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あははははー。
ボク、やられちゃった、せっかくキミには不戦宣言したのに、ごめんねー。
[アーベルにはにっこりと笑いつつ、傍らにきたイレーネを見上げるように見て]
ん、やっぱりイレーネさんはイレーネさんだねぇ。
偽者だったんだ、そりゃそうだよねぇ。
やられちゃったんだ、けど、まだ死なないらしいよ、ボク。
なんだかそろそろ痛みも感じなくなってきててやばそーだけど?あは。
[赤い姿の向こうに、動く影が二つ。
赤の海に、何か――誰かが、沈んでいた。
鉄を含んだ、知らない、否、よく知っている臭いがする。
視界がぐらぐらと揺れる。
まるで縋るように、端末を強く、握り締めた。]
[何処までも猫に近い相手の言動に、
あはは、と小さく声を上げて笑う。
続く言葉に、笑みを浮べたままゆるりと首を傾いで。]
…あれ。随分な言われようですね。僕。
何をしたいかなんて、決まってますよ?
――ずっと前から、ね。
[翠を瞬いて、ぽつりと言葉を返す。
尤も――何をしたいのかと。其れを問われた所で、
笑みしか*返って来ないのだろうが*]
[アーベルとイレーネが飛び去っていったあと、屋上に一人残された形。
だがそのことを気にする様子もなく、虚空を見つめる。]
……私は…ナターリエ・ヘルゼーエン。先見の神子。
組織から、Schwarzes・Meteorの総帥アルトゥル=ウルリヒの未来を見るために送り込まれた。
相棒は組織のスパイ。でも、ここに来る途中。森を移動していたら。突然襲ってきた黒い影に襲われて。彼は私を守ろうとし。私は逃げたけど。黒い影は追いかけてきて。体力のない私。すぐに追いつかれ。名前を聞かれて。目を覗き込まれて……
[ぶつぶつと空言を呟く。
その間にも彼女の中では、ぽろぽろと『ナターリエ・ヘルゼーエン』の殻は剥がれ落ちていき……]
[球体は意志を失ったのか、コロコロと転がり。
言葉には頷くものの、むしろ先程より酷く
少女はてぃるが近づくのにも気付かず
……触れられて、気付いて、顔を上げて。]
…………会いたいのに……
[と、呟く。
呟きにモニターにちいさなノイズ。]
あら、何かしら。
そんなに見つめないでよ、照れるじゃなぁい。
[アーベルが目を細めこちらを見てくる様子には、頬に手を当て軽くしなを作り。
手を当てた頬は僅かに朱に染まるか。
イレーネの問いには]
どうして?
アタシもこの『遊戯』に参加してるんだもの。
他の参加者を知っててもおかしくないでしょお?
[こてりと首を傾げる]
にせ、もの。
私は、私――私しかいない。
[ルージュに向ける視線の険しさはそのままに。
やられちゃったんだ、と言って相変わらず口癖のように
笑うユーディットには――泣きそうに――少し眉を顰めて]
こんな痛いじゃんけん、知らない。
どうして――?
どうして、痛くないようにできなかった、の。
[それとも、これが理不尽な現実]
…会いたい?
[ぽふり、と少女の頭の上に手を置く。
けれどそれ以上はどうすればいいのか分からず。
呟きを拾うとただ尋ね返して]
…何だ?
[ノイズの僅かな音が耳に入り首を傾げた]
ま、仕方ねぇだろ。
勝負なんざ、時の運だし。
[別に謝る事じゃない、とため息混じりに言って]
ま、取りあえず、当分殺されはしねぇだろうから、今の内は寝とけ。
[それだけ言って、意識は目の前の真紅に集中……しかけて、なんだかがくっときた]
……野郎にんな反応されても、嬉しくねぇよ。
う え ええぇぇえ……
や だやだやだ、
[気持ち悪い。
泣き出すのでもなく、顔を顰める。
頭を抱えて、蹲った。
世界が、遠い。]
[イレーネの言葉には、口の端を上げて笑顔を作りつつ、]
あははは。
ボク、人が痛い顔するの見るの好きだからなぁ。
自分が痛いのは、やだけどさぁ。
でも多分、これが「遊戯」なんだよぉ。
[眉をハの字にしながら言った。]
[当然、と言わんばかりのルージュの仕草には]
さんか、しゃ。
ゆう、ぎ。
[――遊戯――遊び――戯れ――]
こんな遊び、知らない。
こんなの、遊びじゃない。
こんな遊びなら、私、やらない。
[威嚇するように、翼が毛羽立つ。
冷めたその羽先は文字通り、刃先のように]
あは。
ただ、ボクの目下の困りごとは…、ご主人様に捨てられちゃうかもしれないって、事、だよねぇ…。
[ブリジットにも目線を流した後、言葉はだんだん小さくなり。
手に握った大きな鎌は、ぐなりと揺れるとその形を変え、持ち主の手首に腕輪のようにして嵌った。
そのまま、ゆっくりゆっくりと上瞼が下瞼に近寄り――]
あー…ねむ……
[広がる赤い海の中、黒鳶色の瞳は瞼の裏にその姿を*隠した。*]
[コクリ]
……………ユリアンに
[頭上の僅かな重みに、言葉が零れる。
……また、モニターの画像が瞬時乱れ。
モニターにはグリッド上に赤い点と青い点。
赤い点の脇にはユリアンとエーリッヒの名
そうね、アナタはアナタ。
アタシはアタシ。
けどアタシは時には他人に成りすます。
アナタの姿、ちょっとお借りしたわぁ。
[険が篭ったままの視線を向けてくるイレーネにクスリと笑いながら告げる。
楽しげに真っ赤な唇の両端が吊り上がったが、聞こえたアーベルの言葉にそれは下へと下がる]
あー、差別はんたーい!
心はオンナノコなのにぃ。
[酷いわぁ、と言いながら両手で顔を覆い泣いた]
[……振り]
[遠く、ブリジットの呻くような声は耳に入っただろうか。
微かに目を細め、やはり嫌悪が向くのは目の前の紅]
人が痛いのも、自分が痛いのも、駄目。
それが遊戯なら、私は、そんなもの大嫌い。
大、嫌い――。
[ふわりと翼が傷口の上に翳される。
先端に集中する熱、羽根が溶け出し数滴透明な液体が落ちる。
それはそっと傷口に同化するように。
それに気付いたか者がいたかどうかは、分からない]
[虚空を見上げていた頭が、ガクンと落ちる。
俯き、顔色の伺えない状況で暫し静止していたが、やがて細かに肩を震わせ]
………くす。
[小さく笑みを漏らすと、ばっと前髪を掻き揚げる。
そこから現れたのは、ナターリエ・ヘルゼーエンの微笑みとは異なった、嗜虐的な色を多分に含んだ微笑み。]
あーあ。さすがにそろそろ限界やったか。
まったく、最後の最後に銀翼のやつにネタばらししてしまいおってからに。
せっかく、おもろいことになりそうやったのに。
[泣き真似からけろっとした表情に戻すと]
やらないなんて言ってられないわよ。
アナタだって既に参加者。
いずれやらざるを得なくなるわ。
そんな素敵な力があるんだもの。
[イレーネの背中で逆立つ翼に視線をやる。
その少女がここへ連れてこられた大きな要因]
[目端でユーディットが瞳を閉じるのを見れば]
ちょーっとやりすぎたかしらねぇ。
回収前に死ななきゃ良いけど。
[加減難しいわぁ、などと呟いて。
しばらく後、手当て可能なうちにユーディットはスタッフに回収されることだろう]
[ブリジットの声に、視線を一瞬そちらへ流す。
細められる、蒼。しかし、言葉は紡がれない。
ユーディットが目を閉じる様子、イレーネの行動。
目の前の真紅へと視線を戻しつつ、それらを見やり]
……泣き真似すんな、気色わりぃ!
[一刀両断]
…ああ。
[なるほど、ユリアンはこの少女の絶対存在なのだなと。
おぼろげに理解する]
この座標軸だと、廃墟区画か。
大して遠くはなさそうだが。
[脇から操作盤に手を伸ばし、幾つかの操作を加える。
グリッドに合わせるように地図と映像を呼び出して重ねる。
それが簡単にできてしまうのは少女の能力の名残なわけだが]
直接行くか。
或いは君から呼ぶ手段はないのか?
――……………、
[涙は零れない。
泣き方を知らないように。]
痛いのは、嫌、
だけれど、わたしは……
それなら。
[ぽつり、ぽつりと、声を落とす。]
[そう言うと、んーっと伸びをして、手足の柔軟運動に入る。]
あー、肩凝った肩凝った。
他人の意識に体使わすと、疲れてもうてしゃーないわ。
出来るなら、もっと効率的な体の使い方してほしいとこやねんけど。
[そこまで言うと、にまりと哂い]
ま、しゃあないか。そんなん『見える』の、うちくらいなもんやろうし。
[そう言いながら、バキバキと凄い音の鳴る柔軟運動を続ける。]
やらなきゃいけないなら、それは遊びなんかじゃない。
貴女にとって遊びでも、私には遊びじゃない。
だから、私は遊ばない。
これは、遊びじゃない――っ。
[死ななきゃ良いけど、という軽い呟きに
翼は制御を離れて鎌首を擡げる。
羽先が針のように、勢い良く紅を縫い止めようと]
いやぁん、アーベルちゃんがひどぉい!
アタシ傷ついちゃったぁ。
[今度はうるうる。
本気なのかわざとなのか。
その様子からは計り知れない]
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