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[森は奇妙に静まり返っている。
歩みは決して早いとは言えないが、
小さな足音ですら、大きく響きそうだった。
遥か上空の羽ばたきが、時折、耳に届く。
やがて、川の流れが行き着く先、風が運んできた微かな声に、足を止めた]
−施療院−
[エリカとカルロスを後にし、アヤメを探し院内を巡る。
途中でラスを見つけ、その案内で彼女が休んでいる筈の部屋へ向かった。
しかし、そこにあったベットは空。
側の椅子に疲れて眠るカレンの小さな姿だけがあった。]
……………あの馬鹿娘が。
[抑えた声は低く地を這う。
手に持つ籠の柄が、鈍い音を立てた。
明らかな渋面に責任を感じたのか、ラスが開け放された窓から飛び出して行った。]
[溜息と共に見送り、窓を閉じる。
眠るカレンの側、起こさぬ様にベットへと腰掛けた。]
………少しここで待つか。
[入れ違いを防ぐ為。カレンの疲労を癒す為。
そして、いざという時に動ける様に。
ベットに籠と届け物を置き、腰を据えたまま*目を閉じる*。]
愉しそう、ね。
…あんたは何があっても愉しそうって言いそう、…ッスね。
[笑みを貼り付けたまま、手はなる実に再び伸びる。
その骨ばった指が触れた実は、黒く萎んでぼたりと足元へと落ちた。
腰紐に両手親指をひっかけて肩を竦めて見せた。]
そうかもしれないな。
もちろん――なるようになってからでないと、わからないが。
[くすりとわらって、落ちた実を取ろうと進む。
身を屈めて、手を伸ばし。]
見事なもンだな。
狐さんはさびしがりやさん〜♪
[アヤメのいった方向を指差してた後。
結界樹から離れてからしばらく歩いて。動きを止める]
あは、忘れてた。忘れてた。でもいいかー
例え。例え。誰かが…あは。あははははは
褒めているともさ。
[しっかりと持って、握りこむ。]
付き人殿はどうやって封じた?
お前がやったのか、それとも――もう一人かは知らないが。
見事なもンだ。
どうやって?
こう、自分から力だけ剥がして、飛ばした。
[身振り手振りで、自分から立ち上る何かを表現しようとするが、まるで踊るかのように見えるかもしれない。]
あぁ、そうさ、俺がやったよ。
全部――壊す為に、俺の大事なものから、壊した。
[歪んだ笑みは消え、どこか遠くを見るように、呟いた。]
――よくわからないな。
少なくとも俺にはできないだろう。
[動きを見ながら一言。
狐はわらう。]
まァいい。
せいぜい、長老殿に疑われないよういしているがいい。
[手の中で砕かれた実を地面に散らした。]
うまく、騙しきれることを愉しみにしていよう。
お前もずいぶんと因果なもンだ。
[クツリ、と哂う。]
大事なもの――、ねェ。
それを壊さなければ、お前は躊躇いでもしたというのかな。
甘いもンだが……
[次いだ言葉は面の下にとどまった。]
長老殿に?
[問われたことばに、思いもしなかったというような声で驚きを見せた。]
今は、思っていないな。
あァ、
この後どうなるかまでは、しらないが――
なァに、
俺はそうそう、飽いるつもりもない。
お前らの望んでいるという――あァ、コトワリを壊すだったか――
ソレがかなうまでに、退屈しなければな――
[朽ちかけた丸太を拾い、地面にずりずり、ごりごりとこすりつけながら歩く
静寂とした森にはよく響く。
その音も楽しみながら地に痕をつけて歩く
行き先は診療所で]
なまえー。なまえー。なんていうのかな〜
/*
起きたら其処は戦場でしたわー(笑)
COお疲れ様です。
グレイ殿、かわいい。
私が微妙…あれー?という感じですかね、これだと。
なので、私がもう少し大人しくはしてますね。
― 回想・小屋 ―
……う……
[小さく呻き声をあげ、目を覚ますとそこは見慣れぬ部屋。気だるさの残る中、頭を小さく振り、体に異常がないか、確認]
生きてる。翼も、平気。痛い場所も……
――……っ!!
[身を包む大きめのシャツに、思考が停止する。顔はみるみる桜色に染まり、口だけをぱくぱくさせながら、しばらく固まっていた]
……ここ、あいつの部屋……だよね
この服、も……
[大きなシャツの裾を手にとリ、じっと見つめ、鼻につくカビの臭いに微かに顔を顰める]
……あいつ……も、堕天尸じゃ、なかった……
何か、大切なもの……なくしてる……人。
[失神直前、微かに見えたような哀しみに、もはや敵愾心は薄れ。再度シャツの臭いを嗅ぐと]
カビ、くさ……
……あいつの、臭い?
[小さく笑うと、*小屋を後にした*]
退屈しなければ、か。
…あんたを愉しませる義理は無いが…
知ってるなら、黙ってて貰う為には、か。
[目を瞑り、ぽりぽりと頭を掻く手は止まらず。]
―施療院―
[ゆっくりと、目を開く。
目をごしごしとこすり。窓に目を向けると透き通った青空が瞳に映った]
……ああ。
[しばし、茫然としてから、ようやく部屋の変化に気がつく]
アヤメ?
[眠っていたはずの姉貴分の姿はなく、そばに何故かスティーヴが目を閉じている。どうせおとなしく休んではいないだろうと思っていたけれど]
………もう消えた?
[そんな言葉が口をついて出た]
/*
Σ 戦場?!ええ?!大丈夫なんですか?!
可愛くないですよ?!!
どうでしょうね、非能力COしてる人がそこそこ居るので、消去法で分かる気も…?
さて今日の襲撃どうしましょうかね?
シャコンヌ殿がやりますか?
最初から知っていたさ。
気付いたのは最近だが。
それでも言わなかったということは、――どういうことかわかるだろう?
[金の目で見る。]
今のままでも、しばらくは十分愉しめそうだ――
[ずりずり、ごりごり。地を削りながら、唐突に歩を止め
きょろきょろ]
あは、無くなってる〜。うん。いいけど。いらな〜い
[と、足をそのまま診療所へと向ける]
最初から?
…俺が捕らわれる前から…なら、止めなかったあんたは同罪、スよ?
[クスクスと、楽しそうに笑いながら金の目を見返す。
おかしくて溜まらない、といった風に、腰紐にひっかけた親指でお腹を押さえた。]
/*
予想外に寝すぎました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
なるべく早めに戻って来れるようにします。
まぁ、バレちゃっている気もしますが。
今日は誰にしましょうか。
襲撃描写は私がやらせて頂きますよ。
あ、誰を襲撃するか決めてからでもいいのですが。
/*
寝すぎましたか(なでなで
寝る子は育ちますから!
吊り先はケイジに聞いてみましょうかね。
誘導してくれるかもしれない。
その後に襲撃決めましょうかー
いつからだろうな。
……安心するといいさ、リディア嬢を封印させるように仕向けたのは、俺だからな。
[低くわらう。
おかしそうな様子には愉しげにして。]
さァて、同罪というのかどうか。
寧ろ愉快犯というところだろう
ずっと口を噤んでいるわけだからな
[眠るスティーヴを、じっと見つめる。いつも警戒を怠らない様子のスティーヴは、こちらの動きにも、目を覚ます事はなく。相当疲れているのだろうと考える]
……お疲れ様。
[ベッドから毛布を剥ぎ取ると、起こさないように細心の注意を払いながら、そっと毛布を肩にかけた]
[昨日カルロスといった診療所が見えてきた。
エリカはまだいるだろうか。盛大にすれ違ってることなど気づきもせずに
診療所を遠目に見る。入る気はなかったからだが、こっそり窓から見ようかなどを動く。
最も。地面をずりずりごりごり削る音を立てながらにこっそりなどないのだが当人には気づいてない]
[庭に干されていた自分の服を手に取り、体に残る負の臭いを落としに結界樹へと飛ぶ。途中、何度かふらついて樹にぶつかりながら]
……みんな……
早く、救わなく……ちゃ
[白い翼を傷つけないよう気をつけて飛び、やがて結界樹の元へと辿り着く]
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