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[月の少女がハンスの部屋に入ってきた。
鉄の刃をその手に持って。
ハンスは怯えているけれど、
逃れる事は許されない。
それは何故だか分かるかい?
立ち向かう事こそが、
神の試練に勝つ事こそが、
勝利するという事だから。
安息はそれまで訪れない。
契約の神は、逃げる事を許さない。
さあ、神は眺めている。
さあ、駒達よどうするか。]
[不意に袖を引っ張られ、一瞬身体が反応する。
彼の羽織る厚い外套に覆われて、それは殆ど分からなかっただろうが]
…?
[イレーネが近くで眉を顰めれば、此方は軽く首を傾げ]
yes,
これは神の試練なのでしょう?
ならば神の望みどおりにわたくしはなるのです。
神の御許にありますために。
[ミハエルの言葉に、そう告げて、...は微笑む。]
神の御許にあることこそがわたくしの、しあわせです。
そう、神様が望むんだ。
命を断つことを禁じた神様が。
この箱庭を用意して。
……それは矛盾を孕んでいる。
盲目的に従うことなんかできない。
[そこまで言うと、ふらつくエルザを支えて]
駄目だよエルザ。今は動かない方がいい。
[振り下ろされる鉄の刃には、軽いとはいえ、少女の体重が十分乗っていた。
肩から大きく胸へと、その刃は男を切り裂いて。
そのまま、折り重なるように地面へと沈む。]
[オトフリートの僅かな反応は、いきなりの事に驚いたからだろうと、あまり気にせず]
ええと・・・久しぶり。
[昨日も一言くらいは交わしたが。
オトフリートと向き合って話をするのは、そういえば久しぶり。
きちんと向き合って話すのは、...がここに来た最初の夜。
ニョッキを好きですかと訊かれた夜以来]
・・・オトフリートは強い?
[ひそやかに訊く。少し焦っている]
[ひゅーっと音が聞こえるよ。
煌く硝子、残骸綺羅綺羅。
神父は、彼ら落ちてく窓辺に近づき、
下を見つめようとしてみたよ。
夜気の中に綺麗な綺麗な薔薇が咲く。
赤い赤い薔薇の花。幾つも幾つも咲いては落ちた。
少女を彩り、地面に落ちた。]
神の試練は、わたくしたちの意志とは遠く離れたところにあります。
わたくしたちがどのように考えるのも、神の自由。
神のご意志は絶対です。
そこに間違いはありません。
[困ったように微笑を。]
どうしておわかりにならないのでしょうね。
[押し寄せる死の気配]
[これが、こんなものが、神の意志?]
はなし、て…行かなくちゃ。また、人が。
[人狼以上に危険な者たちが解き放たれて]
[ミハエルの手をほどくつもりが、動けずに]
[噴き出す真紅に地面が染まり、
服も、髪も、白い頬も、白い手も、白い足も染まり。]
これで、ちゃんとおきれたかな?
[硝子の破片で切ったのか、傷だらけになった小さな手で、
恐怖に凍りついた顔のままの、動かぬ男をぽんぽん撫でた。
まるで、眠る子をあやすかのように。]
勿論、目覚めはよいだろう。
[クレメンスは微笑むよ。
月は今日も綺麗だね。
クレメンスは、ハンスの部屋を出るとユリアンに終わった事を話した。何も心配する事がないと言うと、ベアトリーチェの元へと階段を降り、屋敷の外へと歩き出す。]
[エルザをしっかりと抱きとめる]
[今彼女を向かわせるわけにはいかない]
エルザ、落ち着いて。
[彼女には死が見えてしまうだろう]
[それでも二日続けて直接その場に居合わさせたくはなかった]
どの道……
[間に合わないと思う、とは流石に言えずに]
[ただ彼女を抱きしめている]
[何かと思えば急な挨拶に、少し拍子抜けたかふっと笑って]
ええ、お久しぶりです。
[やはり思い出すのは、彼女がひたすらに頬張っていた、ニョッキ]
[そこからまた急に言葉が、声が変わった事に驚いて]
…。
如何言う、事ですか?
[言って軽く目配せをし。少しその場に居た者達から距離を取った場所へ移動する。]
[動けない。近づけない]
[支えてくれるミハエルの手をにぎって。ごめんなさい、と言う言葉を必死でこらえた]
ミハエル…。
[自分のために、エーリッヒを殺してしまった、小さな手]
[あたしが、あたしだけが汚れればよかったのに]
…ありがとう。助けてくれて。
[オトフリートにふっと微笑まれれば困ったように首をかしげ。
移動を促されれば、その通りに。
袖はつかんだまま]
・・・狼を、倒せる?
[さっきより、もっと小さく訊く]
[そんな少女を優しげに、抱き上げるのは神父の手。]
さあさ行こうか、ベアトリーチェ。
それともまだまだ起こすかい?
そうだね神の試練には、
彼らが勝てるか見てみたい。
[白い頬についた薔薇、赤い赤い花びらを
一つ口接け愛しげに。愉しそうに笑いましょう。]
[耳をそばだてて、ああ。落ちたのかなと思う。]
神の腕に包まれた安らかな眠りを。
苦しみも悲しみも、すべてが安らかになりますように。
[その言葉はしんと。
宵闇に、すいこまれるように。
いつしかアーベルの無残な姿は、消えていた。]
[彼はイレーネの言葉に唖然として、彼女の顔を真正面に見た。]
…
[距離を取ってよかった。そう思う。
こんな事を、あの場の者全員に聞かせるわけには行かなかっただろう。]
…誰か、分かったのですか。
[こちらも極めて小さく。]
さあ、行こうか、ベアトリーチェ。
彼らが神の試練に勝利し得るだけのもの達かどうか…
そして、君からは「起」こさないとね。
[くすくすと微笑む。
クレメンスの唇についた血を、舌が舐め取った。]
[オトフリートの問いには、眉を寄せ首を振って]
狼が、もし特定、できれば、倒せる?
[視線はこれ以上ないくらい真っ直ぐに、オトフリートの目を捉えている]
あたしと一緒に。
[クレメンスはベアトリーチェを抱いて、裏庭へと歩き始める。]
君が私を先に起こしたいなら、起こそうとしても構わないよ。
[ベアトリーチェの産毛を震わせて耳元で囁く]
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