84 廻る刻・待宵歌
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給仕人 ユーリ を 1人が心の中で指差しました。
装飾工 メリル を 2人が心の中で指差しました。
織師 ミレイユ を 3人が心の中で指差しました。
道具屋 エト を 1人が心の中で指差しました。
織師 ミレイユ は人々の意思により処断されたのです……。
次の日の朝、装飾工 メリル が無残な姿で発見されました。
今、ここにいるのは、給仕人 ユーリ、化粧師 ノクロ、道具屋 エト、薬師 コレット、絵描き ミケル の全部で 5 人かしら。
薬師 コレットは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:02:56
給仕人 ユーリは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:04:03
ん……。
[ユーリを見送り、ふと、首を傾げる。
かなしい、いたたまれないような悲鳴が、
聞こえた気がした]
(0) 2013/08/10(Sat) 00:04:10
『近くにいたら、ダメだ。
サリィだって、消えちゃったんだ。
花じゃ、なかったのに。
たぶん、近くにいたから……』
(1) 2013/08/10(Sat) 00:04:31
絵描き ミケルは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:05:34
[ゆるり、とまだ赤い左手を撫でて、
目を伏せる]
ああ、そうなの。
そうして、いってしまうのね。
……おばかさん。
近くても、遠くても……
(2) 2013/08/10(Sat) 00:05:58
化粧師 ノクロは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:06:06
[そして、通りの向こう側>>3:74を見つめる]
無駄なの。
……どれだけ障害物があっても、そこにいるのが分かるわ。
引き寄せられるの。
……偽物は壊さなきゃ。
ね?
(3) 2013/08/10(Sat) 00:08:27
薬師 コレットは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:10:35
道具屋 エトは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:12:23
給仕人 ユーリは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:12:24
絵描き ミケルは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:12:53
化粧師 ノクロは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:13:57
― テレーズ宅前 ―
[荷を置いて駆け出す彼>>3:84の向こうから、
短く、けれど強い拒絶の言葉>>3:85]
ミケル!いいから追え!
[叫んだ言葉は、けれど意味を成せずに終わる]
[揺れる足元、崩れる身体。
転んでしまう、そう、思うが早いか。
地表に触れるよりも前に彼女の身体は、するり、溶け消える]
[最初から何もなかったかのように、何も遺さずに]
(4) 2013/08/10(Sat) 00:21:29
化粧師 ノクロは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:23:21
薬師 コレットは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:25:32
― テレーズ宅前 ―
[拒絶の言葉に、止まったのは一瞬。
ノクロが、追えと声をかけてくれたから、再び足に力を入れた。
居れかけた。
傾ぐ身体。そしてそのまま、ふっと消える。
それは、先ほどみたサリィのときと同じように、唐突に。
ぱた、と動きが止まった。]
……ミレイユちゃん、も、消えちゃった。
[呆然と、言葉が落ちた。
どうしよう、振り返る。
二人を見る。]
(5) 2013/08/10(Sat) 00:28:20
絵描き ミケルは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:29:35
[コレットに言われた通り、サリィの家と自分の家を回ってみるが、二人の姿はなかった。
寄り道しているにしてもその場所はわからず、途方に暮れる]
まさか、二人揃って……なんてことは……。
[あり得ない事ではないが、自分よりも若い二人が、などという事は信じたくなくて。
彼らの姿を求め、もう一度駆け出した]
(6) 2013/08/10(Sat) 00:33:39
サリィちゃんと、おなじ、だよ。
[ぽつりと、呟いた。ぎゅっと手を、強く、握る。]
(7) 2013/08/10(Sat) 00:34:19
給仕人 ユーリは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:35:33
……冗談じゃねぇよ。
[乾燥剤を抱え込んだまま、どかりとその場に座り込む。
包帯を巻いた右腕の、その手で顔を覆って息を吐いて]
ほんとに、なす術もねぇんだな。
[ああ、無力だ。
目の前にしたからこそ、嘆きが際限なく溢れてくる]
[ゆるり、顔を上げ。
呆然と、ぽつりと、言葉を落とすミケルをそっと手招いた]
サリィも、こんな風に消えちまったんだな。
(8) 2013/08/10(Sat) 00:36:55
絵描き ミケルは、化粧師 ノクロの手招きに従い、そちらへと。
2013/08/10(Sat) 00:41:53
……
[近くまで戻って、こくりと小さく頷いた。]
いきなり。
……何があったのか、わかんないくらい、いきなりだった。
『死神の降る刻』?
[これがそういうことなのかt、首を小さく傾げた。]
(9) 2013/08/10(Sat) 00:44:45
絵描き ミケルは、コレットおばあちゃんに届けなきゃと、落とした粉を、眺めた**
2013/08/10(Sat) 00:52:06
[小さく頷くのに、ゆると目を細めて]
…そうだな。
こんなに唐突じゃなくてもいいのにな。
ん、…俺もちゃんと知ってる訳じゃねーんだ。
『死神』が『天上青』を咲かせる為に、『糧』となる俺たちの『命』を刈る。
そういう刻の事をいうらしいぜ。
[合ってるかね?と問うようにエトの方を見遣り]
[ミケルの視線が落ちるのを追い、ああ、と呟く。
空いている右腕でミケルが置いた荷を抱えて立ち上がった。
大きい傷を負った腕には少し、つらい]
これ、コレットからのおつかいなんだろ?
持ってってやんねーとな。
(10) 2013/08/10(Sat) 00:53:50
絵描き ミケルは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 00:56:41
― テレーズ宅前 ―
[その姿をようやく見付けたのは、テレーズの家の前だった]
ミケル!
[少年>>9に向けて声を掛ける。
が、もう一人、一緒に居るはずの姿がない事に気が付いて]
あ、あの……ミレイユは……
[傍らで荷物を抱えるノクロ。>>10
片腕では辛そうな様子を見詰め、コレットが『おつかい』と言っていたことを思い出す]
ミレイユは、……居ないんですか?
(11) 2013/08/10(Sat) 01:00:24
給仕人 ユーリは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 01:00:43
ああ、ユーリ。
[駆けてくるの>>11を、意外とも思わずに迎える。
何か『刻』に関わることがあったのではと思えば
焦りは何の不自然さもない]
よっしゃ、ミケル任せるぜー。
[はーい持ってー、と、茸粉の袋を彼に預ける。
受け取って貰えば、よいせと自身の荷を両手に抱え直し]
[それから、漸く]
ミレイユは、いっちまったよ。
[首を傾げ、困ったように、笑って]
(12) 2013/08/10(Sat) 01:07:00
[「あのひと」とはとてもいい関係を築けている、
と、思う]
[少なくとも、目的は一致しているのだから]
たくさん、
たくさん刈って頂戴。
はやく、はやく、
花を咲かせて頂戴。
わたくしの体が限界を迎える、
その前に……。
(*0) 2013/08/10(Sat) 01:07:49
化粧師 ノクロは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 01:08:54
[ノクロ>>12に言われ、しばし言葉を失う]
……そうでしたか。
[ゆっくりと息を吐き出して、ぽつりと呟くのはそんな言葉]
お願いしたい事があったんですけれど。
[それは、自分が早晩消えてしまうかもしれないと思ったから思いついたもので。
彼女の方が先だとは、思ってもみなかった]
……なんだか、上手くいかないですね。
[困ったように笑うノクロに、こちらも眉を下げ]
それ、持ちましょうか?
怪我、まだ治ってないみたいですし。
[両手に抱えた荷物へ、手を差し出す]
(13) 2013/08/10(Sat) 01:12:37
― テレーズ宅前 ―
[もう子供ではないとわかっていたが
滅多に見せぬノクロの表情に動かされ梳いた髪>>3:82。
いたわるように軽く撫で遣り苦笑を認める。
年長者の柔い眼差しが一度ノクロへと注がれた。
ミレイユの拒絶の言葉>>3:85が響く。
引きとめようと伸ばした手は落ち戸惑うように揺らぐ。
彼女がふらつくのがみえたが咄嗟には動けずに
ノクロが叫びミケルが追おうとする様を認識するのみで。]
――…。
[視線をミレイユに戻すと、その姿はふっと消えて
あったはずの存在をエトの双眸は見つけられない。]
ミレイユ……。
[拒絶の言葉と駆け出した理由さえ彼女に問えぬままの別れ。]
(14) 2013/08/10(Sat) 01:16:15
[ゆっくりと吐き出される呼気>>13に、合わせ目蓋を伏せる]
…仕方ない、とは、言いたくねぇけどな。
けど、どうにもできねぇから。
[差し伸べられた手には少し躊躇を見せて]
……や、いいや。
両手で持つ分には別につらくねーしさ。
[ぎゅ、と。少しだけ強く抱え込む。
腕の内の、手放せない『日常』を]
そーいや、ミケル。
コレットからのおつかいって、茸粉だけなん?
[思い出したように彼に問い掛けて。
コレットに届けるまで、同行しようかとの意思**]
(15) 2013/08/10(Sat) 01:23:25
化粧師 ノクロは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 01:25:03
……サリィもクレイグも、テレーズも
こんな風に、消えてしまったのか。
[空虚な声がぽつと落ちる。
溜息をすんでのところで飲み込んだ。]
僕が聞いたのも、それと同じ。
[ノクロの視線>>10に答え、軽く頷く。
ユーリが姿現せば>>11、ほ、と安堵の息を吐き]
ユーリは無事だったみたいだな。
[ミレイユの事を問うのにはゆると首を振るうのみ。
ノクロの言>>12が聞こえたが視線はやや下に向き唇を結んだ。]
(16) 2013/08/10(Sat) 01:25:09
道具屋 エトは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 01:27:15
そう、ですね……。
[どうにもできない、という言葉>>15に、拳を一度ぎゅっと握り締め。
申し出を断られれば、ゆっくりと頷く]
そういえば、僕の家にもご用事だったのでは?
[ミケルに問う声には重ねるように言った]
(17) 2013/08/10(Sat) 01:29:10
ええ、僕は無事ですよ。
[下を向くエト>>16に頷き、安堵に応えるように薄く笑む。
そう言われるという事は、彼らも既に事態は把握しているのだろうと思い]
もしかして、他にも……?
[ふと、彼の物言いから気付いたように問う。
眼の前で一人消えた直後と聞いたから、その声はごくごく控え目だったけれど]
(18) 2013/08/10(Sat) 01:36:09
テレーズ、サリィ、クレイグ、それにミレイユか。
僕が知ってるだけで四人。
他にも消えた者がいるかもしれないけど……
[忽然と消える、命。
痕跡さえ残らぬそれを目の当たりにして
その事実が心に重くのしかかるようだった。
ゆっくりと視線上げて、ユーリに向けた顔に表情は薄い。]
ちょっと、中、みてくるわ。
[テレーズの家を指さして、それからひらり、手を掲げた。]
(19) 2013/08/10(Sat) 01:49:35
テレーズさんと、サリィさんも……?
[エト>>19の答えに、目を伏せる。
特にテレーズは、エトが大事に思っていたのを知っていたから]
あ、はい。
[手を掲げテレーズの家へ向かうエトを、頷いて見送る]
(20) 2013/08/10(Sat) 01:55:04
給仕人 ユーリは、絵描き ミケルに何か手伝える事はないかと視線を向けた**
2013/08/10(Sat) 01:56:24
給仕人 ユーリは、メモを貼った。
2013/08/10(Sat) 01:56:53
ユーリ。
お前さんも大事なやつがいるなら、さ。
ちゃんと会って話しとけよ。
間に合わなくて後悔してる僕からのお節介。
[へらりと。
一度、意識して無理に笑って見せた。
見送る視線に小さく頷くように、頭が上下する。]
(21) 2013/08/10(Sat) 02:03:48
― テレーズ宅 ―
[盲目のいとこが暮らしていた家に足を踏み入れる。
人の気配は感じられなかった。
サリィには感じられた気配を待宵草は教えてくれない。
クレイグと繋がっていた意識も今は元に戻ったようにある。
隅々まで見て回り、テーブルの前で立ち止まる。
テレーズと一緒に囲んだ食卓。
さいごに共にとった食事はサリィからの差し入れ。]
ほんと、なぁんにも残ってないんだな。
[口伝の君が綴る伝承も、その音色も
記憶に残るのみになってしまった。]
(22) 2013/08/10(Sat) 02:04:06
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