情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
研究者 スティーヴ は 軍人 カルロス に投票した。
少年 オーフェン は 通信士 ノブ に投票した。
軍人 カルロス は 研究者 スティーヴ に投票した。
航宙士 エリカ は 軍人 カルロス に投票した。
通信士 ノブ は 研究者 スティーヴ に投票した。
軍人 カルロス は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、研究者 スティーヴ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、少年 オーフェン、航宙士 エリカ、通信士 ノブ の 3 名。
ほう。
[研究者に狙いをつけながら。
楽しそうに名乗られた名前を受け止めて]
揃いの名か。いいね。
ではこれからもよろしく。α。
[引き金を引きながら呼んだ名前に。
明確な反応が返ってくることは、無かった]
─ 第二階層・集会室 ─
[彷徨った挙句、誰かが放った銃の音に驚いて撃ったのはノブに向けてだった。
だが狙いは大きく外れてしまい、それが命を奪うことは無かった。
初めて目を開けたまま、人を撃ってしまい。
ノブに向けて撃った事を知れば身を強張らせた。
謝るわけにもいかず、だからといって無かった事にも出来ず。
責任を持ちなさいと、言われたことがふと過ぎる。
だがそんな衝撃も、次に来る衝撃にかき消されてしまうのだが。]
― 第二階層・集会室 ―
[腕を持ち上げて引き金を引く。
それはジョエルを撃った時のように、機械のように正確に]
!?
[右胸を狙ったレーザーの出力は前二回よりも下げてあった。
即死させたくない理由があったから。もう一条の光線も、重傷は負わせるものの同じような意図で放たれたはずだったが。
自分も狙われたために、それを確認する余裕は無かった]
グッ。
[蟀谷を掠めてゆくレーザー。
出力の違いか、焼き固められることはなく少々派手な出血を伴う。眼鏡も吹き飛ばされ流れ込んでくるものに片目を瞑る]
─ 第二階層・集会室 ─
[向けられていた視線>>4:147には気づいてはいなかった。
狙うと決めた相手の能力を思えば、集中を欠くのはいただけない、と。
そんな、スラム暮らしの経験が、そちらには意識を向けさせず。
黒銀が上がるのは、似た形状の電子銃が同じ相手に向けられる>>4:149のよりも、遅いタイミング。
それでも、引鉄を引くのに迷いがないのは、変わることなく。
こちらから撃たれる事は予測されていなかったのか、位置取り的に、銃口はスティーヴに向くと思われたのか。
いずれにせよ、黒銀からの一撃はスティーヴと撃ち合う形のカルロスを捉えて真紅を散らし、そして]
……っ!?
[二つの異なる衝撃に撃ち抜かれ、崩れ落ちる、その身体には。
今までは見られなかった『異変』が起きていた]
ちょ……これ、て……。
[ちょっとの事では、動じないのは、ある意味では自慢だったのだが。
さすがに、この『異変』は──アメーバ状のものへの変容は、直視するのは、ちょっと辛い]
……これ、ちょ、見るのもけっこー、キツイんですけど。
[場違いだ、とは思う、けれど。
そんな呟きでももらさないと、色々とやっていられそうに、なかった**]
[撃ったのだから、撃ち返されて当然のこと。
殺すまでに時間を稼ごうなどとしていたのが仇になった。
左目を拭って顔を上げた時には、スティーヴの鋭い視線に射抜かれていた]
カハッ。
[旧式銃の形をしたその銃口から走った光によって左胸に灼熱感。
しかしエネルギー残量が不足していたのか、傷が響いて急所の狙いがズレたのか。命の炎を吹き消すまで至らずに]
─ 第二階層・集会室 ─
[傍に居た父親が、倒れるのを、はじめ夢でも見るように見ていた。
とーちゃんは強いから死ぬはずが無い、そうずっと前から信じていたのに。]
とーちゃ……。
[駆け寄れも出来ずに、倒れる父親の隣に立ち尽くしたままで。
大好きだった父親は、どろどろに溶けていく。母親のように、綺麗なままでない。]
にせ、もの
[父親が父親じゃない
「本物は無くなり偽者だけとなる。」そう言っていたのもスティーヴだった。]
あ………あ………
[「考えろ」、の棘が痛い。
顔色は見る間に真っ青になり、かたかたと身体を震わせながら、義足が壊れても構わないといわんばかりの勢いで、集会室から逃げ出そうとした*]
[こちらも二度目の引き金を引いていた。
最初の狙いから横にずらして、その左胸、心臓を狙って。
見事に撃ち抜けたのは偶然の産物だった。
出力が低くても与えたショックは最初の一撃よりも高かったはず]
………。
[フラフラと近づいて右手をスティーヴの傷に差し込んだ。
指が食い込み、鼓動が止まったばかりの心臓を取り込んでゆく。
そこから手を離すまで、エリカとオーフェンの意識はカルロスだったものに向けられていたようで]
『現在の船内の生存者はOrphen=Balada、Erica Kirchenlied、Nob Oswald Voland Akatuki、以上3名となります。
PMC反応有り、まだ船内に存在します。引き続き臨時プログラムを続行します』
[その場で起きる喧騒もなにもかまわずに、生存報告の放送はいつもと変わらない機械音声を響かせていた]
失敗した。
航宙士は向こうに抱き込まれていたか。
[心臓を喰らいながら慨歎の意識を浮かべる。
真実がどうかはこの時分かる筈もなく。
ただ、狙われるなら自分だろうかとどこかで思っていた。
あるいは「ノブ」がそうして欲しいと願っていたのか]
α。
同胞は取り込めないというのが、今は悔しいよ。
せめて一緒にと思うのに。
[人のような後悔の念。
αという個体を失った事をωは哀しんでいた]
─ 第二階層・集会室 ─
[その可能性を考えて、銃口を向けた、その結果。
だから、これは、正解を引き当てた結果、と言えるのだが]
……く。
[それなりに修羅場は見ているが、さすがに人がアメーバ状に溶けて崩れる様子などは初めて見る。
そちらに意識を奪われていたためか、もう一つの銃撃戦とその結果>>6にすぐに意識は回らずに。
走り出そうとするオーフェンの足音>>5に我に返り。
そこでようやく──もう一人の死者に、気づく]
……っ!
学者のセンセ……? なんで……。
[二人に撃たれたのは、視界に入っていたけれど。
予想外の状況に思わず呆然と呟いていた。
しかし、今は走り出した少年を一人にすべきではない、という意識が先に動いていた。
だから、引き止めるべく走り出そうとした矢先、向けられた視線>>7に、ひとつ、瞬く]
─ 第二階層・集会室→通路 ─
[捕まえきられなければ走り抜け、通路をがむしゃらに走る。
足ががしゃがしゃ嫌な音を立てても構いはしなかった。
なんでとか、どうしてとか、そういったもので頭を占められていたが、放送>>#0は勝手に耳に入ってきた。
変わってない放送、3人の名前。
そこにスティーヴの名前が無かったから、ちょっと顔が歪んだ。]
ふがっ!
[半端に直された片足が、途中で縺れて転んで顔から床からぶつけた。]
……………。
[痛い。顔を打ったのでくらくらして、星が飛んだ。
それでも何でか、泣きはしなかった。
廊下にべっしょり倒れたまま、顔だけ上げる。
鼻から打ったので鼻の頭が真っ赤になっていたが、自分じゃ見えない。]
─ 第二階層・集会室→通路 ─
……迷うてる場合じゃない、わね。
[戸惑いの時間は、短かった。
まだ終わっていないなら、残ったどちらか、という事にになる。
自分の中の仮説に沿うなら、選択肢は明解。
だから、躊躇わずに走り出す。
自分が死ぬのも、オーフェンが死ぬのも。
選択肢として、選べない、から]
まー、問題は、あっちがどう思うてるか、かだけど。
それこそ、やってみん事には、ねぇ。
[そんな呟きをもらして、通路を走る。
しん、と静まり返る通路。
空気が、重い]
─ 第二階層・通路 ─
(おっちゃんも死んだのにまだとか言ってる。)
[くらくらする頭の隅がそう告げる。
つまりは、ノブかエリカか、どちらかがPMC。
―――父親と同じ偽者。
だというのは子供の頭でも理解できる。
だが子供にどちらが偽者なのか、見分けがつくはずがなかった。]
……いたい。
[ようやく口にしたのは痛みを訴える言葉。
顔もだが、胸の奥がひどく痛かった。]
こんな感じかな。
[「ノブ」の言いそうな事を、「ノブ」のように。
長らく意識の中に潜んできたからこそ、それは難しいと思わなかった。それなりに自信もあった。「ノブ」と親しかった航宙士であっても、少しは惑わせられるだろうと。
その隙をつけば、次の宿主にも出来うるだろうと]
言いくるめやすいのは子供の方か。
αもそれを望んでいたしね。
[しかしこちらはどうすればいいか。
子供と接した記憶は少ない故に悩みながら話しかけていた]
─ 第二階層・通路 ─
分からないか。
[胸を押えていた右手は緋色に染まっている。
左手には銃を握ったまま、けれど銃口はまだ向けていない]
オーフェン。
銃はむやみに使うなって言われていたよね?
使う時には迷うなって。
[それは少年の父親が、銃を持たせる時に言っていたはずの言葉]
怖いのなら、撃った振りだけしていればいいんだ。
それでシステムは誤魔化せる。
[内緒話のように小声で。
冷たい目の下で口元は笑って言った]
後は私が、なんとかするよ。
─ 第二階層・通路 ─
まったくだね。
誰を信じればいいのか。何を信じればいいのか。
[追いついてきた航宙士に視線を投げる]
殲滅プログラムなんてものまで用意されたから、ゆっくりと検討する時間もなくなった。
PMC排除のための必要性を認めないとは言わないけれど。
用意周到すぎたと思わない?
まるで、こうなることを分かっていたようにさ。
─ 第二階層・通路 ─
[一番信じていて、大好きだった人が嘘だった。
いつから嘘だったのか、どこまで嘘だったのか、もう解らない。
優しいノブが好きで。
尻尾のあるエリカも嫌いじゃない。
怖いと思うのは、
偽者だったと、失望するのが怖いから――。
何を信じていいのかわからない。縋りたい人はもういない。]
………
[「とーちゃん」と、いない人の事は呼べなかった。
ずる、ずると、ゆっくりさがって、起き上がろうと身体を捩る。]
[少年>>21の謝罪にはゆっくりと頷いた。
許すかのように。あるいは大丈夫だと言うように]
宇宙船という閉鎖空間で、わざとPMCを逃がす。
それこそ小説のような話だけれど。
実験としてはありなんじゃないか、なんて思ってさ。
[銃を握る左手はまだ下げられたまま。銃口は床に。
右手は胸に当てたまま、航宙士>>20に答える。
「ノブ」らしい口調を保ったまま]
だとしたら、最後は殲滅プログラムで終わる、とは思えない。
実験に使ったPMCのことも、回収できるような何かがある。
そんな可能性を考えていたんだ。
[ありえない話をもっともらしく。
それは「ノブ」もよく使っていた話術]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新