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うーん。
[一階の片隅。
水の張った浴槽の縁に腰掛け、浸けていた足を上げる。
爪先から落ちゆく滴を、滴が生む小さな波紋を、眺めていた。
水面の揺らぎは僅かなもの。
土を飲み、澱みを抱いた水は間もなく静寂を取り戻す]
そっか。沸かさないといけないのかな。
[冷たい水。
四角く区切られた鏡面。
身を前に乗り出すと己の姿が映った。
足を深く突っ込み、
高く蹴り上げて像を崩す。
滴は対岸の壁にまで、跳んだ。]
土は落ちたから、いっか。
[縁に足を引き戻して立ち上がり、
湯殿の外に置かれていた布で拭う。
ごわりとした感触。
長年放置されていたらしいそれは、硬かった]
[広間を出る青の二人を見送り、またスープへと口をつける]
[食事を終えて、一度キッチンへ片付けに行き]
[閑散とした広間へと戻る]
これはどなたの音なのでございましょうか。
[音の出所を探る様、碧眼を彷徨わせるも]
[座した場所から、動く様子は見せず]
[顔を動かした先、
視線の高さには奇妙な空間が在る。
長方形の枠、彼方此方に落ちたきらきら光る破片。
全てを合わせても、空間は埋まらない。
鏡があったのだと予測するのは難しい事ではなかった。
壊れたのか、壊されたのかまでは、分からねど。]
[水に冷えた足に、古城の床は尚寒い。
駆け足気味に廊下を進み、広間へと辿り着く]
あ、キャロだ。
ちゃんと洗った?
[座す女に声をかけつつ、
暖炉から幾らか距離を置いたところに座り、
足を焔の方へと投げ出した]
[何をするでもなく、ただ静寂の中連なる音を聞いていた]
[扉の開く音に、ようやく女は首を傾げる動きを見せた]
ラッセル殿。
はい。
既に洗い落として、この様に布を巻いていただきました。
[チリン]
[身体を起こし、女は少年の下に近付いて膝を折る]
寒かったのですか。
[玄関でネリーとラッセルの会話を聞いた]
[浴室の場など教える事は出来ないが、男は水場――キッチンの方向は知っている]
[そっちの方ではないかと言いながら、自分は暫く其処に留まった]
困ったもんだ
[記憶はまだ曖昧にしかない]
[ただ、ラッセルを殺すことが出来ないと、男は理解した]
[もし彼が終焉の使者ならば――それに気付いても、誰かに告げられるだろうか]
[自問自答はすぐに終わり、そのままキッチンへと向かう]
それなら、よかった。
[近付く女の指先を見やる]
ちょっとね。
あのまま外にいたから、少し冷えて。
足洗おうと思ったんだけれど、
お湯沸かし方わからなかったんだ。
[鳴る鈴の音。
爆ぜる薪の音。
足下に流れる川のように、旋律が伝う。
源を探して、首を巡らせた]
……なんだろ?
―誰かの私室―
……まだ探すんですか?
[表情はあまり変わらないながらも、声に少々うんざりした響きがあったことは否めない。]
[小さく嘆息]
仕方がありませんね。頑張ります。
[そうして手分けしてあちこちを探したのだ、が。]
[あかのネイルで飾られた指先]
[その内の2本は白に覆われ、隠されている]
浴室の湯の沸かし方でしょうか。
それは、私にも。
[小首を傾げ、女は少年の頬へと華奢な手を触れさせた]
つめたいのですね。
…何かを、お探しでございましょうか。
[何かを探す態を、また女も真似た]
―誰かの私室―
[必死に引き出しや棚を漁るシャーロットの目を盗んで、こっそりと大きい部屋の方に戻る。]
[息抜きをしようと、繻子張りの椅子にどっかりと座り込んだ。]
[ふと、傍の卓子を見れば、チェス盤の傍に並べられた駒が目に入る。]
[それは、対戦中に双方の差し手が相手から取った駒のようだ。]
……。
[無言で黒いポーンを摘み上げ、しげしげと見詰める。]
[食料を探し、適当に食べる]
[肉も割いて食べられるのは、あの死体を見た後でも変わらない]
[硬くなったパンは火であぶり、腹を満たした]
食糧難にならなきゃいいが
[少なくとも男が生きる気であると、言葉からはわかる]
[ふと、その食料庫を見た男は、手を伸ばして瓶を取り出した]
[あけてみても腐ったにおいはしない]
なるほど、番人が飲んでいたんだろうな
[牛乳を鍋にあけ火にかける]
[見えぬ目に緋が踊った]
……女子供と一緒にされるのは嫌がるかもしれんが
[盤面を改めて確認すると、昨日彼がナイトを指してから後にひとつ、更に駒が動かされている。]
……なるほどね。
[くすり]
[自然唇に笑みがのぼった。]
[寝室の方からシャーロットの彼を呼ぶ声が聞こえる。]
[サボっているのがばれたのか]
[何かを見つけたのか]
……今行きます。
[黒のポーンを卓上に戻し、改めて盤上の黒のルークを]
[敵の進撃に備えて自陣の護りを固める位置に]
[指して、立ち上がった。*]
[頬に触れた掌はそのまま。指先越しに熱を与えて]
はい。先程から、どなたかが弾かれている様でございます。
ラッセル殿も、何か楽事はなされますか。
それとも描画の方が御好きでいらっしゃるのでしょうか。
[今の広間以上に閑散としたあの風景画を思い出し]
[碧眼は真直ぐに少年を見た]
[手を払う事はなく、動きを止めた眼は女を映す。
鮮やかな色彩も全て歪め、たった二つの色として]
オレは弾けないよ。
母様が弾くのを、聴いていたことはあるけれど。
うん。絵を描くほうが、好きかな。
[焔へと向いた足を揺らす。
幾つもの音に、椅子の軋みが混ざった]
[先を調べていた杖が、ちゃぷ、と音をたてました。]
…あら。
[赤い花の中、思いもしなかった音に、わたしは少し驚きます。
怪我をした指先には布を巻いていました。
上手く巻けているかどうかはきっと、他の人から見ないと分かりませんが。
その手で慎重に杖を進めて、先を探ります。
ゆらゆらと赤が揺れました。]
…水場?
こんなところに。
[杖を引き戻して先に触れると、冷たい水滴が伝うのが分かります。
規模の程はわたしには分かりませんが、この先には泉があるようでした。]
─誰かの私室─
[寝室探索の合間、周囲を見るとナサニエルの姿が無い]
え、あれ。
ちょっとナサニエルー? どこー?
[サボったのがバレたと言うよりは、この場に一人となったことに不安を覚え名を呼ぶ。声はすぐに返って来て、少しだけホッとした。彼を信頼していると言うよりは異変の確認と言った意味合いが強かっただろうか]
これだけ探して無いなら手鏡の類は無いのかしら。
大きな鏡があれば要らないと言えば要らないわよね…。
[ややがっかりしたような声を漏らす。共に居る男は苦笑を漏らしていただろうか]
仕方無い、手鏡は諦めるわ。
けど鏡があるんだからイザベラには教えなきゃ。
見つけたら教えてって言われてるし。
[イザベラとの約束を律儀に守ろうとする。ナサニエルと共にこの私室を出る時]
あ、折角だからナサニエルもイザベラ探すの手伝ってよ。
もしくはどこかで見たとか、知ってたら教えて?
[イザベラ探しまでナサニエルに手伝わせる*つもりだ*]
おかあさま?
ラッセル殿は以前の記憶を、
[問い掛けは、椅子の軋む音に、中途で失われた]
[微かに爆ぜた薪に、申し訳程度に視線を彷徨わせ]
[頬に触れていた手を引く]
その。
絵について。ひとつお伺いしても構いませんでしょうか。
番人がいねえ今はアレも貴重な食料だ。
拾いに行っとくか。
[体と頭が温まったところで外に向かう。既に人気のない玄関ホールを名を呼ばれた時と同じ肩を竦める仕草で通り抜けた。緋を踏み分け、土の露出した埋葬の地を一瞥して泉の傍に立つ。月はないが空の縁に緋を映した水面が揺れる]
まったく忌々しいヤツだ。
血の一滴がありゃ獣かどうか調べられるってのによお。
[血の連想からハーヴェイとのいざこざを思い出し渋面になる。元から無精髭に囲まれた顔は夜が明けても大して変わらず、口元の歪みに従う]
[苛立ちに任せ水面に拳を叩きつけると同時、風が吹き緋の波が揺れる。振り向かず驚きに見開く目が映すのは水に溶けたハーヴェイの血が作り出す幻影。風が収まるその前に刹那の像は掻き消え、焦茶色の髪を乱暴にかきむしった]
ケッ! 後生大事に抱え込んどいてハズレかよ!
紛らわしいことすんなってんだ。
[悪態をついてどっかりと座り込み、そのまま背を倒す。緋の花に埋もれているとこちらにやってくる足音と声がした]
え?
……ああ、本当だ。
[知らず滑り出た言葉だったらしく、
一拍の間を置いて瞬いた]
聴いて、思い出したのかもしれないね。
[躊躇いの篭った問いかけには、
僅か首を傾げ先を促す眼差しを向ける]
…なにやってんだ、アンタ?
[それなりの時間、緋に埋もれていた体を起こし杖を持つ少女に声を投げる。焦茶色の髪と鼠色の服が緋から急に生えたように胡坐をかき、ニーナに胡乱な目を向けた]
[近くにひとがいるとは気付かずに、屈み込んで水面を見つめます。
左手で水面に触れました。
赤と青がゆらゆらと揺れて――]
…え。
[はたと瞬きます。
誰かが見ていたなら気付いたでしょうか。
形を映さない筈の眼に、一瞬だけ光が宿ったことを。]
[と、急に声が掛かって、びっくりしました。
上げた眼は、いつもの通りぼやけた色しか映しません。]
何って、…いえ。
少し、外の空気を吸いに。
[微かに伝わるお酒の臭い。
濡れた手を引き揚げて、杖を両手で握ります。
動揺しているのは傍目にも分かったかも知れません。]
[少年が知らぬままの風情である事に、緩く息を吐いた]
[呟きに似た響きに同意する様、首を縦に振る]
ラッセル殿は、あたたかく、うごくものがお好きだと。
絵には、そう言ったものを描かれはしないのでございましょうか。
[また碧眼を少年の瞳へと、女は戻す]
はぁ……はぁ…。
[仮に自室としている部屋の前で、ペンを走らせている。
対象はメモ帳ではなく、壁であった。]
私は一体「誰」なんでしょうか…。
これが私の使命のような気がする。
[δ、θ、λ……複雑怪奇な彼女の「落書き」は、
何やら数式のように見てとれる。
すでに、部屋の中は数式で埋め尽くされている。]
[女の一挙一動を見る眼が不思議そうに瞬いた。
声は疑問を言葉にせず、疑問に対する答えを紡ぐ]
動くものを動かない場所に閉じ込めても、
虚しいだけだから。
[抑揚のなく。
揺らしていた足を下ろすと、
す、と身を引いて、床に降り立った]
……これ以上は無理ね。ピンと来たと思ったのに。
[ふう、とため息をつくと肩と首を回す。
それに合わせて、左眼もぴくりと動く。]
気分転換に、今回のことを考えましょう。
[反対側のまっさらな壁に向くと、
GUARD…DEAD
と書きつけた。几帳面な癖字。]
[泉を見ていた少女が顔を上げる。声をかけた途端、目から光が消えた風に見えて訝しげな声が出た]
外にいるのはわかってるっての。
その杖だよ杖。あと目。
[自分の焦茶色を指しながら立ち上がる。動揺している様子に構わず、包みを手に泉をぐるりと回って近づいていく]
さて、どこにいることやら――
[頭を掠った名前は口にしない]
[火から鍋を下ろしたときに、音が聞こえた]
――まさか
[音のつながりに、男はさすがに疲れたように椅子を引いた]
[記憶が左目にやきついているようだ]
[緋い妹は――生きていた頃、そうしていた]
[思い出すと同時に、頭が芯から痛む]
…済みません。
[返った声に少し萎縮しながら、近付いて来る色を眼で追います。
指差された先を見ることはできませんが。
未だ彼は知らなかったのだと、気付いたのはその時でした。]
よく、見えないんです。
[誰のものとも知れない音律が、静寂の室内に響く]
[それらよりも余程、二人の会話に高低は見られず]
虚しい。ですか。
[床に立つ少年を、膝を付いた姿勢のまま見上げる]
[背の豊かな金色が揺れる]
それは寂しいとは別のものでございましょうか。
少し整理しましょうか。
[Harvey…INJURED
Charlotte
Nathaniel…SICK
と、各人の名前と特記事項を並べ立てる。]
えーっと……メモは、部屋に忘れてきてしまいましたか。
[不調和な左眼が、ぐるん。
Quincy…BLIND IN ONE EYE
Russell
Carol…BEAUTIFUL]
似ているけれど、違うかな。
さみしいは、誰もいないから。
虚しいのは、いなくなったと感じてしまうから。
何もないのと、なくなってしまうのと。
ああ、そういう意味では。
この城は――虚しいのかな。
[女を見ず、彼方を見る瞳]
人が死ぬのも、そうだね。
[Nelly
Nina…BLIND
Gilbert…BLIND IN ONE EYE?]
……誰だったかしら。もう一人。
[イザベラ本人を除く、最後の1人の名前を失念したようだ。
もしかしたら、そもそも聞いていなかったのかもしれない。]
メモがなければ思い出せないですね。
仕方がない。仮に名前つけておきますか。
[Alan Smithee…DRUNK,BEGGAR?
と書いておいた。]
それに私……。
[Isabella]
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