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そうであってほしいと、私も思いますけれど……
女王の結界がなんの意図もなくこれだけの人を残すとは思えませんし。
――王がだれを反省房に送るのか決めるまでには……だれかめぼしをつけたほうがいいかもしれませんね。
[たとえそれが感知する力を持っていないものであっても、送ってしまえば、そのときになにかわかるかも知れず。
――まさか秘宝の力を借りても反省房におくれない人がいるなどとはいまは考え付きも、しない]
あ…エーリッヒちゃん、おやすみ、なさい。
[エーリもなんだか疲れた様子で場を後にするのを見れば、皆一体なにがあったんだろ、と心配して見送り。]
榛名お姉さん、暑かったの?
[榛名の格好にナタルがお説教するのを見て、そういえばお姉さん上しか着てない、と気付きそう聞いた。
榛名からイヴァンについて聞いてもやっぱりよくわからなくて。
もう一度大丈夫かと聞かれると、うん、と同じように頷いた。]
もう、だいじょーぶだよ?
[ゲルダと黒江が手を下ろしたなら、二人に笑顔でありがとう、とお礼を言って。
ゼルギウスが微笑んでくれるのを見たら、こちらも嬉しそうににこにこと。]
榛名お姉さん、暑いならお水かなにか…あ。
ゲルダお姉さんにも、お水。
おやくそく、したの、わすれててごめん、ね?
[そういってゲルダを見上げ、ようやくあれ?と違和感を感じて。]
ゲルダおねえさん、おっきくなってる。
[そう言ってゲルダにどうして?と首を*かしげた。*]
―食堂―
おお?リッキーが疲れ果ててるとか珍しいな。
おーい、無事かー?まだ先は長いんだぞー。
あれはもちょっと育ったら自然と爆ぜるんじゃね?それか萎むんだろ。
[あたい的にいい事言いながら、リッキーをぽふぽふ撫でといたのさ。冷やし効果もあるんだぞ。
そんな感じでまぁ暫くはリッキーの様子見てたわけだ。>>317
あんまり長く寝込むみてぇなら、毛布一枚持ってこようかなーとか考えてたり。]
ん?何か問題あんのか?バレなきゃいいんじゃね?
あ、あたいもお茶くれー。リッキーの分も。
[ゼルギラスの突っ込み>>323には、あたいは首を傾げたけど。
お茶もらえたならその中にでっかい氷入れて冷やして、ずずーっと飲み干したのさ**]
―食堂―
[ビーチェから再度の返答があれば、そちらにも安心したような様子をみせた。
暑かったのかと、ビーチェの言葉にイヴァンの件のことかと自分は思い]
うん〜、少し〜…、でももう大丈夫なの〜…
[そう答えて、笑いかけた]
―食堂―
[ゲルダが首を振り自分のせいじゃないと、その言葉だけで安心したように]
ゲルに嫌われてなくて〜、よかったの〜……♪
[秘宝がどうのこうのよりも自分にとっては重大事項らしく、なので周りで出てるその話題も正直ほとんど聞こえていなかった。
頬に手を伸ばされて、続く言葉があればこくりと頷いて、ゲルダがそういうのだから間違いないのだろうと]
わかったの〜…
[素直にその言葉に従うように食堂を後にしようとして]
あ、お水〜……
[思い出したようなその言葉は、ビーチェと同じタイミングで]
ビチェ〜、お水お願いなの〜…
[そちらはビーチェに任せることにした]
―食堂―
……奪った理由か。
[落ち着いてきた頃に秘宝の話題を耳にして、何気なく窓の外の薔薇色を眺めやる。
可能ならば茶を頂いて、慣れぬ味に複雑な表情をしながら]
如何な理由があるにせよ、罪は罪だ。
……しかし、無実の罪で裁かれるのは御免被りたい。
[小さく溜息を*吐いた*]
―館一階・食堂→―
ゲル〜……?
[ゲルダの様子に気づくと、そちらを見て心配するようにしていた。
ビーチェに答える言葉もあり、玉座での一件からずっと気にしながら]
ゲル〜…、無理しないで〜……
[ゲルダのことが心配でもあったが、服のこともあったので、
その言葉を残して後ろ髪惹かれるようにして食堂を後にした**]
─館内二階・自室─
[くぅすぅわふん。
休息のため静かな寝息を立てていたが、不意にぱちりと目を覚ます]
くあぁ〜…。
……うん、もう大丈夫かな。
[どれだけ休んだかは分からないが、力を使った後のだるさは減っていて。
イヴァンを探しに行くのに支障は無いと判断した]
どこから探そうかなぁ。
館の周りに居るのか、森まで行っちゃったのか〜…。
……とりあえず森に行ってみようっと。
[最初にイヴァンを見つけた森。
またそっちに行ってないかな、と期待を込めて南の森へと駆け出した]
─ →南の森─
[足音無く勢い良く駆け、『月の玉座』の南に位置した森へとやって来る。
スピードを落とすと、ふんふんと鼻を動かし匂いを探りながら森の中をうろついた]
ごしゅじぃ〜ん、どこぉ〜?
[地面や樹に鼻先を近付けて手がかりを探そうと。
その最中、何かに躓いてビタンッと転んでしまった]
きゃいん!!
…いたぁーい…。
…………?
なぁに、これ?
[べそりとしながら躓いた物に鼻先を近付ける。
鼻先に当たったのは硬質な物。
そのまま口に銜えて持ち上げてみた]
ふぇん?(剣?)
ふぁふぇおふぁふぉうー。(誰のだろー)
[その状態のままふんふんと匂いを嗅ぐ。
頭の中で順繰りに当て嵌まる人物を検索していき]
………あ!
[思い当たって声を上げたと同時、銜えていた剣が地面へとぼたりと落ちた]
じいちゃんの匂いだぁ。
…あれ、でも何でここにじいちゃんの剣がー?
[落ちた剣に金の瞳を向けて首を傾げる。
落し物にしては大きすぎるし、としばらくそうしていたのだが]
うーん……じいちゃん館に居るかなぁ。
一回戻ってみよぉ。
[川の向こう以外は森も探しまわったし、イヴァンも戻ってるかも知れないと考え。
剣を銜えて一旦館へ戻ることにした]
―館の外―
[館から出て 闇雲に走った。
頭をぶつけて泊まったのは、南の森だったけれど
方向感覚が皆無の男にはそれは判ることなく。]
はぁ――…
本当にオレは、何時も騒ぎを起こしてばかりだ。
[だからこの歳になっても姉ちゃんに怒られてばかりだ、と深い溜め息をつき。
大きな木に凭れ、ずるずると根元へと滑って胡坐]
――南の森――
[随分長い時間をそこで過ごした気がする。
草木は 火炎の属性を持つ自身にあまり優しい気持ちにはならぬだろうが、火炎の属性側からすれば厭う理由は無く 目を閉じ身を任せていた。
ふと顔を上げると 向こうに見知った暗緑色。
口元に何か咥えて居るらしく、匂いが届かないのか
まっすぐ別の方向へと歩いていこうとしたから
手を上げ声をかけようと 動いた時]
んぁ、
[薔薇色の光を口元の剣が反射し 思わず手をかざし目を瞑ると]
…剣…――?
[向日葵色の髪の上 光が走った]
─南の森─
[金の瞳をあちこちに向けていると、こちらに向けて手を振る人物に気付いた]
ごしゅじーん!!
《ぼとっ》
[見つけた喜びで銜えていた剣を落とし、地を蹴ってイヴァンへと飛び付く。
すりすりすりすりすり。
思う存分身体をイヴァンへと擦り付けた]
どこ行ったかと思ったんだよー。
良かったぁ、見つかって。
悪い、心配かけたか?
もう大丈夫、反省したっ!
[飛びついてくるもふもふをキャッチしてぎゅうと抱きしめ、
耳をはむはむと噛み 手は背中を擦ってやる]
あれ、お前さっきなんか咥えてなかったか?
光が反射してたけど、落とした?
[一通りじゃれてから気がついたけれど
咥えたまま飛びつかれていたら
実は怖い事になっていたかもしれない]
[わふわふわふわふわふわふ。
撫でられたり何だりされて嬉しそう]
わぅん?
あ、さっきじいちゃんの剣拾ったのー。
落としちゃったー。
[言われて落としたことを思い出し。
イヴァンから離れるともう一度剣を銜えて見せた。
じいちゃん、で通じない場合は騎士団長と補足するだろう]
[もふもふしていた時の笑みは消え 顔に影。
眉を中央へと寄せて、口元を手で覆い、呻る。
エーリッヒが咥えた剣を持ち上げ、見詰め]
騎士団長…?
騎士団長が剣を落とすなんて、おかしくないか。
――おかしいだろ、絶対。
[薔薇色の光は 未だ 界を包む]
なぁ、他には何も落ちてなかったか?
匂いで判ったり、無いか?
くぅ?
うーん……。
[イヴァンが持ち上げた剣に鼻先を近付け、匂いを嗅ぎ直す。
それから周囲をうろうろしながら地面を辿るが]
……ううん、剣以外からじいちゃんの匂いしないよぉ?
他に落ちてるものも無かったー。
[言って、ふるふると首を横に振る。
表情が翳るイヴァンの様子に、何かあったのかな、と言うように不安げな表情で見上げた]
そうか、ありがと。
お前がそう言うならそうなんだろう。
[周囲をうろうろしてくれたエーリッヒに礼を言い、
頭をぽむぽむと叩き 笑みを浮かべる。
剣を見下ろし、またひとつ呻って]
まだ皆館に居たか?
居るなら戻ろう。
思ってたより状況は悪そうだ…――!
[言って、館と違う方向を ぐ と 睨む態]
[ぽむぽむされてちょっと嬉しそうに表情を崩した]
うんー、多分居ると思うよー。
急いで戻るなら乗るー?
[館と違う方向を睨む様子に背を示す]
じいちゃん見なかったかみんなに聞いてみないとねぇ。
[普段と口調が変わらないのは、あまり事態を飲み込めていないためか]
[エーリッヒ自身、イヴァンが迷う云々と言うよりは速さを考えての進言だった]
それじゃあ行くよぉ。
ちゃんと掴まっててねぇ。
[イヴァンが背に乗ったなら思い切り四肢で地を蹴る。
普通の犬よりも体格の良い妖精犬は、足音無く樹を避け駆け行き。
大きなスライドを活用して数分もしないうちに館へと辿り着いた]
─ →館─
[イヴァンを探しに館を出てからどのくらい経ったかは分からない。
皆休んでいるか、思い思いの行動をしていたかもしれず。
それでも誰かいないかと館の中を彷徨った]
ねぇー、みんなぁ。
ギュンターじいちゃん見なかったぁ?
[結構な大声で言ったそれはどこまで皆に届いたか]
―食堂―
[黒江>>324が首を傾げるのに小さく笑って]
ええ、そうですよ。
動じない心と言うのは、変化に鈍感になりそうじゃないですか。
それじゃあつまらないと思いますけどねえ。
[そう思いませんか?と同意を求めたり。
マテウスがリディを癒してたりするのをみてベッティ>>331の言葉にはやれやれと苦笑した]
ばれなければいいかも知れませんけどね。
あんまり頻繁にやってたりするとあっさりばれたりするんですよ?
[気をつけないと、という忠告。
食堂から出て行く榛名は見送って。
そしてベッティやマテウス、他にも求める人が居ればお茶を淹れて差し出した]
無実の罪で反省房は嫌なものですものね。
[黒江>>335にしみじみと頷いておいた]
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