75 花を見上げて君はわらう
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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が6名、人狼が2名、占い師が1名いるようだ。
(0) 2012/05/10(Thu) 00:00:00
ふふ…っ。やったね。
[ロランの表情が綻ぶのには、カチューシャと満足の笑顔を交す。
ぐっと拳を握った達成感は、上がった小さな声にかき消された]
あ……っ
[手を止めて、そろりと周囲の表情を窺った]
(1) 2012/05/10(Thu) 00:03:00
……、忘れてた。
[こそりと呟くのと、
カチューシャが野菜サンドを取り出すのは同じ頃合か。
ボクはしょんぼり肩を落として、ユーリーを見た]
ごめん。
(2) 2012/05/10(Thu) 00:05:04
[返事を待たずによそわれる料理。
キリルが鹿と言えど表情は緩く笑みを浮かべたまま]
オリガが居たら喜んだだろうね。
二人の手料理だ、って。
[キリルとカチューシャの二人に視線を向け]
ありがとう。
けれど、それは功労者に。
[ミハイルを流し見て其方に渡るようキリルを促した。
彼女が肩を落とし謝ればゆるゆると首を振るう]
――…謝る事はないよ。
(3) 2012/05/10(Thu) 00:10:32
[ミハイルの返答>>0:238に、ん、と頷いて。
続いた言葉には、僅かに目を見開いた。
それから少し視線落とす顔は、随分と柔い]
鹿の革だから、猪程分厚くないし…
カチューシャが、水筒が水漏れするって言ってた。
…ミハイルのベルトも、そろそろ千切れそうだし、
作れると良いな。
[革の量にもよるけれど、と添えて。
作業場を見に来る、には、胡乱げな眸をあげてから、
祖父の工場だけど、と俯いて小さく言うもその口角は上がる]
(4) 2012/05/10(Thu) 00:12:17
ロランは、鹿肉を、そっと口に運ぶ。
2012/05/10(Thu) 00:14:10
んー俺ぁ、赤かなぁ。
[抱えられた二つの瓶>>0:237を目で往復し、片方の瓶を指差す。
やはり肉を食べる時は赤、と思って。
ユーリーが動物の肉を好まないのは知ってはいるが、訊ねてくるということは委ねられていると解釈して遠慮なく。]
それにしてもいー匂いだ。
年頃の女の子によそってもらうと、一段と美味くなるしな。
[普段は一人で食事を済ますが、大勢での食事も好きだ。
少し不穏な空気が漂っていたから、それを振り払うかのような今夜の晩餐にどこかホッとする。]
(5) 2012/05/10(Thu) 00:14:46
……美味しいけど、
――少し…物足りない…な……
[それは本能の裡から起こる衝動。
咥内を支配する味覚とは別の、何か]
(*0) 2012/05/10(Thu) 00:16:14
……ん。
[眉を下げたまま、ユーリーの言葉に頷く。
イヴァンに肩叩かれて慰められれば、少し笑みも見せたろう。
そうして視線を戻し、ミハエルへとボウルを差し出す]
そうするよ。ごめんね、ユーリー。
リトヴィノフさんも。
オリガがここに居たら…か。うん。
そうしたらきっと、一緒に料理も出来ただろうなあ。
[快活で明るい彼女は、一緒にいているも楽しい存在だった。
彼女が都会に行くと言い出した時も、随分と納得をしたものだ。
一緒に行きたいと、あの時は少し思った。
けれど今はもう、そんなことは思いはしない]
(6) 2012/05/10(Thu) 00:17:15
[聞こえた、もう一人の年近い娘の名前。
ゆるゆると顔をあげ、ユーリーへと視線を向ける]
…オリガ、元気?
[連絡は取って居るのだろうか。
何とはなしに、問いを置く]
(7) 2012/05/10(Thu) 00:19:58
[サンドイッチがカチューシャから差し出される。
中身が野菜であることは大凡見当がついた。
こうして人が集まる場では
彼女が別の料理を用意してくれる事を知っていたから
男は自然な仕草でそれを受け取った]
ありがとう。
これも美味しそうだ。
[感謝の言葉を彼女へと向ける]
(8) 2012/05/10(Thu) 00:20:10
おー。じゃ、水筒作って余ったらでいいから、頼むな。
[自分のベルトが千切れそうなことに、恥ずかしながら気付いていなかった。
ロランの口の端が上がる>>4のを見て、こちらの頬も緩む。]
腕のいい職人がいてくれて、助かるぜ。
[つい頭を撫でようと手が伸びるが、「年頃の男子には煩がれるか」と慌てて手を引っ込めた。
自身にも身に覚えがあったから。
何度目だったか。
一人で大きな獲物を狩った時、ぐりぐりと頭を撫でた父親に「ガキじゃねぇんだからやめろよな!」とその手を振り払ったものだ。]
(9) 2012/05/10(Thu) 00:23:11
ああ、鹿には赤だね。
[ミハイルの意見に同意するように頷き
指差された葡萄酒の赤を瓶ごと彼に差し出す]
(10) 2012/05/10(Thu) 00:31:42
イヴァン、もう大丈夫。
はい、これはイヴァンの分だよ。
[イヴァンは傍らで手伝ってくれていた>>0:239
その彼に、そっと特別仕様の皿を差し出してみる。
ほんの少し形の良くないそれは、全部がボクの手作りだ]
ふふふ…。ううん、ありがとう。
ボクも嬉しい。
[何度も美味しいとありがとうを繰り返す声が擽ったくて、
ボクは緩む顔を抑えきれずに、嬉しくて笑ってしまった]
(11) 2012/05/10(Thu) 00:33:48
[キリルがユーリーに椀向けた時、
言葉は発せずに、音だけしか紡げなかったけれど。
何ひとつ心配は、していなかった。
ミハイルの手が伸びかけるのには、視線で追ったが、
慌ててひっこめられるのに、ぱちと目を瞬いた]
…ん。
そんなに、腕、良くないけど。
[見よう見まねでなんとかしているだけだ。
それでも少しでも認められている風に思えて、
表情見られるのが恥ずかしかったから、俯いて膝を見た]
(12) 2012/05/10(Thu) 00:36:33
良かった、まだあるよ。
ロランも。
[ミハイルの言葉>>5にホッと息をついたボクは、
ロランがスプーンを口元に運ぶ様子にも目を留める。
みんなが美味しいと言ってくれる様子が、とても嬉しい。
浮き立つような気分で、カチューシャとももう一度視線を交した]
(13) 2012/05/10(Thu) 00:37:23
あー?何謝ってんだ?
ありがとよ。
[しょぼくれたキリル>>6からボウルを受け取り、そう言う。]
美味そうだなー。
キリルも料理、上達したのか?
[ニヤニヤと笑って。
ユーリーから渡された瓶>>10に手を伸ばし、]
よーし、開けるぞ。
飲む奴、挙手しろ挙手ー。
[年甲斐もなく一番はしゃいでいた。]
(14) 2012/05/10(Thu) 00:37:35
……足りない…?
[ふと聞えた声。
その響きに、そわりと心の奥のナニカが刺激を受ける]
(*1) 2012/05/10(Thu) 00:38:44
ロランは、 ミハイルの言葉に、膝の上で挙手して見せる。
2012/05/10(Thu) 00:38:47
[別れを告げて外に出た。
随分と賑やかな方に目を向ければ、広場の中央に篝火が組まれていた。目を細めて見る。
如何やら先程の面子で、宴会のようなことをやっているらしい。]
……嗚呼、そうだった。
[辺りに漂う匂いには惹かれるけれど、しなくてはいけないことがある。
輪の中にいる妹は、あまりに遅いようなら迎えに行けばいい。多分必要ないだろうが。
そう判断したから、広場には立ち寄らず、自宅へ向かうことにした。]
(15) 2012/05/10(Thu) 00:39:48
[車椅子の彼から小さく漏れた声には気付いていた。
彼もまたユーリーの主義を覚えていたのだろう。
ワゴンにチーズののる皿を置いて
代わりにグラスを借り白の葡萄酒を注いで
見上げたロランの視線の先に其れを差し出した]
元気にしてるみたいだ。
何もかもが新鮮で楽しい、と。
――…けど、幼馴染にあえないのは寂しいともあった。
[軽く頷きオリガの事を語る。
離れる前に聞いたロランの呟き>>0:225をふと思い出し]
オリガはキミにたくさんのモノを貰っていたと思うよ。
[緩い笑み浮かべ小さく紡ぐ]
(16) 2012/05/10(Thu) 00:41:04
………ッ!?
[聞こえた声に、挙手した手に遅れて顔を上げる。
「想った」心算が、声に出ていたのかと、
表情薄い少年の貌に焦りが浮かび、辺りを見渡した]
(*2) 2012/05/10(Thu) 00:42:22
この村の男は揃いも揃って酒好きだな。
[ミハイルとロランの様子を眺めクツリと笑う]
ロランが赤なら僕はこっちを飲むかな。
[ロランへと差し出して見せた白のグラスを軽く揺らす。
薄い琥珀の水面がゆらと波打った]
(17) 2012/05/10(Thu) 00:44:53
うう゛……。
[唸った。からかうような目と視線が合う>>14
ボクの口が、への字に曲がった]
ボクだって少しは上達したよっ!
あ、えーと……している途中です…。
頑張ってるとこだから、食べてみてよ。もう。
[渡したボウルを指差した。
唇が尖っているのを自覚する。
半分以上はカチューシャの作なのだけど、別に作ったのは嘘でもない]
ボクも!飲む!!
[えいやと元気に挙手しておいた]
(18) 2012/05/10(Thu) 00:45:49
[あげた顔、白い葡萄酒のグラスに写る。
呑み干してしまった洋梨の果実酒の瓶は腿の横、
それも欲しい、と言って色の白い手を差し出す。
ユーリーを見上げる顔は、じっとその口唇を見詰め
彼が妹の事を告げる様子を見逃さない]
……そ、っか。
そっか。
[その言葉に、眉を下げて無表情を緩める。
白葡萄の色の液体を見ると、彼女の柔らかい髪を思い出す]
――そうか。
[もう一度呟いてから、ユーリーを見上げ、
ありがとう、と、少しだけ眉寄せ口元緩め、告げた]
(19) 2012/05/10(Thu) 00:48:55
[焦ったように幼馴染が顔を上げる。
それへとボクは、思い切り目を向けてしまった。
確かにそうだと思う、確信がある。
───あの日、彼も赤い月を見たのではなかったか]
(*3) 2012/05/10(Thu) 00:49:51
…ロラン?
[名を”囁く”
こうするのだろうと、経験に拠らず思った]
(*4) 2012/05/10(Thu) 00:51:19
[目が、合う。
――遠い遠い過去に、白い花を欲した幼馴染と。
違う、聞こえたわけじゃない。
否、聞こえたのだ。
悟るのは本能の部分だから、きっと間違い無い]
…――そう、足りない。
[続けてみる]
(*5) 2012/05/10(Thu) 00:52:54
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