情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、音楽家 ヘルムート、画商 エーリッヒ、神父 クレメンス、牧場の主 カヤ、神学生 ウェンデル、小説家 ブリジット、酒場の主 ヘルガ、情報通 カルル の 8 名。
─ 広間 ─
[唐突な問いかけの意味は気になるものの、どうやら答えは得られそうにない、と判じてやれやれ、と息を吐く]
……ともあれ、これ以上ここで雁首並べて唸っていてもどうにもなりますまい。
朝からの騒動で皆、疲れていますし……まずは解散して、落ち着く時間を持つべきではありませんか?
[ちったあゆっくり考えさせろ、頑固爺。
言葉こそ丁寧だが、声音や態度にはそんな本音がありありと滲んでいた。
その本音を察したのか他に理由があるかはわからないが、団長は一先ず解散する旨を告げた後、広間を出ていく]
……まったく。
融通の効かない所は、親父殿にそっくりだ。
[ため息と共に吐き捨てた後、足を向けるのは広間の一画に置かれたピアノ]
……調律してから、と思ったが。
止むを得まい。
[小さく呟き、蓋を開いた鍵盤に触れる。
僅かな黙祷を経て、緩く紡がれるのは、鎮魂歌の旋律。**]
─ 屋敷内 ─
そっかぁ。
もしかしたら、って思ったんだけど。
[返答>>0を受けて、腕を組む。
それから少し声を顰めて]
昔ね、ウチのヤギの仔が襲われたことがあったんだけどさぁ。
おばさんのアレね、その時に比べて……きれい?っていうのも変かもだけど。
なんだろ、ただ食い散らかしたって感じには見えなかったんだよねぇ。
[職業柄、動物の生死には慣れているのか、淡々と言葉を紡ぐ。
尤もヤギの仔の事件の時にはまだ幼く、それから数日間ずっとめそめそ泣いていたものだが]
人狼だけじゃなくて、見極める力を持つ人もいるって、団長さんは言ってたけど……
[溜息を吐いた]
─ 屋敷内 ─
[どうやらカヤもギュンターの話以外の可能性を考えていたらしい>>3。
考えるように腕を組み、声を潜める様子にエーリッヒは身体を傾けカヤに耳を寄せた]
……きれい?
きれい、きれいかぁ…。
[言わんとすることは分からないでもない。
野犬の類であれば、もっと雑な傷口になっている、と言うような意味なのだろう。
そう感じることが出来る程、カヤは老婦人につけられた傷を見たと言うのは少し驚きではあった。
如何に動物の生死に慣れていたとしても、今回は人間なのだ]
見極める力?
…あぁ、幻燈歌だかで歌われているものだっけ?
なんだ、そう言うのがあるなら直ぐに解決するんじゃないか?
[溜息をつくカヤとは対照的に、楽観的な口調で言う]
― 悪夢の記憶 ―
[少年の父は優しかった……そして母は、その父と少年を心から愛し、慈しんでいた。その夜までは…]
[それは嵐の夜。少年の家は集会場のような孤島ではなかったけれど、家から一歩も出られなくなる程の酷い嵐だった]
[その閉ざされた夜の中、少年の父親は、突如人が変わったようになった。「狼を殺す」「殺さなければいけない」何かの力に捕らわれたようにナイフを翳し、愛する者を手にかけようとして……逆に命を落とした]
[父を殺した母は、自らも命を絶ち……そして、一人残された少年は、その記憶を自らの内に封じ込めた]
[事件は、自衛団によって、表向きは夫婦揃っての病死とされ、少年は街の神学校へと追い出されるように送られた]
[そうして六年の間、少年は、その夜を忘れていた……]
[再び、起きた嵐によって、その悪夢を呼び起こされるまで**]
─ 屋敷内 ─
うーん……なんだろ、野犬とかならもうちょっと、あちこちに噛みついたりするかなって思って。
顔とかはあんまり傷なかったみたいだし。
……まぁ、そもそもヤギと比べるのがおかしいかもだけど。
[途中で遮られた事もあってちゃんと見たわけではないし、と。
一生懸命言わんとすることを伝えようと、言葉を続けた]
うん、それ。
ウチもそう思ったんだけどさぁ、なんか力使うにも1日1回だけとか、制限があるらしいよ。
ヘルちゃんが言ってた。
[先ほどの広間でのやり取りを伝えた]
人狼も力も本当だったとしてさぁ。
……見つける前に襲われちゃったらアウト、ってコトだよねぇ。
[眉を顰めた]
…そうだね、人狼にしてみれば見つかるわけにはいかない。
もしそう言う人が居ると分かれば…狙ってくる可能性もあるね。
なるほど、そう簡単に話が運ぶわけでもないわけか。
[眉を顰める様子に、今度はエーリッヒが腕を組んだ**]
[反応は如何なるものだったか。
それから少し話した後、ぐ、と両腕を上げ、伸びをして]
んー……
さすがに疲れたし、休もうかな。
[丁度鎮魂の曲が聞こえてくる頃か。
画商と別れて、客室へと向かうことにした**]
─ 屋敷内 ─
うんうん、そんな感じー。
[大まかな説明だったが、言いたいことは何とか伝わった模様>>7。
安堵したように息を吐く]
詳しいよねぇ。
なんでも、親父さんの教えなんだって。
[音楽家については聞いたことをそのまま伝える]
多分真っ先に狙われるよね。
ウチならそーするもん。
それに人狼を見つけたって言われて、それをそのまま信じていいかも分かんない、とも言ってたね。
確かに間違えることもあるかも知れないし、もしかしたら嘘ついたりとかも…… 考えたらキリないなー。
[腕を組む彼を見ながら、難しい顔で唸る。
特に妙案なども浮かばないまま、やがて客室へ引き上げることとなった>>9**]
…これからどうするか、団長さんの中ではもう決まっているんでしょうけど。
こっちは話を聞いたばかりですぐ受け入れる余裕は出来てないのよ。
今すぐにどうこう出来る話でも無いし、少しの間でも時間をくれないかしら。
[行って見回せば、>>1:74普段以上に無口な女性や>>1:102喜々としてはしゃぐ青年の顔が目に入る。
>>1:82既に広間を離れた人も居る以上、此処に留まり続ける意味も感じられなかった。
そこで不意に微かな違和を感じはしたがこの時にはその理由に気付く事は無く、>>1ヘルムートの言葉を受けて解散を告げる団長に視線を戻し。
>>1:103恐らく幼い頃よりの知己なのだろうカヤに付き添われて>>1:93出ていく少年を見送った後自分も広間を離れ昨夜から借りている部屋へと戻った]
─ 二階 客室 ─
……人狼、ねぇ。
[部屋に戻り一人になった所で、面倒な事になった、と眉を顰める。
別にどこで死んだ所で構わない身上ではあるが]
あんまり気分良いもんじゃ、ないわよねぇ…
[団長の言葉が真実なら、此処に集められた中から殺す者を選ぶ事になるのだろう。
十年という歳月はこの地に根付くまでには行かずとも、情が湧くには充分だ。
馴染みの客、日頃世話になっている牧場の娘や神父を殺さなければ行けないかもなんて。
村の外からの来訪者も揃って年若く先行きの明るそうな者ばかり、出来れば団長の杞憂であって欲しいと願う耳に、>>2その音はふ、と届いた]
─ 二階 客室 ─
…これは……あぁ、あの人…?
[ピアノが奏でる鎮魂の旋律、紡ぎ手はすぐにあの男性だろうと知れる。
気ままな楽器弾きと本人は言っていたが、聴こえてくるは音楽家と称されるに相応しいと思わせる音色。
それに併せ、小さくヴォカリーズを紡ぐ声は部屋の近くを通った者であれば拾う事が出来ただろう。
暫くの後にピアノの音色が消えれば部屋の中は静寂に包まれて。
女の意識も同じく静かな眠りへと沈んでいった**]
ー 3階客間 ー
[散会が告げられると、また逃げるように借りている部屋へ戻り、荷物からノートを出して書き物を始めた。
そこそこに名の知られた青年作家と非常にタッチの似た物語が綴られてゆく。
ここ半年はしていなかった、一番の現実逃避手段だった**]
─ 朝/二階 客室 ─
[何時しか落ちた静かな眠りは、夢によって破られた。
それは女にとってはいつものことではあったのだが、けれどいつもと同じ夢ではなく。
追い立てられる様に飛び起きた女の息は乱れ、苦しさに喘いだ跡が残っていた]
───……今、何時かしら。
[まだ暗さの残る部屋を見るに、恐らく起きている者は少なかろう。
身支度を整える為に覗いた鏡に映る顔は、酷いものだ。
厚めの化粧に濃い色の紅を差し、一度瞑目して再度鏡を覗き込む]
─ 朝/二階 客室 ─
団長さんなら、もう起きていらっしゃるわよね。
[昨日の広間での話を考えれば、誰より早く起きて警戒にあたっているだろうとは想像に難くなかった。
こんな時間に部屋を訪れれば警戒されるだろうかとも思ったが、誰よりも先に団長の意思を改めて確認したい。
その結果によってどうするかまではまだ考えには及ばないけれど。
そう思って部屋の外へと出ていった]
─ →自衛団長 自室 ─
[自衛団長の部屋は、昨夜広間で騒ぐカルルを団長が「話をしたいなら部屋で聞く」と窘めるを聞いていたから、探す必要は無かった。
まっすぐに向かったその部屋、閉じられた扉を軽く叩き、声をかける]
団長さん、早くにすみません。
ヘルガ・ハーマンですけれど、お話がありまして。
中に入ってもよろしいかしら?
[と、問いかけるも返る声は無く。
もしかしてまだ寝ていらっしゃるかしらと思った矢先、鼻孔が覚えのある臭いを捕らえた。
それは昨日、管理人室から玄関、外まで広がっていたと同じもので]
────…団長さん!?
[中からの了解も待たず、即座に扉を大きく開き踏み込む。
眼前、床に広がる赤が真っ先に飛び込んで、その真ん中には歪に欠けた命の抜け殻が横たわっていて]
…だんちょう、さん。
[目の前に広がる凄惨な状況に、女の身体は力を失いその場にへたり込む。
けれど瞳は、まるで縫い止められた様に団長の身体を映したままで。
歪に欠けたその場所が、朱に彩られていたはずの場所だったと気付けば、小さくあぁ、と嘆息し]
『双花』が、欠けてしまった。
[精彩を欠いた無機質な声を紡ぐのと、女の声に気付いた誰かが駆けつけるのとどちらが早かっただろう。
誰かがこの場に駆けつけるまで、女の時は止まったように身動ぎ一つせぬままで。
故に、駆けつけたものは部屋の中、多くを無くした団長の血に染まり座り込んだままの女を見ることになる**]
― 広間 ―
すでに実体験済み、ってか。
[団長から示された朱花に、男は乾いた笑いを小さく上げる。
団長の朱の華に、男はやっと会えた仲間のような奇妙な感情を感じていた。]
……とりあえず、軽く飯食って俺は一回休む。
男手が必要な時は呼んでくれ。
[そう言って、男は二階に陣取った部屋へと戻って行った。*]
─ 昨日/屋敷内 ─
[カヤの意図>>10を掴み、同意の声に対して一つ頷く。
ヘルムートについてを聞くと、腕を組んだまま、ふぅん、と声を零した]
幻燈歌ってのが単なる詩じゃない、と言うのは本当なんだろうね。
そうじゃなきゃそんな教えなんて無いだろうし。
…見つけたと言われても、そのまま信じて良いかも分かんない、だって?
随分意味深だね。
まるで偽りを言う人が居ると断言しているみたいだ。
間違えてしまうんじゃあ、その力が存在する意味がないだろうしね。
[カヤから聞いた話から知れるのは、ヘルムートが何かを知っている、と言うもの。
情報の少ないエーリッヒの中で、頭一つ分、ヘルムートが怪しくなった瞬間だった。
その後は他愛無い話などして、カヤと別行動を取ることになる*]
─ ???/二階 客室 ─
う、あぁ……ッ
[ベッドへと潜り込み、いかほどの時間がたったかは分からない。
団長の朱花が咲いていた左腕と同じ場所が、夏の暑さとは違う熱さを訴えていて。
茶白は主人の異変に、おろおろとするばかり。
結局、落ち着いたのは日が明ける頃。]
[夜の闇を宥めるかのごとき美しいピアノの音色と、その音色に添う艶やかな声]
ああ...
[暫し、その密やかな競演に捕らわれたかのように立ち尽くした少年の瞳から、涙が一筋零れて、落ちた**]
― 朝 ―
[目覚めたのは前の日より遅い時間だった。ゆっくり眠ったおかげか、部屋に置かれた鏡の中に映る顔色は前夜よりだいぶ血色を取り戻している]
[涙の痕は、目元と頬に残っていたけれど]
― 朝/自室 ―
[すっかり寝間着代わりになってしまったシャツを脱いで、鞄を覗き、顔を顰めてまた同じシャツを着直した]
もっと着替え、持って来るんだった。
[溜め息をついて身支度をしながら、昨夜聞いた鎮魂歌を思い出し、小さくその音色を唇に乗せる]
─ 昨夜/3階 図書室 ─
[カヤと別れて後、エーリッヒの姿は3階の図書室の一角にあった。
20年前に閉じ込められてしまった時も、老婦人と一緒に時間を潰した場所。
寂しくも楽しい想い出の場所だ。
その場所でエーリッヒはいくつかの書物を引っ張り出していた。
広間で聞いた幻燈歌が載るものや、人狼が出てくる御伽噺、説話集など様々。
書かれ方に違いはあれど、噛み砕いた内容は大体同じのように思えた]
[それらを確認した後、疲労の蓄積からエーリッヒは机に突っ伏して眠ってしまう。
比較するために開いた本は散らかしたままだった]
『双花』?
それって……昨日読んだ本にも。
…え、団長さんって『双花』だったの?
[ギュンターが徴を見せた時に居なかったヘルムートはヘルガに問う声を向けた]
っと、そうだった。
ヘルガさん、ひとまず出よう。
[問いよりも先にやることがあった、と思い出し、ヘルガの腕を掴もうとする]
(.........歌えない)
[あんなに深く美しく響く声は自分には出せない。そう自覚して声を途切らせ、窓を開けた]
まだ、出られないんだ...
[海は荒れたまま、この場所もまだ、閉ざされたまま]
─ 前日 ─
[淀みなく幻燈歌を紡ぐ声。>>11
その響きの深さに、少なからぬ訓練を積んだものを感じたのは生業故。
己と同じ危惧を示すその声>>12の主と団長の間の空気にゆると首を傾いだものの、その場では言葉の所以を問う事はしなかった。
見た目はともかく、内心はかなり、荒れている。
今は自身も気を鎮めねば、という思いが、ピアノへ向かわせた理由の一つだった]
……やれ。
死ぬほど暗唱させられた幻燈歌、よもやこんな形で見えようとは。
[自室と定めた客室に戻り、独りごちる]
……このために、夢枕に立ったわけではあるまい、親父殿。
…………大体において、「所詮お伽噺」と言い切っていたのは、あんただ。
[死者に文句を言っても始まらないが、言いたくなったんだから仕方ない。
そんな事を考えながら、一つ息を吐いた]
─ ギュンターの部屋 ─
[ヘルガに移動を促す間、誰かが来たならそちらを見て頼み事をする]
タオル何枚か持って来てくれないか?
それからシーツも。
ヘルガさんが血だらけで。
[若干誤解を招きそうな言い方だったが、ヘルガに外傷が無いことは近くで見れば分かることだろう。
また、心中では女性が来てくれることを願っていた。
血に汚れたヘルガを着替えさせるには、男を装う身では出来ない]
― 朝/ギュンターの部屋前 ―
[団長の部屋に集う人が増え、騒めきが大きくなってきた頃。
それに釣られるように、彼女も姿を現した。
昨日と同じく、急ぐでもなくゆっくりとした足取りで]
おはよー……
[見えた人影に挨拶を向けた。
けれどそこで血の臭いが届いたか、部屋の中が見えるより少し前の位置で足を止める]
もしかして、また?
[表情は強張っていた]
─ ギュンターの部屋 ─
何があった……と言っても、これでは。
手伝うことはないか?
[何がおきたのか丸わかりだな、と不謹慎極まりない事を口にする。
できる事は自ら率先して行っていこうと**]
僕、タオルとシーツ取って来ます。
[そのうちには、カルルも騒がしくやってきたろうか?
集まってきた人々に、もう一度言って、少年は踵を返す。]
[眠りが深かったのか、怯えて足が鈍ったのか、ブリジットは、まだ姿を見せていない。
途中彼女に行き会うか、部屋の前を通ったなら、「行かない方がいいですよ」と少年は忠告する。]
女性の見るものじゃない、と、思います。
[そうして、彼女が姿を見せぬままになることで、不審を感じる者があるかもしれない、とは、気付かぬ風で**]
─ 前日 ─
[集まり解散の後、青年は一人、団長の部屋を訪れていた]
うん?
ああ、人狼の事かー。
どれだけ知ってるかって、そりゃあ、一般に知られてる事はほとんどしってるよー。
[この事態に関して知っている事はあるか、という問いに青年は胸を張ってこう返し。
その後請われるまま、自身の知る『情報』を団長に示して]
でもさー、団長さん。
これって、ほんとに、その……。
[話すだけ話した後、ほんの少しだけ沈んだ声で問いかける。
返る答えは、是。
見知った人が死んだ──それも、人以外のものの手にかかった、という事実は決して軽いものではない。
見た目ではわかり難いのだが]
ねえ、団長さん……ぼくたち、これから……。
[どうなるの、という問いは結局言葉にならず。
青年はすぐさま、いつもの気軽な様子を装い、団長の部屋を辞した]
[エーリッヒも目の当たりにしているから、言わずとも知れたことだけど。
彩っていた朱も含めて、左側を無くした躯は見るからに惨たらしい。
ひとまず出よう、とエーリッヒから手を取られれば、立ち上がろうとはするもののまだ足に力が入らなかった]
…あぁ、そうだ。
血が付いてしまうから、触らない方が良いわ。
アタシは、何とも無いから。
[移動をと促す彼の衣服に血が移るのは申し訳ないと断りを入れた所で、後の面々も集まり始めたか]
[そんな中、女手を、という声が聞こえれば微か、頭を振って]
ごめんなさい、アタシは大丈夫だから。
早く団長さんを、休ませてあげてちょうだい。
[そう言いはしたが、未だ立ち上がれない状態では説得力も無かっただろう*]
[その足でどこに向かうかとカヤから確認されると、少し瞑目し]
御風呂…が良いんだろうけれど、実は着替えを持ってきてないのよね。
…此処って来客用のクローゼットがあったかしら?
[問いはするものの、恐らくはあるだろうとは認識している。
血塗れの状態でクローゼットを触る訳にはいかないだろうから、申し訳ないがカヤに着替えの用意を頼み浴室へと移動して。
身支度を再度整え終わる頃には、団長の安置の目処もついているだろうか**]
左腕に朱い花、かぁ。
花は人狼を引き寄せる、とかあった気がするけど、わざわざ見せたんだ?
団長さんの考えが良く分からないよ。
[人狼が居ると言われている中で見せることがどれだけ危険かも熟知してそうなものだが、それであっても見せたと言うことになる。
そう零して首を傾げた後、エーリッヒは前日と同じように掃除用具を取りに行った。
戻る頃にはウェンデルがタオルやシーツを持って来てくれていて、タオルは数枚をヘルガの元へ、残りを掃除にあて、シーツでギュンターを包むことに。
包まれたギュンターの骸は予定通り、倉庫へ運ぶことになる**]
─ 団長の部屋 ─
[カヤの促し>>66に応じたヘルガがその手を借りて立ち上がる。>>67]
いえ、謝られるような事では。
[紡がれた謝罪に短く返した後、深紫は団長の亡骸へと向く]
……幻燈歌に謡われる役割に殉じよう、とでも。
考えられたのやも知れませんね。
[考えがわからない、と零すエーリッヒ>>70に告げるのは自身の推測]
『双花』は、人々を導く者、と謡われる存在。
牙を寄せると知りつつも、先頭に立とうとなされた……と考えれば、合点も行きます。
[その結果を考えていなかった、とは思えぬが、あながち間違ってはいないだろう]
[道具を取りに行ったエーリッヒや、タオルを取りに行ったウェンデルが戻るまでの間、僅かに目を伏せ思案を巡らせる]
……幻燈歌が現実となり、団長殿がこの在り方を選択された……と言うならば。
[逃れられるものではなさそうだな、と思う。
遠い昔、伝承の一端であったという、己が先祖。
幻燈歌を諳んじる事を家訓と決めたその人と、同じ力が己にある可能性は否めない、が]
(仮に、あったとして……人が死なんとわからん。というのは。
厄介に過ぎるよな)
[選択を間違えれば、取り返しのつかぬ事になるそれに。
感じるのは、現実的な頭痛のみ、だった。**]
[タオルとシーツを抱えて戻ると、カヤとヘルガはすでに部屋から出ていた。
そして、その場に残った男性陣に、持って来た物を渡し、ヘルガにもタオルを渡す]
[そして、シーツでギュンターの骸が包まれてしまうまでは、視線を逸らして、廊下で待っていた]
[昨日の様子を知る者から見れば、少年の態度は不思議ではなかったろう。
それでも少し青ざめながら、部屋の掃除は手伝った]
...あ、これ...
[その途中、部屋の中にあった書簡と人狼伝説に関する本を見つけて声をあげる]
もしかして、ギュンターさんの言ってた、中央協会からの手紙でしょうか?
[中身を読めば、少しは手がかりがあるだろうか?]
どうしますか?
[死者の持ち物を勝手に読んでいいものか?神学校の学徒としては躊躇いがあって、書簡については周りの大人達に判断を仰いだが、結局は中身を確かめることになった]
[書簡の中には、ギュンターが口にした通り、人狼の存在と、幻燈歌に謳われる者達の存在が記されている]
中央教会は、本当に人狼の存在を知っていたんですね。
僕達がここに集められたのは......みんな最初から人狼と疑われていたから、なんでしょうか?
[書簡の中には、神の子として、闇の獣を滅ぼせという指示も書かれてある。
ならばやはり、と、少年は眉を顰め]
でも、ギュンターさんは死んでしまった...これから僕達は、どうすればいいんでしょう?
[ぽつりと呟いた声は、不安に満ちていた]
[人狼伝説を記した本の最初には幻燈歌が載せられている]
『〜何れの地より彼らが来るか。
何れの刻より彼らが在るか。
それ知る者は世にはなく。
ただ、伝わりしは幻燈歌。
朱に染まりし月の映すゆめ...』
[少年はそれを、子守唄のような独特の旋律に乗せて歌う]
― ギュンター(団長)の部屋 ―
あいよ。
[この状況では猫を被っていても仕方ないので、口調を砕けたものに変える。
茶白猫は、ヘルガの後を心配そうについていった。]
……に、しても。
『双花』って朱花だけなんだろうか。
[作業の途中、ポツリと疑問を口にした。**]
─ 団長の部屋 ─
[女性たちと入れ替わるように戻って来たウェンデル>>73からシーツを受け取り、まずは凄惨な亡骸を覆い隠す作業にかかる]
……心臓と内臓を喰らいつくした所は同じ。
左側が失われているのは……朱花故、か?
[改めて見やった亡骸の有様に小さく呟く。
それでも、いつまでも眺めていたいものではないからできる限り手早くシーツで包み込んだ]
伝承によっては、『朱蒼聖花』などと呼ばれる事もあるらしい。
単純に考えれば、蒼い花……蒼花もある、と言えるのでは?
[途中、聞こえたクレメンスの疑問>>78に、自身の知る伝承から知れる事を短く返して。
包み込む作業の後は、室内の掃除に取りかかった]
恐らくは、そうなのだろうな。
教会がどんな考えを持って、この書状を送ってきたのかはわからんが。
[集められた理由の推測>>75に返すのは同意。
他にも考えられる要素はあるが、その場では口にはせず]
……どうすれば、か。
このまま、座して喰われるを待つのでなければ……団長殿のなそうとした事を続けるしかあるまいよ。
殺される前に殺す──生きるためには、他に術はない。
[不安に満ちた声に対し、そう言い切る声音は常よりも低いものだが。
直後のため息と共に、それは一気に崩れた]
ま、問題は。
取り除くべき脅威に対し、予想も当たりも全くつかん、という事だが。
[そんな態度の切り替えが、周囲にどんな印象を与えるか。
そこまで考える余裕は、ない。
普段の在り様を失って、判断を鈍らせる方が今は怖かった。
そんな思考が、意識を圧迫し得る事には気づく由もなく]
……幻燈歌?
その歌い方は、初めて聴いたな……。
[少年の紡ぐ幻燈歌は、自身の知るそれとは違うもの。
思わずもらした疑問の声に返るのは、泣きそうな微笑み。>>77]
……ここはもういいから、休んでおくといい。
団長殿は、私と神父殿で地下までお連れする。
[それにどんな言葉をかけるかしばし考え、結局向けたのは当たり障りのないもの。
道具の後片付けやらは他に任せ、包まれた亡骸を抱えて向かうは地下。**]
ー 3階客間 ー
あ…ふ。
[あくびと共に体を起こす。椅子に座ったまま意識を飛ばしていたようで、身体中が強ばっていた。
腕の下でシワの寄ってしまったノートには書きかけの物語。
見切りを付ける前に体力の方が尽きていたようだ]
――キュルル。
[お腹に手を当て、頬を掻く。
何か貰ってくるために部屋を出ると、空気がやけに重たく感じられた]
[部屋の中に戻ると再びノートを開いてシワを伸ばし、ペンを手に取った。
旅人に聞いた「狼に育てられた子供の話」から着想を得て書き始めた「人の言葉を話す狼と少女の物語」は、中盤。足を怪我した少女が、罠を外してくれた狼と並んで話している場面だ]
―…狼は、輝く瞳で少女を見つめて…―
[こんな話を書いているからか、狼は怖くない。否、遺体を直視していないため、怖くないと思うことにまだ成功している。
怖いのは、伝承の中にある「狼を探すために殺してゆく」こと。誰かを殺すのも、殺されるのも、今はまだ嫌だった。
嫌だと思えるだけ自由だった]
……あ。
[そのうちに再び手が止まる。
空腹だったのを思い出して、何か食べるものを貰ってこようと1階へ向かった]
ー 1階 ー
[半年前、周囲の人々が相次いで不幸に遭い、居たたまれなくなってこの村に逃げてきた。
やっと落ち着いてきたかと思ったところで、こんな状況に遭遇して。自分で思う以上に混乱し、怯えていた]
昨日はずっと部屋で書き物。
ウェンデル君が、見ない方が良いと言ってくれたから、そのまま部屋に。
お腹がすいたから降りてきた。
[問われそうなことの答えを小さく口にしてみながら、まずは厨房を目指す。
否定されると途端に言葉に詰まってしまうだろう弱い説明。怯えは萎縮となって、最後の抵抗も鈍化させてしまいそうだった**]
まぁ、あんま無理すんなよ?
エーリッヒさんも、ウェンデル少年も。
[そう言って男はヘルムートを手伝いながら地下へと降りて行った*]
─ 地下 ─
……これ以上、ここに並べる者を増やしたくはない、が。
[地下に降り、倉庫に団長の亡骸を安置する。
その際、口をついたのはこんな呟き。
途中、不自然に途切れたようなその続きを口にする事はなく、短い時間、祈りの姿勢を取って]
……さて。
状況が伝承に則っているというなら、為すべきは明確だが。
……何を基準に、何を選ぶか、が、問題か。
[祈りの後、どこか平坦な声で漏らすのは、こんな呟き。*]
[殺される前に殺す、そう冷徹とも言える声音で口にするヘルムートを怯えた目で見つめ。
だが、直後に漏らされた、予想もつかない、という言葉に眉を下げた]
そう、ですね、判らないまま...殺す、なんて......
[出来ない、と、言おうとしてまた言葉は途切れた。それでも、生きようとするなら...判らなくとも殺す、そんな風になるのではないかと、思い浮かんだ事を言葉にするのは躊躇われて]
― →浴場 ―
あっ、うん。
リネン室にあるから、取ってくるよ。
[ひとまず浴場まで付き添ってから、一度一人で二階へと上がり。
乞われた通りに着替えの服を抱えて、再び一階へと戻る]
よいしょっ……着替え持ってきたよー。
置いておくねー。
[浴場の中に声を掛けて、脱衣所の籠の中に持ってきた服を入れる。
なお複数あるのはサイズを聞き忘れたためだ。
そうして彼女の着替えが終わるまでの間、しばらくをその場で過ごした]
─ 地下 ─
[基準、と口にしたものの、そもそれがないに等しい。
そんな状況で文字通りの命をかけた選択をしろ、というのだから、無茶に過ぎる……とは、口にしない。
した所でどうにかなるわけではないから、というのが主な理由だが]
文字通り、やってみるしかない、という所か。
探す術がわからぬのであれば、他に方法もないのだしな。
[思案の果て、辿りついたのはそこだった。
探すことはできないが、『確かめる』事はできるかもしれない。
それが過ちを導く可能性からは目を背けた。
綺麗事だけで生きられないのは、今の道に進んでから幾度となく思い知っている。
それを、この状況に当てはめるのはいささかズレている……というのも、横に置いた]
ま、ここで唸っていても仕方なし……戻りましょう。
[一先ず思考を打ちきってクレメンスに声をかけ、もう一度亡骸に礼をしてから地下を出る。
女性陣の方が落ちついているようなら、湯を使わせてもらうか、などと考えながら一階へと上がり]
……に、しても。
[ふと思い返すのは、己が言葉に対し何事か言いかけていた少年>>91の様子。
向けられた瞳に宿るもの>>92までは、完全には把握できていなかったが]
…………。
[途中で途切れた言葉。
確かに、通常であれば忌避すべきものではある、が。
この異常な状況においては、それすらも是としなくてはならない、という意志は固まりつつある]
『一つの力は生ある者を。
一つの力は死せる者を。
それぞれ見極め、導となさん。』
……か。
[小さく諳んじるのは、見極める者、の部分。
わからぬままでも手を下す事を厭わぬ論拠。
問題はそれをどこに向けるか……なのだが]
……そう言えば。
今一つ、何をしているのかわからん方がいた、な。
[ふと浮かんだのは、先の騒動でも姿を見せなかった女性。
出てこなかった理由などは知る由もなく。
ともあれ、一度話を聞くべきか、と思いつつ、足を速めた]
─ ギュンターの部屋 ─
うん、分かったからさ。
[最早口しか動かさなくなったカルルにそろそろイラついてきて、モップを掴んでいた右手で彼の頭を鷲掴む]
手、動かせ、な?
[瞳を瞼で隠したにこやかな笑み───俗に言ういい笑顔を向けて掃除の再開を促した。
口を閉じてコクコクと首を縦に動かすカルルを確認した後、手を離してエーリッヒも作業へと戻る]
あの子、半年前に来たのか。
じゃあまだ村にも慣れきってはないんだろうなぁ。
[カルルが口にしていたことを反芻しながら、この場に現れなかった理由を考える。
様々考えられるが、現状では疑いに向いてしまうのは已む無し、と言うところだった]
─ ギュンターの部屋→外 ─
[やがて掃除は完了し、後片付けはしておくから、とカルルとはその場で別れた]
外で片付けるが吉、かな。
[老婦人の時と同じように、玄関から外へと回り。
血が滲んだ水を鬱憤晴らしのように海へと投げ捨てた。
次いで井戸の傍へと行き、水を汲んで汚れたモップやタオル等を手洗いして行く]
…ほんっと。
こんなことするために帰って来たんじゃないのにな。
[誰も居ないと思っているからこそ零れた言葉。
小さく溜息をつきながら、水洗いを何度か繰り返した]
─ 地下 ─
……Amen.
[聖句を口にして、鎮魂を祈る。
どう抗おうと、死者が出る事は確定事項のようで。]
……何を基準に、か。
聖別、というか、選別、というか。
そう言う事が出来る能力者?はいないのか?
『双花聖痕』以外に。
[上に戻ったら新しいシャツに変えないと、と考えながら、
軽く袖口をまくって疑問を口にする。]
─ 大浴場 ─
……失敗したわねぇ…
[血に濡れた服を脱いで、>>73ウェンデルから受け取ったタオルと共に温かな湯気の籠る浴場に入って身体を清めながら、独りごちる。
此処に呼ばれた時には滞在する事になるとは思っていなかったから、着替えの準備を持ってこなかったのも失敗の内、だが]
化粧道具部屋に置いたままだったの、落とす前に気付けば良かった。
[皆も使うだろう浴場を汚すのは気が引けるから、全身隈なく洗い上げてから気付いたのは化粧のこと。
日頃女は化粧を絶やさず、素面を見せたことなど無いのだが今この場に化粧に使える道具は見当たらない。
二度もカヤに使いっ走りをさせるのも申し訳ないし、と悩み見つめる鏡の中の素面は、常の化粧よりも幾分若々しさが目立つもの。
>>28>>38歌声に何らかを気付き、感じた者は居た──最も女自身認識はしていない──が、女の見目の差異に気付く者はいるだろうか]
[中々覚悟は出来なかったが、いつまでも入浴している訳にもいかない。
>>98外で控えてくれているカヤにも悪いし、>>78案じる様に付いてきていた茶白猫も一緒に待ってくれているかもしれない。
朝早くに面倒をかけてしまって、朝食も食べ損ねているだろうにと思った所で、ふと気づいた]
…そういえば、昨日はちゃんと食事、してなかったわね。
[水分は部屋にある水差しから飲んでいたけれど、思えば丸一日以上食事はしていない。
空腹であるはずなのに、食べたいという欲求が出てこないのは陰惨な光景を見たからだろうか。
それはともかく、長居をすればその分カヤを拘束してしまうから、とカヤが用意してくれた着替えに身を通した後]
─ 地下→一階 ─
『双花聖痕』を支える者として、見極める者がいる……というのは。
そも昨日、団長殿とカヤが話していたでしょうに。
[聞いとらんかったんか、と言わんばかりの態度で向けられる疑問>>109に返したのは自身の思考がまとまりついてから。>>103
対応が塩多めなのは、見知るが故の裏返し……というのは伝わっているかどうか]
ええ……故に、慎重に。
同時に、過ちを恐れずなすべきをなさねばならない。
ま、損な役回りでしょうね、一番の。
[思うままを述べるクレメンス>>113に返す言葉は自嘲めいた響きを帯びる。
まくり上げられた袖口>>112から、そこにある蒼は垣間見れるか。
叶うならば深紫は一度大きく見開かれた後、らしからぬ様子で数度瞬いた後]
……どこか、ぶつけでもしましたか。
[そんな、当たり障りのない問いを一つ、投げる事となるのだが。*]
[ブリジットの後を追うように一階に降りると、ヘルガを見送ったカヤの姿を見つける]
カヤおねえさん、ブリジットさんを見なかったですか?
[問いかけながら、少年は考える。カヤはずっと、少年を気遣ってくれていた。もしかすると、信じてくれるかもしれない]
─ 外 ─
[洗い物を終え、一纏めにした後に周囲を見やる。
水を投げ捨てた海は未だ荒れ模様。
ブリジットは非常手段があったりするんじゃないのか、みたいなことを言っていたが、いくら探してもその手段はないのだ。
全ては荒れ狂う波のせい]
そんなものがあったら、20年前も閉じ込められてないよ。
[誰に言うでもなく呟き、道具を片付けるべく屋敷の中へと向かった]
― 一階 ―
俺が興味ない事、とことん避ける主義なの知ってるだろうに。
[悪ガキでガキ大将でも、面倒見はよかった方……だと思いたい。
年は若干離れているが、互いの位置を理解できないほど付き合いは浅くない。]
……ちったぁこっちにもよこせよ?
[自嘲めいた言葉を紡いだ青年を気遣わしげに見やって。]
……あ?
いや、ここ最近、何かにぶつかった覚えはねぇが。
[話が見えず、訝しげに首を傾げた。*]
─ 一階 ─
……それは、知ってますがね。
時と場合によるでしょう。
[呆れを帯びた声で突っ込み一つ、飛ばした後。
気遣わしげに見やる視線>>121に、苦笑を滲ませる]
それが、赦されるのであれば、ね。
[是とも非とも口にはせず。
自身の投げた疑問への答えには、と一つ息を吐いた]
……覚えがない、というなら。そのいろ、不用意に晒さぬ方が良いやもしれません。
……無論、団長殿と同じ道を逝きたい、というならば別ですが。
[人の身には不自然な蒼色。
怪我によるものでないと言うならば、考えられる可能性はひとつ。
そこに行き当たった青年が向けたのは、遠回しの警告、ひとつ。*]
[自身の瞳の色の、一瞬の変化に少年自身は気付いていない。
そして、見極める者なのか、というカヤの問いには、はい、と頷いた]
怖くて、黙っていたんですけど。僕の父もそうでした...
[近くに来たヘルムートにも聞こえるように少年は語り始める]
六年前、父は母が人狼だということを見つけてしまって...そうして二人共死んでしまったんです。
僕はそれが辛くて、記憶を封じてしまった。でも、思い出したから...
思い出してしまったら...もう......
[少年は、俯いて両手を握りしめる。震える肩は恐怖を堪えているようにも見えたか]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新