情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
研究員 ハインリヒ に 8人が投票した。
盲目 ベアトリーチェ に 1人が投票した。
写眞家 アーベル に 1人が投票した。
研究員 ハインリヒ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、清掃員 ゲルダ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、植物学者 ライヒアルト、令嬢 ブリジット、シスター ナターリエ、盲目 ベアトリーチェ、写眞家 アーベル、消防士 ダーヴィッド、政治家 ヘルムート、星詠み ノーラ の 8 名。
[白い花びらは舞う
舞う――盲目の少女を守るために 花は咲く]
アルドルフ――!!
[咳。 それは 誰の 名]
[花は、指は ハインリヒの、頚を 掠め]
[白い花びら闇がわずか途切れ、ベアトリーチェの首輪に掛かったハインリヒの腕がはっきりと見えた。
咄嗟に、まさに引き千切られんとしている少女の首輪を、あるべき場所に押し戻す。ハインリヒの腕ごと押さえ込むようにして。]
[血の紅がついた花びら。手を離すとそれは床に落ちて他の花に混ざった。
ハインリヒのバンドを引きちぎるブリジットを虚ろな目で見て俯いた。]
優しい人だったのに、どうして。
[肩を貸してくれたお礼を言ってない事を思い出す。
後悔は増えて行く。]
[白い花びら散る、その光景を、
ただ、僕は 見ていた。]
[ハインリヒがベアトリーチェを、
そのハインリヒをブリジットが、ヘルムートが…]
[そして、その背後で、ゲルダが…―――…に]
[を、ただ見てた]
ツ、ヴァイ……さ、ん!
[白い花が断ち切る。ただ、切れた音が耳に残った。
誰かの手が、自分の首元でバンドを引き戻す。
――切れた音、それは]
ゲホ、っ……!
[数回咳き込んで、手を伸ばす。触れた先に、冷たい石の感触]
……い、や。
[もう一度、触れる。掴む。動かない、腕]
[いばらの 花は 落ちる ふりつもる
白に覆われた視界は晴れるだろう。
花びらは
少女の金色に
黒い髪に
赤に
白い石に
かれ に ――抱きついたままの
亜麻色の髪に。]
[真白の舞は眩くもあり。
刹那、視界は強く霞む。
数度の瞬き。
焦点はまた、容易く合う事を拒んで]
……一体。
なんで。
こんな。
[ようやく、開けた視界。
状況をとらえたなら、口をつくのはこんな呟き]
[強く握り掴んだハインリヒの腕がみるみる石化していく。
硬化に合わせて、ハインリヒの腕が僅かに上に持ち上がる。ベアトリーチェのバンドが浮くのが見えた。
咄嗟に鞘のままのサーベルを掴み。
ベアトリーチェの上で、ハインリヒだった石像の手首を、砕く。
指のかたちを首輪の所に残したまま、飛び散る石片。
白いしろい花の闇が途切れ、視界が晴れるのはそれからどれくらい経過してからだろう。]
[喉が苦しくて瞳を細めて、その間に]
ッぐ、……ブリ…
[白い花が少女を護り、気高き星は――首輪を断ち切って]
―― …ぁ、…
[白い花が舞い落ちる。
落ちる。
石に抱きついたままの
亜麻色の上にも
降り積もる。
誰かの心に呼応しているかのように深々と。]
[静まっていく、舞。
はらり、降り積もる、白。
聞こえた言葉>>11。
振り返った]
……きれい、だが。
物悲しい、な。
[小さく呟いて。
先に白を染めた紅の痕が見えたなら。
それへ向けて、つ、と手を伸ばす]
[死んだものは返らない。充分に、知っていた。それでも、縋った]
生きて、ほしかった、のに。
[絞められていた喉の痛みも今は感じられず、あるのは後悔と、喪失感。
咳をする声はもう届かない]
ご、めん、なさい。
[何度謝っても、足りない。何度謝れば、彼は頭を撫でてくれるだろう。違う。もう、遅い。
同じ、石になったのだから]
[こんな状況の時に、ライヒアルト以外が自分を見ているなんて考えもしない。
伸びてくるライヒアルトの手。咄嗟に唇を舌で舐めるけど、また血は溢れる。]
平気、だから。
[あまり痛くは無かったから笑ってる つもりで言ったけど、笑えてはいなかった。]
[――どうして彼は石になってしまったの。
――どうして彼はベアトリーチェを
――どうして、]
[ブリジットが、どうして彼のベルトを――
ヘルムートはどうして彼の手を――
どうして、―――]
[―――ゲルダの姿が動いていないの。]
[上からあたたかい水の雫がぽたりと振って来た。
漸く、白い花を舞い散らせていた者の正体を知った。]
──ブリジット。
[それ以上は何も言わない。ベアトリーチェをそっと引き起こしながら、首元や髪に散った石片を取り除く。バンドが嵌ったままの少女の華奢な首の横、床に生々しい形をしたハインリヒの手首が落ちた。]
[――ふ、 っと
糸が切れたように
身体の力が抜ける。
花びらの上に崩れ落ちて
石と化したハインリヒの側
意識を喪った。
首輪の数値は――Lv3を*示している*]
……平気、じゃないだろ。
[呆れたような、声。
伸ばされた指は、滲む紅を拭う。
移る、いろ。
こぼれるのは、ため息]
……そこはさすがに、治療できんのだから。
まったく、何をしてるんだか……。
[呆れたように呟いて。
ノーラがゲルダを呼ぶ声を聞いたなら、先に緑髪の少女がいた方へと視線を*向ける*]
[おじさんだと言った。名前を教えてくれた。別の名前で呼びたかった。
カプセルを叩いていた。
手を引いてくれた。名前を呼んでくれた。
階段を上るのを、手伝ってくれた。
注射をしてくれたのも、彼だろう。
ジャケットは暖かかった。
全部を、克明に思い出せた。何気ない言葉一つまで。
首を絞める手は、温かかった――]
生きなくちゃ、駄目なの。ど、して。
唇のケガは治りやすいから。
[ばいきんが入って腫れてしまったりするけど。
ノーラがゲルダを呼ぶ声。ライヒアルトの視線を追い、見る。
堪らなくなってライヒアルトに抱きつく。]
あたしたち、無事に帰れるのかな。
[人前であるにも関わらず、少し*泣いた*]
[死んで欲しい人なんて誰一人居ない。
…生きて欲しかった。
彼女の為にも―― 生きて欲しかった。
それなのに]
残酷だわ。
こんな…事、――。
[全てのカプセルを確かめていた彼不意に思い出して涙が滲む。
視線はゲルダに再び向けられて、そう遠くないのなら
重みが僅かに増した足を引いて彼女に近づくだろう。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新