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juju 珠樹 に 2人が投票した。
aquila 聡 に 1人が投票した。
ro0okie 礼斗 に 1人が投票した。
milkyr** 裕樹 に 1人が投票した。
juju 珠樹 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、k710 ワタル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、aquila 聡、ro0okie 礼斗、milkyr** 裕樹 の 3 名。
[何故か謝ってくる飛河>>2:101の肩を叩いて、]
いや、ありがとう。参考になったよ。
確かに今の僕たちは、ここにいる互い以外の事を知る事は出来ないね。
感情や勘で動く……か。
[ガチ推理であれば、情報を組み立ててゆけば答えが見つかるし、説得だって言葉遣いを選べばなんとかなるものだ。
それがこの状況ではどうだ。
不足している情報。
説得するにも理解しあえない気しかしない。]
助かったよ、飛河さん。
あんたのことは信じられる気がする。
少なくとも、他の三人よりは。
[嘘ではない。
嘘ではないが――
彼女が狼の役割を持っていないとは言い切れない。
なにせ、死体は彼女のいた場所に出現したのだから。]
[なぜ彼女のいた場所だったのか?それは、彼女が狼だからではないのか?
泣いているのは、殺してしまった自責の念からではないか?
この館内では不思議な事ばかりが起こり続けているのだ、殺すのが役割である狼ならば、非常識な能力を使って遠くにいるものを殺せるかもしれない――
そんな妄想が、頭の隅でうねり続けている。]
あんまし、行きたくはないけれど……
そんなこと言ってる場合じゃないし、他の三人にもこのことを伝えてくるよ。
[このこと、とパソコンを指差し、力なく飛河に笑いかけ]
まだあの場所にいるかもしれないし、
そうだとしたら、あんたは行きたくないだろ?
ここにいて。
[そう言って歩みだし、大広間を出た*]
─ 館内 ─
……んぁー……もー、わっっっっかん、ねぇぇぇ!!!!
[しばらく壁に寄りかかり思考を過らせていたものの。
くわえていたタバコが半分灰になったからならないか、という辺りで、何かがキレた]
情報少なすぎ……っつーか、そも、なんで俺初回占いなのよ。
[そこらの事情>>2:100は知る由ないから、そんな愚痴を吐いて。
叫んだ時に落ちたタバコを拾い、携帯灰皿へと放り込む]
ま、ここで騒いでても仕方ない、かぁ。
……しかしホント、手がかりになるようなもん、何にもないよなぁ。
[これが、リアルな殺人事件だ、というなら。
それこそ、第一発見者の珠樹が疑わしいわけだが。
こんな不可解な事ばかりが起きる状況ではそんな『状況証拠』は、弱い気がした]
……んー……とにかく、頭冷やして、もう少しフラットに判断するしかねーか。
できれば、無駄死にはさせたくねぇし。
[それは掛け値なしの本音だからそう呟いて。
とにかく、綾野の亡骸にかけるものを、と歩き出す。
何となく大広間を避けた結果、無駄に大回りをしてリネン室を見つけ出し、シーツの束を持ち出して]
……そーいや、結局外には出らんない、って言ってたっけど。
[ふと、思い出した外の状況。
本当に、戻って来るのか……と、考えたのは、思考のまとまらなさからくる現実逃避。
ともあれ、浴室にはすぐに向かわず、玄関の方へと歩いて行って──]
─ エントランス ─
[先も覗きに来たエントランスホール。
そこに踏み込んだ直後、唐突に、視界が真白に染まった]
……っ!? また、かよっ!
[思わず上げた上擦った声も、真白の内に飲み込まれ。
重い、おもい白の帳の内、身を竦ませた時間は、どれほどだったか]
……?
[重い静寂を打ち破ったのは、どさり、という音。
それから、びしゃり、という音]
……へ?
[知らず、惚けた声が上がる。
それを合図とするかのように、周囲の白が薄れ。
今の音の源が、見えた]
…………。
[これをなんと称すればいいのか。
最初に浮かんだのは、そんな言葉。
エントランスホールの中央、倒れた姿。
周囲には、今、広がったと思しき血溜まり。
どう見たって、致死量の出血。
そんな冷静な分析は、ほんの刹那の事。
倒れているのが誰か、を見て取ったら、色々が、飛んだ]
き、く…………菊地、さんっっ!!!!
[あかに沈んで倒れているのは、先に浴室前で別れたばかりの亘で。
無意識、大声を上げて──直後に、その場に座り込んだ]
ちょい、待ち……勘弁、マジで勘弁。
[冷静に考えれば、予想できる結果と言える。
言えるけれど。
一定の信を置いていた相手の死を目の当たりにしてまで、冷静さを保つのは、ちょっと厳しくて]
……どうしろ、っての、コレ。
[零れた呟きは、少なからず、掠れていた。**]
[さて、これが人狼ゲームだとしよう。
尊敬する先人は言った。話が通じない奴は、村でも最初に潰しとけ、と。
また、ミス研の部長は、訳知り顔で説いた。第一発見者は、疑われて然るべきである、と。
そして、何よりも、一つ。
6人村での吊り数は?ロク、マイナス、イチを2で割る。答えは2縄。
あの菊池という男は占い師だと名乗った。鷹津は人間だとも。
ならば、吊り数は十分にある。裕樹視点、吊り切りで事足りてしまうのだ!
躊躇する理由が、どこにあろうか。これは人狼ゲームである。]
戻る、つってたよなあ。
[歩む先は、大広間である。大切なのは、"あの二人以外の"誰にも見つからないこと。
底の柔いルームシューズは、足音を殺すのには最適だった。
何も、難しいことはない。]
あっつい――
[それでも、心臓は跳ねるような鼓動を繰り返していた。
何も、難しいことはないはずである。凶器には、もう当たりをつけてある。
暖炉があるならば、備え付けられているべきもの。
かの有名な探偵がそれを凶器とした事件を解決するストーリーを、…はソラで3作は挙げることができる。
タイムリミットはどうだろう。
時間切れになるまで、処刑が行われなかったならば、どうなるのか。
…が知りたいのは、そこのところではなかった。
一人を殺した時点で、日は変わるのか。
処刑というシステムが存在しないならば、二人まとめて、青い世界へと送ってやることはできないのか。
――もっとも、大広間の中を、こっそりと覗き込んだ時、それは皮算用だったと知る。]
―大広間―
[その部屋に佇むのは、女、ただ一人のみだった。
ああ、二人じゃなくて良かった。そう思い直したのは、目を付けていたものが、思いの外入り口から遠くにあったからだ。
声をかけることもなく、やはり足音は極力立てずに、するりと室内へと入り込む。
気付かれても構わなかった。だって、彼女は一人で、非力な女だ。
迷うことなく、暖炉へと向かう。彼女はこちらに気付いただろうか。
「なんだか寒くて」そう嘯いたかもしれない。嘘ばかり!
どうしようもなく、身体中に火がついたように、火照っているのに。
警戒されても構わなかった。すぐ傍に備え付けられた、火かき棒に手を伸ばす。
あとは、やっぱり、何も難しいことはない。ただ、適当に距離を詰めて、それを振りかぶって、勢い良く振り下ろす。
ただ、それだけである。それだけのことであった。事は、1分にも満たない内に終わった。恐らく。]
[血飛沫が、飛び散るのを、温度で感じていた。
ここに来てから、どうにも感覚が遠くていけない。]
……ああ、血が。
[はたと気が付いたのは、そのことだった。
トリックも何もない、ただの殺人だ。魔法などない。
これを返り血と呼ぶのか。
多分、ミステリ被りの知人だって、誰も実際に経験したことなんてないだろう。当然だ。
ひとまず、上着を脱いだ。皮膚についた分は、洗い流してしまおう。
鉄さびのにおい。まだ心臓は早鐘を打つようで、浅い呼吸を繰り返していた。
大丈夫、これは、進行に則った行動で、ここにはシャーロック・ホームズなんていなくて、そして、この全ては、"人狼ゲーム"なのだから。]
[それでも尚、選べずにいる自分がいた。隠し通すのか、開き直るのか。
嗚呼、「人狼のルールに則り、独断で処刑を執り行いました」だなんて、受け入れられるはずがあろうか。
けれど、この、人の少ない場所で、下手な嘘はすぐにバレるに違いない。
偉大なる先人は言った。お前の役職が何にせよ、自らを偽るのは最低限にしておけ、と。
よって、楠木裕樹は、途方に暮れたようにも取れる表情で、そこに立っていた。
さして遠くもない場所で、男の声>>5が響き渡るまでは。
血に濡れた上着をその場に放り出したまま、どこか浮ついた足取りで、…は声のする方へと足を一歩踏み出す。
白く濃い霧がいつやって来て、いつ晴れたのか。それさえも気にもならないほどに、浮ついた心を抱えて。**]
―白につつまれた館での出来事―
[彼を見つけるのは、易かった。
ああ、わかるのだ。彼がどこにいるのか。何をしているのか。
――自分が、何をするべきなのか。
愛すべき仲間は、最終日を目前にしてこう言った。ロックに行こうぜ。
楠木はシンプルにこう返した。オーケイ、と。チップはお上品な笑顔を浮かべたままだった。
そうして、狼たちは、村人を食い尽くした。
だから、楠木は今だって、自分が何をするべきなのか、ちゃんと理解していた。
――食えば良いのだ。]
―エントランスへ―
[そうして、…は真っ赤なエントランスへと到着した。]
……菊池さん、
[呆然とした表情で、悲痛な声で、そう呟くこともした。
けれど、自らの赤色にまみれたTシャツと顔を、隠すことはなかった。**]
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