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―第二階層・リフレッシュルーム―
[パトラッシュの意図はしっかり伝わっていなかった。
首を傾げた事から、どういうふうに?という疑問だと受け取る。]
確かに。
イメージは困難だよなァ。
あっ、こうすれば!
[がしっとパトラッシュに抱きついた。]
合体。
―第二階層・リフレッシュルーム―
[意図は意図しない方向で受け取られたらしい>>149。
急に抱きつかれること自体は慣れているので、さほど驚きは見せなかったのだが]
…わふ
[ちょっと困ったように耳が垂れた]
― 第二階層・エレベーターホール ―
[ノブが足を止めればぎくりと一度こちらも足を止めて固まるが、そのまま何やらやりだしたのを見ると脇を抜け走り出す。
少しだけ、足音が響いたかもしれないがそのまま空いていたエレベーターに飛び込んで、内側から扉を閉めた。]
やりぃ、成功っ!
どこ行こうかなー。
[閉めたはいいが、行き先を決めるボタンはまだ押していない。
上のほうは手が届かずに押せなかったので、三階か四階のボタンを押してみた。]
― エレベーター内部→第三階層 ―
[どっちにしようか迷ったあげく、両方押した場合最初に開くのは当然2階に近い3階。扉が開いた瞬間全速力で走った為に、向こうに居た人が気づこうが捕まる事はなかった。
足がかなり早いのは義足のおかげだったりする。
ともあれ暫く行くと、歩調を緩めて周囲をきょろきょろと見て回る。]
ここは初めて来るなー。
なんだろこれ。
[2階には見られなかった物なんかを、興味深そうに見たりしつつ。
程なくすると、実験室の並ぶ部屋が*見えた*]
―第二階層・リフレッシュルーム―
くぅん……
[やってきたノブの問い>>152には答えようがなかった。
否、そもそも答えられなかった]
―第二階層・リフレッシュルーム―
[整備士の女性も残っていたら止めに入ろうとしただろうか]
やだな、今ここで撃つつもりはないよ。
パト号巻き込んじゃうから。
[巻き込まなければやる気になったのか。
慌てて離れてホールドアップするジョエルにも肩を竦めた]
そりゃ、お元気じゃなくすためにやるんだから。
そもそもなんで合体なんかする必要が。
[発想の柔軟性を高く評価されていた研究者。
大らかで優しい人と、母が言っていた父。
その人をモデルにしているという目の前のアンドロイドは、思い描いてきた人物像とかなり違った。
憧れと尊敬を返して欲しい。今でも切実にそう思う]
―第二階層・リフレッシュルーム―
[ノブの行動>>156によりジョエルが離れた>>157ので、身を起こして、身体をぶるぶると振った。
それから改めてノブの方をじっと見るものの、彼の手が動く様子がないことを判断したか、それともいずれにせよ自分には危険がないという判断だったのか、警戒はさほど見せず。
少なくとも後者は程なく彼の言葉>>158により証明され、同時に視線を外す。
集まっていた人間が大分少なくなっているのを視認すると、2人のやり取りを余所に、武器の配布場所へとのんびり歩き出した]
―第二階層・リフレッシュルーム―
[数分もすれば順番が巡ってくる。
渡されたのは旧式の自動拳銃、装弾数は[13]程。
勿論前肢では受け取れないので、口で咥えて、
ぱくりと呑み込んだ]
[ががが、ぎぎ、がしゃ、
と言った具合に機械的な音を響かせ、それに合わせるようにがくがくと小刻みに震え。
暫く後]
けふ
[口から薄い煙を吐いたのを最後に、音はしなくなる――即ち銃器の体内設置が完了した。
緊急時用に手が使えない彼でも良いように、尚且つ誤射がないようにという配慮から付けられていた機能で、本体の機能が停止すれば自動的に吐き出される仕組みにもなっている。
だが事情を知らない者が見れば逆に警戒を与えたかも知れない。
機械犬自身は何食わぬ顔で元の場所に戻り、後の行動は整備士次第になるか**]
―第二階層・リフレッシュルーム―
なるほど、それなら今は安心だな。
[今じゃなければうったのか。
その疑問を電子頭脳は拾ってこず、ハァとため息をついた。]
いや、さっきここに子供が来てな
オーフェンっていう
パトと合体できるかっていうから、じゃあって な
[言いながら、パトラッシュに視線を向けたけれどのんびり歩き出すところだったので、視線で追った。
モデルになった人物は、犬が好きだったらしい。
パトラッシュの後姿に目を細める表情は、優しげだったけれど、コレもまた作られたもの。]
結局無理だったみたいだけど
[ノブに視線を戻すと、ハァと残念そうな表情を作った。]
[発想の柔軟性を評価された研究者。
性格はともかくその頭脳までをトレースする事は不可能だ。そしてその頭脳が招いたゆえの事故で命を失った過去。
”高性能の電子頭脳を使ってしまうと、何をやらかすか解らない。”
それが処理能力の低い電子頭脳が使われている理由の一つ。
他にも、情報処理機能分の容量を、全て性格・表情・日常会話の対応・と言った方向に使われている、など言った部分もあるらしい。
カチッとした最新型より、旧い方が柔軟性があるのだとか。
人への対応は明るく、優しく、でも抜けている所もあり。
ノブの母が言った言葉は、大きな意味では間違っていないのかもしれない。大きな意味では。]
― 第二階層・リフレッシュルーム ―
ジョエルが問題にならなければ。
[返って来た疑問に、ニッと笑った。
この状況下で絶対に撃たないという回答は出ない。
目も笑っているから冗談のつもりではある。一応]
散歩?ちょっと遅かったか。
俺は少し前に知り合ったところだけど。
父親のカルロスから保護してくれないかって頼まれたんだ。
でも、俺も呼び出し受けちゃって。
余裕出来たら上からも位置確認してみるけど、ジョエルも手が空いてたら気にしててやってくれないかな。
[巨大化云々は苦笑するしかなかった。
少年らしい発想であり、共感できるものはなくもない]
― 第二階層・リフレッシュルーム ―
残念だったねぇ。
見られてたら間近で目を輝かせただろう。
[惜しいという評価に何とか頷いて]
じゃ、俺はこれで。
申し訳ないけど余裕あったらよろしく。
[会話で時間を使いすぎたようだ。
帰還を催促するような音に溜息をつくと、そこにいた何人かに頭を下げて頼み、第一層へと戻っていった。
仕事に入る前、カルロスには短い謝罪とジョエル達のことを連絡しておく心算**]
― 第二階層・リフレッシュルーム ―
[返ってきた言葉と笑顔に、電子音を響かせて-jiiiii-、冗談だと判断する。軽く笑い、再び軽く両手をあげた。]
オーケイ、
問題にならない程度の出力だと嬉しい
[ただこの状況下だ。【もしかしたら、】思考はその先を回さない。]
なるほどオーフェン曰くのカッコイイ父親か
子供の心配は親の義務だしな
[うん、と頷いて設定された言葉を言う。]
わかった、次に見かけた時には捕まえとこう。
ノブも呼び出しか〜 こんな時だしなァ。
[むしろジョエルもさっさと武器を受け取って持ち場に戻らなければならないはずなのだが、幸か不幸か聞き逃したせいか。
その知らせは本人に届いていないのだった。]
― 第二階層・リフレッシュルーム ―
[案の定怪訝な顔を向けられたが気にした様子もなく、出て行く姿を見送った後、フッと笑った。
静かになってきたリフレッシュルーム。
リディアの姿はまだあったろうか。もしあったのならどーする?と声をかけたかもしれない。
そろそろ武器の配給を受けて、この場所を移動すべきだろう。
持ち場の事を気にする程度の頭は一応あるようだった。
武器の配給。生まれてはじめて持つレーザー銃。
オーフェンやノブと同じく、やはりどこかオモチャのようなそれは、恐らくジョエルが構えると異様に似合うかもしれない。
パトラッシュは緊急事態で自動的にプロテクトの解除が行われたようだったが、自分のプロテクトはまだ解けていない。
もし、これを使わねばならない状況に陥るのなら。
リディアが居たならそちらへと視線を送り、
居ないならリフレッシュルームを出て、研究室へ向かって*廊下を歩く*]
―― 第四階層 ――
[近くの似たような場所では、同じように仕事を言いつけられた同僚がチェックをしている。一つの場所が終われば、次の場所へ]
[けれど、新しい場所は怖いから。
仕事の進みはいつもよりずっととろい。
……まあ、その分、雑な仕事が少しはマシになっているのだが]
[危険だ、とされる区画への加圧ゲートが開いて人が出てきた]
―― ひっ
[ぴく、っと大きく肩を震わせて背中をぴたりとコンテナにつけて振り返る。片手は銃口を向けこそしないものの、レーザーガンをいつでも打てる状態で握り締めていた。
彼が出て行くのは見なかった。
それに慣れた同僚は無条件で安心できるけど、あまり見覚えのない彼では恐怖の方が上回る。PMCの特性を知ってしまったから]
あんた、エイリアン?
来ないで。何でそんなところに入るの、行くの。
ありえない。
[反射的に矢継ぎ早に、言葉を紡ぐ。尖って小さな声。
けれど予想もしなかった言葉を聴けば、警戒は解く事なく少し黙り込んだ。値踏みするように、視線が上から下まで動く]
………それは、チーフだけど。
なに、このギョーム命令とやら、撤回してくれんの。
案内しろっていうなら、してもいいけど。ここやだし。
ってか軍人? なんで?
エイリアンが暴れだすのとか、想定の範囲内だったんだ。
[相手に告げたのは、生活班唯一の正規職員の名。
研究者や艦橋職員らの衣・食・住その他を管轄する、自分みたいな非正規の期間職員を統括する立場の人物だ]
[子連れなのが残念な警備のイケメンがいる、という噂は聞いていた。きっとそのとき、相手の登録情報だって見たけれど、この事態ではあまり結びついていなかった]
……ふ フラン。フランカ・オリヴェーロ。
[相手が名を告げるから。不承不承自分の名を告げた。
だって、軍人に疑われて"退治"されたらたまらない。
相手の一挙手一投足をじっとみて、場所を案内するにも背は見せない。少し離れた距離を保って、第二階層のスタッフルームへ**]
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