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……なんで……
……、――
[嘆きも、悲しみも、理不尽な怒りも、ごちゃ混ぜになっていて、言葉にならない。
兄の姿を見れば、その死は現実感を伴い。
そして、どうして兄が、という思いもまた]
……〜〜
[唇を噛み切るかというほどにかみ締める。
村の皆を責めたくはなかった]
…100パーセントだよ。
ユーリー。
[声が震える。少し、怖い。
見つかる事。殺される事、人を、殺す事。食べる事。
全てが、――ほんの少しだけ]
悲鳴。
[広場にいる者への問い。
詳しい状況は未だ得ておらず、昨夜最期まで共にいた筈のミハイルを横目で見た。]
見知った者、……が。
…… 人狼、か?
[ただの殺人者がこの集落にいるとは思えない。
だが人狼ならば――人を喰らう者なら、ともすれば。]
[周囲でかわされる会話はどこか遠い。
ただ、誰かから兄を移動させる話を聞けば、ゆるりと瞳を瞬かせ]
――……うん。
[一つだけ、頷いた。
ずっと傍には居られないし、兄も家を汚すのはきっと嫌がる。
それなら、と小屋に移す話には頷いて。
村の中の誰かを疑う話にまでは、まだ頭がついていかなかった]
これ以上犠牲が出ないように
犯人を捜す、かな。
お伽噺なら村の為に怪しきを括れ、と
言うところなのかもしれないが……
[ロランに声を返すが
肩を掴む其の様子に男は目を眇める]
言葉が通じる相手なら
襲うのを止めるよう、諭したい所だね。
[マクシームは話す余裕さえなかったのだろうか。
ふ、と幼馴染へと視線を向けた]
―― 村はずれ ⇒ ――
あ
ぁああ あぁああああっ
[唸るように叫んでぐっと鉈を握る。振りかぶる。材木置き場の壁に叩きつけた。友人の死をもたらした狼に対する怒りと、自己嫌悪と、都会で覚えてしまった破壊衝動と]
[ぐちゃぐちゃに渦巻く頭をクールダウンさせるために鉈を振るった。振るい続けた。友人の棺予備となりうる箱に傷をつけなかったのは、せめてもの理性か]
………………
[しばらくの後。たくさん暴れてさすがに落ち着いた。こわばった、けれど表面を取り繕った面持ちでリヤカーに大き目の木箱(薪炭材を詰めていたもの)を運び出す]
[後に残された材木置き場には、木っ端の数と酷い刃傷ばかりが一面に残されていた。鉈はそこにはもう置いてない]
[その傷は、詳しくないものが見れば見ようによっては狼の暴れまわった爪あとにどこか似ている]
…通じなかったら…
[ユーリーの言葉に肩を掴む指先は白くなるけれど、
じっと烏色が花色を見詰め]
怪しきを括る、か。
[言葉は問いとは成らず、語尾は下がる。
犯人を探すという言葉に思い出す事はあったが、
言葉にするのを躊躇って、結局言わなかった]
[カチューシャの頷きが目に留まる]
今、イヴァンが……
マクシームの為に棺をさがしてる。
彼が戻ったら、川辺の小屋に運ぼう。
[静かに紡がれる声。
満月、とレイスが言えばはたと瞬く。
昨夜は空をみあげる事もなく]
満月……
嗚呼、月に、狂わされた、とか ?
[それが原因であれば、マクシームは――。
遣り切れない思いに男は柳眉を寄せた]
―― ⇒ 広場 ――
[台車にざっと洗った箱を載せ、ゆっくりと広場にもどる。
そこには多くの人影が集まっているようだった]
………………。
[そこにいる面子をくるりと見回す。
キリルの姿を目に留めると、ふっと目を細めた。
けれど今はそちらに駆け寄れない]
[深呼吸して、ユーリーを真直ぐに見た。
朱に染まるマクシームの方へと寄って行く]
悪い、遅くなった。
探したけど、こんなものしか見つからなかった。
…………ごめんな。
[最後の呟きは物言わぬ友人とカチューシャに]
[何時までも座り込んでいれば、キリルが傍にきてくれた]
……うん。
――
[案じる言葉にこくりと頷き。
もう一度兄に視線を向けてから、ゆっくりと立ち上がろうとした]
――…通じなかったら
[ロランの言葉を繰り返し]
口を塞がれるのだろうね。
[襲われるだろう事は予想できた。
甘い考えではいけないとも思っている。
僅か目を伏せ、溜息に似た吐息を零した]
占い師…
[と、ぼそり。
人の姿をした人狼を、見抜くことが出来る者が稀にいると書かれていた。
人狼自体信じがたい話なのに、そんな不思議な力を持った者が存在するなんて。
実在するのなら縋り付きたい気持ちはあれど…。
皆の前で公言するには少し躊躇われて。
独り言のように洩らすに留まった。]
[空から目を戻し、ユーリーに目を向けた。]
赤い色だった。
…… 血の様な。
[頷く。
遠い昔に読んだ伝承の記憶は、はっきりとはしていないが。]
[月が、という言葉にチラとミハイルへと向けた視線は丁度絡む。
彼に貸した本にも、確か伝承として書いてあった筈だ。
旅人が持っていた、其れに]
塞がれる前に、塞ぐ?
[ユーリーの言葉に向けて紡いだ言葉は。
掠れ震えて、自分でも驚く程低かった。
椅子の手摺から少し浮かせた手は誰にも触れられる距離でなく。
ただ、膝の上に落ちただけだった]
[ミハイルの考えに男は静かに耳を傾ける。
懸念が彼の言葉により濃くなるようだった]
そう、か。
[重い息を吐き出し呟いて]
犠牲者を増やさない為にも……
覚悟を、決めなくては……
[重い口調。
村で共に過ごした者を疑い
手に掛ける事さえ覚悟しなくてはいけないと思うが
其れを口にする覚悟はまだなく言葉を途切れさせた]
[イヴァンの姿がみえれば、軽く手を掲げた。
何時もと変わらぬ所作。
真っ直ぐ向けられる眼差しに
如何した、というように僅か首を傾ぐ]
――…いや、ありがとう。
[棺があればマクシームも少しは落ち着けるだろうか。
イヴァンへと礼の言葉を向けた]
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