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…そうです、ね。
[溜息が聞こえたので、わたしは俯いてしまいました。
どうやったのか、赤い色は今は見えません。]
…はい。
すみません、余計なことを。
[相変わらず臭いは微かに感じ取れますし、きっと治ったわけではないのでしょうが。
どうしたって、今のわたしに何ができるとも思いませんから。]
急ぐことはありませんが。
よろしくおねがいいたします。クインジー殿。
[僅かに豊かな金色を揺らし、女は頭を垂れる]
[緋の耳飾りもまた、微かに揺れた]
[男の背に軽くかかる暗いあかの色を、女は姿が見えなくなるまで見つめていた]
そうですね。
広間にはあれだけの方々が集まられたのに。
見取り図にもなかったのでしたら。
そうした部屋を見つけるのは手間が掛かりそうですね。
やはり別のものを探した方が早そうです。
[振り返られて、きょとんと首を傾げ返す]
あ。…はい。
けれど他にどうすれば良いか思いつきませんで。
歩きやすくはありませんが、大丈夫です。
[一番の理由は隠したいものがあるから。
普通の靴では踝上の赤黒い痕までは覆われないだろう。
困ったように、足元を見ながら答えた]
だから、別に謝らんでもいい、と。
他にも口喧しく言うのはいるし、別に俺は気にはせんから。
[俯く様子に、口調は自然、宥めるようなものになる]
……さて、ここで突っ立っていてもなんだし、探し物を続けるとするか。
休んでるのかなぁ。
[覗いた広間は閑散としていて、
周囲に視線を巡らせながら廊下を歩みゆく。
硬い靴音と少女らの声を拾い、足が其方に向いた。
立ち止まった二人の姿が、闇の中に浮かび上がる]
シャロに、リィ?
だよね。
これで代用品まで無いとなると、いよいよ諦めなきゃならないけど…。
[拘るつもりは無いけれど、やはり無いと不便であり。あれば良いと言う淡い期待を抱きながらキッチンへと向かう]
靴を、と言ってもここには無いだろうし。
その状態でも仕方無いかしら。
素足で歩くよりはマシよね。
……素足で歩いてる子も居たっけか。
[赤髪の少年を思い出す。彼は確か何も履かずに行動していたのではないか。そんな考えを巡らせていたせいか、ネリーが布で足を巻いている理由までは考えることは無く。気付くことも無かった]
[移動し始めたところで闇から声がかかる]
その声は…ラッセル?
[近付けば、先程思い出していた赤髪の少年の姿]
[宥めるような声に、ただ一度、頷きました。]
…良ければ、お手伝いしましょうか。
灯も持っていますし。
[探し物との言葉に、もう一度顔を上げます。
本当は灯だけ貸してもいいのでしょうけれど、そうなるとわたしが困ります。
ただ先程のこともあり、強引についていくつもりはありませんでした。]
[手伝う、という申し出に蒼氷を一つ瞬く]
……いや、大丈夫だ。
大した探し物じゃないし、すぐに見つかるだろ。
[間を置いて返した辞退の言葉は、口調は軽い]
それに、ついでにあちこち眺めてみるつもりなんでな。
俺は、気まぐれに歩き回るから、つき合わせるのは悪い。
あってた、あってた。
[呼びかけは、声の質と揺れる長い髪から察しての事。
ずり落ちかけたブランケットを引き上げる]
うん、オレだよ。
シャロって、料理出来るんだよね。
ナットに食事作ろうと思ったのだけれど、
オレじゃ作れないから。
誰か出来ないかなって、探してたんだ。
他には、そうですね。
水を桶に張れば少しは。
けれど髪を直すにはそれでは不便そうですし…。
[無かった時の事を考えて答える]
ええ、素足の侭では少々。
そういえばラッセル様は素足でいらっしゃいましたか。
…お寒くはあられませんか。
[布越しでも廊下の冷たさは伝わってくる。
少年を見ながら小首を傾げた]
[ギルバートの「ネズミさん」には咀嚼に忙しい口の代わりに片手を挙げて答え、用を終えたナイフを服で拭く。ケースに戻し酒瓶の入ってない方のポケットにねじ込む。やってきたキャロルの相手はクインジーに任せチーズの一部と干し肉を確保して立ち上がった]
腹も満たされたし、ここにゃもう用はねえ。
じゃあな。
[肴の包みと瓶を片手にふらつく足でキッチンを後にし外へ出る]
私も、探しに出て参ります。
[男ばかりが顔を揃えたその場所に一礼をし]
[キッチンを出て、スケッチブックの主を探す]
[けれどそれは検討違いの方向へ]
[リィン]
[鈴の音は、一組の男女へと近付いた]
御二方にお尋ねしたい事があったのですが。
お邪魔でしたでしょうか。
[くれないを横に引き、女は尋ねる]
料理は、ええ、まぁ。
お菓子の類がほとんどだけれど。
ええと……ナットって?
[流石に愛称で人物を直結することは出来ず。名前を反芻して訊ね返す。また自分に対する呼び方が変わっていることにも小首を傾げた]
シャロって呼ばれ方も何か懐かしいな…。
もしかして元々そう呼ばれてたのかしら、私。
そうですか。
[あちこちに行くのはわたしの目的もありましたし、別に構いませんでしたが。
それでも断られたなら、それ以上共に行く理由はありません。]
では、気をつけて。
[そう言って、灯を進む先に向けて翳します。
杖をつき、また歩みを再開しました。]
下を向きながらじゃ纏めにくいものね。
[水を張っての代用には頷きながらそう返して。向かう先は同じと言うネリーの言葉にもう一度頷いた]
そうなるかしら。
作りながら探すことも出来るだろうし。
[数歩進んだ時でしょうか。
響いた鈴の音には、聞き覚えがありました。
振り返れば、思った通りの色彩。]
いいえ。
[かぶりを振って、一歩、元のほうへ戻りました。]
それで、何か?
おおっと、だいぶ回ってきたな。ちっと夜風に当たるか。
[廊下を蛇行して城の外へ繋がる扉を開ける。冷たい夜風と視界一面の緋に渋面になるが足を前に動かした]
寒くなくはないけれど、慣れたかな。
裾長いから、そんなに地面には触れないし。
[軽く足を上げ、首を捻って足裏を見た。
その所為で、乾いた土が残ってはいたが]
探し物、していたの?
[足を戻して二人を見やる。
会話からは目的が何か、読み取り難い]
[片手に灯。逆にはスケッチブック]
[離れかけた二人の両方に、緋を纏う女は問いを投げる]
ラッセル殿を探しているのです。
御見かけなさいませんでしたでしょうか?
ああ、ナサニエルのこと。
薬――いや、酒だっけ。
それ飲んで、少しはよくなったみたいだけれど。
[二者の同意らしきものを得て
向きを変えかけたが、次いだ声に止まる]
んん、だって。
ロッティ、が変わってるっていうから。
懐かしい?
それなら、そのほうがいいのかな。
ラッセルを?
いや……俺は、見ていないが。
[キャロルの問いに返すのは、短い言葉。
実際、これ以外に答えようはないのだが]
……気をつけて、ってのは、むしろそっちに言うべき言葉の気もするがな。
ま、心しておくさ。
[ニーナにはこんな言葉を投げておく。
実際のところ、杖に頼る歩みは危なっかしく見えて仕方ないのだが]
[ラッセルの歩き方に、良く転ばないな、と思ったが口には出ず。探し物を訊ねる様子には]
鏡。
無いとちょっと不便で。
広間や客室には無かったから、どこかに無いか探してたの。
[愛称の謎が解けると、ああ、と声を漏らし]
ナサニエルのことね。
…って、お酒で良くなった?
あんなの酔っ払うだけじゃないの。
逆に具合悪くなってそうな気がするわ…。
私の呼び方はどちらでも良いわよ?
変わってるからと言って嫌いなわけでも無いし。
うん、懐かしくは、あるんだ…。
良く分らないけれど。
[紅紫が僅か瞼に隠れた。しかし直ぐに視線を戻し]
それじゃキッチン行こうか。
ナサニエルが食べるってことは、消化に良いものの方が良いかしらねぇ。
はい。
それでも見つからなければ作り終えてからまた探すということで。
[頷きを返して少年の方に向き直る]
それならばよろしいのですが。
布越しでも冷たさは感じておりましたので。
はい、シャーロット様が鏡をお探しで。
お借りできる部屋も見たのですが、見つかりませんでした。
[最初に探していたのが隣の女性ではないとは知らず]
ナサニエル様。
具合は落ち着かれたのですね。
[フゥと小さく息を吐いた]
ラッセル?
[わたしの中ではその名前は未だ、赤い色や少年の声とは結び付きません。
だから首を傾げましたが、]
広間を出てからは、まだこちらの…ハーヴェイとしか、会っていませんけれど。
[ただそれだけは事実だったので、そう答えました。]
へえ、なかなかじゃねえか。
月が二つありゃ酒も旨くならあ。
花の色はいただけねえがな。どうせなら野性味のある…
[泉の傍に胡坐をかき、瓶の蓋を開けて深い色の液体を呷る。濡れた顎を袖で拭い満足げに細めた目が水面を見て凍りつく。焦茶色が映すのは満月ではなく天啓めいた理解と焦燥]
っざけんな、チクショウ!
[苛立ちに任せ三分の一以上残る瓶を水面に叩き込むが、水面の月を砕くことはない。荒い息を吐き肩を揺らして戻っていく満月を憎憎しげに睨む]
鏡――ああ、ないんだ。
お風呂場とかにも、ない?
[酒に対する評価には大きく頷いて]
うん。あんな変な臭いするのにね。
「命の水」っていうことなのかな。
[内心で首を捻りつつも前を向いて歩み出す]
それでも、キッチンまで歩いてきたみたいではあったから。
多少はよくなった、んじゃないかな。
見ていませんか。
残念ですが、ありがとうございます。
[青年の短い答えにも頭を垂れ]
[す、と女の眼差しは、青年の腕へと向けられた]
あの後に、叱られぬ様処置はなさいましたか。
必要があるならば、水場の近くにある布を裂くとよろしいかと。
いずれ、あかが乾いて黒に変わってしまう前に。
灯があれば、色は分かりますから。
[気をつけろと言われて、そう答えます。
実際危なく見えてしまうのは、仕方ないのでしょうけれど。
少なくとも廊下には、そう大きな障害物もないでしょうし。]
どっちでもよくても、よりよいほうで呼びたいけれど。
それなら、どっちでも呼んだほうがいいのかな。
[シャーロットの疑問に突いて考え込み、
歩を進めながら腕を組んだ。
手は肘を支えず、ともすれば落ちかける布を掴んで]
ああ、お風呂。
見てなかった。
[至極納得するような声色。後で確認しようと思いつつ、酒に関する言葉には頷き返す]
そうよねぇ。
まぁ好きな人は好きなんだろうけど。
私はあまり。
[話しながら歩みはキッチンへと向かう]
あら、キッチンまで来てるの?
それだったらだいぶ良くはなってそうだけれど…。
お酒も入ってとなると、どうかしら。
[やはり半信半疑]
終焉の獣…狩られる前に狩れってことか。
[がりりと親指を噛む。溢れた血が舌に触れた瞬間、浮かぶのは苦悶の色。荒く唾を吐き、それでも消えない味にポケットにねじ込んでいた酒瓶の封を切り口をすすぐ]
ゲフ…人間の血なんざ呑めたもんじゃねえぜ。
どうせなら――なあ
[酒にはジビエが合うと嘯く低いだみ声を聞くものは*いない*]
[のろのろとキッチンの中をあちこち動いて確認する。]
材料はあるようですね。
ダンプリング入りのスープでも作りますか……
[上着を脱いで作業台の隅に置き、シャツの袖を捲くる。]
ああ。
しかしこの中にはいるだろうし、そうでなくても近くの何処かにはいるだろうから、その内会えるだろ。
[告げられる礼にこんな言葉を返し。
腕へと向いた視線と言葉に、微かに眉が寄った]
一応、これからやろうかとは。
……水場の近く、ね。わかった、覚えとく。
[変わってしまう前に、という言には何も言わずに。
色はわかる、というニーナの答えに、そうか、と呟いて]
……それじゃ、俺はこれで。
[左の腕、そこに宿る疼きと熱と。
それを抑える手に力を込めつつ、*薄闇の奥へと歩き出す*]
出来れば統一してくれた方が良いかしらね?
どちらも良いとは言わないし、どちらもダメとも言わないのだけれど。
そうね…シャロ、の方が、呼び慣れては居るのかしら。
[多分、と自信はなさげに言葉を漏らす]
はい。ラッセル殿を。
あかの髪のお二方のうちの年若い方ですわ。
[色のみが分かると言う眼の事を聞いていたためか]
[なされる説明は色についてを]
そうでしたか。
こちらにはいないのかもしれませんね。
料理が出来る方を探していらっしゃった様ですが、また擦れ違ったのでしょうか。
絵を返さねばなりませんのに。
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