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猟師 スティーヴ に 2人が投票した
烏賊 ラス に 6人が投票した
かぶき者 ケイジ に 1人が投票した
烏賊 ラス は村人の手により処刑された……
次の日の朝、少女 カレン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、くの一 アヤメ、猟師 スティーヴ、傭兵 カルロス、孤児 オーフェン、学生 エリカ、御令嬢 ロザリー、かぶき者 ケイジの7名。
[纏う雰囲気は、いつものそれに戻る]
うん、すること……しないと、いけない。
……あり、がとう、ロザりんさん。
……あれ?
[変わった左目の色に首を傾げた]
くすくす……
くすくす…
[ 嗤いが漏れそうになるのをぐっと堪える。]
壊すのは、それからでも遅くないでしょう。
[ 小さな相手を侮蔑するような目で見下した。]
[ にっこりと相手に微笑む。]
お元気になったなら良かったです。
貴方がすべきこと、しっかりとおやりなさいな。
[ 不思議そうにこちらを見つめる様子に、首を傾ける。]
おや?どうかしましたか?
さて、私はそろそろ行きますよ。
大丈夫ですか?
[ 羽根を動かした。]
[硝子の砕ける音に、身を強張らせる。
それでも、問われれば立ち上がり、その笑みを睨む]
まさ、か…アンタ、全部知って……その上であんなこと言ってたのか!?
それじゃ、ラスは――…っ。
[言葉を飲み込んで、視線を伏せた。
いつかのように名を呼ばれれば、呼吸すら止めて]
…俺は、ただ。
アンタの命令に従う、それだけで……。
[言うべき言葉に逆らうように、震える声。眦から零れる一滴]
逃げたいか、なんて…俺の意思を聞いても、しょうが、ない、だろうっ。
……気のせい、かな?
ううん、なんでも
もう、平気
[動く羽根に目をやったあと]
……僕も、聖殿……行かなくちゃ
あり、がとね。
[もう一度礼を言い、頭を下げる。ひょこりと動く白い翼に、落ちた影は薄れ]
知らないと、俺は言ったか?
そう、
――知っていたさ、最初から。
[面を外す。くちびるは弧を描く。]
ラスは、堕天尸の一人だということくらい。
[放り置いた面には見向きもせずに、狐は手を伸ばした。
こぼれてゆく涙を指先ですくう。]
命令が、欲しいか――?
[飛来する羽音と、紫星の気。
見上げた視界は、やはりぼんやりとしていたけれど]
……旦那……?
[それでも、そこに来たのが誰かを見誤る事はなく]
[地面に転がるラスと、アヤメを目だけで見比べる。
漆黒の翼に警戒を払いつつ声を投げた。]
………よくやった、アヤメ。
早く元に戻してやろう。……ラスも、結界樹の皆も。
[アヤメの目元に光る雫は見えぬ振りで、呼びかけに頷く。
ベルトポーチから獲物を縛る縄を取り出し、堕天尸の力を少しでも抑えるべく手足を縛ろうとラスの側に膝を突いた。]
[愕然とした思いで、それを聞き。
けれど、告げられれば何の違和感も無く、腑に落ちた]
――…もし、俺がこれから邪魔をするようなら、アンタはどうするつもりだ?
[顕になったその顔を、その冷えた双眸を見返すのは、射竦められたような眼差し]
俺は…、俺は、アンタの隷属者のままで、いたい。
[ 聖殿に行くというオーフェンに手を振る。]
平気なら良かったです。
お礼は、貴方の道の先を見てからですね。
楽しみにしております。
[ 頭を下げ、去って行く背中をしばらく見つめる。
その口元に奇妙な笑みを貼り付けて。]
[ オーフェンと別れた後、人の気配がない所に身を隠す。]
さてはて…駄目だと言われましても。
全く情けないものですね。
……アヤメ殿の力はそれだけ脅威ということですか。
[ 目を閉じて、虚の気配を探る。
その力には紫星の力が2つ、それから銀月。]
今日は私がやると言いましたし、力を貸しましょうか。
[ 羽根を大きく開く。
その色は瞬く間に闇へと色を落としていく。
感情に抑えきれなくなった虚が羽根から溢れ出していく。
それは生き物のように周りに蠢き、獲物を探す。]
嗚呼、煩いですよ。
[ そう言って、銀月の気配に集中する。
そのまま、一気に虚の気配を飛ばした。]
……ん。
そ、だね。
このままじゃ、いけない……から。
[消え入りそうな声で言いつつ、こくりと頷く]
『虚』の力は、アタシの縛で抑えておける……から。
それがある内は、そんなにがっちり締めなくても、大丈夫だよ。
……それに、もしかしたら、体痛めてるかもだし。
[縄を取り出すスティーヴの様子に苦笑しつつ、何とか、いつもの調子を取り戻して行く]
[ 虚は走った。
その表現よりは、追い求めたというが正しいか。
凄まじきスピードで、銀月の少女の下へと。]
―――――――…。
[ 虚は一気に少女を包み込み、一気に霧散した。
銀月の少女を結界樹へと封じ込める。
そのまま、虚は縛られた仲間を助けようと残りの2人を捉える。
もっとも銀月の少女を消したことでその力は弱まっている。
光の力にすぐに消えてしまうだろう。]
……嗚呼、すいません。
助けられそうにないですね。
[ そう言って消えゆく虚から自分の気配を消し去る。
力の残滓が読み取られないように。
やはり、術は苦手なようで息が少し上がっている。]
[ 虚は尚も叫び続ける。]
ハカイシロハカイシロコワセコワセコワセコワセコワセコワセコワセコワセコワセコワセコワセコワセハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロコワセコワセコワセコワセハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロコワセコワセゼツボウゼツボウゼツボウゼツボウコワセハカイシロハカイシロハカイシロコワセコワセハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロハカイシロコワセコワセコワセコワセコワセコワセコワセゼツボウゼツボウゼツボウゼツボウゼツボウゼツボウゼツボウゼツボウ!!!!!!
[ 聞こえる声に1人ごてた。]
煩い。
文句あるなら自分でおやりなさいな。
[ それは虚との会話。
嗤う声は空に消える――――――。]
邪魔をするなら、ねェ。
[くれないは三日月に。]
すくなくとも、そんな使えない奴は、必要ない。
――とでも言おうか。
[冷えた声音で言って、わらう。]
……うん。がん……ばる
[微かに頬を朱に染め、ロザリーに手を振り返すと、聖殿へと飛び行く。誘惑を断ったことを恨むかのように、体中の痛みは増し。飛空中、微かに金の光が見えたろうか]
[ひかりの鳥は、
空を往く翼を追うように舞いかけて、
途中、宙に留まり、明滅――闇は、長く。
再び、現れた金は、先程よりも一層、薄い]
[分かっていた筈の言葉。けれど、 痛い ]
…だよ、な。
[力を抜き、またぺたりと床に座り込む。
とてもとても簡単に、ケイジが捨ててしまえる事も。
もしかすれば、自身が既に飽きられ始めた存在である事も。
分かっていて。それでも、縋るような問いだった。
片手が、無意識に瓶を探して彷徨う]
………命令、くれよ。
[アヤメが頷くのを見、警戒しながらラスを縛めて行く。
少し調子の戻った声には、振り向きもせずに声を投げた。]
………念の為だ。
もう動かないと思った獲物が一番恐い。
[仕留めたと思った獲物が急に息を吹き返したというのは、猟師なら一度は経験する事。
だが体を痛めているかもとの声に、手首足首を縛るに留める。
深い息を吐くと元気な鳴き声がして、跳ねる小さな体が纏わりついた。]
………お前もよくやったな、疾風。
カレンも急に渡してすまん。預かってくれて助かった。
[振り返り、銀の月の翼の少女に礼を告げる。
その遥か後方から、黒い影が踊り出した。疾風が吠える。]
……はい、はい。
まったく、旦那の慎重さは……敵いやしない……。
[軽口めいて言いつつ、妹分を振り返り、声をかけようとした矢先]
……っ!? 『虚』の気!
……カレン!
[陣を、と思うものの、先ほどの縛で力を使いすぎていた。
集めた光は僅かなもので、それは到底、護りのそれとは成りえずに]
―――カレン…っ!
[立ち上がるより早く、それは起こった。
振り向こうとした小柄な姿を闇が飲み込み、一気に霧散する。
何も誰もいなくなった空間。
そこに再び影が集まり、薄い紗の様に紫星二つを覆わんと。]
……くっ!
[苛立ちを帯びた声が上がる。
それでも、集めた光を自分たちの周囲に散らした。
深紫の煌めきは、こちらに迫る影を打ち消し、退ける。
それと同時に、力が抜けた。
軽い、眩暈]
……なんて……こと……。
[そして、零れ落ちるのは、掠れた呟き]
……?
[羽ばたく翼を止め、追い来る金が明滅し、薄れるを見る]
―『堕天尸』にとっては、『虚』を読み取れる者は目障りになりがちなのさ―
[アヤメの言葉が脳裏に浮かぶと、辺りを窺うように注意を向け]
[床に座り込んだ姿を少し見る。
命令をと求めることばに、三日月をすこし崩した。]
カルロス。
[名を呼びながら、手をその頭に。
身を屈め、視線を合わせようと。]
良い子にしていたら、ご褒美をやろう。
男が拗ねていても、目の保養にはならないぞ。
[地上にある金糸雀色の瞳も、それを、目にした。
されど、視えぬものを、見ることは出来ず。
やがてひかりの鳥は、ゆらりと、高度を下げていく]
アイラ……?
[足早に、その元へと向かう。
同時に、眼差しは、その上の白の翼を捉えた]
[ 虚を集めようと気を集中させる。
疲れてしまった身体を回復させるために。]
―――――――…。
[ 目を開けると同時に羽根は金の光を取り戻す。
瞳は両の目とも、バイオレット。
頭の痛みを抑えていた手をそっと降ろす。]
[懐に入れた手を抜くより早く、深紫の煌めきが影を散らす。
鋭く息を吐き、辺りを警戒しつつ立ち上がった。
足元の疾風は小さな声を漏らしながら、尻尾を垂らしている。]
………今のは、なんだ。
ラスではなかった。もっと別の方向から……カレンを。
[悔恨に奥歯を噛み締める。
己がこの場に巻き込んだ様なものだ。]
………アヤメ、どうした。大丈夫か?
[不意に零れ落ちた声に、渋面のまま視線を向ける。
頼りない様子に肩を掴もうと手を伸ばした。]
[ 気配を察することができても、光景を確認する力はなく。]
まだ、封印は始まっていないようですが。
聞こえていたら返事をお願い致します。
[ 声が返ってくることはない。
ある程度、予想はしていたが。]
弱りましたね…。
[ 心配する素振りだけはしておく。]
[肩に手が触れる感触。
唐突なそれに、身体が震えた]
……旦那……。
アタシ……まもれなかった……カレン……。
目の前にいてっ……手、届いたのに……っ!
[一緒に育った、妹分。
自分を孤独から救ってくれた者の一人。
その存在が、目の前で消された事が、心に衝撃を与えていて。
スティーヴの手の反対側の肩に止まったラウルが、くるる、と案ずるよに鳴いた]
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