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それはまだ、始まりの前でした。
始まる前の、ささやかな日常。
おや、自衛団長 ギュンター が来たようです。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
『雪花』は産まれて半年で成人し、一年で寿命を迎えて眠りにつく。
外界との接触をほとんど持たないため外敵などの脅威にさらされる事は滅多にないが、一年に一度、寿命を問わず死がもたらされる周期が廻る。
それが、『『死神』の降る刻』。
住人の誰かが『死神憑き』と呼ばれるヨリシロとなり、他の者の命を刈る。
刈られた命は、花を咲かす糧となるという。
また、『死神憑き』が手を下さずとも、その波動に飲まれ、命を刈られる者もいる。
『死神憑き』が、力に耐えかねて命を落とす事もある。
年に一度の死の周期。
この期を越えた者は、雪山の山頂に、色鮮やかな花を見ることが叶う、と。
伝えられるのは、そんな伝説。
☆舞台設定
舞台となるのは、山の中の洞窟都市。
縦横無尽に掘られた空間で、ヒカリコケやキノコが自生し、温泉なども湧き出している。
ほぼ中央に当たる開けた空間に冷たい清水の湧き出る泉があり、飲料水として活用されている。
洞窟の一画には、キノコを栽培するキノコ畑、洞窟内でも生育する香草や木苺の自生地などもあり、それらが食料供給源となっている。
いわゆるお茶やコーヒーはなく、嗜好品として飲まれているのは香草茶やキノコ茶。香草を使った煙草もある。
動物性たんぱく質は、主にトカゲの類から摂取。キノコは穀類の代用品として、小麦粉に近い粉を作る原料にもなる。
☆『雪花』(せつか)について
山の中の洞窟都市に住まう妖精族。産まれて半年で成人し、一年で寿命を迎える。
妖精、と言っても外見は人間と変わらず、翅や触覚など、所謂妖精的な特徴は見られない。
※注意事項:肩書きについて
基本的に、現代的でなければ問題はありません。
が、次の肩書きは概念として存在しないので、これらのキャラを使う場合は適当に変更してください。
傭兵、探偵、旅人、神学生、流れ者、修道士、宿屋主人、煙突掃除人
☆役職設定
・智狼
『死神憑き』。『『死神』の降る刻』に降りてきた『死神』の力のヨリシロとなったもの。
花を咲かせるために他者の命を刈るが、その力の制御はできず、ただ、自分に憑いた『死神』が、誰かを刈るのを見ているのみ。
自分の意思は失ってはいない。
・占い師・霊能者
『死神』の力を感知する事ができるもの。
前者はそこにある『力』を直接見つける事ができ。
後者は命を喪ったものの中にその残滓があれば感知する事ができる。
・聖痕者
身体の何処かに、蓮華草、勿忘草、蒲公英、雪割草、釣鐘草の内の何れかの形のしるしを持つもの。
しるしが何故現れるのかはわからないが、そのしるしは『『死神』の降る刻』に鮮烈に現れ、刈り手の力を引き寄せる。
・妖魔
『死神憑き』。彼(彼女)もまた、『死神』のヨリシロである。しかし、刈り手たる力はその身には宿らない。
『死神』にして、それとは異なる存在に憑かれしもの。宿した力は刈り手のそれよりも強大であり、命を刈ろうとする手を跳ね除ける。
しかし、秘される事を望むその存在は、自らが見出される際に消滅という道を選び、憑かれしもの諸共に消えうせる。
『死神』にしてそれとは異なるが故に、『死神』としての残滓を残すことはない。
☆吊り・襲撃・墓下関係
【吊り・襲撃・占いは全てランダムにセットしてください】
【初回占は呪殺回避のため、ギュンターにセットしてください】
【バファリン申請可能。カップル補完のための吊り・襲撃要請は不可】
【吊り・襲撃・呪殺、何れの場合も亡骸は残りません。全て、とけるように消えうせてしまいます】
・吊り
『死神』の放つ波動の影響か、それとも寿命によるものか。
唐突に、誰かが命を落とす。
それが『死神』に憑かれたものであれば、何らかの残滓を感じるものがいるかもしれない。
・襲撃
『死神』による刈り取り。刈られた命は、花を咲かすための糧となる。
・墓下
彷徨える霊魂が一時漂う空間。
『『死神』の降る刻』が終わるまで、命を喪ったものはここを彷徨い、生けるものたちを見守るのみ。
閉ざされた都市の中。
『雪花』はいつもと変わらぬ刻を過ごす。
花やキノコを育て、糸を紡ぎ、おしゃべりに興じて。
一年という時間を、思いおもいの生き方で、過ごしてゆく。
開く事のできない扉の先で、季節が移ろっていることも。
その季節の移ろいが、『周期』を呼び込むことも。
今は、誰一人知ることなく……。
村の設定が変更されました。
おや、糸紡ぎ ユーディット が来たようです。
─中央の広場─
[とてとて、とてとて。
そんな音の聞こえそうな足取りで、一人の少女が駆けていく]
……寝すぎちゃったんだ、タイヘンなんだ。
[声に滲むのは焦り]
はやく、全部、紡がないとなのに。
[焦りに急かされ、疎かになるのは足回り。
かつん、と。
不意に、無機質な音が響く]
……ふにぇっ!?
あいたぁ……。
[ひっくり返った音は、広場に大きく響く。
手に提げていた籠が転がり、入っていた透き通る水晶細工のビーズが辺りに散らばった。
場にいたものが振り返ったなら、そそっかしさで知られる糸紡ぎの娘は、ふにぃ、と小さく声をあげ、それから]
……ふにっ!
いっけない!
[ひっくり返った籠とビーズに、慌てた声を上げながら、それを集め始めた]
おや、薬師 ゼルギウス が来たようです。
―中央広場―
[畑の主から頂いた乾燥キノコ、己で採取した香草の包みが幾つかと、明かり用とは別に取り分けておいたヒカリコケの瓶。
それらを纏めた丈夫な袋を右肩に、帰路に就くその途中]
またか。あのバカ。
[眉間に皺を寄せた白髪の青年は、慌てふためく少女を眺める。
足元に転がっていた一粒のビーズを、細い指で*摘んだ*]
おや、パン屋 ゲルダ が来たようです。
―どこかの小屋―
[たんっ、たんっ。]
[リズミカルに台に生地を打ち、形を整えてゆき。スケッパーで均等に切り分けてから、鉄板の上に置いて濡れた布を被せた。
暫く置いたら、後は焼くだけ。
ぐいと頬に落ちた汗を拭うと、白い粉がそこに残った。
さぁ次の準備をと、思ってはたと動きを止めた。]
……粉切れてたんだ。
[頬に白い粉をつけたまま、黒い上着を羽織って*外へ出た*。]
村の設定が変更されました。
おや、きのこ畑の主 ユリアン が来たようです。
―きのこ畑の小屋―
[父親から受け継いだきのこ畑の中、選定してきのこを収穫していく]
こんなものかな。
[種類を分けて四つのかごに詰めたきのこは、いくつかはそのまま各家庭に、残りは乾燥させて保存食や薬の材料に。
父親がいなくなってから、一人でこなすこの仕事もだいぶ慣れてきていた。
きのこ畑にある小屋、ここにある乾燥棚に種類わけしながら]
ああ、ゼルに渡したきのこ間違えてたな。
後でいいか、あいつもすぐ気付くだろうし。
[信用してよく確認しなかったあいつも悪いとか、よくわからない理論で自分を納得させて、きのこ整理を*再開した*]
おや、語り部見習い ミハエル が来たようです。
─屋根の上─
[穴を掘り土を固めた煉瓦で洞窟上層に作られた家の屋根。]
うーん……
[その屋根に腰掛け、上を見上げぷらぷらと足を揺らす。
見上げる先は黒。てんてんと自生した苔や茸のひかりが見える。]
ん、ん、ん。
[見通せない頭上を見たまま、斜めに身体を傾け、
ぐぐぅっ、と、思い切り上へ手を伸ばす。]
語り部見習い ミハエルが村を出て行きました。
おや、語り部見習い ミハエル が来たようです。
[洞窟の中を照らす淡い光。暗闇をぼんやりと照らす。
真っ直ぐに伸ばした白い指先の向こう、
おおきな翠の瞳で凝らすように見て]
此処からでは、届かないのだね。
[淡いひかりに手を伸ばした姿勢のまま、わかっていることを
改めて確かめて噛み締めるように口にした。
翠の両目を細めて、口をへの字に曲げる。]
暗闇に光るあれに手が届くことを、
ボクは知っているが、
─── "星"。というのは。あのようなものだろうか?
[問うは、届かぬ細い指の先へ。]
おや、絵描き エーリッヒ が来たようです。
─自宅・香草畑─
[自宅の小屋の傍にある小さな香草畑。と言っても食用ではなく染料を作るためのもの]
これとこれと……あ、しまった。
あの色はキノコも入れないと作れないんだったなぁ。
ご飯調達がてら、貰って来るか。
[籠に摘んだ香草を自宅へと一旦置き。ふらりと小屋を*出て行った*]
─屋根の上─
かように淡いひかり、焦がれて見あげようと、
届かないのは同じであれど、
──うん?
[詠うような口調は染み付いた語りの癖なれど──その途中で視界の端に気をとられ下を向いた。上半身をかるく乗り出して下をのぞきこみ、]
よいしょっ
[思い立つが早いか平らな屋根の上についた手を軸に掛け声一つ、ぷらぷらとさせていた足に勢いをつけて振り上げ屋根の上に、とんっと乗った。]
[屋根の逆側まで歩き、そこから上ってきた樽にたんっと飛び降りてさらに飛び跳ねるように地面を蹴った。]
── エーリ兄! 買い物かね!
[明るい声で名を呼ぶ。
下の道までの階段、風切る勢いで駆け下りて、見つけた人影に走りよりながら、ぶんぶんと大きく手を振った。]
ん?
ああ、ミハエル。
[名を呼ばれ、振り返る。大きく手を振りながら駆け寄って来る姿を見て、こちらも笑みながらゆるりと手を振り返した]
そ、買い物。
ゲルダのところからパンを、ユリアンのところからキノコを貰って来ようと思ってね。
[跳ねてエーリッヒの二歩ほど手前で踏みとどまり、]
やはりそうか! ボクの見立ては間違っていなかったわけだ。
ではボクはエーリ兄のお供についていってもいいだろうか?
[首を傾げ尋ね、そのままエーリッヒに歩調をあわせて歩き出す]
ほう。
ゲルダのパンは無論食べるためとわかるが、
キノコ?
何に使うのだね? 灯り?
それとも粉にするのかね?
暇なのかい?
ついて来るのは構わないよ。
[歩調を合わせる様子に、いつもよりゆっくりめに歩く]
キノコは粉にして染料に混ぜるんだ。
香草の染料だけじゃ色見が足りない時があってね。
[問いに答えながら、ポケットから布を一枚取り出す]
見てごらん。
こっちが香草の染料だけ、こっちがキノコも混ぜたもの。
淡い色合いになるのが特徴なんだ。
[布には染色が施されていて、濃いめの色と淡い色で染められていた]
たまに淡い色になるんじゃなく、別の色に変わったりするものもあってね。
なかなか面白いんだよ。
おや。
ふ、ふ、ふ。ボクに暇などとそのような時間は存在しない。
ボクはいつでも忙しく、その忙しい限られた時間の中で、
エーリ兄との会話という選択肢を選択したのさ。
[隣に並び歩きながら、後ろ手に手を組んでくつくつと笑い、
差し出された布を言われるまま見てきょとんと翠の目を瞬いた。]
ほう?
ほう。
ほう、ほうほう。
[説明を聞き、いちいち感心したように頭を上下させて頷く。]
この布はたいそう綺麗な色でそれだけでも素敵だが
それ以上に不思議なものだな!
エーリ兄のやっていることはジッケンのようで面白い!
[ぱあっと笑って、ぱちん!と手を打ち合わせる。]
なぜ? どうしてそうなるのだろう?
まったく違う色になるというのも不思議だ!
まるでゲルダの新作のパンの味のようだぞ。
組み合わせと言うのは、不思議で、
兄のいうとおりに実に面白い!
[たとえば、他のきのこと混ぜてみたらどうなるのだろう?と、勝手な想像を膨らませて考え込み、ふむ?と首を傾けた。]
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