少し、いい。
そして、
何かが、の何かがわかったので、それをヘルムートに伝える。]
…ここは、崩壊するそうです……。
タイムリミットは30分…。もう、だいぶたったから、残り、少ないでしょう。
[大変なことを言っているのに、いまいち、実感がない。]
[ハインリヒへ向けたのは視線だけ。
想う言葉は胸の内だけに秘めて―――
少女が向かった先は、あの人の場所で]
……エーリッヒ
[ありがとう、なんて言葉では言い表せない。
欠けていたものを沢山くれた。]
星が巡り…
私達を導いてくれるなら
また、会えるわ。
[貰った思いを込めて、まだぎこちないけれど
表情を緩めて少しだけ笑みを浮かべて見上げた。]
[左はもう]
[背骨を蝕む痛み]
[五指のうち三指が欠けた]
[親指と人差し指だけが残る]
[一瞬の判断]
[砕けた指を踏んで破砕する]
[圧砕]
[足をゆっくりとどかせば]
[指の破片は風に消えた]
[蛇――いばらの間に、這う蛇は
危機を察知してのことだろうか。
実験室の前。
――ピューリトゥーイ。
過ぎる言葉――静かに声をかけた]
……ミスター・エルーラー
……ダーヴィッド
其処にいるのでしょう。
この城は、崩れる。
もうまもなくですわ。
―― いきたいのなら 、…屋上へいらして。
[立ち去り際。
空いているほうの手で、ぽふり、とイレーネの頭を撫でた。
彼女がまだ、石と化す前に。
半ば無意識の内に、これをやっていたのは、多分。
『彼女』と少し似ていたから]
……じゃあ、な。
[短い言葉。
天鵞絨はふ、と階下への階段の方へと移ろう。
そこに至るには、時間が足りないが。
リディに向けて、同じ言葉を心の奥で落として]
さて、行くか。
[歩き出す。
先へ、進むために]
─ 実験室 ─
[扉を見たところで、何か紙切れがドアに挟まっているのが見えた。
ダーヴィッドに負担が掛からないよう、そっと立ち上がり、扉を開いて紙を取る。何かの書類のようだ──とヘルムートの手元に、散っていた白い花弁が飛び込む。
廊下には、白い花の下、同じように様々な書類が落ちている。
──その内の一枚に、見覚えのある署名。
エグランティエ財閥の…ブリジットの父親のサイン。
別の一枚には、ヘルムート自身の父親の事務所の、第一秘書の署名。
驚いて思わず、ダーヴィッドの元へ戻りその話をしようとするが。]
…………。
タイムリミット か。
30分。
[先刻と比較するとマシだったが、ダーヴィッドの表情を見ると随分と遠くに居るように感じられた。]
[迷う。一人で降りたら、どれだけで上ってこられるだろうか。何度か昇った階段。
でも、時間がない]
ううん、戻ったら、先生に怒られるわ。
行こう? ノーラさん。早く行かないと、崩れ始めてしまう。
[ノーラの手を取ると、屋上へ続く奥の階段へ向かい歩き始めた]
[ライヒアルトの指に指を絡める。]
ありがとうライヒ。だいすき。
[実験室にはブリジットが声をかけていた。]
まだ議員達いるみたい。
[心配で扉をじっと見た。]
…そうね、時間がないわ。
[糸を手繰り寄せるように手を取り合って
屋上へと続く階段へと向かう。]
―――、…く
[右足が麻痺しているせいか足を地面につけても
ついている感覚がしなくてぐらついてしまう。
それでも、階段をのぼる事は止めないだろう。]
―実験室前―
ゼルギウスが、待っている、と。
[語りは、続く。もしも扉が開いたならそのままで。
ピューリトゥーイの、ダーヴィッド。
中和剤は――「無い」
どんな顔をすればいいだろう。
怪我をした手に布を巻いてくれたのも
間違いなく、彼であるのに。
ヘルムートが手にした書類。
――自身の父が関わっていたこと、深くは知らず
屋上へと向かって、再び歩き始める。]
ヘリが動くようになったの、か?
ブリジット!
[一瞬、胸に苦しさを感じた所為で言葉が遅れたから、ヘルムートが了承の印に頷いたように見えただろう。ブリジットは屋上へ向かって進み始める。
ブリジットに、書類の話を聞きたい。あの星座の形をした薬物の正体の話を。
ピューリトゥーイはまだ他に1体居る。
ゼルギウスに対面しなくては、ならない。
使命の為だと信じて、殺してしまった者達の命を背負っている事を。
──道は、続いている事を思い出す。
未来へ向ける、橋をかけると誓った、過去を。
否、忘れる事等出来ないのだが──。]
[左の手]
[ジーンズのポケットへと突っ込む]
[右の手]
[カメラの電源を落として同じように]
[カメラは左側に]
[自分の指の破片が消えていった先]
[そこには何もないけれど]
……なんだ、唐突に。
[絡められる指。
天鵞絨が細められる。
ヘルムートたちを案ずる言葉には、は、と一つ息を吐き]
……そのようだな。
大丈夫……だとは、思うが。
[だからと言って、待っていられる余裕はなく]
……俺たちは、俺たちで、急ごう。
ユリアンにも、挨拶せんと、な。
>>225
[ドアごしに何かやりとりがあったらしい。
ヘルムートの声が何か聴こえる。
そして、さっきの自分の言った情報を考える。
ぼんやり、でも、わかっていることがあって…]
議員、早く、貴方は…
ヘリに………。
[ヘルムートが戻ってきたなら、そう伝える。]
[廊下にはまだ白い花がいくつか落ちているだろうか。
蛇が出なかった事に安堵を覚えながらも歩みを進め
実験室の前を通り掛かれば人の気配。]
[いばらは咲く
いばらは弔う
こころに感応するように
ブリジットの症状が進むほどに、それは強くなる
あの赤いランプの燈った棺に
石と化した人々の側に
はらりと、白を 落とす。]
[唐突と言われてくすっと笑う。]
どんな時でも、強がるし、甘えるし、場違いな事を言う。あたしはそういうおんな。でも、退屈はさせないから。
[ふらついた足を誤魔化すようにライヒアルトと腕を組む。]
生き方も、……死に方も。きっと、自分で決められる方が幸せだと思う。他人に踊らされるより、遥かに。
[嫌な予感がする。けど、生き方を決める為に屋上へ。]
───O for the wings of a dove,
[微かなテノール]
Far away would I rove.
[空気の中で]
In the wilderness build me a nest,
[震えて]
And remain there for ever at rest───
[消える]
[目を閉じて]
[繰り返す]
[飛んで行った鳩]
[思い出した歌]
───?
[名を呼ばれて]
[振り返る]
[苦笑]
───手、あとで治療してもらいなね。
[赤い]
[少女の手]
[苦笑]
[戻ってから。息を吐いて、決心したようにダーヴィッドを同じ視線の高さで見詰めなおした。伝えられる内容と、ヘリと言う言葉には分かったと頷き。
手を伸ばして、触れるのは赤い前髪ではなく、ダーヴィッドの首筋。]
ダーヴィット。
……私は、言ったように
お前を石にするよ。
[サファイアブルーの両眼。]
私は、お前を──お前とあえてよかった。
私はお前と出逢わなければ、自滅していたかもしれない。
もっと、愚かだったかもしれない。
お前を殺した後、私は当然ヘリに乗り込むだろう。
道が見えているのだから。
[ダーヴィッドの首輪の周囲の皮膚をなぞり、それから。ダーヴィッドの両手を、ヘルムートのはだけたシャツの喉元に運んだ。──言葉の続きを、聴いて欲しい。]
私がお前の首輪を奪い去る時、
お前が──
私の首輪を剥ぎ取っても、かまわない。
ダーヴィッド。
何故なら。私はずっと、
ピューリトゥーイを投与されたお前に、
助けられていたのだから。
[そこで言葉を切り、僅かに口元に笑みを浮かべた。]
……退屈しないのは、否定しない。
[組まれた腕。掠れがちな視界は、その意を確りと捉えきれず]
ああ、確かに。
生きるか死ぬかは、自分で決められればいい。
……それでも。
[は、と。零れるのは、ため息]
……安易に死を選ばれるのは、辛いけどな。
[零れた呟きの意味する所は、伝えずに。
聞こえた、ベアトリーチェの問いには、まだらしい、と返しておいた]
[隠すブリジット]
[苦笑が一つ]
俺よりも手当上手い人、いるだろうし。
[悪いけどそっちに頼んで]
[ジーンズのポケットに両手を突っ込んで]
[左にはカメラをかけたまま]
ん?そうだな───望郷の歌、かな。
[呟いて]
[もういちど]
[歌う]
[部屋からかすかに聞こえてきた、声。ヘルムートの>>246もの]
……ヘルムートさ、ん。
しんじゃ、駄目よ。だから、必ず屋上に、きて。
[ダーヴィッドも、とまで言えずに。
それでも願う。ともにいければいいのに、と]
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