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[灯は小さなランプだけ。
薄暗い部屋の中、窓際に立っている]
……。
応えて来てくれたのなら、入ればいいのに。
[小さな小さな囁き]
そういう意味。
[零れた声。
目を眇めて、アーベルを見た。
霞がかり、表情を窺うことは出来なかった]
[両の手を添え、しっかりと捕える。
その力なんて、たかが知れているけれど]
……どっか、怪我してる?
[こんばんは。というブリジットの言葉にはつられるように、こんばんは。と返し、すたすたと歩いていくブリジット
挨拶だけは普段通りではある…あくまで挨拶だけは
その姿は…ノーラの遺体を前にしいたときのブリジットの姿とは被らない]
[気付かぬうちにリディも殺されていた。
その様はノーラと同じで、喰い散らかされたような感じだった]
もう少しも待っていられないじゃないか。
[...は父親へ兄の派遣を願う上申書を書くと、広間を通り――かけて、中に人が居たため、こっそりと裏口から集会所の外へと出た。
まだ雪は深かったが、それでもかき分けて自衛団員を探して歩く。
――アーベルとユリアンが外に居る事など気付いていない]
……わけわかんないから、それ。
[思わず、呆れたような声が出た。
捕えられた手は、簡単に振り払える。
だから、今は払わずに]
……怪我なんか、してねぇよ。
[言葉に偽りはなかった。
手に負っていた幾つかの怪我も、力を取り戻した事で既に癒えていたから]
……ただ、さっきからっていうか、昨夜から。
頭、痛くてな……。
ま、仕方ねぇらしいが、コレ。
[マテウスに会釈した後、イレーネの部屋の扉を叩き、微かに返事が聞こえれば、中へとそっと入る。]
[足音は、しない。]
こんばんは、イレーネ。
なんて、弾いてたの?
[何を、ではなく。][なんて、と尋ねる。]
[月明かりに照らされた、窓際の少女を見ながら。][笑みは、いつもと変わらない。]
仕方ないって、何さ。
[問うような声。
けれど、答えを求めてはいなかった]
……まあ、いいや。
戻ろうよ。
寒くて凍えそうだ。
こんばんは、ジット。
[何を、ではなく。なんて、と。
もちろん旋律そのものは出鱈目だ。
それでもちゃんと伝わったな、と微笑する]
教えてください。
あなたの真実を。
少しでも早く終わらせるために。
――知っているでしょう。
ブリジット。
……人狼の研究、と仰いましたね?
何のためにですか?
あなたは本当は何者なのですか?
[言葉を切る。小さく息を吸って]
……ブリジットは何者なのですか?
あなたは知っているのでしょう?
[ブリジットがイレーネの部屋に入ったのを見終えた後
気配を消して、一旦自分の部屋へ行き、木箱を置いて、武器を出す
いつも使っていた、巨剣ではなく、二振りの長剣。
室内では、巨剣は向かない…いや、元から巨剣は己の本来の得物ではない
それを腰にさして、気配を消したまま(とはいえどこまで意味があるかはわからない)イレーネの部屋の前に立つ]
仕方ねぇんだよ。
逆らえば、痛い思いさせられるんだから。
んで、俺は。
何がなんでも、逆らうって、決めたから。
[問うような声に、何でもない事のように、返して]
……俺は……もどれねーよ。
でも、お前は戻れ。大真面目に凍死するだろ。
[冗談めいた口調で言いつつ、一歩、後ろへ引こうと]
[雪はあっというまに元々体力のなかった...から体力を奪っていく。
この状態で狼に襲われれば間違いなく即座に餌となってしまうだろう。それでも...は自衛団員を探して歩き、そしてようやく森の切れるところで目的の人物を見つけた]
すいません!
[...が呼びかけると、自衛団員は驚いた様子を見せ、そして手にした槍を彼に向けてきた。しかし、それはノーラが撃たれた事で予測できるものだったから、怖がりもせずに、すっとポケットに入れてあった書状を差し出した]
私の父・アントニオ=エンバーミングへこの書状を送っていただけませんか?
……これ以上、村の仲間だったという人達が互いに疑心し合いながら殺してしまうさまを見ていたくないから、すぐに兄を送るようにしたためた書状を。
[苗字を出された所為か、動揺が奔る自衛団員に強引に書状を手渡すと、一緒に腕にしていたブレスレットを渡す]
手間賃です。
握りつぶさず、必ず送ってください。
[そう力の篭った視線で頷かせると、...は即座に踵を返して、集会所へと戻った]
馬鹿だね。大馬鹿だ。
[手は、離さなかった。
力を、篭めた]
でも、きっと。
僕だって、
もし、そうなら、
そうしていたんだろうって思うよ。
[まるで、足りない言葉たち。
真っ直ぐに、青を見る。
眼差しは、ちゃんと前を向いていただろうか]
もし、あなたが隠し通すというならそれでも構いませんけど。
[元より簡単にあかすとは思ってはいない]
50年前の事件でも、人狼のことを知りながらそれを隠した人物がいたと聞きます。
今のあなたのような。
……なぜですか?何のために人狼を……
[庇うのか、と言いかけて言葉を切る]
[彼のそれは、庇うのとも違う気がして]
[知っている。][もう知られてしまっている。]
[その事実が、少しずつ彼女を、彼を、蝕んだのか。]
[それとももう既に。][彼女が気づいた時点で破綻していたのか。]
[蒼い花の蜜の香り。][それはこの上なく甘美に思えて。]
[誘われるように、導かれるように。][狂わされるように。]
私の、真実?
それは本当の名前のことかな?
…でも、それはずっと昔に失われてしまった。
イレーネにも、兄さんがいたんデシたっけ。
私にも、兄さんがいてね。
でも死んだ。母さんを食い殺して。父に殺された。
それ自体は恨んでないけど、でも、とても、とても悲しくて…。
だから、私は、俺等は、我等は、
5つに分かれてしまって。
[声は低く高く。][混ざる。][抑揚だけが無くなってゆく。]
[どこか悲しげに。][どこか楽しげに。]
だから、いまの私の名前は。
俺がどこまで知っているかは、そうですねぇ
[シスターを見た目は、少し笑う]
たとえば満月の夜、一つの場に、ある人数の人と、ある人数の人狼と、ある人数のそれに対抗するものが居たら、どうなるかとか。
あとは血の定め、くらいですかねぇ。
[そして続いた言葉]
…そうですねぇ。何のためというと。
その研究により、再び地位を手にいれんがため、という理由だったでしょうか。もっとも俺は、生まれたときからその研究をすることを決められていたわけですけれど。
いやぁ、子供すら利用してのその外道な振る舞いにはどうも共感を覚えはしませんでしたけどね。
俺は、人ですよ。
ただちょっと、人狼の血を使われ、実験台になっていたくらいです。いかに人狼にならず、人として彼らを見抜けるかという実験台であり、完成体ってやつでしたね。楽して知ろうと思っていたようですから。
そしてブリジットは、まぁ…
わかるでしょう?
……お前には、一体。
何回そう言われてるんだろうな、俺。
[ため息混じりに呟いて。見つめる青を、蒼で見返す]
……そっか。
でも、正直言ってどこまでできるか、俺にもわからん。
そも、方法がわかってねーし。
失敗するかも知れんし。
[むしろ、その可能性のが高いけど、と。
苦笑が滲む]
……だから、さ。
離れとけってば。
[今は、血を求める衝動はないけれど。
いつ、それが蘇るかは、わからないと。
言葉には、しないけれど]
――――ドゥンケル。
[闇と、呟くと同時に。]
[その姿は銀色の狼へと変わってゆき。]
[イレーネににぃと、歪んだ笑みをうかべ飛び掛った。]
さあね。
数え切れないくらいじゃない。
[へなりと、場違いに暢気な笑みが浮かぶ。
けれど、それは、一瞬で、消して]
……ねえ、アーベル。
リューディアが、死んだよ。
[確かめるように、言葉を紡いだ]
50年前のがいったいどういう人だったのかは俺は知りませんよ。
俺とはまた違った方法で、わかっていて言わなかったんでしょうねぇ。
…さて、俺は人狼をどうしたいんでしょう?
[シスターの疑問に、付け入るようにわらった]
別にかばっているわけでも、ありませんよ。
俺は、人狼も、人間も、どうしたいとも思っていません。
ただね、組織の壊滅の時に、俺はまたもう一つ、自分の身で実験をしているんですよ。
それが、止めることを許してはくれませんでね。
それに俺も疑われていたんですよ?
たとえ満月の時はやめろといったとして、ギュンターさんや村の人たちが、やめたとお思いですか?
[木立の向こう、ようやく人影を見つけて、男はあがってきた息を整える]
…たく、年はとりたくねえぜ。
[ダガーを握りしめ、気配を殺してゆっくりと近付く。人狼に、それが通用するかどうかは知らないが]
[話を聞いていた。そうなのか。と
そして部屋の気配が変わると同時に、扉に手を掛け、あけると同時に剣をブリジット…いや、銀色の狼に投げつける]
[ヴァイオリンの弓だけを手に。
白いブラウスだけの姿で。朱花が透ける]
兄様は、姉様を食べたわ。
父様は、その前に殺されたわ。
似ているようで、少し違う。
――もしかしたら。
私もあなたのようになるところだったのかもしれないわ。
[じっと見つめる]
Dunkel…暗黒。
そう、それを選んでしまうの。
[クレメンスの言葉が、耳にではなく頭に直接響くような気がした]
[予想していたことと、そうではなかったこと]
…やはり、伝承の事はご存知だったのですね。
[彼が、知らない、といっていたのはやはり嘘で]
地位を手に入れるため…その為に、人を利用して…。
では、あなたには判るのですね?人狼が誰か。
最初から判っていたのですね?
……ブリジットが、そうであると。
……数えられてたら、こぇぇよ。
[はあ、とため息混じりに呟いて。
直後、何かを感じたように、視線が空へと向かう]
………………。
[紡がれるのは、声なきコエ。
蒼は微か、不安を宿すか]
……って……ああ。
知ってる。
[しばしの間を置き、ふるりと首を振り。
返したのは、短い言葉]
違う道を。
一緒に探して欲しかった。
[肩から全身へと駆け抜ける痛み。
それを堪えて見つめた背後]
けれど。
[ブリジットの背後で開かれた扉。
廊下の明かりが一気に差し込んでくる。
そして、強い銀の光が]
ええ。
この村に辿り着いた時から、ここに人狼がいることはわかっていましたね。
血が騒ぎましたから
[シスターに笑いかけた]
ま、先人達が何を考えていたか、俺は「知っている」だけで、本当のところそうだったかは知りませんけどね。
地位なんてたいしたものじゃありませんからねぇ。
俺の場合は、研究に携わっていたのは、そうですねぇ…家族だからでしょうね。
それに俺自身、戻れないところにいましたし。
[沈黙。
沈黙のように、思えた時間。
それは、何を意味するのか――]
そっか。
……「そう」、なんだ。
[アーベルにいつ、知る間があったというのか。
なぜ、彼がここにいるというのか。
逆らうのは、何に対してか。
戻れないのは、どうして。
すべて、頭では、理解していたけれど]
[手に篭めていた力が、緩む]
[対峙する二人の若者。その間に、今は、殺気は感じられない。男はけれど、今度は二人から目を離さなかった。最後まで離さずにいるつもりだった]
[……どこかで、狼が啼いたと思ったのは、気のせいか?]
[クレメンスがこちらに向ける声は、どこか嗤っているようで]
では、あなたは何のために…
ご自分の実験の結果を知る為ですか?
[そこまで言って]
[続いた言葉に目を瞠る]
……ギュンターさんや村の人が…?
まさか、これを…わざとこの状況を作ったと?
[何のために?]
ふたりになら、殺されてもいいと思ってた。
ふたりじゃなければ、殺されても手がかりを残そうと思ってた。
[最初の決意は、そうだった。
自分にとって、最善の方法を――]
なのに。
……嫌だ、なあ。
[いつの間にか、辺りは薄闇に覆われ始めていた。
木の葉に隠された空は、今、何色をしているのだろう。
血のような朱い色か。
それとも、全てを覆う深い青か。
陽が落ちれば、その後に訪れる刻は]
[剣を投げつけ、その一瞬の後に部屋に入り
イレーネを庇うように、ブリジット…いや、ドゥンケルの前に立ちふさがるように動こうとする]
ったく…こんなんと対峙することになんてな。あの爺んのせいだ。もし生き返ったとしても俺が殺してやる
[飛び掛り、床に押し倒し。イレーネのその喉に喰らいつこうとして。]
えらぶ?えらぶってなにを?
[銀狼からは、幼い声がきょとんとするような。][そんな不釣合いな気配。]
[一拍の隙。][それをめがけて剣が放たれたのか。]
[背後から感じた殺気を瞬時避け朱花から離れ。][剣は床へと突き刺さる。]
[ぎろりと、銀狼が男をねめつけ。]
…やはり貴様から喰うべきだったか。
[次に発されるのは低い雑音のような。][酷く殺気だった、獣の意識。]
ギュンターさんや村の人がそうだとは思いませんよ。
ほら、記憶を失った俺を置いてくださいましたしねぇ。
…ああ、もしかして嵌められましたか
[ふと思い立ったその事実に、声が遅れた]
場を作り上げたのは、教会のお偉いさん方かもしれませんねぇ…
良い趣味をしてやがりますよ。
[吐き捨てるように呟いた]
…まぁ俺の実験は、たいしたものではありませんよ。
ただ知識をね、吸い上げることによって実を結ぶんです。だからずっと平穏な村の中で生きていてもらうつもりだったんですけどねぇ…
……ああ。
そういうコト。
だから。
[緩んだ手から、そっと。自身の手を引く]
……殺したくなかった……って言っても。
今更だな。
だから、それはいわねぇ。
[最初は、二人だけは、死なせまい、と。
そう思い、緋色の世界を共有するモノのコトバにも逆らって、抗って。
……でも、結局、衝動に負けたのは真実だから]
知っていたのなら何故!
[言わなかったのか]
[そう言いかけて、止める]
[彼も「システム」と言うものに縛られているのかも知れないから]
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