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シスター ナターリエ に 1人が投票した。
漁師 アーベル に 3人が投票した。
音楽家 ヘルムート に 1人が投票した。
細工師 ユリアン に 4人が投票した。
細工師 ユリアン は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、漁師 アーベル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、黒珊瑚亭 ユーディット、シスター ナターリエ、画家 カルメン、音楽家 ヘルムート、お子様 カヤ、孤児 ロミ、研究者 エーリッヒ の 7 名。
─ 黒珊瑚亭 ─
そう、ですか…?
[ヘルムートの返答>>3:212に少し残念そうな表情をしたが、続く言葉と示された乾いたタオルに、疲弊の色を見せながらも緩やかに微笑を浮かべた]
はい、手伝わせてください。
[かけ離れていく日常の中で、少しでも気を紛らわしたい。
その思いは少なからずあった。
タオルを手に取り水で濡らして。
最初よりは紅が薄くなった床を熱心に擦っていく]
……結構、大変ですね……。
[力を入れて擦るけれど、足りないのかなかなか色は薄まってくれない]
― 黒珊瑚亭 ―
[カルメンは気づいただろうか。
それが全く同じものだとは思わなくても、似通った徴であるというだけでもしかして、とも思えて]
どうして、アーベル……ユリアンだけ連れて行ったんだろう……
[じわじわとした不安が湧いてきて、うろうろと周囲に視線を彷徨わせる。
宿の片づけを、ヘルムートやナターリエに任せていることすら気づかないまま。
小さな子供たちへと視線を向けて]
……どこいったか、わかんない。
[カヤとロミ>>3:216へと呟き]
― 黒珊瑚亭 ―
もどってくる、よ……
[ロミ>>2に同意しながらも、なんだか不安でしかたがなくて。
そわそわとしはじめてしまう。
カルメンも気にし始めた様子をみて、カヤ>>3の言葉に頷き]
……そうだね、いって、くる。
[こくりと頷いて立ち上がる頃にはどれだけの時間が立っていたのか。
宿の外へと向かって歩き出したところで、手元を赤い色に染めたアーベルが帰って来るのが見える]
アーベルっ
[慌てて駆け寄ったアーベルの顔色は悪く見えた。
強張った表情にも見えて、血の匂いに、何があったのかと、不安は強くなる。
そして告げられた言葉に驚いたように瞬き]
え……え?
ユリアン……、し、んだ、の……?
[ユリアンが人狼だったと告げられたかどうか。
ただ、処刑しただけだなんてきっと信じられないけれど、人狼だと告げられていても信じられず。
どちらかだったかなんて、親しい友人を手にかけたという事実に衝撃をうけて聞き漏らしてしまった。
アーベルも口数少なく、必要最低限のことだけを告げて、そのまま部屋へと向かってしまい]
……っ、アーベル……
[とっさにその背を追いかけたけれど、結局部屋の中までは入れずに。
羅針盤も返せないまま、預かっておくね、と扉の外から声をかけた]
[戻ってきて、何か分かったかときかれたら首を振り]
……わかんない、けど。
ユリアンは、外に、いる、って。
[人があまり通りかからない、そんな路地で。
行なわれたことを誰かが見ていれば、そのうち自警団がやってきたかもしれないけれど。
ユリアンの死を確認しようにも、身体がうごかなかった**]
ユリ、アンお兄ちゃん?
[あれから少しして、心配する聲をかけるけども、返事は返ってこない]
どうしよう……
[無理してでも、いくべきだったか、後悔している。
ユリアンにアーベルを殺すつもりがなかった事に気づけるのは、アーベルが無事に帰ってきて、
ユリアンが死んだのを聞いたときになるだろうか]
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