4 赤き雨降る崖の上で
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―階段―
[下へと向かう階段の途中で捜していた男を見つける]
こんばんは。
随分元気そうだね?
[出来るだけ冷静に、声を掛ける
片手で上着の下のナイフを探って]
(178) 2007/02/14(Wed) 23:54:56
書生 ハーヴェイは、メモを貼った。
2007/02/14(Wed) 23:56:26
冒険家 ナサニエルは、メモを貼った。
2007/02/14(Wed) 23:56:37
――廊下――
[『聖書』を片手に、少女はくるりと記憶を廻らす]
無くなった武器庫の鍵…。神父様の対象から外れたのは…誰…?
そして――男手の神父様を…あそこまで出来るような人は…?
[ふっと溜め息を吐いて――一度だけ瞳を閉じると…]
あの人は、何という名前だったかしら…?
[くすり――]
[微笑を湛えて――]
[少女は歩みを進めた]
(179) 2007/02/14(Wed) 23:56:38
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/14(Wed) 23:57:38
ありがとう……
[そっと差し出された少年の遺骸を]
[壊れ物を扱うように抱き取る]
[痛ましげな目で蒼褪めた顔を見つめ]
……俺が、あの時、
[感極まった様に言葉詰まり]
(180) 2007/02/14(Wed) 23:58:46
冒険家 ナサニエルは、メモを貼った。
2007/02/14(Wed) 23:59:10
見習いメイド ネリーは、メモを貼った。
2007/02/14(Wed) 23:59:14
……ああ。
そう云えば、すっかり忘れてたな。
[ 書庫。何故だか其処に行く事は思いつかなかったと顎の辺りに手を遣りつつ、]
じゃ、清廉なる音色に誘われてとでも?
[軽く笑みを返して然う答える。異質な状況の中の平穏な会話は矢張り違和感か。]
(181) 2007/02/14(Wed) 23:59:48
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:00:05
双子 ウェンディは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:02:24
書生 ハーヴェイは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:02:37
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:02:41
冒険家 ナサニエルは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:02:48
[それ以上は続かず][ネリーに一礼して]
[亡骸を抱え、踵を返す。]
(182) 2007/02/15(Thu) 00:04:15
学生 メイは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:04:20
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:05:18
[少年の顔を見つめる瞳に、抱いて来た疑念が少し、揺らぐ。
――獣がこんな表情をするのだろうか?
言葉の続きを黙って聞こうとして]
(183) 2007/02/15(Thu) 00:05:24
[その男の腕に抱かれた物を見れば一瞬表情が変わり
しかし其れはすぐに消えて]
あんたとそいつは仲が良かったもんな…
悪いな、俺のせいで。
[感情は無く、淡々と]
(184) 2007/02/15(Thu) 00:07:37
それはどうも、って答えとくべき?
[返ってきた言葉に、くす、と笑う。
外で貼り詰めて行く緊張に、気づいているのかいないのか。
そこだけは、全てが動き出す前、さながらで]
(185) 2007/02/15(Thu) 00:08:51
見習いメイド ネリーは、けれど言葉は続かず、その場に止まって。
2007/02/15(Thu) 00:08:54
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエルの声に振り返り、冷たい敵意の表情を。
2007/02/15(Thu) 00:09:42
冒険家 ナサニエルは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:09:55
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートに敵意を向けられても表情は変えずに。
2007/02/15(Thu) 00:11:14
お蔭様で。
怪我は大分良くなった。
記憶も……昨日あんたがトビーを殺した所為で思い出したよ。
[吐き捨てるように]
[琥珀の眸が激情の強い光を帯びる]
(186) 2007/02/15(Thu) 00:11:35
[ 此処に在るのは嵐の前の静けさだろうか。
部屋の外の空気が変わるのには薄々と気付いていた。己が血を与えた獣の動向は、全てでは無くとも僅かには感じられていたから。尤も、然う云う効果があると彼自身知っていた訳ではなかろうが。
然れど彼が手を下す事はない。唯したのは、獣を解き放つ手助けだけ。]
(*27) 2007/02/15(Thu) 00:11:56
[頭だけを扉からだし、ネリーが遠くに去っていく後ろ姿を見つめる。
彼女が階段に消えたのを確認し、廊下に出た。]
(187) 2007/02/15(Thu) 00:12:58
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:13:05
そうか?そいつは良かった。
[相手の目に剣呑な光が浮かんでも、それを返すように睨んで]
あんた、俺に言ったよな?
人か、獣か、って。
同じ言葉をあんたに返す。
あんたは何だ?
人か?…獣か?…どっちだ?
(188) 2007/02/15(Thu) 00:15:39
まあ、そうだな。
[ 何かに気付いたのか、己が入って来た部屋の扉を一瞥するも視線は直ぐに逸らされ、メイの云い様には矢張り小さく笑みが零される。]
……。
[ 不意に訪れる沈黙。募る、奇妙な違和感。]
大丈夫か?
[ 或いは其れは、尋ねない方が好い事だったのかもしれない。]
(189) 2007/02/15(Thu) 00:15:49
[話を聞いた時は恐ろしくて、よく気に留めていなかったけれど、武器庫は一階のどこかにあったはずだ。
初めてここに来た時に、探検してあけることの出来なかった場所。
ヘンリエッタは記憶を頼りに開かずの扉を探した。]
(190) 2007/02/15(Thu) 00:16:59
此処に運び込まれた時には色々と世話になったそうだから、先ずは礼を言って置こう。
けれど、お前がトビーにしたことを許す積りは無い。
(191) 2007/02/15(Thu) 00:17:21
人か、獣か。
獣ならいっそ良かった。
[ククッと自嘲の響きの嗤いを漏らし]
でも俺は人だ。今も。
(192) 2007/02/15(Thu) 00:18:54
[ 緩やかに上げた黒の視線は碧の少女の向こう、窓の外を彩る深き闇を見遣る。既に陽は落ちて地平線の彼方に沈み月は天へと其の姿を現した。其れは即ち――。]
……獣の時間、か。
[ 刻を告げる、静かなる聲。]
(*28) 2007/02/15(Thu) 00:19:13
礼、ね。
今更?
だろうね、赦して欲しいとはいわないさ。
それに俺もあんたが獣なら放っては置けないから。
(193) 2007/02/15(Thu) 00:19:46
……え?
[沈黙を経て、投げられた言葉に、首を傾げて]
……大丈夫か……って……?
[問いかける様子は、本当に不思議そうで]
(194) 2007/02/15(Thu) 00:20:10
仲間を信じられない者、愛する者も裏切れるのは人だけだ。
[決然として、蒼い髪の男を見据える]
(195) 2007/02/15(Thu) 00:20:31
[廊下を彷徨い、耳にしたのは鋭い声。
聞き覚えの無い……いや、どこかで聞いた覚えはある気がするのに、思い出せない。
ヘンリエッタの知る誰とも違う、吐き捨てるような口調。
それが、先ほどネリーが向かった階段の方から聞こえてくるのに気づき、嫌な予感に胸が騒いで。]
(196) 2007/02/15(Thu) 00:21:16
いっそ獣なら…?
[そういわれ思い至る。
人狼に心捕らわれた哀れなものに]
なるほど、でもあんたは獣の味方だろう?
ならば、やはり赦しては置けないな。
[冷たい笑みを浮かべ、見つめて]
(197) 2007/02/15(Thu) 00:22:51
[ 酷く不思議そうな――平然とした様子に何処かが可笑しいと、然う感じられる。然れど其の正体までは掴めず、黒曜石の双瞳には僅か困惑の色。揺らぎ。]
……メイ?
[ 眉根を寄せて小さく其の名を呼ぶ。]
(198) 2007/02/15(Thu) 00:24:13
[少女は何処からか声が聞こえてくるのに気付き――]
[こつり――]
[歩みを進めて階段付近へ――]
(199) 2007/02/15(Thu) 00:24:37
[先程まで穏やかに話していた彼ら。彼女に対しては。
2人が顔を合わせた途端、酷く剣呑な雰囲気を漂わせて]
[息を飲み、様子を見つめる]
(200) 2007/02/15(Thu) 00:24:46
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。
2007/02/15(Thu) 00:25:32
仲間を信じられない?
其れは思い違いだろう?
あんたがそう思ってるだけだ。
それとも、人狼のほうが優しかったか?
あんたは人を裏切った、違うのか?
(201) 2007/02/15(Thu) 00:25:42
獣の味方……?
笑わせてくれるな。人殺しの癖に。
俺は、誰の味方でもない。
俺は、唯独り、此処に在る。邪魔をするな。
(202) 2007/02/15(Thu) 00:25:55
……なに?
どうか……した?
[向けられる困惑に、不思議そうに瞬いて、問いを投げる]
(203) 2007/02/15(Thu) 00:26:34
[何故こんなに不安なのだろう。
自分は、彼女を疑っているのではなかったか。
でも、
それ以上は思考にならず、ただ、緑の髪の少女を求め階段へと急いだ。]
(204) 2007/02/15(Thu) 00:27:27
人狼に組するものは、俺の敵だ。
ローズの仇だ。
だから、俺はあんたを赦さない。
[そういって、取り出すは光る何か]
(205) 2007/02/15(Thu) 00:28:57
[クッと唇を歪め]
……違うね。
人間だから、俺は信じられなかった。
人間だから、裏切った。
怖ろしくて。
(206) 2007/02/15(Thu) 00:29:24
――!
[ギルバートの言葉。まるで獣を知っているとでも言いたげな。
ナサニエルの言葉には、覚えがあった。
獣の味方。――何のことだっただろう。
脳裏に響く嗤い声]
(207) 2007/02/15(Thu) 00:29:46
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