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─アトリエ─
あー……そいや、片付けてねぇ。
[入るなり目に入ったのは、筆探しの惨状跡地。
このままじゃまずいな、と思い、片づけを始めて。
それが一段落した所で、奥の間の、更に下。
代々の『絵師』の『絵』を収める部屋へと降りてゆく]
……師父。
[手に取り、見るのは自身が描いた最初の『絵』]
お叱りは、そちらに行った後、存分に。
……そう、遠い事でもないでしょうから、ね。
えー、痛くしないっていったんだよ。
なのに痛くしたんだから、感謝できるわけないじゃんー
[ぶーぶー文句を言いながらも、はーいと中に入る。]
うん。
おべんきょー。
ひさしぶりに、簡単なお話読みたくってさ。
海が出てくるといいけどな。
読んでない本とか、ある?
あ、読んでても絶対覚えてないけど。
そういえばオトせんせー、あまいもの好き?
[今更尋ねてみた。
椅子に座って、じーっとアンバーの目で見上げる。]
[零れた言葉と、掠めた自嘲の笑みが他者に知られずにすんだのは、当人にとっては幸い。
周囲にとっては、それぞれだろうが。
ともあれ、ここに籠もっていても仕方がない、と地下を出て]
さぁてぇ。
気ぃは滅入るが、広場、行くかぁ……。
[いかにも面倒な、といわんばかりの口調で言って。
アトリエを出て、広場の方へと歩き出す]
…苦いの、きらいだもの…。
[ミリィに手を引かれ、人ごみから少し離れる。
人ごみは増える一方で、喧騒は静まる風には見えなかった。]
はんにんだと思うものの。
えーっと…なんだっけ……
…ドウキ?
[首を傾けてリディを見下ろす。
ミリィに取られた手はヒカリコケが付着したままで、
キラキラと光っていた**]
― 図書館・書庫 ―
そもそも怪我をしたのは、自分で無理をしたせいだろう?
痛かったのもそのせいだ、薬師殿に責任は無いな。
[あっさりと文句をいなしながら、子供向けの物語を集めた書棚に手を伸ばす]
海が出て来る話なら沢山ある。人魚の話や…ああ、くじらという大きな生き物の出て来る話もあるな。
・・・・・前から思っていたが、そんなに海が好きなのか?
―図書館・書庫―
[当然のことながら、理屈はわかってもぶーぶー文句を垂れるわけで。
手を伸ばす様子を、テーブルに肘をついて眺める。]
人魚はおとぎばなしだよね。
水の中で生活できるなんてうらやましいなぁ。
くじら?
[目はきらきらとした。
そのノリで不思議そうな質問に、軽く答えた。]
甘いもの好きなら、そのうち私の友達が持ってくるから、食べてあげてね!
ってことだよ、せんせー。
[ミリィと別れた後。気分を落ち着けながら歩いていた際に告示を見て家に帰って]
―自宅―
絵師って凄いものだと思ってたけど…怖くもあったんだな
[記された内容を伝えてからぽつりと漏らす。絵師の絵筆は死者だけでなく生者も封じてしまえる。それを知った今は、前のようにただ凄いと思えなくなって漏らした言葉であったが]
「今まで…生きてた人に扱われた。なんて話し聞いてないから普段から怯える必要はないわよ」
…うん…そうだよな…
[それを察しての母の一言で少しだけ落ち着けた。とはいえ事件があるため気持ちが晴れるということもないが]
― 図書館・書庫 ―
[選んだ数冊の本をリディの前に置き、小さくため息]
やはり意味が不明だ。
[だが、その件については、それ以上追求する気はないようで]
リディ、お前が海に潜るのは、外に出たいからか?それとも海に生きる生き物のようになりたいからか?
なら、苦くないようにしようか?
まだ実験段階で数は多く作れてないんだが、
食しても大丈夫な薄い膜があって……
[寒天と澱粉がどうのこうのと延々語りそうになったが、
周囲のざわつきに意識は呼び戻される]
ああ、そう。動機だね。
「こういう理由で、盗んだんじゃないか」という。
まあ、誰にでも少なからずありそうなものだけれどね。
一度ならず、空を――と望んだことはあるだろうから。
……エリザベスは、ないか?
[視界の端で、きらきらと微かなきらめき。
自分の知る光は、こればかり。
太陽や月は、在りはしても、遠いものだった]
じゃあ、また。
[いつもと違わない調子で見送り。
2人分の食器を片付けてから、一度部屋に戻った]
せめて、完成するまではやりたかったんだけど。
…どうかな。
[机上に置かれたままの楽譜を撫で、苦笑が掠める。
殆ど己しか読めないくらいに様々な文字が書き込まれ、それも途中で途切れていた。
そう言えば『絵師』となる以前の兄はどうだったのだろうと、そんな思いも過ぎりながら、傍らのケースを引き出す]
[ただ、絵師の力をその力を行使して疑わしきものを封じていくと。容疑者なんてどれほどいる?そもそもどういう基準で判断していくのか。
色々知ってもまだ知らないことは多い]
また、ちょっといってくる
[と言って、家を出て。広場のほうへと向かった]
― →広場―
―図書館・書庫―
『海』が見たいからだよ。
つまり、外に出たいってことかな?
あれの先にいけたら、どうなってるのか知りたい。
― 図書館・書庫 ―
外に出たら、もう戻れないかもしれない。
家族にも友達にも、二度と会えず、永遠に一人きりになるかもしれない。
それでも、『海』が見たいか?
[言葉は淡々と、しかしはっきりと紡がれた]
[広場へ向かう道の途中、ふと足を止める。
ざわめきの大きさに、告知が広まったか、と覚った。
こちらに向けられる住人の視線からは、今まで以上に強い畏怖の念が感じられるが、それも已む無し、と。
割り切りをつけて、広場へと足を踏み入れた]
─ →広場─
[ここ数日の例によってというか、質問攻めが来るのには、静かに答え。
取りあえず、泉の側に落ち着くと、はあ、と一つ息を吐いた]
……っとに。
どいつもこいつも。
[苛立ちを込めた呟きは、何へと向けられたのかは、定かではなく]
んー、かもしれない、なら、みんなに会えるかもでしょ?
だから行ってみたかったし、『海』を見てみたい。
って思うよ。
どうしてなんだろーね。
よくわかんないけど、『海』が見えたら良いやって思っちゃうんだ。
みんな大事なのにね。
家族も、友達も、オトせんせーも。
[ピストンやスライドの動きを確かめ、必要ならば油を注し。
いつものように丁寧に、所持する楽器を整備していく]
ああ。
謝らないと、な。
[幼馴染みの顔を思い浮かべる。
完全に受け入れ切れたわけでもないけれど、先程よりは大分落ち着いていた。
一通り点検し終えて、ぱたりとケースを閉めた]
きっと後悔するなって思うんだけどね。
でも、外に行きたいなって思うんだ。
ここにいるのも良いけど、ここは狭いから。
海みたいに、見えるみたいに、向こう側にいってみたい。
オトせんせーは思ったことないの?
― 図書館・書庫 ―
[少女の答えに、瞳は僅かに揺れる。まだ「絶望」に捕われることのない、若い魂の眩さを避けるように、視線を逸らした]
・・・・・今朝、エルザと一緒だったようだな。いつの間に、そんなに仲良くなったんだ?
[先刻の甘いものの話と、前後のつながりの不明具合は大差ない]
―広場―
[道にはいつもとは趣の変わった騒ぎがあって。ただ歩いてるだけでも警戒や疑念を持つように見られる。
ここが全てと入っても狭い町だとはいえこんなときぐらいは噂の広まりが遅くてもいいだろうと思いつつ、広場に着けば、ざわめきも大きい。
見れば絵師が質問に答えてそれが一段落着いたようで、一つ落ち着けるように息を吐いて近寄って]
どうも。ミハエルの兄さん。お疲れ…かな?
―図書館・書庫―
[反らされた目を追い、アンバーは動く。
問いにきょとんとして、ああとうなずいた。]
あんまり、得意じゃなかったけど。
でも、ちょっと話したら気が合ったから、仲良くなったよ?
それだけだけど……
せんせー、何かいつもより変。
……ん、ああ。
[呼びかける声に、気だるげに視線をそちらに向けて]
……まあ、これで元気そうに見られたら、さすがに泣けるなぁ。
[返すのは、どこか惚けたような、言葉]
[少女の声が遠い・・・・軽く頭を振って、視線を戻す]
いつもより、というのは、いつも、多少変だと思っているということか?
[しっかり突っ込んでから、ぽふ、と頭を撫でた]
俺以上に、気が立って変になっている連中もいる。お前達も気をつけろ。
─回想・昨夜─
[皆と別れたあと、長の家までやってきたわけだが、門前払い。
その後、エーリッヒの所在を聞いてミハエルのところまでやってきたわけだが、中から聞こえる声に自分が居合わせるべきでない空気を読み取り、退散。
その日は、それで就寝したのであった。]
…だよなぁ
[気だるげな視線に返すのはどういう表情をしていいかわからないような曖昧な笑み
さすがに事態を知っている今は最初に絵筆がなくなったと聞いたときのような気楽さはなく。]
なんか…絵筆見つけるのにいい方法とかないんすかね
[そして、リディが一冊の本を選んで読み始めたのをきっかけに、お茶でも入れてこよう、と言って書庫を出ると自室へと向かう]
後悔か・・・・
[湯を沸かす焔石の赤い色を見つめて、また、くちゃりと蜜蝋を噛んだ]
[アーベルの問いに、一つ、息を吐く]
……全く、なんの方法もない、という訳じゃない。
実際、そのために動いてくれてる人もいるからな。
もっとも、それを使っても、今すぐに、という訳にはいかんようだが……。
いつも変かどうかは、想像におまかせしまーす
[にへらと笑って、みあげる。
それから、続いたことばに、あ、と小さく声をもらした。]
オトせんせー、
……。
なんでもない。
せんせーは、変だけど良いせんせーだなって思ったんだよ!
そうなんすか。そりゃよかった…っていっても、絵筆盗ってったやつは、やっぱ空に行きたいって思ってるんだとしたら、それこそ怪しいやつ多すぎだよなぁ…
[それを聞いて少し安堵しつつも、やっぱりそこは多難に思いつつ]
その…生きてる者を描くって聞いたけど、戻せるんですか?
[キノコ茶を一人分いれ、リディのもとへと運んでいく。傍の椅子に腰掛けると、時折、本の中に出て来る言葉(大方が、この都市には存在しない外の世界の風物だった)について問うリディに、説明を加えていく]
[説明する自身も、現実には見た事のない風景や物事を、一つずつ]
[家を出て暫く行く。
井戸端会議は今日も進行中で、但し合わせる顔はいつもより深刻そうに。
時折その視線がこちらに向くのは、血縁的な理由しかないのだろうけれど。
やがて人の多い一角に差し掛かる。
高い位置に紙が貼られ、それを囲み口々に話し合う人々。
少し遠巻きに、その背を眺めた]
─翌日・自室─
[ぼんやりと天井を見つめ、物思いに耽る。
ギュンターのこと。絵筆のこと。エーリッヒのこと。ミハエルのこと。
エルザのこと。アーベルのこと。リディのこと。
思考は回転し、浮かんでは消えていく。]
はぁ。
……ったく、考えること多すぎだっつの。
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