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[ミリィの言葉に]
あー、俺はいいっす。あそこ嫌いなんで。
……それに、行きたいところもあるし。
ってことで、んじゃまた。
[そう言って*駆けて行った*。]
……全く、はっきりしているな。
[溜息を一つ。
リディの気が変わらないうちにと、診療所に向かう。
ちなみに。
あくまでも「いつもより」なのであって、
結局、治療とは痛く、薬とは苦いものでは*ある*]
[そうして移動を始めた矢先]
…あれ。
[必死の様で駆けてくる少女の、その様子に驚き。
向こうはこちらに気付いただろうか。
いずれにせよ、呼び止める間はなかったが**]
んー。俺はどうすっかな。
[リディをミリィに引き渡してから]
ミハエルの兄さんか…誰かにでも絵筆の…探しかたでも止めかたでも…どうするのかとか色々聞きたいことがあんだが
…まあ俺なんか居ても役に立たんっていわれそうだけど
[聞きたいことなどは多々あっても。
そこからすべきことが己にあるのかどうか。そもそも一介の海人が関わるような立場でもないのかもしれないとも思うが]
ちょっとじっとしてられる気分じゃないんで、邪魔になりそうなんで遠慮します
[といってミリィと別れ。絵師の家を目指すような。*少し考えをまとめるためぶらぶらするような*]
― 診療所 ―
ほら。これでよし、と。
[ぽん、と軽くリディの肩を叩く。
抗議の声が聞こえた気がしたが、気にしない。
各所を診て、手当てはしっかりと済ませてあった]
また『海』に潜って怪我をしたのか?
人は皆、海より生まれたというから、
惹かれるのも仕方ないのやもしれんが、
生きられるようには出来ていないんだぞ。
ひとりで無謀な事をするな。
私は作業があるからね。
ブリジット、あとは任せた。
[ひとしきり小言を言い終えると、
さっさと奥に引っ込んだ。
卓上に置かれた瓶には、薄く色付いた液体。
それに絵筆の毛を入れて何事かを呟く。
途端に色が変わり、混ぜるうちに透明になった]
よし、と。
これで準備は良いか。
しっかし、こういうのは専門外なんだがな。
[やはり、独り言は多かった。
今度は対象となるものの髪を摘まみ取り、液体に浸す。
それだけでは、色は変わる気配も見せなかった。
幾つかの、音を重ねる]
……真実の色を。
[最後の一音。
液体は染まりゆき、あの絵筆を思わせる黒に近づく。
漆黒に落ち着くか――と思われた、そのとき。
視界に白が、溢れた。]
[液体だけでなく、部屋全体もが真っ白だった。
呆然と、白に覆われた部屋の中心に佇む。
何事かとやって来た助手も、目を丸くしていた。
それも時間が経ち術が解ければ、*元に戻るのだが*]
[周りのやり取りから、
どうやら「ほかく成功」と認識]
ん、と。
ねえちゃん、だいじょうぶ? 診療所まで行ける?
あいたたたたた、だったよね。
[ユリアンたちを見送った]
[ふと気にかかり、
傷が痛むようなら、リディの歩みに手を貸そうと
―子供にそれが可能かは分からなかったけれども―
しつつ、診療所までついて行った]
[あとはミリィに任せ、引き返し]
―広場―
[大人たちが騒いでいる。
告示、とやらが行われた所為か][と知る]
[大声で話す群集の方から、その内容も耳に届いて]
え――えふで、で。絵を――?
[直の理解には至れなかった。
頭が拒否していたのかもしれない]
そんな。そんな………。
[アトリを抱き、しばらくしゃがみ込んでいた**]
― 診療所 ―
あたーっ、
ちょっと、ミリィせんせー、うそつき!
[傷口の痛みに、目尻に涙をにじませてそんなことを叫ぶ。
にがーい薬を飲まされて、やっぱり治療は痛くて、
もー二度と怪我するもんかと誓うこと何度目か。
肩をたたかれてぶーぶー言って、言葉にうーんと唸る。]
『海』を見てみたいんだけど、
あれを越えることは無理だと思ったよ。
[思い返したのか、声は暗い。]
[告げた言葉はやはりと言うか動揺を誘い、その様子に、もう一度ぽふり、と頭を撫でて]
さて、んじゃ家に……って、なんだ?
[家に行くかと提案しかけた矢先。
駆けて行く少女の姿に戸惑うものの、しかし、呼び止めるよな余裕はなく。
ただ、その背を見送るのみ。
ともあれ、改めて家に行こう、と促して歩き出す]
─自宅─
[アトリエ暮らしが長くなっているせいか、家に戻るのは随分と久しぶりに感じられた。
それでも、変わらない様子にどこか、安堵を感じつつ。
弟は先に座らせて、香草茶を淹れる]
さて、取りあえず……ここらは、そろそろ告知が出て回る頃だろうけど。
[最初に説明するのは、先に会議で決まった事。
自身が手を下す、という話は、さすがに良い顔はされないだろうけれど]
で、『絵筆』の行方を追う方法なんだが。
これは、薬師殿に策があるそうだ。
[こんな前置きをして、自身が受けた説明を繰り返す]
話の出所的な信憑性はともかく、嘘はつかんし、彼女。
信は置ける。
[ここまで話すと、一度、話題は途切れ。
立ち込める重い沈黙を振り払うよに、また、口を開いた。
その話題が、また、重苦しさを増すのは予測していたけれど]
それで、な。
直接的な身の危険はないとは思うが、今の俺は、以前と違って、色々な影響を普通に受けるようになってる。
[継承者たる『新たな月』。
それが昇るまでの間、『絵師』は不死に近い状態になる。
最初からそうだった訳ではなく、いつからか組み込まれていた仕組み。
その原因が何かは、確かめた事はないが。
……もしかしたら、誰かたちが話題にしていたおとぎ話が関わりあるのやも知れず]
……だから。
『絵筆』を持ち出した連中に狙われたら、抵抗する事は、恐らくできん。
そうなった時に備えて、『解放』のやり方を伝えておく。
[心の『解放』。
それは、多くの『絵師』が願い、夢見、そして自ら叶えるには至らなかったもの。
術自体は、自らの血を用い、それぞれの筆に定められた印を描いて、キーワードを唱えるという単純なもの]
……空へ向かうにはまだ『足りない』らしいから。
今、この法をやっても、生者の解放しかできんだろうけどな。
それと、今残ってる筆には、十分に力を込めてあるから、しばらくは大丈夫だろうが。
念のため、氷面鏡の間の場所と入り方、教えておく。
……ここは、『絵師』だけが立ち入れる領域だから、人には教えるなよ?
[予め注意をしてから、場所と入り方を教えるものの。
正直、継承前に弟がここに入る事がない事を願っていた]
……とりあえず、今、伝えておきたいのは、こんなとこだな。
ま、『解放』やら何やらは、杞憂に終わればいいんだが……さて。
[静かに呟いた後、立ち上がる。
表情は一転、常のどこか軽いもの]
何か、食べたいもの、あるか?
今の内、しっかり食べといた方がいいし、リクエストあれば応えるぜ?
[ごく軽い口調で言いつつ、上着を椅子の背にかけ、袖をまくる。
緑に浮かぶのは、今は、気遣うような、穏やかな色**]
ブリジットさんはさ、
『海』に壁をかんじたら、どうすればいいと思う?
やめるのは嫌なんだ。
だけど、多分、あれ以上は無理なんだ。
あの波がなきゃいけるけど。
『海』を見るなら、『空』からかな。
だったら、早く飛べるようになれば良いな。
そう思うんだ。
[少女は窓へと目をやって
それから、ブリジットが何か言う前に、診療所を出る。
なんだかそのあとで、ひどいさけびごえが聞こえた気がしたのだった。]
―広場―
[告示が出てすぐにではない。
それでも、少しばかり騒がしいそこで、友人に話を聞く。]
うわぁ。
何考えてるんだろ、上の人たちー。
[答えなんてない。
少女たちのおしゃべりは、それでも危機感なく恋愛沙汰に発展するのだった。]
そうそう、ミリィせんせーの本命は絵師様みたいだから、
オトせんせーはフリーかも?
[本人の気持ちはどこなのか、突っ込みなんて*聞こえない*]
[目を閉じている間
何時もの夢が、世界を支配する。
青の中、纏わりつくは冷たい感触。
重力に支配されない体は、手で緩やかに周りを掻く事で前へと進む。
前は、上であり下であり、右であり左であり――]
[目を覚ますと、部屋の中は暗闇。
付けっ放しのヒカリゴケのランプがどうやら消えているようだ。
せり出した大きな岩の下に位置する少女の家は、
何時も薄暗くヒカリゴケが無いと家の中は
ほぼ漆黒に塗り固められる。]
…あら?
[目を開けても光が無い事にすこし戸惑う。
暫くして、ヒカリゴケが消えている事に気がついて、
そうっと足を降ろし、綿毛の上を歩いて扉を開いた。]
―自宅―
[外のヒカリコケの灯りを家の中に入れ
眠い目を擦りながら奥の扉の鍵を開いた。
中庭に向けて開けたその扉を開けると、
奥へ10歩程度歩ける広さの岩の洞窟。
あまり手入れもされていない中庭に揺れるは――桃色の花。
その壁に生えるヒカリコケをこそぎ取り、ランプへと詰めた。
ぽうと灯りが灯り、部屋内を映し出す。
扉を閉めようとして、ひとつ、はたと足を止めると
しゃがみこみ、花をひとつ、摘んだ。
そして扉を閉めるときちんと鍵を閉め。
花をくるり、指で回すとそれはまるで生き物のように、揺れた*]
―広場―
「ところで怪我したんだって? って、リディ、聞いてないでしょ!」
ほえ? き、きいてるよー!
で、なんのはなしだっけ?
「怪我!」
あ、そうそう、海でやっちゃってさー。
もうさ、ミリィせんせーの治療、相変わらず痛いって。
困っちゃうよねー。
じゃ、そーゆーわけで、糸のお仕事もあるし、そろそろいくねー。
そういえば絵師様みなかった?
「見てないよ? 元気ないね?」
そっかぁ。 ……だ、だってさ。一日一度は見たいじゃん?
憧れだしさー
まあ見てないなら仕方ないやー。
うーん、探すにも時間かかりそうっていうか、
アトリエ以外、絵師様ってどこにいらっしゃるのかわからないし……。
「今、筆ないから探してるのよきっと」
でもさ、
筆、見つかるのかなぁ?
もし自分の手にあったらどーする?
「えー、何それ。いらないよー」
でもさ、だって、綿毛といっしょに空にいけるんだよ。
ここから出れるんだよ?
それだったら、手放したくなるひとなんて、いないんじゃないかなって――
長様も寝てるだけみたいだし。
お年寄りの人とか、本当はいきたいんじゃないかな。
[そこらへんを見て、呟くと、じゃ、と手を振った。]
[肩から鞄を斜めにかけて、片手には空っぽの籠を持って。
もう片方の手の中ではくるりくるりと花が回る。
軽やかに足を前に出して歩き]
♪レ アリシ スヴィルッパ
ヴェルソ イルシェーロ、
ヴォグ…っ?
[上機嫌に歌う声は、突然止まった。
綿毛畑の前、杭にロープが絡められている。
どうやら、此処は隠し物をするには最適だろうと、
立ち入り禁止にされたようだ。]
[怪我を見咎められ、おこられ、糸工房に行くからと外へ出た。
だが再び通りかかった広場を見て、しばらくうーんと悩む。]
みんなまだ静まらないなぁ。
[中には上層部・絵師への反発をあらわにする人も居るようで。
少女は、困った顔をして、壁に手を付いた。
手にぺたりとヒカリコケ。
手のひらがきらきらして、しばらくそれを見ている。]
「こらぁ、近寄っちゃ駄目だよ!
事件が解決するまでは、立ち入り禁止!」
[太い声が飛んできて、肩を竦める。
大きな妙齢の女性が声を上げているのを見て
ぱたぱたと、逃げるようにその場を後にした]
―綿毛畑→広場―
[ふわと浮いてきたヒカリコケが目の前で煌き
思わず先ほどの怒声もけろりと忘れて顔を綻ばせた。]
きらきら、きれいね。
それを取りに来たの。
[ヒカリコケの並ぶ壁の辺りに佇むリディの方へと歩いて行き
その光る手を覗き込んだ。
自分もこそぎ取ろうと手を伸ばすと、
リディが潰したコケに触れ、胞子がキラキラと、飛んだ。]
そうなの?
……手から取る?
それともあっち取る?
[壁へと目をずらして、尋ねる。
胞子が飛ぶのを見て、綺麗だなぁと呟いた。]
要らないなら、手のも貰うわ。
壁のも、もらうの。
いっぱい、要るから。
[にこり、笑って手に持った籠をちょいと上げてみせる。
ふわふわ浮かぶ粒が目の前を通り過ぎ
思わず目で追い、それはそのまま上へと向かう。
更に追う目は、天井へと首を伸ばした。]
[目を細めて上を見たまま
口を開けば、高い声で歌が零れる。
そのままくるり、両手を広げて一度回った。
周りに居た大人が、怪訝な目で見る。]
籠にいっぱい集めれば、足りると思うわ。
おうちのお庭にもあるのだけれど、ひとつひとつが小さいの。
ここのヒカリコケの方が、きれいなのよ。
きれいに光るほうが、嬉しいもの。
[言いながら、手を伸ばして壁のヒカリコケを削ぐ。
籠にパラパラと、光の塊が落ちて行く。]
うん。
それくらいだね。
一緒にやるよ。
[同じようにヒカリコケを削いで、
籠へと入れてゆく。
きらきらと、たまに地面に落ちては、*重なってゆく*]
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