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─ 宿屋・食堂 ─
[食堂まで来て、は、と短く息を吐く。
伏した翠の瞳は、外から戻ってきたエーリッヒの声>>145に、そちらを向いた]
……さすがに、はいわかりました、とは言ってくれんか。
[確約はもらえなかった、というのはある程度予測できていた。
村の他の人々の動揺なども思えば、そうも行くまい、と]
せめて、親父さんが顔見るくらいは、させてやってくれると思っとこう。
─ →食堂─
[細工師さんに導かれて、漸く辿り着いた食堂。
暫くの間、僕は黙りこくっていました。
流れ続けた涙も漸く枯れかけた頃、戻って来た彼から顛末>>145が伝わりました]
……。ッ、
[何故と問いかけて、下唇をきつく噛み締めます]
…… 今すぐ、じゃ、なくても、
ちゃんと、返してもらえるん、だよね……?
[少しして口を開いて、途切れ途切れに言葉を紡ぎだしました]
―食堂―
[濡れた髪のままに、食堂へと顔を出す。
各々がロミの死を悼んでいるように見えて、目を伏せて。
端の方の壁に身を凭れさせて、立って眺めた。
未だ思考はフワフワと定まらず、ぼうと見る。
泣いた痕は無いけれど、目の下に隈は出来ていた]
……そこに当たっても、仕方ないだろ。
[自衛団員に向けて吐き捨てるミリィ>>147に、小さく突っ込む。
団員たちの目には、恐れの色も見え隠れしている。
あまり、刺激するのは、よくないだろう、というのは察しがついた]
ああ……ま、副長辺りは、そこらちゃんとしてくれるだろうしな。
[融通が利かない、と言っても、そのくらいは、と。
エーリッヒの言葉>>152に、微かな希望を込めて呟いた]
[作った秘薬は自分の能力を行使するためのもの。
ヨハナの死後に、それは使われることとなった。]
ヨハナさん、見せてもらうわ。
[黒のローブを脱ぎ、秘薬を口にすると、ヨハナの遺体によりそうように抱きつく、しばらく目を閉じる。
次に顔をあげるときは緩慢な動きで]
ヨハナさんは人間よ…
[そう近くにいた人達に伝えた後、起き上がろうとしてそのまま地面にたおれこむ。
秘薬は毒でもあるもの。力の行使と合わさりしばらくは動けず、部屋に運んでもらうことになるだろう]
─食堂─
……。うん。
[頭を撫でてくれる手>>152はいつものものでした。
いつもならそれだけで僕を鎮めてくれるのですが、今はまだたくさん時間が掛かりそうでした。
ず、と鼻を啜ります]
……すぐ、帰してもらえないのが、人狼のせい、なら……
早く、見つけないとね。……ロミのためにも。
……。でも、どうしたら、いいんだろ。
[ぱたぱたと、あちらこちらへと動き回る。
忙しくする事でヨハナとロミが亡くなった事の悲しみを、
青年なりに紛らわせようとしていた。
…それでも、若干の苛立ちなどは隠せてないのだが。]
そうだけど……。
[窘めるライヒアルトに言い返そうと口を開きかけ。
団員たちの面に浮かぶ恐れの色に気付く。
そこで友人の言葉の意味を察し、不承不承ながらも言葉を飲み込んだ]
……そもそも、私たち
人狼のことについて何も知らないに等しいんだよね。
[ささくれ立つ気分を切り替えるようと
ブリジットの言葉を受けて呟いた]
― 宿屋・ロミの部屋の前 ―
[とりあえず人が入れないようにはどうするべきかと、
考えた挙句、ドアをちゃんと閉めて
立ち入り禁止とでも書いておくか、と。
無難すぎるところに落ち着いた。
息を吐いて、とりあえず扉だけ閉める]
あとで水ぶちまけるとか…
[思い浮かぶ事はそれくらいだった。
部屋が酷いことになりそうだった]
…
[ふと、思案に耽る顔を上げて辺りを見渡す。
ぱたぱたと歩き回る様子に、邪魔にはならぬよう。
手が止まりそうな隙を狙うように、
アーベルの動きを目でじぃと追う。]
─ 宿屋・食堂 ─
[ぼかした部分を理解したらしきミリィの様子>>157に、やれやれ、と息を吐く。
続けられた言葉には、僅かに翠を伏した]
ま、こんな騒ぎになるまで、身近だなんて思ってなかったし。
……伝承や、御伽噺程度の事しか知らんのも、無理ないさ。
当の伝承や御伽噺だって、内容が統一されてるとはいえんわけだし。
[誰かを手にかける覚悟は、未だ定まってないけれど。
この宿内に凶器となる物は、厨房に閉まってあって。
その中には父が残して行った純銀製の包丁セットが密かに存在していた。
ゲルダの視線>>159に気付けば、こてりと首を傾げ。
ミリィの言葉>>157に、ウェンデルから借りた本>>2:70を思いだして。]
あ、そういえばウェンデルから人狼の伝承に関する本借りてたんだけど……読む?
[一般的な記述しか載ってないけど、とも口にして。]
― →食堂 ―
[とりあえず今はどうしようもない、と。
ロミの死んだ場所から離れ、他の人たちの後を追う。
丁度聞こえる、人狼についての話]
――なんだ、伝承とか見たいんなら、
今アーベルに本貸し出し中だ。
読むんなら、あいつに言やー良い。
[ライヒアルトに頷いて]
そうなんだよね。
私が聞いたことがあるのは
エーリィさん……の言うように
[確かブリジットが彼のことをそう読んでいた。
いきなり愛称(らしきもの)で呼ぶのは気が引けるが
お互い、後で名乗ればいいだろう]
狼の尻尾を掴むことの出来る人がいるということ。
[端の方の壁に凭れるゲルダが視界の端に映る]
……それと、銀の刃ならあいつらに
傷を負わせることが出来る"かも"って話くらいかな。
[アーベルと視線があう。
こてりと首を傾けられるのに、じいと見て。
口を開きかけ、閉じて、迷うようにしてから、
壁から身体を引き剥がして、歩み寄った]
あ、アノ、、お、ね、ネガイが、アルの。
[おずおずと、遠慮がちに言葉を紡ぐ]
[動き回るアーベルを見つければ声かけようとするが
彼がミリィへと話し掛けるをみれば言葉を飲み込む。
言葉の代わりに、彼の視線が此方に向けられるタイミングで
厨房の方を指差して、かりる、とくちびるのみで紡いだ]
─食堂─
……探せる人、……でも、名乗ったら、真っ先に狙われる、よね。
[探せる人>>160という言葉に、少しだけ顔を上げます。
ばらばらと他の人が伝承について口にするのを、何処か遠くで聞きながら]
……。それに、嘘吐きも、いるんだよね。
御伽噺、だったら。
[話の合間に、ぽつりと口にしました。
人なのに人狼の味方。事件を引っかき回す存在]
……狂人って、言ってたっけ。
…ん? 何かな?
[遠慮がちなゲルダの言葉>>165に、出来るだけ―多少ぎこちなかったかもしれないが―笑みを浮かべて。
カルメン>>166には、頷いて了承の意を示した。]
そうだね。
なら、貸してもらえると助かるかな。
[人狼伝承の本を貸してくれるというアーベルと
持ち主であるウェンデルに頷き、礼を言う]
出来れば、セネットさんが今知っている話をざっと
教えてくれると、尚、ありがたいけどね。
[人狼が己を退治する方法を模索する時間など
与えてくれるとは到底思えず、時間が惜しいということもあり。神学生の彼なら、文献には載っていない口伝を知っているかも知れないという考えもあった]
――……狂人?
[ふと、ブリジットが口にした単語が耳を打ち、小さく瞬いた]
[タイミングよく同じ事を言うウェンデルとアーベルに、お前らなかいいな、と言わんばかりの視線を向けたりしつつ]
……人か狼かの判別がつけられる力、ってのは、必ず出てくるよな。
[ミリィの話>>164に、頷く]
問題は、ここにそれがいるのかどうか。
……名乗り上げがあっても、鵜呑みにしたら危険だった、って例もあるし。
……そも、いたとして出てくるかどうかもわからんときてる。
自分から、狙われる率を上げるやつも、早々いないだろ。
[アーベルの了承の頷きに、目許和ませこくと頷き返す。
厨房を借りて用意するのは紅茶をカップに人数分。
ミルクと砂糖、それにスプーンがそえられる。
持ってきたアプリコットのジャムの瓶もあるが
どう頑張っても開けられず仕舞いで暫し其れを睨む]
――と、こんな事してたら冷めてしまうわ。
[二度に分けて紅茶を食堂に運び]
あたたかい紅茶でも、どうぞ。
[と、そこに集まる人にそれをすすめる声を掛けた]
……。うん。
人なのに、能力があるって嘘を言ったり、罪のない人を人狼って言って、人間を混乱させるんだ。
そんな人が、御伽噺にはいたんだよ。
[問い返し>>170に頷いて、僕が持っている知識の限りを答えました]
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