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生徒会副会長2年 マコト を 3人が心の中で指差しました。
天文部2年 アズマ を 1人が心の中で指差しました。
美術部1年 ハルエ を 5人が心の中で指差しました。
美術部1年 ハルエ は人々の意思により処断されたのです……。
次の日の朝、文芸部2年 サクラ が無残な姿で発見されました。
今、ここにいるのは、生徒会書記2年 ハルヒ、元弓道部3年 ユウイチロウ、選管委員2年 ユリ、生徒会副会長2年 マコト、写真部2年 シンタロウ、天文部2年 アズマ、演劇部 ケイコ の全部で 7 人かしら。
彼女?
[思わず表でつぶやいたのは、その言葉の為。
その言葉に形容されるべき相手はハルエとケイコとサクラとユリ。
ユリはそもそも仲間で、サクラは今ボクの目の前にいる。
つまりはハルエとケイコのどちらか、そこまでボクは考えたから、だからボクは何気なく呟いた]
宮町さん?一之瀬さん?
[そう問いかけるコエをボクは幼馴染に向けていた、少しだけ、ボクは何かざわついた、落ち着かない様子でいたかもしれない]
― 廊下 ―
[春の言葉>>3:286に目を瞠る]
いきなり、如何したンだ?
[パソコン室の扉は開かれぬまま其処から手を離し
彼の考えが分からないのか首を傾げた]
気になるなら探しに行く?
それなら、ついて行くけど。
─学長室前─
……て、ちょお、待て。待て、な?
[>>3:283 あまりにも、あまりにも、簡潔な言葉。
響が殺された時、春枝が春と行動を共にしていたのは知っている、けれど。
そう言われても論拠としては薄いから、すぐには頷けなかった。
いや、よほど説得力のある説明を受けないと、すぐには頷けない相手でもあったのだが]
何がどう、どんな感じでそう見えたん?
それを説明してもらえんと、ちょお、動けんぜ?
[ボクのことは黙っていてもらえるようで]
二人ともありがとう。
[礼の言葉は二人に向けて、狼は誰か、問うサクラの声に]
占い師がみつければすぐにわかるんだろうけどね?見つかったらさすがに、皆に知らせるんじゃないかな?
ボクも、見つけたら必ず皆に教えるって、約束するよ。
[サクラの言葉に頷きながら、そのときは真剣な様子で彼女の方をみていた。
それからユリの言葉>>0に]
うん、そうだねそれじゃあ確認にいこうか。
[そう二人に告げたところで、ボクは]
ごめん、二人とも、ちょっと待ってて。
[衝動的にそのまま布をかぶせた絵の方へと、そこに描かれているデフォルメされたキャラは7人だけ、
今目の前にいるはずのサクラと、そしてハルエの分がなかった]
[ボクは思わずその場で固まる、二人からもその絵は見えていたかな?
少なくともサクラには見えていたみたいで、二人の方にボクは振り返った時サクラはすごく驚いた表情をしていた]
場が、動く、動いた、みたい。
[言葉が少し震える、それまでのボクらしくもない様子を見せていたかもしれない。
サクラが何か叫んで、悲鳴だったか、助けを求めてだったか、ボクには判別がうまくつかなかった。
逃げるように生徒会室から飛び出す彼女]
ああ、はやく、確かめに、いかないと…
[ボクはやや反応が遅れて、サクラが飛び出したドアの方を見て、
確かめに、それはボクはサクラのつもりでいったのかハルエのつもりでいったのか]
[飛び出したサクラを、追って、漆黒の獣は彼女を追い詰める。
彼女は必死に逃げたのかもしれない、けれども獣は彼女を逃がさない。
追い詰められ、廊下の先、行き止まりはすぐそこ、もう逃げられない。
無慈悲に振るわれる爪は彼女の腹を切り裂き、噛み付く牙は彼女の首を食いちぎる。
あたりに散る、彼女のものだった命を示す赤、それはやがて黒く変色していくことになるのだろうが。
血溜りの中、横たわるサクラの死体と、足跡もつけずにたたずむ漆黒の獣、
獣が鳴く声、そのコエは赤の世界に響く]
『まだまだ、血も命もゲームを終わらせるには足りていない。
死ぬ者を、命を選ぶのだ』
[聞こえるコエに、ボクは少しばかりの動じるような色をを赤の世界に滲ませていた]
─学長室前─
赤ログ?
[春枝の返答に、眉根を寄せた。
春を庇う理由はなかったけれど、別のところから苛立ちが来ていた]
意味が分からないな。
……ていうか、
[そこには彼女なりの理論があったのかも知れない。
けれど、聞いてやる気はなかったから、
それよりも先に携帯電話を取り出す。
傍にいる霊能者のことなど、頭になかった]
―生徒会室→―
[生徒会室をユリと一緒にボクは飛び出して、二人とも出るのが遅れたためサクラの姿も足音ももう聞こえない遠く。実際は聞こえていても、ボクがそれを拾えるほどに余裕がなかっただけなのかもしれないけどもね?
ボクは、なんとか、落ち着かない気持ちを抑えて、思考にさまざまな色が滲むのを感じながら]
百乃喜さんと宮町さんが、消えていたんだ…
百乃喜さんには見えてたみたいで、
[ユリにそう説明をしながら、急ごうと思う気持ちは裏腹に、体は思うように動いてくれない。
走るのだが、急げない、結果としてサクラを探すのは遅れることになり。
ユリはボクを心配していただろうか?]
ごめん、急がなきゃ、いけないのに。
[急いだところで、出た結果はもう変わらない、心のどこかでそう言っているボクもいる。
階段の傍にきたところで階下から血のにおいが漂ってくる]
―→階廊下の行き止まり―
[ボクは階下に、降りていく、徐々に血の匂いは濃く、自然と足はそちらに向けることになる。
一階まで降りて廊下の先、暗がりのほう、確かそこは行き止まりのほう、そこに何かが転がっているのが見える]
桐谷さん、つらいなら、ここにいて、ボクが見てくるから。
[途切れ途切れになりながら、ユリを心配する声をボクはかけていた]
[聞こえる心配するコエ、それは隣のユリからのもの。
ボクは一緒に階下へと降りながら表で伝えた言葉に続けて]
誰かが、宮町さんを、殺した。
[その誰かが、幼馴染だということを、ボクはまだ知らない。
『仲間』でも、なんでもない、別にボクが動揺する、理由のないはずの相手、その死に、ボクは、普通ではいられなかった]
[狼だと言われた彼女はどんな反応を返しただろうか。
数度のやりとり、と言えたかも怪しい応酬の後、やがて部屋を飛び出して行った。
とは言え、足を引きずっている彼女に追い付くのは容易い。
階段に差し掛かったところで追いつくと、尚も逃げようとした春枝は足を滑らせる。
――それだけなら、軽い“事故”で済んだかも知れなかった]
……悪いけど、
[小さく呟いたその意味は、相手に届いたとしても、意味は分からなかったかも知れない]
それ、おれの“役目”だからさ、
取らないでよ。
[川島は手を伸ばして、
その背を軽く、押した]
[転げ落ちた春枝が止まったのは、階段の踊り場。
マリーと同じ場所だったのは、ただの偶然なのだろうけれど。
打ちどころが悪かったのか、首でも折れているのか、彼女はぴくりとも動かない。
階段の上から一部始終を見ていた川島は、息を整えながら手すりに掴まり、姿勢を立て直す]
[断言する春>>12。
意志が固いと察すれば何も問わず彼に付き従う]
――…春。
あの子には蛍がついてるよ。
[慰めにも似た言葉。
何を案じているのか分からないまま
薄闇に包まれた廊下をひた走り春枝の姿を探す]
─ →一階廊下の行き止まり─
[進むごとに臭いがきつくなる。
ある程度進んだけれど、やっぱり途中で足が止まった]
…ごめん、アタシ、これ以上は…。
[視線の先には暗がり、何かあるような気がしたけれど、これ以上足が進まない。
誠の言葉に頷いて、臭いから逃げるように少し後退った]
─学長室前─
……川島?
[問いかけへの春枝の返事を遮るように、携帯を取り出す春陽。
それは、これで見るのが三度目の行動で。
告げられた言葉に、ひとつ、瞬いた]
狼……って。
宮町が?
[言いながら、二人を見比べる。
数度のやり取りの後、駆け出す春枝を追う、春陽]
て、ちょ!
ちょお、待て、お前ら!
春枝は…そうだね。
アタシ達が決めたのは桜子だから、春枝は誰かに殺されたんだろうね。
[それが仲間の春陽だと言うのは知らないままに、ただ事実だけを口にする。
けれど、それで誠が動揺する理由が分からなくて、軽く首を傾げた。
隣に居た誠ならその仕草も見えただろう]
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