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好かれてる具合見てれば分るわよ。
ライ、修道院だと子供に凄く慕われてるし。
[首を傾げる幼馴染に、修道院で
子供らに纏わり付かれる姿を思い出して言った。
夫の扱いに慣れているといわれれば、
助かってますと、小さく微笑んで。]
真っ白になったらゼルとお揃いね。
一番な人と一緒になるから良いじゃない。
[扱いが、という言葉を抜いたのは、多分素だ。
ほやりと微笑みながら、それでも夫の隣からは*離れなかった。*]
何もしないままも厭だから
其の為に団長のおじいちゃんと話さないと
[されど、老年の男もまた、強い意志と覚悟を持つ。考えの末、苦肉の策を講じる男の想いは未だ知るところではなく。]
おばあちゃんは知らないと想う
でも、好くも解らないのに伝えに行くのも、
かえって心配させてしまいそうなのだよ
[全てを伝えるに娘は少し途惑いを見せる。もう少しはっきりさせてからでも遅くは無い、寧ろ杞憂であれば怒られても好い位に感じていた。]
心配有り難うなのだよ…
僕だって、イレーネさんの赤ちゃん…抱っこしてみたいし
[ブリジットがゲルダに本を差し出せば
彼女が小説家となっていた事を思い出す。
じ、と本に視線を注いでしまうのは
本の虫だからこそだけれど――。
イレーネの声>>413が聞こえ本から視線を外した]
ま、悪い気はしないな。
子供らの世話するのは嫌いじゃねぇし。
[ふと頭を過るのは修道院の事。
誰も怪我などしていなければ良いと思いつつ
小さな笑みにはクツリと笑う]
幼馴染の役に立てたなら何よりだ。
お揃い、か。
あそこまで見事になるのはかなり時間が掛かりそうだな。
……一番、って、誤解を招きそうだぞ、おい。
[素なのかわざとなのか分かり難い幼馴染の言葉に
思わず突っ込みをいれた]
そうなのかな…
僕からだと子供達と一緒の時なんか特に、
その様に感じたのだよ、あくまでも僕の目線だね
[修道士ではないと言いたい訳でも無く、実際彼が敬虔な教徒で在る事は識っている。子供達に向ける笑みが其れとは違う気がしていたのは自弁としても、そう感じたと伝えたまでで困らせる物ではなく。]
…ンンン、脚と手首の傷はだね、
其れは自分の失態だとは…
確り判っている心算なのだよ
そんな所が御転婆って言うのなら、
ぐうの音も出ないけれど…
[焦れた声色は見透かされてる気がして恥ずかしい。ほんのりと照れながら娘は言葉に詰まらせた。]
解ったよ…白髪を作る原因に成るのも厭だしね
もしも止めてくれるなら今のうちに有り難うと言っておくのだよ
[ゲルダの言葉>>にゆるく目を細め耳を傾ける]
そう見えたならそんなところがあるのかもな。
一緒に暮らす家族みたいなもんだから。
[僅かばかり困ったような笑みを浮かべるのは
自身には思いもよらぬ見え方だったからかもしれない]
自分の失態と思うならもうしないだろ。
御転婆ってのはそういう所を指しているのだよ。
[羞恥に染まる頬を見ればこれ以上言うのも躊躇われ]
ま、止めるような状況にならないのが一番だけどな。
[ゲルダに笑みを見せそう締めくくる**]
9割でも喧嘩は良くないよ
ブリジットも相手も怪我するのは見たく無いし
[真面目に考えていたとしても、危害を加えられる可能性はゼロでは無い。危ない事をして欲しくないのは幼馴染を想っての事、何より自分がその切欠になれば冗談では済ませられなくて。]
ン―――?
わぉ、若しかして新刊が出来たのかい?
愉しみにしていた甲斐があったのだよ、有り難う
[伝奇小説を受け取ると胸に大切そうに抱く。甘い恋愛小説から不思議な物語等、未知に触れる事の愉しさは識っていた故の歓び。]
ううん、貰えて嬉しいよ
今度何かお礼したけど…出来るかな?
[何か入用なら、彼女の為に力になろうとしていて。]
兄弟…と呼ぶのだったかな?
教徒達は皆そうだって聞いた事があるし
[やや意味が違うのかも知れないが、彼が子供に向ける眼差しは本物の其れで在るようにも伺えた。]
そうだね…クッキーを焼いてくれる、みんなの優しいお兄さんだ
[困った笑みにはふふ、と笑み声を立て、イレーネとの会話を聞けば、娘はぷっと吹き出す仕種を見せた。]
…手首脚首のお陰で皆には入らぬ迷惑も掛けた事だしね
其処は善処していけたらと想っているのだよ
[想うだけにもなる気がするがあえて口にはせず、それ以上進言がなければ娘は小説の表紙をひと撫でし。ライヒアルトが目線を本に向けていた事に気が付けばゆるく首を傾いだ。]
本が好きなのだったよね
伝奇小説の類は好きなのかい?
[本の内容の好みまでは知らぬのかそう問いかけて。]
[程なくして、其々が其々に想いを馳せていく中、
娘は自衛団長の元へ向かおうかと切り出し始めた。
付いて来る人たちは如何程か、何人ついて来ても拒む事は無く**]
ん……うぅん、こういう時は不便ね、私の仕事って。
[職業柄、仕上げた守り刀は
手を抜かれる事無く、それなりの殺傷力を持つ武器に生まれていた。
それでも本職が作った武器には、遠く及ばないのだろうが。
確固たる自信を持って言う彼の、気遣いは感じられて、
何より自分よりも狩りが得意な同胞の腕は
十分以上に信頼もしている。
そのため笑みには、間を空けてから
こくりと、小さく一つ頷いた。]
─ →鉱山へ向かう途中の小さな丘─
[外へ出ると自宅へは向かわず。
鉱山へと続く道を進み、その途中の小さな丘へと足を踏み入れた。
丘の真ん中に立つ一本の樹。
その根元に座り込むと、左胸の内ポケットから大振りの十字架を取り出した]
──…Мама……Мне нужна помощь…。
[甘えることが出来た相手とだけ使っていた言葉は、縋るような音を含んで周囲へと溶けて行く。
泣き出しそうな顔で十字架を見詰め、握り締めて。
それを隠すように顔を膝に*埋めた*]
─宿屋・裏口─
[一本、吸い終わった所では、と息を吐く]
……一応、行くだけは行く、か。
[食堂でのやり取りは知らず。
知っていたとしても、共に行く選択肢はなかった、けれど]
ま、あの様子じゃ、話すだけ……って気もするが。
[僅かに残る傷。
『結社』がなんであるか、知るが故の反発。
それらは、今は押さえて、自衛団の詰め所へと歩き出す]
─自衛団詰め所─
……じいさま、いるか。
[どこか物々しい雰囲気の詰め所にたどり着くと、出迎えたのは幾つかの鋭い視線]
あー……ぴりぴりすんのは勝手だけど、殺気立つなようっとおしい。
じいさまに用がある……わりぃが、サシで話させてくんね?
[団員たちに向けて言い放つ様には、普段装う軽薄さはなく。
身に纏う鋭さに周囲が気圧される中、団長に来訪を報せに行った団員に、団長の執務室へと通された]
よっす、じいさま、さっきぶり。
[ひら、と手を振る仕種は軽いが、蒼の瞳は鋭いまま]
ああ……別に決定に不満があるとかどーとかじゃない。
そこらは、他の奴らが言いたいだろうから、任すさ。
……それに、『あんたら』が陳情でやり方変えてくれるとは思ってない。
ただ、一つ、確かめたいだけだ。
[ここで、一度言葉をきり。
真っ向、団長を見据えて]
じいさま、あんた。
……今回の事は、俺が前にも巻き込まれてる事、承知の上での決定、か?
[短い問い。それに変えるのが否定であれ肯定であれ。
次に向ける言葉は変わらない]
……悪いが、俺は慈善家じゃないんでね。
自分の力……つかわねぇ、とまでは言わねぇが。
過度に期待されても、正直困る。
[静かな言葉。向けられる団長の視線も、厳しくはあるけれど。
視線は外す事無く]
……大体、探す手掛かり大してねぇんだろ?
そんなんで、一朝一夕で見つかるなら苦労はないだろうし。
何より、俺も死にたくはないんでね。
そっちの期待するようには動かねぇ、と思ってくれるとありがたい。
[ここまでは、鋭さを残したまま、言って。
けれど、直後のため息の後、表情と雰囲気は一気に崩れる]
……ま。
知り合いの方が圧倒的に多いし。
……できるだけ、死人は出したくねぇけどさ。
[ぽつり、と呟いた言葉。それに団長が何か返すよりも早く]
ま、用事はそんだけ。
……じいさまの性格だと、言うだけ無駄だろうけど。
あんた一人で抱えて、どーにかなる事じゃあねぇんだから。
そこら、考えろよな……トシなんだし。
[さらり、とこう言って、執務室を出る。
そのまま、詰め所から出て。
はあ、とため息一つ]
嗚呼。兄弟と呼ばれるな。
隣では姉妹、となるが。
[自ら進んでその言葉を使う事がないようで
何処か他人事のようにゲルダ>>419に声を返し]
なんだ、煽ててクッキーの催促か?
[照れ隠しもあってか冗談めかした口調]
善処してもらえるなら幸いだね。
[それ以上注意を促すことはせずにいるのは
これ以上言っても効果が薄いと思っての事だろう。
首を傾ぐゲルダから本の話題が出れば一寸視線が泳いだ]
あー…、本は好きだな。
伝奇も読みはする。
[活字であれば分類問わずといった所だが其処は飲み込む]
……あー……っとに!
あの勝負からこっち、やる事なす事ケチしかつきゃしねぇ……。
[思い出すのは、帰郷の一因となった賭場の揉め事。
今更な部分もあるため、出るのはグチとため息ばかりだが]
……とりあえず。
もどっか。
[それでも、ここにいても仕方ない、と。
宿へと向けて、歩き出す**]
[サンドウィッチを片手に歓談する女性陣。
時折垣間見える物騒さに片眉がピクと跳ねる。
だからといって冗談半分であろうと思ってもいたから
口出しはせずに使った薬を整頓し袋に詰め直していた]
――…ん。
[ゼルギウスの誘いを断るミハエル>>421の声が聞こえ
手元から視線を外しそちらを向けば
宿屋を出るミハエルの後背が眸に映りこむ]
如何したんだ……?
[表情は見えないが俯き歩む様はらしくなく見えて
少しだけ案じるような音色の呟きが零れた]
[新刊を手にお礼を言い、何かお返しをと言うゲルダにひらひらと手を振ると]
あー、別に良いって。忌憚ねぇ感想さえ聞かせてくれれば十分だ。
……あ、だがどうしてもって言うなら。
[と、そこでふと何かを思いついた様子でそう言うと]
煙草を売ってくれりゃいい。
持ち込みもしてるが、どうにも想定以上に消費が激しくなりそうだしな。
もちろん、お代はちゃんと払うぜ。意地でもな。
[そう言って、ニカッと笑った]
─宿屋・食堂─
あ…私も騒いじゃってごめんね、イレ姉。
赤ちゃん、びっくりしてない?
イレ姉も、体調は大丈夫?
[ゲルダがイレーネに謝るのを聞けば、うるさくしていたのは自分の方だと思い申し訳なく思ってこちらも謝罪をし。
逆にイレーネがゲルダのことを気遣うのを聞けば、自分もゲルダを心配げに見つめた。
だがそれも、ライヒアルトから言われた言葉で唸る自分の頬をゲルダに突付かれ、キーファーからも追い討ちをかけられれば観念したような苦笑に変わって。]
…うん、くすぐったい。
ゲルダの方が頑張り屋さんだよ?
[頑張り屋だから、という幼馴染にはきょとんと首を傾げるも。
ライヒアルトとイレーネ、ゲルダのやり取りを聞けばくすくすと笑みを湛えた。]
――否、前もって知れるだけ有り難いさ。
情報があるとないとでは心構えも違ってくる。
[細工師としての彼女の仕事を侮りはしていない。
同胞が作った銀の得物は危ういものではあるが
細心の注意を払えば何とかなるだろうとも思う]
獣の姿であれば躊躇いはしねぇだろうが
見知ったこの姿なら団長殿にも隙が出来るはずだ。
余り、殺し慣れてはいなさそうだし、な。
[クツ、と咽喉を鳴らす]
イレーネ、団長殿に届け物があるなら
クロエやゲルダと一緒に行ったら如何だ?
ゼルギウスも一緒でも良いだろ。
――…得物を渡す所を見せてやればいいさ。
[身重の同胞の状況を少しでも良くしようとしての提案。
あえて表での名を紡いで二人の判断を仰いだ]
うん、わかった。
…まだまだだなぁ、私。
[ライヒアルトからわかってくれたならと言われると困ったように笑いながら頷いたものの小さな声でぼやきを口にした。
心配してもらえるのは嬉しいが、祖父がいなくなって随分経つのにまだ一人立ち出来ていないのが自覚出来るので情けなくも思えて。
そんなところにブリジットがゲルダへと本を手渡すのを見れば、新刊?と首をかしげ微笑んだ。]
ブリジットもお仕事頑張ってるんだね。
あとで私にも読ませてね。
[こちらも本を読みはするが、単純に面白いとか楽しいとか怖いとか悲しいとか、そんな感想しか言えないものだから彼女の参考にはなれないだろうと自覚しており。
いつもゲルダが先に読んでから自分も読ませてもらっていた。]
あ…ミハエル君?
…大丈夫、かな。
[ゼルギウスの呼びかけに、ようやくミハエルが今まで黙っていたことに気付いたものの既に席を立ち出口へと向かうその背中は声をかけ辛い雰囲気で。
大人びて見えるものの自分よりも年若な少年を気遣ってあげられなかったことを申し訳なく思い眉を下げた。
追いかけようかと思ったものの、あの少年が年相応の甘えを見せることを厭う素振りを見せていたことを思えばしばらくそっとした方が良いかと思い、席に着いたままサンドイッチを口に運んだ。]
言わずとも分かっているとは思うが
イレーネの傍では吸うなよ、煙草。
あと、ミハエルの傍でも、な。
[ブリジットの言>>432に思わず念を押す。
何やら含みのある笑み顔>>435が見えて
青年はいやな予感に軽く柳眉を寄せた]
――…なんだよ。
[ぽつ、と返せば本を見せ付けられ
青年は知らず知らずのうちにその動きを目で追い]
読んで欲しいのか?
[意地の悪さが滲む表情が見えたから
問いに問いで返して視線を泳がせる]
[ちなみに。
ゲルダに渡した本と、今ちらつかせている本。
前者は、各種東西妖怪伝承を下敷きとした冒険紀行。
後者は異形の化け物の数多く出てくる伝奇ホラーであったとか。]
[ブリジットがライヒアルトに薦めている本を見ればゲルダの手に渡ったそれとは違うことが解って。
彼女の表情も見るに多分怖い本なんだろうなぁ、などと思いながらもくすくす笑って二人のやり取りを見た。]
―宿屋 食堂―
[席を立つミハエルに気づき、視線を送り]
無理してはだめよ。
[俯き気味のその背に、控えめに掛けた言葉は届いたかどうか。
小さく息を吐いて、前へと向き直った]
それなら、遠慮なく。
[ライヒアルトとユリアンそれぞれの言葉を受けて、籠をテーブルの上に置いた。
掛けられた布を取り、箱を一つ手に取る]
[掌サイズの箱の蓋を取ると、中にはさらに一回り小さなサイズの人形が収められている。
金の巻き毛に黒と銀のチェックのリボンとワンピースを身につける、円らな瞳の少女。
箱の内側にも布が貼られていて、それ自体が小さな小部屋のように見立てられ、傍には同じリボンをつけた黒猫がちょこんと控えている]
あまり派手ではなくて申し訳ないのだけど。
これなら、持ち運ぶのにも便利かと思って。
[別の箱の中にはバイオリンを持つ少年がいたり、綿で作られた白い子犬がいたり、それぞれに違う空間が作られていた。
シンプルなようでいて、細かな部分にまで配慮がなされていることは、見る人が見れば分かるだろうか]
……あら。
これは少し、タイミングが悪かったかしら。
[その中の一つから、赤い頭巾の女の子と間抜けな顔の狼が覗いた時には、そう苦笑を洩らしたが。
一通り見せた後は小箱を元のように仕舞って、相手の評価を待つ]
[本の種類が違う事に青年は未だ気づいていない。
クロエが笑っている要因が
自分とブリジットにあるとは知らず眸を瞬かせた。
視界の端ではカルメンとユリアンの商談が始まる。
カルメンの披露した人形に青年の眼差しは奪われた]
――…へぇ。見事なもんだな。
[男所帯ではこういった人形を目にする事は殆ど無く
意識することも無かったので其れは新鮮に映った。
タイミングが悪いと言った其れもチラと見えて]
ああ、御伽噺のアレか。
[子供に読み聞かせる事があった物語を思い出し
それから自衛団長の話が浮かび曖昧に笑う]
[カルメンが机の上に置いた籠は気になったが、商談ならば邪魔をしてはいけないかと思いそちらへは行かず。
サンドイッチをゆっくり食べベッティに美味しいと微笑み礼を言ったり、サンドイッチに挟まれていたハムだけ抜いて蒼鷹にあげたりしていた。
だがカルメンたちの会話やライヒアルトの感嘆が聞こえれば、どんななのかな、と気になってちょっと落ち着きがなく見えるだろうか。]
]
分かってるなら良いさ。
考え事しててうっかりは止めて呉れよ。
[ブリジットの返事>>443にゆると頷く]
そうそう、あの坊ちゃんだ。
未だ育ち盛りだからな。
[何だかニヤニヤされてる。
少しばかり調子が狂うのか青年は己がうなじを軽く撫で遣り]
――…やれやれ。
読ませて頂こうか、大作家殿。
[彼女の手を留める為に言葉を紡いだ]
―宿屋 食堂―
お褒め頂き光栄だわ。
[他方から掛かる声に視線をずらして、その主であるライヒアルトを見た]
そう、それ。
別のお話にすればよかったわね。
[そう言った時には、既にその箱の蓋は閉じられていたが。
それから視線はその奥、彼と話す女性が持つ本に何気なく向けられた]
気になるなら見せて貰ってきたら如何だ?
あちらさんは人形作家殿。
人形を作るのを生業にしてんだから
見せて貰って作品の感想、言ってみると良いさ。
[落ち着き無いクロエの意識が其方に向いてるのに気づけば
軽い口調でそういってチラとカルメンの方を見る]
愛でられる為の人形、だろ。
良ければ見せてやって呉れるかい?
[コトと首を傾げ話を振った]
如何致しまして。
もっと気の利いた台詞が言えればいいんだが。
[カルメンの返しにクツリと咽喉を鳴らし]
まぁ、気にする奴は居るかもしれねぇが……
物語の結末を思えば悪くはねぇんじゃねぇか?
めでたしめでたし、で終わるだろ、あの話。
チラとしか見えなかったんであれだが、
他のと比べても遜色のない出来に見えた。
其処は売り手の腕次第、だろうよ。
[なぁ、とユリアンに同意を求めてみせた]
[カルメンの手元にある赤い頭巾の女の子と間抜けな顔の狼>>441
御伽噺の結末を思えばその解釈は間違ってはいないのだが]
間抜けだと言いたいのかねぇ。
……ふ、間抜けな狼に喰われてみるか?
柔らかで甘い女の肉は好物だ。
[人には聞こえぬ聲は何処か意地の悪い響き。
揶揄るような人形と作り手に眼差しを向けるが
冗談半分といったところだろう]
勿論。
[ライヒアルトににこりと笑い、一度仕舞った小箱を一つ手に取る。
少し傾けて蓋を取れば、赤と青のコートを着た双子の姿がクロエにも見えるか。
中央の銀の鳥籠の中には瑠璃で作られた小鳥が一羽。
それは少し前に細工師夫婦に頼んだものだったか]
そういえば、その子は?
[中身を掲げたまま、ふと彼女の傍にいる蒼鷹に視線は移る]
そうなのだね
ライヒ君はそういう呼び方はしないのかい?
[思い出したように云う素振りと何時もの様子からしてライヒアルト自身が使う事は稀なようにも娘は感じて。]
ふふ…ライヒ君のクッキーは美味しくて好きなのだよ
子供たちが少し羨ましいな
[催促でも何でも事実は事実だと娘は語る。]
ン――――…一応は信用してもらえたのかな
[促された注意に、あくまでも自分は気をつけてる心算だと言い張るようで。周りから如何見られているかは娘の図り知る事ではなく、にんまりと微笑んでまかせたまえよ、と言いたげな表情を向けるのだった。]
本の虫とはこの事かい?
偶に本を買いに来てくれるものはジャンルは問わなかったようだし
ブリジットの描くお話は面白くて好きなのだよ、と僕は太鼓判を押しておくよ?
[そう云いながら、ブリジットがライヒアルトに本を勧める様子を嬉しそうに見詰めていた。]
あ…ライ兄読むんだ。
えっと…がんばって、ね。
[ブリジットが本を仕舞うのを止めるのを聞けば、以前興味本位で彼女のそれを読んだことがある自分は内容を思い出し苦笑いをした。
こんなことを言えばまた子供扱いされるのだろうが、怖いというかなんというか、名状しがたい内容でしばらく夜が怖かった程だったので。
とはいえ活字に慣れているライヒアルトならば気にはならないかもしれないが。
落ち着きの無い自分を見てライヒアルトから言われた言葉には、そんなに態度に出ていたかと慌てた。]
え、あ、わ、私そんなつもりじゃ…だ、だってお仕事中だったら邪魔しちゃ悪…
え、ぅ。
あの、お仕事の邪魔しちゃってごめんなさい。
ちょこっとだけ、見せてもらえるだけで良いから。
ライ兄も、ありがと。
[こちらが言う前にライヒアルトがカルメンに頼んでくれ、それを快諾されるのを見れば赤くなりながらもカルメンとライヒアルトに礼を言って。
カルメンがこちらに見せてくれるのを見れば、わぁ、と表情をほころばせた。]
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