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―宿屋外・路地―
うつくしいことばだけを、つかわせてはくれないのね。
[せめる口ぶりではあるけれど。
おんならしいその柔いひびきは、あきらめもはらんでいた]
おなじ狼をころして、というよりは……。
狼ならば、じぶんで銀のなにかをもつのをこばむかしら、って。
あたくしが狼のものがたりを書くなら、きっとそういうふうに書くだろうなとおもうのよ。
[宿屋へのうながしには、ひとつうなずき、その背を追った]
─宿屋─
……ヴィリ、兄、さん。
ゲルダ、お願い、ね。
[『声』が聞こえなくなったところで、小さく呟く。
本当は、泣きたいくらいだったけれど。
部屋にいるひとは、もっと辛いだろう、と思ったから、押さえた]
……アーベル。
いか、ないと。
[それから、黙り込むアーベルに、ほんの少し、泣きそうな表情で言う。
このままここにいるのは、色々な意味で、苦しかった]
―宿屋―
[胸元で小さく手が動いた]
…ああ。そうだな。
ここは、頼む。
[ヴィリーに掛けられる言葉も出てこなかった。
だからクロエの言葉に重ねるように言って]
酒場行こう。
まだ終わってないのなら、終わらせなきゃいけない。
[ギュッとクロエの肩を抱く。その手は震えてはいなかった。
静かに踵を返してゲルダとヴィリーに背を向けた]
使いたければ使えば良い。
だがこの血腥い状況でそこらに気を回すほど繊細でも拘りを持ってるわけじゃねぇんでな。
判りやすい言葉で区切った方が考えやすい。
[責めるような口振りにも気にした様子は無い。振り抜かぬまま歩を進めて]
なるほどな、それは一理ある。
それじゃあ、銀を持てぬ者が人狼だっつー話にもなっちまうけどよ。
[そう言いながら、ヴィリーに短剣を差し出したことを思い出す。躊躇しつつも短剣を受け取ったヴィリー。あれはどちらに判断出来るか。
宿屋の出入口はすぐ傍。話が終わらぬうちに扉を開き、中へと入った]
─宿屋外→酒場─
―宿屋―
はん。
……俺があんな幼稚な落書きするように見えたか。
そいつぁ心外だね。
[牽制の言葉に目で表を示し、鼻で笑う。
相手は件のメッセージを見ていないかも知れないが]
─宿屋─
[酒場へ、と促す声。
うん、と頷いて歩き出した。
肩を支える手に震えはなく、それが気持ちを静めてくれるのを感じつつ、自分の手を、軽く、重ねる]
……終わらせ、ないと、ね。
[自身に言い聞かせるよに呟く声も、だいぶ落ち着いていた]
─ →酒場へ─
[メッセージ、には目を細めて]
……ああ、そういうのもあったらしい、な。
さてな、見るからに、って奴がするとも限らねえ。
見てくれじゃわかんねえだろ。
昨日の学者先生みたいによ。
[そう言って見やる。
誰かが酒場に足を踏み入れても、視線一度向ける程度に過ぎないだろう]
どう足掻いても、ヘルムート・フォン・ティークは作家なのね。
おじさまの言葉を聞くとそう思うわ。
[ヴィリーが銀の短剣を渡されたことは知らず]
[理があると言われたのなら、微かな頷きを]
[理はあれども、それのみが真実を表すとは限らないのだから]
[宿に入ったのなら、其の場に居る人間の顔を見回して]
[挨拶の声は投げずに、奥の壁に背を預ける]
[喪に服す色彩を纏う男は、唯、眼差しを伏せる]
ああ。
[一抹の不安は、昨日の今日で自分がどこまで出来るかということ。だが泣き言を言っている余裕も当然無かった。
重ねられた手に僅かに唇を緩め、酒場の扉を開いた]
―酒場―
[服喪を感じさせる装いのヘルムートが最初に視界に入った。これまでとの差異が心に沁みる]
…もう、皆知ってるみたいだな…。
[小さく呟いた]
俺は作家のおめぇしか知らねぇからな。
[ヘルムートへ返しながら、フーゴーはカウンターに入らず集まる者達を見やる]
もう知ってるかも知れねぇが、今朝ゲルダが人狼に襲われたのが発覚した。
人狼は、まだ居る。
今日もまた処刑しなけりゃならねぇ。
[そこまで言って一度言葉を切り。視線をアーベルとユリアンに向けた]
誰かを調べたってのがあるなら、教えて欲しいんだが。
[あるか?と視線で訊ねる]
─酒場─
[中に入ると、昨夜は動揺して置き去りにしていたぶち猫がすぐさまこちらに駆けてきて、擦り寄る。
銀の鈴が、ちりん、と音を立てた]
あ……ごめんね、ツィン。
[その様子に苦笑しつつ、内部を見回す。
壁際のヘルムートの姿には、きょとり、と瞬きをしたりして。
フーゴーの発した言葉に、既に知れているのだと改めて感じて、みたいだね、と呟いた]
……そんなら、占ってみるかい?
お前さんの力とやらを使って。
[ニヤリ、口角をつり上げ笑む。
何処か挑発的な笑み。
扉が開いたなら、そちらに視線は移る]
[リッキーに差し出したそれがまだカウンターの奥にそのままになっているのを見れば、視線を送って]
知ってるよ。随分騒々しかったから。
占ったのはヴィリー。
真珠の色は、白。
[悪いね、と言って小さく肩を竦めた]
ほんと、あんたを占うべきだったかもな。
へえ……人狼だってばらされてから泣いても遅いぜ?
[ウェンデルの挑発には口許だけの笑みで返した]
ユリアンは、ヴィリーで人間って結果か。
[告げられた言葉に軽く瞳を細める。アーベルの返答には視線をやってから]
これ以上は無理そう、か?
……占い師は日に一度しか結果を出せないんだったな。
[アーベルは既に死す前のライヒアルトを視ている。故に無理なのだろうと当たりを付けた]
…結局のところ人狼らしい奴は見つかってないってことだな。
ユリアンからすればウェンデルとヘルムートのどちらかが人狼と言うことになるが、どう思う?
…いや、選択肢にはアーベルも含む、か。
[言い直しつつ、ユリアンへと視線を向ける]
どうしても決まらないようなら、今日こそ投票で決めることになる。
情報は少ないかも知れないが、皆も良く考えてくれ。
誰を信じ、誰を疑い、……誰を処刑するかを。
―宿屋―
――リィちゃ……、
[不意になった鈴のおと。居るはずのない人の名前を口に出しかけて。
すぐに口ごもった。
そのさきに居たふたりに向けるのはあいまいな笑み]
[フーゴーの視線を受け、無言でケースを取り出した。
いつもの文言もなく、一枚だけを引き出し表にする。
そこには何も描かれていなかった]
……やっぱり、駄目か。
悪い。そうなる。
[唇を噛んで頭を下げた。鉄の味が広がった]
ハ。
残念ながら、俺は違うんでね。
その心配はねぇんだよ。
[ユリアンのほうは見ない。
態度はいつもと変わらず、尊大なもの]
……だから、
妙なコト言うようなら、容赦するつもりもねぇ。
[その時だけ、僅かに声は低くなった]
……無理、したらだめ、だよ?
[唇を噛んで頭を下げるアーベルの様子に、小さく呟いて。
それから、ぐるり、と酒場の中を見回し。
曖昧な笑みを浮かべるヘルムートの様子に気づくと、僅かに眉を下げた。
ぶち猫も同じよにヘルムートを見やり、にぃあ、と一鳴き]
[フーゴーの問いには暫し黙し]
そうだなあ。
アーベルは単純に狂った、とするよりも仲間を差し出した、と考えるか。ただ銀で止めをさしてるあたり判断に困る。
狂っただけの人間かねえ…悪いが未だ判断付かないな。
ルーミィさんは…ありゃあ何だ?
まるで喪服みてえなんだが。死んだ仲間への弔いのつもり、としたら正気じゃねえな。
ウェンデルは…――明日占うつもり。
それが希望らしいんでね。ここかと踏んでるが。
[まあ俺が生きてたらな、と締め、名をあげた面々を見遣った]
…分かってるよ。
[クロエの呟きに、痛恨の表情を浮かべながら頷く。
フーゴーの問いかけには深く息を吸い込んで]
……カヤ。
[言いたくは無かった。けれど]
ユリアンが庇った可能性を考えると、だ。
ヴィリーも条件は同じだが…。
今の彼が演技をしてるようには、どうにも思えない。
他には情報が無さ過ぎて。分からない。
[アーベルの声に眉を顰める]
…カヤを俺が庇った、だって?
はっ、何が楽しくて俺があいつを庇う必要があるんだ。
あいつは人間だ。間違いねえ。
[言えど、意味を成さないとは理解できていたが]
[尖らせた視線をアーベルに投げた]
そうかい。
[ユリアンの返答に一度そう返して。少し思案した後に口を開く]
その答え方だと、今日の処刑希望が無いように聞こえるが。
それとも何か、おめぇは自分で人間と判断した奴を処刑対象に上げるつもりでもあるのか?
それに、ルーミィが人狼だった場合、正気じゃねぇと思うのは何故だ。
おめぇの言い方だと、人狼は他者を、仲間を弔わないと知ってるような言い方だが。
[違和を感じた部分を上げ、更に問い直す]
[フーゴーの問いに、目を伏せる。
すぐ側から紡がれた名に、微かな震えが走るのは、止められなかった]
……ウチからすれば、四択、か。
[カヤ、ウェンデル、ヴィリー、ヘルムート。
信じる者を定めた現状、狼の疑を向けるのはこの四人。
自分的には、誰も彼もがやり難い相手ではあるが]
……これでもまだ終わらないなら。
次は俺も神父さんを占う。
[硬い顔でウェンデルを見て、ユリアンを見た]
人狼に組するなら庇ってもおかしくないだろう。
…自分で確認できるなら、当然そうした…!
―宿屋―
[眉を下げるクロエと視線があったのなら]
[すぐに其れは逸らされて、白手袋が口許に当てられた]
[二人の占い師の言葉には、静かに耳を傾けたが]
喪服には違いないわ。
古くからの知り合いを二人も亡くしたのだもの。
[正気でない]
[其の言葉自体には否定をしなかった]
おじさま。
あたくしの意見もベルちゃんと同じよ?
理由もさっき言った通り。
[説明を割愛し、端的な言葉を]
[唇を噛んで下を向いたアーベルには、「無理するな」とだけ声をかけ]
その考えは一理ある。
何よりおめぇはまだカヤを視てねぇからな。
[ルーミィも同じことを言っていた、と言うのは出て来なかった。彼らが同じ理由に至る何かはあるかと考える]
[身の証明があるものと『占い師』と名乗った者を除けば、フーゴーも四択となる。けれど今のところヴィリーは疑いから外した。故に、三択]
ああ、分かってるさ。
[ヘルムートの言葉には頷きと共に言葉を返す。そうしてまた考えながらユリアンの返答を待つ]
[カヤを処刑して確かめられるのは、クロエが襲われなければの話。カヤが人狼であっても、他に仲間が居れば可能性は、ある。選択肢の狭いユリアン側で考えるか、広く見たアーベル側で考えるか。様々考えが頭を巡る]
悪い、投票先ってことな。今のは雑感を述べたまでだ。
そん中で選ぶなら、ウェンデルだな。
おかしいだろ。
人狼だったら仲間が死んでるのを悲しんでます、ってひけらかすのかい?俺にはとても正気とは思えないが?
[ヘルムートの声が聞こえれば、それ以上は続けず。
続けられなかった、のだが]
お前ら…本気でカヤを殺そうっていうのか?
[信じられない、とばかり]
……はん。
好きにすりゃぁいい。
[アーベルから出た言葉にも、矢張り態度は変わらぬまま。
誰に票を入れるかは口にせず、ただ周囲を見渡し]
[カヤやヴィリーを疑いたくないのは、心情。
けれど、知り合いだったライヒアルトは人狼で。
近しいひとだから、というのは、理由にはできなくなっていて]
…………。
[ため息を、一つ、零して目を伏せた]
[押し黙り]
[思考を巡らせど、焦りがそれを押し潰す]
俺は。
…――ルーミィさんが怪しいと思う。
[小さい呟きは誰かが拾えただろうか]
カヤは明日、アーベルが占え。
それでもいいだろう。
一番疑ってるのはウェンデル、か。
[先の二人のやり取りを見ればそれは明らかではあったか。続く言葉には、ふ、と短く息を吐いて]
……おめぇの正気がどう言うものを現すのかは知らねぇが。
人狼であれ仲間であれば悲しむもんじゃねぇのかね。
人としての部分が残って居るなら、尚更な。
……ま、ちと言い方が悪かったな。
ルーミィなら、人狼であろうが無かろうが、ライヒアルトの死は悲しむと思ってる。
俺の言い分はそう言う事だ。
[ヘルムートの言葉はもっともなように聞こえた。
同じ意見だと言われると複雑な顔にもなったが。
顔を上げ、黒衣のヘルムートを見た]
…すみません。
[二人の旧友。その片方を手に掛けたのは自分だ。
人狼も人と思うのならば。そして昔の、いや、この騒ぎが起きる前のライヒアルトがどんなであったかを思えば。
後悔はせずとも、小さな謝罪が口をついた]
─回想・ダーヴィッドの部屋─
[物言わぬゲルダをベッドに寝かせ、その隣に座り込んだ。
無残に裂かれた身体は、毛布で隠されていて。
傍から見れば、ただ眠っているようにしか見えないだろう彼女の隣で、フーゴーから渡されたそれを服の上から掴み。]
……今更、ついていても。
遅い、のにな。
[そう、呟いて。
誰かの気配を感じれば、懐に手をやり。
クロエとアーベルが来たのを見れば、そっと手をおろし、今朝のことを話した。
クロエ達から、ゲルダを頼むと言われれば、あぁ。と頷き。]
お前も。
クロエを、守れ。
俺のように、守れないのは…もう、たくさんだ。
……さっきはウェンデルを疑ってると言ったはずだが。
どんな心境の変化だ?
[ユリアンの声を耳聡く拾う]
人狼だったとしたら、喪服を着て仲間の死を悲しむのはおかしいと、今言ったばかりだろう。
ベルちゃんよりは。
リアちゃんの方が、怪しいと――……、
[当然の事のように口を開き]
[けれど、予想の範疇外の言葉に、口の端を上げた]
[紛れも無く、それは笑みのかたち]
[二人が出ていった後も、ただ黙してゲルダの隣についていたが。
酒場の方から幾人かの声が聞えてきたのに気付くと、そちらに行ったほうがいいだろうかと思い、立ち上がり。]
……ゲルダ。
少し、離れる。
[そう言って、部屋を出ると酒場へ向かって。
いまだ血塗れの姿が他人からどう映るかなど考えることはなく。]
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