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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
Ewiger Musikkasten─永遠のオルゴール─
☆ルールエリア
企画ページ
http://werewolf.rash.jp/?Ewiger%20Musikkasten
進行中ページ
http://werewolf.rash.jp/?Ewiger%20Musikkasten%2fEwiger%20Musikkasten%20%bf%ca%b9%d4%c3%e6%a5%da%a1%bc%a5%b8
☆禁止事項
【ランダム希望入村禁止】希望が特に無いなら村人かおまかせで入りましょう。ノープランでネタのある人の希望を蹴っちゃダメです。
【表ログにおける人狼記号・表の使用】進行中に見えないログ(赤・独り言)では構いません。
【プロ・メモ以外でのPL発言】独り言での使用に制限はありません。また、赤ログではPL視点での相談推奨。
墓でも、動き方の方向性を決めるためのPL発言は全く構いません。
【他者の行動への過剰干渉】相手の動作や行動を確定する描写は禁止です。動作の決定件は、ネタを振る相手に委ねるように。
【表ログでのランダムの使用】ランダム表示機能は、進行中は独り言で遊ぶ程度にしておきましょう。おみくじも世界観的に違和感あるんで禁止です。エピ入ったらまあ、やり過ぎない程度に、という事で。
【リアル負担のかかる参加】夜は眠いなら寝ろ! という事です。
☆役職言い換え
妖魔:歌姫と契約した魔。ないし、何らかの事情でその魔を体に宿してしまった人間。他の魔によって奪われたオルゴールを取り戻そうとしている。
オルゴールの力を利用する魔の攻撃は跳ね除けられるが、オルゴール自体に呼ばれれば引き寄せられる。
また、探査の力を向けられれば、それから逃れるために自らオルゴールの元へと赴くだろう。
人狼:『永遠のオルゴール』に魅入られ、それを我が物にしようとする魔、或いはその魔に憑かれた人間。オルゴールを活性化させるべく、人の魂を集めようとする。
オルゴールそのものに呼ばれれば、逆らえずに引き寄せられるだろう。
囁き狂人:オルゴールに魅入られたもの。魔に協力するも、独自の目的で動くも自由に。
占い師:魔の力を探知し得るもの。その力は魔に属すものか、或いは聖なる破邪の力か。いずれにしろ、それは魔の力を探し当て、時に退ける事もありうる。
霊能者:魂の移ろいを察知し得るもの。占師同様、その力が何に由来するかは定かではない。オルゴールが魂を捕えた事を感知しうる数少ない存在。感じる力を辿れば、囚われたのが人か魔かを見分ける事もできるはず。
守護者:魔の利用するオルゴールの力を撥ね退ける力を持つ者。魔であるが故にそれが叶うのか、それとも、それは聖なる守護なのか。いずれにしろ自らは護れず、また、オルゴールそのものの力の前には無力。
村人:魔の力を持たず、干渉も受けてはいない招待客。
☆吊り・襲撃・墓下
【吊り・襲撃共に、PL視点で、展開重視の選択をお願いいたします。
また、委任投票は非推奨です】
吊り:オルゴールによる魂の引き寄せ。人々が寝静まった頃にひそりと行なわれ、それを阻む術はない。魂を抜かれた者は翌日、冷たい眠りに落ちた姿で発見される。
襲撃:魔がオルゴールに捧げるために、他者の魂を抜き取る。こちらも、夜の内に行なわれる。白ログでの襲撃描写は不要。赤ログでは自由に。魂を抜き取るためにどこかに呼び出した、という場合のみ、開始後に作成する進行中ページにて発見場所を知らせる形にしても構わないけれど、それが負担になるようなら無理は厳禁。
墓下:魂たちの空間。魂たちは比較的自由に動き回れはするが、存在をオルゴールに束縛されているため、村から離れる事はできない。また、魂なので生きているものたちへの干渉もできず、声も届かない(つまり遺言に相当するものはナシ)。
魂を抜かれた身体は生きているものの、その身体は冷たく、決して動く事はない。
しかし、魂が戻らなければやがて、死に至るだろう。
──『歌姫』と。
そう称された彼女が死に際して思ったのは、これでもう歌えなくなる、という事だった。
ただ歌を愛し、自らの歌を聴いた人々が喜ぶさまを見て、満たされていた女性。
……魔に属すものが歌姫に惹かれたのは、その魂の聖らかさ故の事だろうか。
それとも他に理由があるのか。
それは、定かではないけれど──。
歌姫 エルザ が参加しました。
「……歌を」
[誰かが歌を求めている。
でも、私はもう歌えない。
その事を伝える力すら残ってはいない]
「……その歌を……」
[また囁く、声。
どうすればわかってくれるのだろう、この声の主は]
「…………を……くれるなら……」
[できるというの?
問いは声にならない。
嗚呼。
でも、もし。
それで願いが叶うなら。
何を差し出しても惜しくなど──]
「……契約を…………を……対価に……」
[そうすれば。
そうすれば、歌い続けられると言うなら。
何でもしよう。
その『対価』がなんであろうと、構いはしない──]
ごくごく普通の田舎の村。
そこは、自然の恵みに溢れ、気のいい人々が多く住む。
丘の上には、人のいい好事家の老人の住む邸。
邸の主のコレクションの中には『永遠のオルゴール』と呼ばれる物がある。
ある日、邸の主は村の人々を招いて食事会を開くと告知。
その席で、これまで誰にも見せる事のなかったオルゴールを公開するという。
食事会の招待に応じた者、旅の途中で偶然立ち寄り、オルゴールに興味を引かれた者。
……或いは、最初からオルゴールを探してやって来た者。
それぞれの理由から、丘の上を目指す者たち。
彼らを待ち受けるのは、天使の聖歌か、それとも……?
歌姫 エルザがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(歌姫 エルザは村を出ました)
研究生 エーリッヒ が参加しました。
「……エーリ、ね、エーリぃ」
[誰かが呼んでいる……気がする]
「エーリ、そろそろおきないと」
[それはわかっている。
わかっているけれど、しかし]
「エーリ、しかられるよー?」
[穏やかな日差しの温もりの前には無力……だったのだが]
「……エーリってば!」
[……さすがに……]
……ローゼ……くすぐるな。
[頬をくすぐる白くてふわふわしたものを捕まえて、不機嫌な声を上げる。
捕まえられたそれ──白くてふかもふした、リスのようなキツネのような小動物は、みゅう! と甲高い鳴き声を上げて抗議した]
「エーリ、おきないの、いけないー!」
[その声は、彼の意識の内ではこんな言葉として響く。
それに、わかったわかった、と答えつつ白くてふわふわした尻尾を離して、ん、と言いつつ身体を伸ばす。
それから、コーヒーでも淹れよう、と思って立ち上がり]
ふぁ……ああ、そういや、何か郵便来てたな。
[また、何か見せてくれるのか、と呟きつつ、朝一で届いた白い封書を手に取る。
記された署名は『Gunther=Ostwald』。丘の上の邸に住む酔狂者……もとい、研究のタネ……ではなく、好事家の老人だ。
今から三年前、彼がこの村を訪れる切欠となった人物であり、時折り自身の収拾している曰くつきのコレクションを見せてくれる。
それが楽しみで、放浪の伝承研究家のはずが一箇所に止まる事となっているのだ]
オストワルトの御大、今度はナニを見せてくれるのかな……?
[気楽に言いつつ封を開け、中の招待状を開く]
……正気かよ?
[口をついたのは、こんな呟き。
翠の瞳にはまず呆れが、次いで、楽しげな色彩が浮かび]
……ちょっと、行ってみるか。
[楽しげな響きの呟きが、もれる]
「エーリ? 丘の上、あそびにいくの?」
ああ。行くぞ、ローゼ。
[白いふわもこが尻尾をぱたぱたさせながら問うのに頷いて、手を差し伸べる。
それはその手を伝って肩へとするする駆け上がった。
白い毛に埋もれるように額で煌めく真紅の石が、一瞬美しい光を放つ]
─オストワルト邸─
[丘の上の邸につくとすぐ、顔見知りの執事が出迎えてくれた。
招待状の確認後、こちらに記入を、と差し出されたのは見慣れた芳名録。
やれやれまたか、と言いつつ、ペンを受け取ってさらさらとそれに記入していく]
──────
■名前:エーリッヒ=フォン=レーヴェ
Erich=von=Lowe
■年齢:25歳
■自己紹介:各地の神話や伝承を研究する伝承研究家。
連れているのは『幸運の妖精』カーバンクルのローゼ。
元は旅人だが、ギュンターの所蔵する品物にまつわる伝説を調べる目的で三年前から村に住んでいる。
──────
……はい、これでいいね?
ああ……後は、人が集まるまでホールで休んでて……だろ?
わかってるよ、いつもの事だし……。
あ、飲み物はコーヒー頼むね。
[にこやかに笑いながらこう言うと、*勝手知ったる様子でホールへ向かった*]
ランプ屋 イレーネ が参加しました。
[やがて開かれるであろう扉の前には、当然ながらそれを待つ姿があった。特に手入れもされていない様子の、少しだけ長めの髪は銀灰色。前髪に隠れがちの蒼い眸とよく似た色の作業着のような服を身に纏う。大人し過ぎる少年のようにも、着飾らない少女のようにも見えるかも知れない。]
[何処か落ち着かない様子で待っていたそのひとは、扉が開く音に身を震わせた。]
あ、・・・
[現れた執事らしい人影と目を合わせないようにか俯く。両手を真っ直ぐに突き付けて抱えた白い箱を差し出した。]
これ、おじいの注文の・・
[小さく紡がれた声はやはり中性的なものだった。]
[相手は慣れたもので、半ば押しつけられたような箱をしっかりと受け取る。それからふと思いついたかのように、用は済んだとばかりに踵を返して歩き出そうとしている背中に声を掛けた。]
ぇ?
青年 アーベル が参加しました。
[まだ、日も高く昇るよりも前。
習慣ともいえる、朝の一杯。
入れたばかりのコーヒーを啜る。と、窓越しに見える一人の少年の姿に気付き
カップをシンクの棚へと預ければ、青年はかたんと扉を開けた。]
ん、今日もごっくろーさん。
[窓から手を伸ばして。
郵便配達を勤める少年へと向けた手に、ひらりと渡るのは一枚の封書。
最早見慣れた白色を見やれば、くつくつと苦笑を漏らして。
少年を見送った後、差し込む陽を遮るように窓を閉じる。]
[それから数刻の後。]
[今までに訪れた客人の名を記録してきた紙面には、新たに“Irene”と女性の名前が加えられていた。]
──────
■名前:イレーネ=フルトヴェングラー Irene=Furtwangler
■年齢:19歳
■自己紹介:村のランプ屋。父と幼い弟と3人で暮らしている。
普段は工房に篭りきりで滅多に外へは出ない。ギュンターの許へはたまに品物を届けに行くようだ。
──────
[俯いたままペンを置くと、執事に言われるまま何処か頼りない足取りでホールへと向かった。]
どれどれー、と…。
[鼻歌交じりに、赤でシーリングされた封を聊か乱雑に開けて。
中の紙を取り出しながら、室内のソファへと音を立てて腰掛ける。
この村で過ごして来たものにとって、食事会への招待状は馴染みのものだ。
…ちなみに、青年にとってコレクション自体には然程興味は無い]
………ふぅん。
オルゴール、ねー。
[並ぶ黒のインク字へと目を滑らせて、今回のメインを確認すれば
小さく声を漏らして、再び招待状を封筒の中へと入れる。
スリッパを慣らして立ち上がれば、机上へと封書を投げ置いた。
棚へと置いたままのカップを手にとって。
僅か底に残ったコーヒーを飲み下せば、仕事へ向かうための準備を始める。
招待先への訪問は、夜でも十分間に合うだろうから。
小さな笑みを浮べ。上着を手にした青年は、早々に*家を後にした*]
―・・・→ホール―
オルゴールか・・
[その言葉を一人口にすれば、表情の薄い顔が僅かに綻んだようだった。知る者は少ないが、店に並んだランプを眺めている時と似たような、嬉しそうな表情。]
[けれどそれも、開いた扉の先に先客がいるのを見留めるまでのこと。]
・・・っ、
[立ち止まり、瞳を彷徨わせる。それでもやっとのことで会釈をした。]
─ホール─
[のんびりとコーヒーを飲みつつ、片手間にカーバンクルの尻尾をじゃらしていたが、人の気配に気づいてそちらを見やり]
……や、どーも。
[テーブルにカップを置いて、にこり、と笑って見せる。
カーバンクルも、挨拶するようにみゅう、と鳴いて尻尾を揺らした]
[蒼い眸は揺れながらも声の主を改めて捉える。あくまで目は合わさないようにしながら。]
[別に彼に限ったことではない。内気なのか、家族以外の人の前でこのような態度をとることは珍しくなかった。]
・・こんばん、は。
[それでも挨拶の言葉が紡げたのは、人以外の――白い生き物が視界に入ったからかも知れない。ほんの少し表情も和らいだようだった。]
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