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[小動物――ミルフィオリは、口へ何かをくわえている。小さな物を包んであるようだ。
ミルフィオリが首を下げると、包みはテーブルへ当たってコツンと音を立てた。]
[するりと、包みが解ける。]
[解けて、黒々とした布が広がる。その真中に小さな玉が座して居た。
夜空の一角ごと切り出された冬の星のようであり、また光を受けると針葉に光る雪のようだ。
氷の結晶のようなさまの、白い水晶が光る。それを包む玉は濃い緑と透いた黄で彩られ、透明だった。
ミハエルは、暫く見入っていた。
ミルフィオリの小さな小さな鳴き声が聞こえるまで眺めていた。
小さな鼻先が、玉を転がしてやっとそれを手に取った。]
…。
私が何か礼をしなくてはならなくなったようだ。
[アマンダはそれを*見守っていた。*]
“
われはかぎ。
われはひらくもの。
われはとじるもの。
われはむすぶもの。
われをてにせしなんじ。
いずれをわれにもとめしか?
”
−東部・図書館−
[椅子から立ち上がると、手にしていた一冊の本を、元のとおり棚に仕舞い込みます。それは古い言い伝えの書かれたもので、でも、まるで絵本みたいなものでした。
図書館の中には町の人より旅の人が多かったかもしれません。その人たちは難しそうな本をたくさんに抱えていたのですが、ベアトリーチェにはそれが役に立つとは思えなかったのでした。そんなものに、真実は書かれていないのです。]
何を求めているのだろう。
[あれはただのお宝ではないのに。そう、誰かが云っていたような気がしました。
なんとなくさっき読んだ言葉を思い出しながら、*図書館を後にします。*]
ふぅん?
[ミハエルが真剣にそれを見つめているのをチラリと見て]
……星と桜、見てきます。
[小さな声でそう告げると、そっと外に出て*いった*]
[クレメンスが出て行ったあと、ミサの後片付けをしていたが]
……はぁ、まったく。なんでこうもイレギュラーな存在が集まりますかねぇ
そんなに鍵の書は魅力てk……
……いえ
[そう呟き、北―鍵の書が眠る遺跡の方角―を見遣る]
むしろ、鍵の書自身が私たちをこの舞台の演者として選んで、呼び集めたとしたら?
嗚呼、だとしたら……
[くっくっくっと声を殺して笑う彼女の眼は僅かに紅く染まっていた]
―西のはずれ・桜―
[辿り着いたその場所に広がる薄紅の心地よさ。そっと目を細め、溜息を一つ。]
[手近な場所に腰を下ろし、薄紅をぼんやりと見上げていれば、いつの間にか春の陽気が微睡へと彼を連れ去ってしまった。]
[遠くで鐘が聞こえる。]
んぁ……。
[間抜けな声と共に少し身震い。眠ってしまった自分に苦笑しながら頭を掻き。]
……ま、いっか。
こんなのも悪くない。
[薄紅に小さく微笑んだ。]
Kirschbaumにいくのかな?
僕は、桜を見に行くよ
[そう言って北西の通りを離れたのは、風の人が離れて少し後だったろうか。]
―→西/桜―
[薄紅色が、ひろがる、ひろがる。
あぁ。暖かな陽気が、花を咲かせたのだろう。
綺麗な花の様子に、苗床はふわり 口元に優しく微笑みを浮かべる。]
……今年も、綺麗だね。今年も、君は綺麗。
[繰り返すように言の葉をなぞる。
それから、その下にいる水の精に、ようやく気づいた。]
桜、咲いてきたね。
綺麗だ。
[ふわり、飛び立つ、三ツ花。
隠すつもりもないのだろう。それが枝に留まるのも、今の苗床には何も言わず。]
やぁ、こんばんわ。
綺麗、だよね。
幾ら見ても飽きないくらいに。
[ほぅ、と溜息を漏らした後、唇に人差し指を当て、記憶を探る。どこで感じた気配だったか……。]
もしかして、Kirschbaumのお客さん、かな?
うん、とても綺麗だから、僕はいつも見に来てしまうんだ。
咲いてゆくところも、とても綺麗だった。
[いつも、というのがどういうことかは、口にはせずに。]
ああ、うん。
あそこはとても、居心地がいいから。
泊まらせてもらっているんだ。
君は、Kirschbaumでは、泊まってないんだね。
[ユリアンにぽふぽふされた頭を両手で押さえ、そこにいた人たちがいなくなるのを見ていたが、自分も空腹である事に気がついて宿泊先へ戻る事にする。
ふわりふわりと、足取りも軽く裏通りを歩く。]
→Kirschbaumへ
[二階に陽光の気配、雷撃は目の前に。先刻出掛けて行ったのは、影輝の精霊…影輝王より精霊力を掠めるのは難しいところだったから、現れてくれたのは僥倖だ。姿を見ぬのは流水か…出会えぬようなら、使い魔を遣ればよいだろう…考えながら、楽しげに時を過ごす]
「14の力、時を経て再び集う、か…」
[かつて界の狭間で起きた精霊王達(その時は候補だったのだが)の宴のように]
[ひとしきり笑ったのち、さてと呟くと]
憎むべき陽光も沈んだのだから、こんなところに籠もっていても仕方ない
監視ついでの月光浴と洒落込むとしますか
[そう呟くと、昨夜同様漆黒の外套を身に纏うと、*教会をあとにする*]
[扉を開けようとすると、不意に流れ込んで来た声にビクリと手を止める。
聞こえる。]
…何か、聞こえる…??
[思わず、小さく小さく呟く。]
―Kirschburm・庭―
[そのまま庭へと足を運び]
星、星。何が起こるの?
[リズムをつけて呟きながら暫く空を見上ていたが]
……やっぱり上手に読めないの。
馬鹿にされちゃうかな?
[溜息をついて淡い紅色の花の樹の下へと移動する]
あれ、誰かいる?
[そこには横たわっている人が一人。
そっと近づいてみた]
-Kirschburm-
[カラン、と音を鳴らして扉をくぐった。
いい臭いと、人の話し声がする。
いつもの隅のやや暗めの席に座り、「今日のお勧め」を店主に頼んだ。]
─Kirschbaum・庭─
[はらはらと、紅のこぼれる庭の桜。
何故か、それに寄りかかるようにぐったりと。
少しぼんやりしている様は、さながら、二日酔いかなにかのように見えるやも]
[入ってきた娘の姿に視線を向ける]
おや、こんばんは、イレーネさん。お加減はいかがですか?
[彼女の頭痛のことなど、誰にも聞いていないはずだったが]
咲いていくところも、かぁ……。
見たかったなぁ……。
ま、いつかの春にまたここに来ればいいかな?
[にこりと笑いつ、一瞬逡巡。"あぁ、なるほど"などと思いながら。]
君は、よくここに来るの?
僕もあそこに泊まりたかったんだけどね。
なんだか悪くない場所だったし。
マスターも、そしてあそこにいた人達も。
[残念そうに軽く肩を竦めた。]
[座ってまもなく、すぐ近くの席にいたクレメンスに話しかけられ、そちらに顔を向ける。]
…もう、大丈夫。
えぇと…貴方も、薬を?
[不思議そうに少しだけ首を傾ける。]
[首を傾けたまま、内に聞こえる声に目を少しだけ見開く。
…そう、クレメンスにしか気がつかれないくらい、自然に。
そしてそっと、心の中で思ってみる。]
…私の声は、届くの?
[傍まで行くと覗き込むように目の前でしゃがんで]
オトフリートさんだ。
お疲れなの?
[ぼんやりしている顔の前で手を振った]
[未だにカウンターでぐだぐだとブラックコーヒーを飲んでいる。]
……そろそろ帰っても大丈夫そうだとは思うんだが、どうだろうな。
拙いか?
[既に15杯目。]
うん。蕾だけだった時もとても綺麗だったよ。
だんだんとほころんでいくんだ。
花が開く瞬間は、僕は見逃してしまったけれど。
そうだね。
来年に、来年の春に来ればきっと見れるんじゃないかな。
[小さく口元で笑んで。]
僕はここが好きなんだ。この樹がとても好きなんだ。
いつも、きているよ。
ああ、もういっぱいだったのかな。
そうだね、あそこはとても良い場所だから。
とてもすごしやすいんだよね。
きっと大変だろうけど。
[くすくすと笑いながら、桜のはなびらを見上げ。]
ーKirschbaum・店内ー
[微笑む]
いえいえ、ただ、お加減が悪いようだと聞いたまでです。先日も少し元気が無い様に見受けましたし。
良くなられたのなら、幸いです。
ん……。
[呼びかけに、うっすらと目を開いて]
ああ……君ですか。
いや、疲れたのではなくて……ちょっと。
体質にあわないものを、とってしまいまして……。
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