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焔竜 ダーヴィッド に 1人が投票した。
未熟影 ブリジット に 2人が投票した。
苗床 リック に 1人が投票した。
心魔 クレメンス に 4人が投票した。
心魔 クレメンス は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、時空竜 オトフリート が無残な姿で発見された。
次の日の朝、焔竜 ダーヴィッド が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、未熟影 ブリジット、苗床 リック、風来坊 ハインリヒ、殲滅の陽光 ヘルガ、氷精 ミハエル の 5 名。
[本人の口から訊いたせいか、
きちんと意識をした所為か、ブリジットの力が流れ出て行った事が目に見えるように感じられた。]
……ちっ
[ブリジットの腕を引き、天井をすかして空を見た]
……お前が傍へ居たいと言うのならば、核とやらを向こうへ送り出してやるまでだ。
…。
[高笑い、頭に響く声に眉間にしわが寄る。
足元の蔓をほどき、視線をこちらに向けぬ子供を少しだけ見ながら]
…さて、なんのことか。
[取り合えず白々しく答えてみた]
ぬるま湯みたいで、僕も出たくないけど。
……ここに居ると、自分ってのをようやく理解できる気がするけど。
でも、出ないわけにはいかないよ。
……あなたは、巻き込まれてしまったんだろうけど。
あなたが出なきゃいけないなら、そうしてくれると、嬉しいなって思う。
[クラクラするのを必死に押さえて。
どうにかこうにか立ち上がろうとする]
だとしたら、オトフリートさんにお願いして。
ヘルガさんを説得しないと…。
[直前の衝撃が小さくなかったからか。
時空竜の気配が消えたことには気が付けず。ただ]
…あれ、そういえばダーヴさん、は?
[近くに居たような気がしていたのだが。
寝ている間に外に行ったのかもしれない。台所とか。
対たるミハエルなら気配も分かるだろうかと疑問を口にしながら]
[オトフリートによりクレメンスの周囲に幾重にも光鎖が展開する。揺らめく黒い影は逃れようと漂い抵抗しているようにも見え。しかしオトフリートの集中が勝ったか、影は光鎖に捉えられ、件の『道』へと送られた]
はー、なんつー奴だ…。
あんまり相手したくねぇ奴だよなぁ。
[なぁ、とオトフリートに同意を求め、少し疲れたように苦笑を漏らした]
あなたは、思いつかないの?
[困ったように首をかしげて。]
僕は、僕自身の役目のために。
あなたにも、そういうものがあるのではない?
本当の場所には、逃げたくても、逃げられない、重要なものが。
…さぁ、なあ。
思いついてても、拒否したいというか。
[わずらしいものを思い出したように、ため息をひとつ]
…役目なんて、望んだ覚えは、ない。
[わかっていても、口に出してしまうわがまま。
それが、自分が無意識に加担した理由なのだと何となく推察はできた]
[同意を求めた視線の先。オトフリートの姿が揺らめく]
……は?
ちょ、おい、オトフリート!?
[オトフリートに纏わりつくのは細かな光のようなもの。慌てるハインリヒを他所に、オトフリートの姿は掠れ消えてゆく。当のオトフリートも驚きの表情をしていただろうか。今となってはそれを確かめる術は無く、何も出来ぬうちに完全にその場からオトフリートの姿は消えた]
……おいおい、なんだってんだよ。
[驚いた表情で額に手をやり、くしゃりと前髪を掻き揚げるように握る。しばらくの間、その場は沈黙により支配された]
望まない役目なんて、いくらでもあるよ。
あなたにも、他の誰にも。
望む役目をもらえるのなら、そうしたいけれどね。
[一度、目を閉じて。
それからヘルガを、もう一度、しっかりと見上げる。]
望まなくても、それからにげられないことも、あなたもわかっているのでしょう……?
…知ってるさ。
わかってもいる、嫌っていうほどに。
[返した返事は意外としっかりしていただろうか。
面倒くさそうにため息をひとつついて、肩の小動物を一撫でする。
それから、無言のまま足は歩き出して]
うん。
[肩に魔獣の子を乗せたかの女は、歩いてゆく。
その後姿を見て、小さく息を吐いた。
それは、少し重たかったけれど。
そうして、少しの間を置いて、その後を追った。]
[核を探査していたはずのオトフリートが空間から消えた。元の世界に戻ったと言う事なのだろうか。仮に別の時空へ飛ばされたにしても、それを司る彼ならば何とかなるだろう]
…『道』による送り出しはあのおっさん。
それ以外で外へ出せると言えば、核となった奴、だったか?
まだそれが出来る奴が居る、ってことか。
[この空間から自分達が出られていないことがその理由となるだろう。クレメンスが核だったのかも分からない。ただ、直前の口振りから何か知っているのは確かだった]
……ヘルガと、ブリジットか。
どっちかから話を聞くのが妥当かね。
[クレメンスが己に残した言葉。それを思い出し、ようやくその場から動き出した]
[後ろから小さな足音が追ってくるのを、素知らぬふりして歩く。
足は先ほど出てきた窓のある館へと戻っていく。
時折、肩で小動物が鳴くのをあやしたりしながら。
靴が館の床を踏むまで、それほど時間はかからなかった]
……居ないようだな。
食後の散歩へ出た訳でも無いらしい。
元々が欠けたる三対だった、が。
[深く溜め息をついた。
台所あたりに行けば、食べかけの料理だか何かでも見つかるのではないだろうか。]
……お前、少しも感知出来なかったのか?
居ない、ね。
[困ったように返しつつ。
続いた質問には肩を落として]
うん、凄く揺れたから。空間そのものが。
今も何だか不安定な気がする、の。
[答えながら、フッと顔を上げた。
そんな中でも感じ取れる気配が一つ、館へと入ってくる]
[向かう先は館の広間。あそこにブリジットは居たはずだ。居場所が分かる者からまず話を聞こうと玄関の扉を潜り、真っ直ぐ広間へと向かう]
よぉ、ブリジット起きてっか?
[広間に居る者に訊ねながら確認をし。若干疲れた様子でソファーに腰掛けた]
[館へと入ってゆくヘルガを見る。
外で暫く、止まって。]
すすめたくせに、後悔なんて、しちゃいけないよね。
[困ったように呟いた。
命じていないのに、そっと花が出てきて、周りを舞う。]
ちゃんと、覚えてるよ。
僕は、……ティルの記憶を、遣り残したことを、後悔を、ずっとずっと、覚えてる。
だから、ここで―― ここの皆と話してるときくらいは、赦してよ。僕が、それを、心の隅においてしまうことを
[花の答えは、*彼にしか伝わらない*]
[足は、自然と階段を上がる。
廊下を上がり、広間の話声が細く細く聞こえるあたり。
手摺に肘をつきながら、何気なく階下を眺め]
あ、まさか…。
[尋ねかけた言葉は口にする寸前で飲み込み。
動いた気配、天井を振り仰ぐように見る]
…どうすればいいかな。
[ポツリと呟いた]
ん、まぁちょいとな、
[疲れてるかの言葉には、それだけ返して小さく肩を竦める]
なぁブリジット。
ヘルガに力を吸われてるってのはホントか?
[隠すでもなく、聞きたいことをストレートに訊ねた]
うん、力が流れるのに気付けなかったり、止められなかったりしたから。対だし…多分そっちに行ったんじゃないかなと。
[届いた声に顔を戻して。
直球のハインリヒに少しだけ苦笑を滲ませ頷いた]
ここができてから、ずっと気になってたの。
ヘルガさんとクレメンスさん。
だからヘルガさんも核なのは間違いないと思う。
[再び上を向く視線]
[ブリジットから得られたのは肯定の言葉]
ヘルガと、あのおっさんか…。
おっさんを外に出しても戻れねぇ訳だ。
と、まだ言ってなかったな。
[思い出したようにして先程外であったことを伝える。クレメンスが『道』により外へ送り出されたこと、オトフリートがこの空間から消えてしまったことを]
核であるのが2人なら、後はヘルガに出てもらえばこの空間から俺らは解放される。
……当のヘルガはどこだろ。
[広間に居ないことに気付き、しばらくきょろきょろ]
[きゅう、と肩で小動物が鳴く。
ちらりとそちらを見た]
…お前も外に会いたいやつがいるのかねぇ。
[ちょいちょいと鼻先を撫でて。
階下を見下ろしながら少し物思いにふけるような顔をしていたが]
[示された上に視線をやって]
上、か。
……外出てくれ、って言っても素直に聞いてくれるかねぇ……。
俺が切り出すとまた不機嫌になりそうな気がするが。
[話をしに行くことに気が重そうに息を吐く]
[ちょいちょい、と小動物の鼻を撫でていた手は下ろされ、足は階下へと向かう。
まさか自分の話になっているとは思わないから、至極めんどくさそうないつも通りの表情で。
階下につくと、そこにいたらしい翠樹のほうへと小動物は駆け出して行って、その後ろ姿を見送った後、皆の集まる広間のほうへと足を向けた]
[ブリジットの少し途切れた言葉には、「だよなぁ…」と小さく溜息。彼女の視線が扉へ向かうのにつられるようにして視線を移し]
とりあえず行って来るか。
とにかく言わなきゃ始まらん。
[そこまでヘルガが来ていることには気付かず、二階へ向かおうとソファーを立った]
と…。
[広間の扉へ向かおうとしたところでヘルガが顔を覗かせる]
行かずとも来たか。
……ヘルガ、ちぃと頼みがあるんだが。
[みょーに真面目そうにヘルガに声をかけた]
……?
[妙に深刻そうな気配に軽く首をひねる。
何か言おうとしたのだが、ハインリヒの気持ち悪いくらいまじめな様子に胡散臭いものを見るような視線を投げながら]
…事と次第によるな。
[先に逃げ道を用意して]
[相変わらずな物言いに思わず苦笑が漏れる]
そこまで難しい話じゃねぇとは思う。
……お前、この空間の核なんだろ。
皆がここから出るために外出てくんねぇか。
あの胡散臭ぇおっさんはもう外に出た。
後はお前だけだ。
[表情を戻してからはっきりとヘルガに告げた。相手がどう返してくるか、見逃さないように注視しながら]
……。
[まぁ、ある程度は想像できた内容だったのかしばし無言のまま。
少しの沈黙の後に言葉は音になる]
…嫌だと言ったら?
[すー、と葡萄酒色の瞳が細まる]
[本心からかは分からないが、拒否の言葉が聞こえると、ふぅ、と息を吐いた]
嫌だっつーなら、それなりの対策は取らせてもらうさ。
[いつもならば相手の態度に怯えたりなんだりするのだが、今回ばかりはそれも無く。真正面からその視線を受け止める]
この空間もかなり不安定になってきてる。
クレメンスとか言うおっさんが揺らしてくれたらしくてな。
直ぐにここから出るためには、お前に出てもらうのが一番早い。
[引かない様子を少し睨んでいたが、やがて息をひとつはく]
……めんどくさ。
[呆れたように呟く。
不機嫌そうな気配も確実に混じっていて]
……寝る。
[じゃ、と短く残して広間を出ようと]
あ、おい!
結局どっちなんだよ!
[めんどくさいで片付けられてしまい、はっきりとした返答は得られていない。不機嫌そうな気配に不安は覚えたが、答えを聞こうと広間を出て行こうとするヘルガを呼び止めた]
…は?
[苛立ち最高潮のまま、足を止めて振り返ればそれこそ人を殺しかねないほどの不機嫌さ]
…出りゃいいんだろ?
だから、寝るっつった。
寝てる間にやっちまったなら、意識して寝りゃ出られるだろうさ。
[これ以上余計なこと言ったら殺すぞと無言で葡萄酒色の瞳が語る]
[殺気立ったような気配に流石に蛇に睨まれた蛙状態に]
あ、そう、なのか。
分かった、んじゃ、よろしく。
[冷や汗だらだら、蒼白になりぎこちない動きで小さく手を振り、それ以上は黙った。寝たら云々の話は実は知らない]
ほぇ?
[とても間抜けな声が漏れた。
呆然とヘルガの主張を聞いていたけれど]
…うん、おやすみなさい。
[どうにか言って、はふ、と息を吐いた。
ミハエルの手を引っ張りながらソファーへと戻り。
握ったまま、ぽふ、と沈んで目を瞑る]
ん、無茶はしない…。
[つもり、とは口の中だけで。
少しでもヘルガの望むように力を回せれば、と集中し始めた*]
……。
[一発ぐらいひっぱたいてもよかっただろうか、とそんなことを思いながら広間から徐々に遠ざかる。
きゅー、とどこかで小動物が鳴くのが聞こえたが、別にそちらを気にするような気配はなく。
階段を上がり、客間の並ぶあたりまで来ればさっさと適当な部屋の寝台に潜り込む。
こんな面倒なこと、さっさと終われと頭の中で思い描いて]
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