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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が6人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、聖痕者が2人、狂信者が1人、智狼が2人含まれているようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
不意に、集会場の扉が開かれる。
夜気をまとい、広間に入ってきたのは、自衛団長。
彼はゆっくりとその場にいる面々を見回すと、静かに話を始める。
ここに集められた者には、『人狼』と呼ばれる存在である、との疑惑がかけられている事。
『人狼』は、山向こうの町の連続殺人事件を起こしたものであり、幾つかの伝承において、その危険性が伝えられている事。
このため、その疑惑のある者を一時隔離し、村全体の安全を図っている、と。
それらを、淡々とした口調で語り、そして。
「全ての『人狼』が排除された、との確信を得るまで。
全員、集会場の敷地内から離れる事を一切禁止させていただく」
それが、被害を最小限に抑える方法だから、と。
そう、言い切ると。
伝える事はそれだけだ、と言って、踵を返した。
ふうん。
これであなたが金髪碧眼の美女だったりすれば、不幸な生まれのお姫様が命を狙われてー、なんて展開だったりするんだろうね。
[けらけらと自分の言ったことに笑い、挨拶に来なかったことを謝罪をされれば、ぱたぱたと手を振った]
むしろ、ここで知り合いになれたのだから、この「被疑者の会」に感謝すべき、かもね?
過去の記憶に執着がないのなら、ここは骨をうずめるにもいい村よ。いつか遠い先、あたしの葬式の祈祷文を、クレメンスが読むことになるかもしれないね。
……と。
[入ってきたギュンターの声に耳を傾け。
今発した自分の言葉とのあまりの落差に、すっとぼけた顔をして方をすくめた]
[丁度階段を下りてきたところで、自衛団長が入ってくるのに出くわす。]
…人狼?
って事ぁ…コレってばマジでホントに…
[胸ポケットに手をやる。そこに仕舞ってあるのは古い革張りの手帳。]
[イレーネにもありがとうとお礼を言い返し。]
[アマンダが真剣にスプーンの上の肉と格闘しているので、小さく笑みながら。]
ローフ(loaf)は、パンの形にするっていう意味です。
本当は、丸めてパンの形にするような物が多いから。
[そう答え。][ミハエルの説明には感心したように見て。]
あ、そうですね…あれに甘い味付けをして中に上手く入れられたら。
[苦手な人でも飲んでくれるかなと、そう考えていたら。]
[自衛団長の声が聞こえて。][食事の手は止まった。]
……って……。
[広間に戻ってくるのと、自衛団長がやって来て、ある意味無茶な事を言い出すのと。
それは、殆ど同時だったろうか]
って……ちょ、待てよ!
それって、どういう事だよっ!
[自分の食べた皿を片付けようと立ち上がったところで、広間に新たな。とはいっても歓迎する気など欠片も起きない人物を見て、ようやく話があるのかと、皿をテーブルに戻して席に座って、横柄な態度でギュンターを見て話を聞いて――]
…は?
[思わず挙げた声はくしくもクレメンテと同じような声であった]
人狼?
[呟いた]
つまり俺たちがそうだと疑っていると
…それは突拍子もないことですね
[だがしかしすでにギュンターは踵を返していた]
[ユリアンが手袋を仕舞うのを見ればもう一度微笑んで。
自衛団長が入ってきたのは、丁度食事の手が止まった時だった]
…じんろう?
[淡々と語られる言葉。
それらに徐々に表情を無くしてゆく。
完全に動きを止め、何も言わずに踵を返すのを見つめて]
[ブリジットと話している最中、ようやく姿を見せたギュンターの説明に、小さく嘆息した。
願いは聞き届けられなかったらしい――。
マテウスさんはどう感じているのだろう?
そう思い何気なく彼へと視線を送った]
[男はミートローフの最後の一欠けを飲み込んだ]
つまり、ここに集められた人間は被害にあっても知ったこっちゃねえってことなわけだ?えげつないねえ。
[ぼやきながら、ポケットから取り出したスキットルからウィスキーを一口喉に流し込んだ]
[連続殺人事件。ということはミハエルと会話をしてある程度の予想はしていたが]
人狼ってのは…何の冗談だ
[隔離するなどという無茶なことは聞いたが。人狼などという突拍子もない言葉にばかばかしさが先に来て気勢をそがれ、去っていくのを見送るだけとなった]
ここから離れるな、と言う事は…。
教会には帰れない、と言う事ですわね…?
[その後で、ふと思い出したように顔を上げ]
では、わたくしたちは……?
[人狼の脅威から村を守るため。
では、自分たちはどうなるのだろう、と]
人狼というと、
人を喰うという…あれですよねえ。
それでしたらこうもばらばらな理由はわからなくもありませんが――
隔離、ねぇ。
[眉を寄せた]
ギュンターさんは。
いや、もしかしてこの村全体?
何を考えてるんでしょうねえ…本当にいると思ってるんですかね。
いや、だからここに集めてるんでしょうかね。
[怒鳴る声に、当然の如く返事はなく。
何か考えるより先に、身体が動いていた。
自衛団員が止めようとするのを強引にすり抜け、追いかける]
ちょっと、待てよ!
何なんだよ、それって、無茶苦茶じゃねーかっ!
[苛立ちを帯びた声に、自衛団長は歩みを止めて、ゆっくりと振り返る]
「……これが、村のための最善手である、と判断したまで」
村のためって……そのためなら、あそこにいる連中は死んでもいいってのかよ!
[問いに、答えはなく。
立ち込めるのは、重い沈黙]
あんたはっ……いつも、そうやって!
あの時と、同じに!
[キッチンから広間に戻ってくる]
[広間に入ってきた自衛団長の姿が見えた][一通りの話を耳にする]
・・・連続殺人事件の犯人、人狼、ですか
もしそれが本当なら・・・
[顔が青く染まる]
[以前、亡夫から伝承として聞いたことがある単語]
[村に建つ慰霊碑]
[考え事をしている][空いた食器を片付けようとして][食器が手から滑り落ちる]
[食器が床に落ちて割れる音が響く]
[苛立つ、いらつく。
なんで、どうして。
巡るのは、そんなコトバ。
それが、自分の内側に、どんな風に働きかけているのか。
それにはまだ、気づく余地はなくて]
[ミハエルのそっとした視線を感じながらも]
同意だな。クレメンス。寝言は寝ていえよな
[ただミハエルの視線を感じたからか。口の動きをまた変えて
『連続殺人事件はともかくとして人狼ってなんだ』
といっているのにミハエルは気づくだろうか]
誰だ。
[ザァと、雑音のような低い低い、男の声が赤い世界で木霊する。]
貴様は誰だ。
[見えない誰かに向かって。]
[尊大に、警戒を込めて。]
……なに、それ。
[感想は短かった。いや、実感がなく、感想にすらならない。
本来ならば、話が始められた時点で食事を止めるのが礼儀だったのかもしれないが、僕にとっては、彼らより、作り手にはらう敬意の方が重要だった。
もっとも、食事の最中に聞きたい話ではなかったが]
[話の終わった直後、駆け出していくアーベルの姿が見えた]
シスター
いやしませんよ、人狼なんて
[にこりと笑いかけて、安心させるように]
[しかし響いた割れる音に立ち上がる]
レディ…!
大丈夫ですか、お怪我は?
[あわててそちらに駆け寄ろうとし、がんと机に足をぶつけた]
[連続殺人犯、は聞いていた。]
[だから多少、驚かなかい部分はあったが。]
[それでも人狼という言葉は突飛で。]
[辺りをきょろきょろと見回す。]
この中に人狼が、いる…。
[口にしたものの。][未だ信じられずに。]
[椅子から立ち上がり、追って、外へ。
本来なら止められていただろうが、アーベルに意識の向いていた自衛団員たちの反応は遅れたために、何とかすり抜けられた]
[口論の声]
……僕も、納得がいかないな。
人狼、なんて、お婆のヨタ話だと思っていたよ。
大体、なんで、僕らなのさ?
基準は?
疑惑って、どういうこと。
[それに対しても、望む答えは得られないのだろうが]
[アーベルが出て行くのが見える]
[しかしぶつけた足をまた前に踏み出し、ノーラの方へ]
[だが届いたマテウスの声に、小さく笑って答えた]
寝てない寝言なんて本当にただの迷惑なだけですよね。
まあアーベル君がしっかり言い聞かせてくれることでしょう
…亀の甲よりなんとやらともいいますが
[それからノーラを見る]
[エーリッヒの動きはすばやかった]
[顔色が青い]
アベル。
[飛び出してゆくアベルの後を目で追ったが。]
[駆け寄ることも出来ないままに。]
[つまりはそれほど、自分も衝撃を受けたという事で。]
[食器が落ちる音に、びくりと身を竦ませた。]
[強張っている。][全身が。]
…なんだ、お皿割れただけかぁ。
[たはは、と肩を竦めて見せて。]
お怪我はありませんで……
そちらも、お怪我は?
[更に響いた鈍い音に、首だけ向けてぽつりと。]
…ありませんよ
[しっかりとエーリッヒに頷いた]
ええ。
本当にこのドジなのをどうにかしたいもんです…
人狼が実在するのか否かも大事ですけれどね。
連続殺人、ねえ。
子どもつれてきて、その被疑者だなんて。
頭おかしんじゃないのかしら。
[騒然としている部屋を見回すと、ぱんぱん、と手を叩く]
で、子どももいんのよー。
落ち着きなさいなー。
[間延びした声を作って、その場の空気を納めようと]
ですが、この村には…ご存知ですか?この村にある慰霊碑を。
……もうずっと昔、この村に現れた、といいます、人狼が。
その時の犠牲者のもの、だというんですよ?
[ずっと、ずっと、ただの昔話と聞いていた。
あれが、事実だとは]
[食器の割れる音に、男は立ち上がった。目前で駆け出していきなり机に衝突している神父の姿に頭をかく]
おいおい、すでに被害者続出ってか?
奥さん、怪我ないかい?
[とりあえずノーラに声をかけてみる]
[響いてきた甲高い音。
声にならない悲鳴を上げて耳を塞いだ]
知らない…。
何も知らない…!
[うわ言のように呟きながら小さく首を何度も振る]
ご、ごめんなさい。
[直後、机に足をぶつける鈍い音が聞こえた]
[エーリッヒとハインリヒに声をかけられれば]
ええ、平気ですわ。
[注視されれば、ややひきつった笑顔を向ける][手はかたかたと震えている]
[床に散らばる、割れた食器のかけらを慌てて拾い集めはじめた]
[様々な声。][動揺、苛立つような、そんな感情が広間に一気に広まって。]
[その雰囲気に流されない人も中には多々居たけれど。]
[怪我、に少しだけ意識が戻ってくる。]
[何か割れる音。][怪我をしていないだろうか。]
[のろのろと食器を置いたまま、薬草の入った薬袋を取りに、台所へと足を向けた。]
[もう食事を続ける気分にはなれなかった。]
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