情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
― 個室 ―
[昨日のうちにビチェやナタやミリに謝ることは出来なかった。
弦の張られていない真新しい弓を手にしたまま、窓際に座り込んで昏々と眠っていた。新たな犠牲者が見つかった騒ぎにも気づけないまま、やっと瞼が開いて首を振った]
……駄目だったか。
[どちらが本当に見極められるのかは、どれだけ考えても分からなかった。
ただ、誰に言ってもいいと残していったライさんの方が、狼にも見つかってる可能性は高いだろうと思ったから。
思うような音が出るまで、何度も矢を番えない弦を引いた]
………。
[左手で髪をかきあげながら、部屋を出て下に降りた。
手首には、きつく布が巻かれている]
─ 自室 ─
[ミリィを部屋に運び終えれば、あとは彼に託した。
というよりも、彼とミリィを二人にしたのだ。
その方が落ち着くだろうと思った。
ミリィの部屋のドアを閉め、自室へ向かう途中───
ふらりとよろめいて、壁に手をついた]
…あれ?
[何故だろうと思えば、どうも身体に力が入らない。
昨日から何も食べていない所為かと思い至った。
存外人の身体というのは、正直kに出来ているものだ。
微かに苦い笑みに似たものが、口の端を過ぎって消えた]
……随分と余裕だな。
君は今の状況を理解しているのか。
[教会を否定する言葉>>172>>174には、特に何の反応も返さなかった]
それともこの状況下で、逃げ切れる自信があるのかね。
[男の言葉を如何捉えたにせよ、今広間にいる全ての視線は、彼女へと向いているのだろう。
そうして彼女からの視線>>174にも動じた様子は見せず、男はただ見返していたが]
もう一人、だと。
…… 誰の事だ。
[己が調べられたと、そう口にした青年>>173へ、視線は逸れた]]
─ 2階廊下 ─
ライヒアルト修道士。
[コンコン。と、丁寧にノックして声を掛ける。
けれど室内はしんと静まり返って、応えはなかった。
出遅れたらしいと知って、息をつく]
広間か…。
[皆が集まる広間。
そこに行くしかないかと、一度気を静めるように息を吐く。
ぎゅ。と、布の包みを手に握りこんだ]
───…止めるからね、ミリィ。
[今はもう亡き幼馴染へと向け言葉を紡ぐ。
そうして、意を決した表情で足を広間へと向けた]
― 広間 ―
[昨日できなかった謝罪を先にしようとしたので、ハンスの命を奪った弓は持ってこなかった。
人の気配が集まっている広間に入る]
………。
[緊迫した空気に扉の近くで立ち止まり、中にいる人達を順番に見回した]
―個室―
[昨晩は、部屋に戻った後はゆっくりと眠り、起きるのは大分おそくなった。
服はハンスの返り血やもろもろは、目立たぬほどになっていた為、それを着続けることにした。
着替えがあればすぐに着替えたいとも思っていたが、それを自分から頼むことは無いだろう]
んぅ…
[小さく伸びをして広間の騒ぎにはまだ気付かず]
─ 広間 ─
[ドアを開いたその時、幾つもの声が聞こえた。
人狼とカルメンという単語が飛び交っている。
その中心にいるのは、ライヒアルト修道士だ。
何が起こったのかを察したクロエの顔色が変わった。
鋭く息を呑み、微かな震えを押し殺して広間の扉を閉める。
指先が冷える感じがした。
これが緊張なのか怒りなのか恐怖なのかは、判然としない]
───何があったの?
[問う瞳は真っ直ぐに、アーベルへと向けられた]
[クロエが姿を現せば、蒼がそちらに向けられる]
ライヒアルトがカルメンに秘術を使ったらしい。
結果は――、『見つけた』だったかな。
それから俺が、もう一人の結果を言ったね。
ライヒアルトは月のいとし子でない、と。
ふむ。
君は随分とその者に肩入れしているようだな。
[言えば危険に晒される>>189。つまり半ば信じている発言と同義だと捉えた。
その手に刻まれた蒼い花に僅かに目を細め]
『双花聖痕』……皆を導く立場にある者が、それで良いのかね。
[責める風でもなく、ただ言葉を重ねる]
─ 広間 ─
[なんやよぅ知らんけど、どっちが正しいんかっちゅー話んなっとるらしい。
ちゅーことは、どっちか嘘ゆぅてん?]
ライさんは、カルメンさん人狼やゆぅて。
カルメンさんは、ライさんゆぅてること違うゆぅて。
ここだけ見ても、どっちか嘘ゆぅてんのか。
[アベルさんがゆぅたもう1人んこと置いといたら、なんや考えやすぅなった]
月のいとし子て、人狼のことなん?
[その辺知らんかったから、確認のためにアベルさんに聞いてみてん]
ライヒアルト修道士。
貴方は牙の主じゃない。
それなのに何故そんなことを言うの?
貴方は何の為に動いているの?
貴方は誰かを───…庇っているの?
[弾劾はまず、”もう一人”へと向けられる。
じっと目を向け告げる言葉の意は、彼には間違いなく伝わろう]
[もう一人>>173、とはどういうことだろう。
そう思ってアーベルを見ていたが、カルメンの答え>>179が聞こえれば、そちらに視線を向ける。]
殺してないなら、堂々としてればいいじゃないの?カルメンさん。
[ふら、と一歩カルメンへと足を踏み出す。]
あたしが、しっかりしてれば。
お祖父ちゃん、死ななかった。
ミリィお姉ちゃんも。
[エーリッヒの問い>>186に、うわごとのように言葉を返す。]
だから。
[ころさなきゃ。と。
最後の言葉は唇だけで示した。]
―→広間―
[身支度を整え広間に近づくと少し騒ぎになっているのを感じる]
あの…、なにかありましたか?
[昨日に比べれば落ち着いた様子で、
遅れてきたために事態は良くつかめていなかった]
ライヒアルト修道士がカルメンを人狼というのなら、
───カルメンは人狼じゃない。
見出す力は二つとないから。
だから……、
[冷えた指先を手の中に握りこむ。
ぐっと、奥歯をかみ締める]
[クロエの言葉が耳朶に響く。
彼女の選んだ事だと思えば口を挟まずただ耳を傾けた]
――…ん。
[ローザの問いかけには頷く]
お伽噺の中にある歌にそう記されているんだ。
月のいとし子、牙の主、月の牙。
それらは人狼を示していたと記憶してる。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新