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天聖学科2年 ブリジット に 7人が投票した。
生命学科2年 マテウス に 1人が投票した。
天聖学科2年 ブリジット は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、時空学科2年 ゼルギウス が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、時空学科1年 ライヒアルト、火炎学科4年 ユリアン、影輝学科2年 ミリィ、雷撃学科2年 レナーテ、翠樹学科2年 ゲルダ、生命学科2年 マテウス の 6 名。
[ブリジットが担架で運ばれるのをひらひら見送りつつ。]
ガス欠とかなぁ。あんさん後先考えず熱くなりすぎやで?
[ユリアンのバンダナ取って頭撫でた。撫でまくった。]
いやいや。善意善意ただ晒すのは人がいないとな[なんて交互にまるで違うこといいながらミリィの歩調にあわせ移送。晒すといっても魔力ぎれした姿だけだが。それでも案外話題を呼んだかもしれない]
― 西館 ―
[入り口から噴出する煙に紛れるように飛び出してくる人影。
煙の中を正確に追尾する気配に気づけば後方に衝撃波を叩きつけ、*中庭を駆けて行く。*]
[体を動かす分のエネルギも切れているらしく、微動だに出来ない
そうして頭を撫でてくるレナーテを心底恨めしそうに睨みながら]
………てめ、後で覚えてやがれ
燃やす。ぜってぇ、燃やす。完膚なきまで燃やす
[呪いの言葉をぶつぶつと*呟いていた*]
─南館外─
[あの後、樹の上でしばらくお昼寝。徐々に魔力も回復してくる]
『…この状態で良く寝れるわね。
それだけ信頼はされてるってことなのかしら』
[居眠りするライヒアルトを見て灰銀が小さく息を漏らした。信を置かれてるのは良いのだが、あまりにも無防備すぎる]
『起こしてちゃんと起きてくれるのかも怪しいわ……。
……あら』
[時折叩いても起きないことがあるのを思い出してまた溜息。しかしそれも束の間、眼下が少し賑やかになってくるのに気付き、注意深く見据える]
『……パワーがありそうなのが来たわね。
あの様子だと探知魔法でも使ってるかしら』
[女子の集団が樹の下に集まってキョロキョロと辺りを見回している。見つかるのも時間の問題だろうか、と灰銀は尾でライヒアルトの頬を叩いた]
『起きなさい、このままじゃ見つかるわよ』
んあ、誰が来た?
[灰銀の不安を余所にライヒアルトはすんなりと起きる。こきこきと首を鳴らし下を覗き込むと、うへ、と表情を歪ませた]
こりゃ見つかると骨かな。
けど降りないと逃げれないし。
『移動魔法は使える?』
微妙な感じ、使ったらまた枯渇しそう。
ここは奇襲掛けて物理気絶?
『女子相手は手荒にしたくないんじゃなかったの?』
んなこと言ってる場合かっての。
脱落者が増えてるんだったら、残ってるのは相応の力を持ってる連中だしね。
手加減なんて考えてらんない。
[きっぱと言い切ったのは先のバトルでまだ高揚しているせいか]
ほんじゃ行こうかね。
窮鼠猫を咬むっと。
『…何か違うような気もするけど』
[微妙な使い方に突っ込みを入れられつつ、ライヒアルトは樹の上から唐突に降り立った]
「え!? あ! 居た!!」
「良いわね、抜け駆けはなしよ!」
何のこっちゃ、捕まる気なんて毛頭無いよ。
[驚きの声を上げる女子達にけらりと笑うと、魔法を仕掛けられる前に近付き。色んな意味で固まった女子達の急所を打って次々と地に伏せさせていく。最後の一人が詠唱し魔法を撃ってきたが、左腕で受け払って肉薄。他の女子と同様急所を打って沈めた]
いっちょあがりっと。
『…結局手加減してるんじゃない』
起きなきゃ同じだっての。
結構難しいんだぜ? 少ない打撃で気絶させるのって。
そんじゃ、移動するとしますかね。
[灰銀の言葉に肩を竦めてから、空間の歪みを探して駆けて*行った*]
[マテウスに連れられて再び食堂に戻った...は尻尾をつかませてもらったレーグにお礼を述べると、符を一つのテーブルの上に三枚ほど並べると、小さく魔力を篭めた。途端、ボン! と音が鳴って眼鏡が符の上に出現した]
よっし成功! 新符術・倉庫符術。中に物を収めておく新技!
[まぁ大きいものはだめだけど。と小さく呟きながら眼鏡をかけた]
そう言えば、私の眼鏡持ってたのはだれなんだろ?
[ミリィのお礼にレーグは気にしなくていいというように首をゆっくり横に振る。
そしてその主はとかというと]
…… …結構減ったなぁ…
[食堂=中立地帯ということでどうしてもくってりしてしまっていて]
…ん…?減ったっつーことは…鬼逃げ切るんじゃねえか?
[なんて今更なこと思ったとか]
─南館周辺─
[空間の歪みを探してうろつくのは良いのだが。先のバトルで破れた服がぴらぴらと風に靡く。腕と足、そして左脇腹。先程の立ち回りで左腕が焦げてたりも]
何と言うか、服だけ見ると満身創痍だな。
『傷は治したけど…ってやつ?』
あと少し動きにくい、上脱いじまうか。
[上着を脱いで腰に巻き、袖は巻くって落ちて来ないように固定した。細い腕が空気にさらされるが、それなりに力はある。はず]
さて、どうすっかな。
ここまで人数減って来ると、逃げるよりは潰した方が早い?
『あら、逃げ回るかと思ったけど、やるつもり?』
まぁ一応。ゼル先輩に充てられたとでも思っとけ。
[その言葉に灰銀は少し納得するように尾を揺らした]
[南館屋上から落ちてくる人影。
勿論身投げ等では無くライヒアルトの眼前で急減速、ゆっくりと着地する。]
アルト。
何か、事前に鬼を捕まえそうとうわさになってた比較的有名な人達は8割がた脱落してるみたい。
開始時はあっさりと捕まりそうだと思ったけれど、意外と何とかなるものね。
[腕を巻くっている最中、目の前に着地する影に一瞬だけ警戒。しかし誰なのかが分かると直ぐにそれは霧散した]
ゲルダ、そっちも逃げて来れたみたいだな。
へぇ、かなり脱落してんだな。
同士討ちで削れた感が強いなぁ。
こっちとしてはありがたいことだけどさ。
うん、何とかなってるね。
ちょっと驚いた。
何とか、ね。
おまけに此方かの脱落者は零と。
よく考えれば何とかどころか上出来ね。
そろそろ此方から攻勢にでて片をつける時期だと思うけど
アルトはどう思う。
[首をかしげながら、積極案を提案してみた。]
だな。
俺は何とかゼル先輩に勝てたし、レナーテも上手い具合に逃げてるようだし。
やられる前に潰す、も手の一つだ。
俺も丁度考えてたとこ。
いっちょやるか?
[提案してくるゲルダに笑いかけた]
うん。
此処で逆転負けなんて、良くある作戦ミスなんて事にしないでね。
[笑いかけるアルトに至近で微笑みを返して右頬に唇を重ねた。 ]
流石にそれは避けたいところだね。
気は抜かずに行くさ。
[そう返し、一発気合いを入れようとして]
……ゲルダ?
[急に自分の左頬に手を伸ばしてきたゲルダに暗翠を瞬かせた。至近で見える微笑み。次いで頬に触れる柔らかい感触]
……え? あ?
[一瞬何が起きたのか分からずにきょとり。状況を理解すると少しだけ頬に朱が走るか]
勝ったら、唇に、して。
[頬が赤く染まる様子を見て可笑しそうにくすりと微笑みを零し、手の甲で頬を撫ぜる。
鈍い反応に、こつりと額を重ねて囁いた。]
へ? や、なん……。
[何で、と訊ねそうになるも、更に近付いた顔に言葉が詰まる。そんなことを言われるなどと思って居なかったため、動揺は隠せない]
〜〜〜〜ッ、行くぞっ!
[返答するでもなく、突き放すでもなく。ゲルダの額から自分の額を離すと相手の手を掴み。参加者を探すべく走り出した]
[今はただ、儀式の勝利だけを考えようとするかのように]
……む?
[ゲルダがライヒアルトにキスした頃、...の第六感がいろんな意味で危険を感じた]
……気のせい?
[だったらいいなぁと思いつつ、マテウスに向き直った]
とりあえず、参加している以上必ずライを探し出しましょう。何もせずに負けました。じゃ、結界の向こうにいて儀式を見ている(だろう)連中が、大挙して襲ってくるかもしれないし。
[そう言うと、ガラガラと食堂のドアを開いた]
さ、行きましょ。ライ達を殺って、大手を振って戻りますよ。
[さらりと危険な言葉をはいた]
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