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研究生 エーリッヒ に 2人が投票した。
職人見習い ユリアン に 3人が投票した。
職人見習い ユリアン は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。何かの介入か、それとも……?
現在の生存者は、治癒術師 ミリィ、青年 アーベル、研究生 エーリッヒ、噂好き ヨハナ の 4 名。
ふうん?
確かに逃げられはしない。
でもその間にまた誰かがいなくなるかもしれないのに、ずっと待つ気?
若者は年寄りほど気が長くないの。
[薄く、笑った。
手の内で微かに音が鳴る。彼の瞳によく似た、緑を宿した石]
……て。
あれ、って。
[昨晩の話を思い出す――いい予感は、しない。
悪戯妖精より何より、今日もきっと歓声をあげているのであろう、妖精さんに導かれるかのように、光球はふわふわり]
[奇妙に緊迫した空気に、どうしたものかと悩んでいた矢先、肩の鳥が羽ばたいた]
……リーリエ?
[は、とそちらを見やる。
直後、空に舞ったのは]
あ、あれ……妖精王……様?
[昨日も見た、金色の光球]
[光球ふわ、ふわり。
舞い降りる先は──]
て、あの、あの???
[軌道がどう見ても。
瓶詰め妖精さんコースなんですが]
……ユーリ、危ないですっ!
[条件反射か、先ほど書いた呪式を発動させようとするものの。
こういう時は、間に合わないもので]
[多分、きっと、間違いなく。
皆の言い合いなんて、聞いちゃいない。
いきなりスピードをあげて、向かった先は職人見習いの青年。
もしかしたら、守護妖精と同じ名を持つから恨みが何たらなんて考えたのかもしれないが、真実は妖精王の胸のうちにしかない。
昨晩と同じく、一瞬にして事は起こった。
――しゅん、と一人と一匹を包み込む光。
その瞬間に妖精さんが何を思ったかも、彼女の胸の……いや、傍にいた青年には、聞こえたかもしれない]
年寄りだって先は長く無いさね。
じゃが、妖精王の結界からほいほいどっかに放り出せるとも思えんしなァ、案外近くに封じられてるだけの気もするんじゃよな。
[思い起こすのは昔の伝説。
そしてエーリッヒの薄い笑みを顔を顰めて睨む]
それは楽観論じゃとしても、天使天使と頼るのもなァ。
待つんじゃなく、天使でもなく、犯人捜す方に労力掛けた方がいい気がするのさ――…
[逸れた視線に婆の視線も光球へ向かい、口を開けたままぽかん]
[そして、その機を狙って――
彼の手の内で、石に亀裂が入った。
炸裂する緑を帯びた眩い光。
ぱらぱらと粒子が舞いあがり、惚けた老婆に纏わりつく]
なんでユリアンを…
[惚けていた婆に緑の光が纏わり付き、はっと鋭い目を光の元――エーリッヒの隠れた手元へ向ける]
――おやめ、エーリッヒ!
[ぽかーんとしていると、肩の鳥が甲高く鳴いて、ばささ、と羽ばたいた]
……リーリエ?
[只ならぬ様子に、はっと振り返る。
目に入ったのは、ヨハナに纏わりつく、光の粒子]
……Macht von der Verteidigung, Anfang!
[それを行ったのは、条件反射か、それとも、『言葉』を結んだ相方の鳴き声に動かされてか。
呪式の発動。それに重なる、澄んだ鳴き声。
ふわり、舞い散る青銀色の光が、老婆を護るようにその周囲を包み込んだ]
[本気で叱る時くらいしか呼ばぬ名を呼んで、それはしてはいけない事だと伝えようとするも、ただの婆にはそれ以上は何も出来ない。
怒りながら哀しむ皺だらけの顔が、まっすぐに森番の青年を見る]
……なんじゃ、一体何が…?
[ミリィの声と羽ばたく音、包み込む青銀色に困惑が混じる]
……っと。
[制止の言葉にも動きは止まらず、引き落とそうと光を繰る。
されどそれは異なる色の光に阻まれて、ポケットに突っ込んだままだった手を、弾かれるように引き出した。手から砕けた緑が散り落ちた]
ちぇ。
やっぱり、そっちからやっておくべきだったかな。
[とん、と後ろに跳び、距離を取る]
《ゲームオーバー、にはまだ早いんだけどな。
……ねえ?》
[そっと呼びかける先は、繋がりを持った悪戯もの。
――此処ではない、自分のふるさとと親しい場所に棲むものたち。
本来の目的は全く異なれど、懐かしい存在ではあった]
……弾、けた?
[はあ、と。
ため息と共に呟きを漏らす。
明らかに、自分だけの力では止められなかったと。
それだけは、理解できた]
……と、いうか。
エーリ?
[跳びずさり、距離を取る様子に困惑しつつ、名を呼んで]
全く、さ。王サマも役に立たないよね。
もっと情報ばら撒いてくれたら、俺が動くこともなかったのにな。
[そしたら疑われなかったかも?なんて。
無邪気な子供に似た表情をつくり、少し熱を持った右腕を軽く振る]
そりゃ。
子供心忘れちゃ、終わりだろ。
[普段ならば反論の一つでも述べそうなものだが、今回ばかりは、肯定するような言葉を返した]
……嫌な想像ほど当たるもんさね。
[森番の青年に浮かんだままの笑みに哀しみを深くしたのは一瞬で、直に婆の顔には厳しい表情が戻る]
まったく、いい年してまァだ悪戯坊なのかい! いい加減におし!
[アーベルの言葉に、鳥はくるる、と鳴いて首を横に振った]
ええと、ええと。
エーリが……犯人さん?
[問いかける口調は、どこか困ったような、戸惑ったような響きを帯びて]
[すぅ、と周囲の気温が下がる。
実際に下がったというよりは、そう感じさせる“気配”。
湯の蒸気に紛れて、薄い、白の霧が周囲を漂い始める]
エーリ君が子供なのはいいとして。
ええと、ティー君ってどこにいるの?
[首を傾げてきいてみた。]
で、エーリ君は虹の天使がほしいの?
ところがどっこい、自称王様がなんも知らない役立たずだったってことだね。
人間のいい歳と、“こっち”のいい歳は違うもんで。
[口の端を上げる。
人間に向かう霧と入れ替るように、また一歩引いた。
ミリアムの問いには肯定の頷きを返す]
そういうことになるかな――
守護妖精封じちゃったのは偶然だったんだけど。
まあ、仕方ない。
いいよね、きっと、潮時ってことだろうから。
さあ、“狭間”かな。
俺もよくわかんないんだよね。
あの環をくぐったらいけるかもしれないけど、帰って来られるかは知らない。
[ゆるりと首を振った。
後の問いは言葉では答えず、薄い白越しに、アーベルに視線を向けた。
表情は笑み、肯定。]
人間? こっち?
お前さんまさか…取替えッ子だったのかい?
[驚きながらも前に出ようとして、阻む湿った何かに顔を顰めた]
なんじゃ、これは…湯煙にしては冷たくて…変な匂いが、
うわああああ!
[ずしりとかかる重みが腰にきて、膝を突いて苦しげに唸る]
[唐突に漂い始めた霧。
白い鳥が、警告するようにぱささ、と羽ばたいた]
偶然って……。
守護妖精様って、偶然で封じられちゃうものなのですかぁ?
[呆れた言葉は、恐らく素のもの]
って、仕方ないって、潮時って。
……どうする、つもり、なのです?
……っ!
ヨハナ御婆様っ!
[膝を突き、唸る様子に、慌ててそちらへと駆け寄る。
一度展開した呪式を、再構築できないものかと力を集めるけれど。
異なる力──守護妖精の力の残滓が強引に介入した後のためか、思うようにはいかないらしい]
て、なんなんですか、これぇ??
取替えっ子……ねえ。
人の定義で計るのは難しいけど、まあ、違うって事になるかな。
今は人の身を、借りてるだけだから。
ずっと昔に会っていても、覚えてないだろうね、ヨハナ嬢ちゃん。
今とは異なっていたから。
[細める緑の眼は、青々とした葉に似る]
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