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[天からの小言、の言葉には軽く肩を竦め。
続けられた言葉と翠の陰りに、軽く、腕を組む。
右手は、左の腕の一部を掴むように]
……終わりにする、か。
それに関しては同意するが……。
俺が知ってる事なんて、限られてる。
喰らうものと、見極めるもの。
それから……。
[言葉はそこで一度途切れ。
緑は目の前の医師から、墓碑の方へと流れる]
阻み、護るものがいる、と。
[言葉の後、しばし、沈黙。緑は再び医師へと戻る]
伝承が伝わる地方によっては、他にも色々といる事もあるようだが。
この近辺に伝わるのは、それらの攻防の物語が主体かな。
-ミリィの家前-
[暫く歩くと、見慣れた屋根が見え、壁の色が見えてきた。
どこかしんとした気配。いつもならミリィの母親が楽しそうに忙しく動いたりして、自分に気づけば優しく話しかけてくれたのに、今はそんな様子もなく。]
おばさん、居ないんだ…。
[誰かがそういえば、隔離、などと言ってなかったか。
軽く首を振って、そっと扉へと近づき、戸を叩いた。]
ミリィ、ミリィ居る?
いつもたっぷりと貰っているようですから。
[アーベルには軽く返して。
墓標へと顔を向けるエーリッヒを静かに見つめる]
見極めることができるなら、喰らうものから身を護ることも出来るでしょうか。
それとも護る者でなければ無理なのでしょうか。
[その返事は次第に独り言のようになる]
私にその力があったら。
[呟いてから頭を振る。
流れた黒にその表情は隠れて]
やはりその場所に伝わる通りになるのでしょうか。
…本当になってしまうのでしょうか。
[憂いを帯びた声で二人のどちらにも問うように]
お?
[集中しながらも、リラックスを忘れない、ある意味最高峰に近い形での作業中に、扉のノックの音、それから、イレーネの声が聞こえてきた]
おーおー。
母さんー?入れてあげ……って、そうか、いないんだっけ。
[いつものように、母に頼もうとしていないことに気づき、慌てて、立ち上がって玄関までダッシュ。
扉を開けると、そこには、昔から何度と無く見たイレーネの姿]
やっほー。イレーネ。
どしたん?
まあ、こんなところで立ち話もなんだし、まずはずずぃっと中まで。
[言いながら、イレーネと共に、自分の部屋まで歩く]
年寄り連中は好きだからねえ。
そういう話は、特に。
[エーリッヒの語る、伝承。
ティルも言っていたように、御伽噺として聞く事が殆どだったが]
天はニ物を与えず――だっけ?
二つの力を同時に持つ事は、出来ないんじゃない。
そんなのがいたら、人狼なんて滅んでると思うね。
[腕を組み、片側に体重を傾けた青年は、憂うというよりは気怠けに]
自衛団が動いた時点で、既に、賽は投げられている。
人狼が本当にいるのなら、大人しくはしてないと思うね。
イレーネも名乗り出た事だしさ。
[突っ込みに対するアーベルの答えに、やれやれ、と息を吐き]
そりゃま、沈み込んだり寝込んでなければ、それはそれでいいだろうが……。
[やっぱり問題違うだろ、と思ったがそれは置いといて]
見極めるものたちに適うのは、生ける者、死せる者の本質を知るのみ。
護るものであれば、牙を弾く事もできるかも知れないが……。
自身にその力を及ぼす事はできないらしいね。
[静かな言葉。口調はどこか、他人事めく]
本当になるのかどうか、か……さて。
ならずにすんで欲しい、というのは、あるけどね。
護るもの。
[意味ありげに流れた視線を追いかける]
可能性として覚えておきましょう。
[唇の端が吊り上がったのは、黒に隠れ]
口伝が全てでもありませんが。
ここへきても名乗り出ないというなら、結社の者は居ないのでしょう。居れば混乱を助長させるようなことはしないはず。
となれば皆が頼るものはそれが主体となる。
…歪めてしまえばいいと思いませんか?
[楽しげに囁く]
賽は投げられた……か。
[アーベルの言葉に、ふ、と緑は伏せられ。
左腕を掴む右手に、力が篭る]
名乗り出……ね。
思えば、あの子も無用心な。
[イレーネの名に、零れ落ちるのはため息混じりの呟き]
やっほ。
うん、ちょっとミリィの顔見に。
[言いながらミリィの後をついていきながら、彼女の手や足を後ろからみる。打ったのは足だったっけと思っていたが、違和感を感じたのは左手だった。
部屋に通され、何時ものように空いている場所にぺたりと座る。
部屋の中央にはミリィの未完の大作が置かれていた。
以前見せてもらった時よりは進んでいたが、進み具合は以前のそれよりは大分ゆっくりな感じを受けた。
暫く絵を見上げていたが、視線を親友にもどしながら。]
ミリィ、左手どうしたの?
昨日こけてたから、怪我してるとは思ってたけど。
[オトフリートとの経緯など知らないまま、そう尋ねた。]
無謀と勇気は紙一重――ってところかな。
頼もしい騎士がいるから、安心していたのか、
……さて。
[他の可能性は、明確には口にされない。
ふ、と眼差しを墓地の外へと流す]
彼女は誰を視る気なんだろうね。
そうですか。
やはりどこでも伝わるものは大差ないのですね。
どれか一つでも力があれば、と思ってしまうのは愚かでしょうか。
私に出来ることは、余りにも少ない。
[最前の一幕を思い出したか、重い溜息をつき]
…イレーネ。
そう、伝承の通りなら彼女は危険に晒されてしまう。
獣の牙に対抗し得る、護り手。
[ぽつりと呟き復唱するように。]
結社…ですか。大きな組織。
大した力もないのに、数が多いから厄介だって。
父さんが言ってました。
[結社のネットワーク。直接的ではないが人狼らにとっては邪魔でしかない網だ。]
歪める、つまり。
…生贄を作るんですね。
[神妙に、囁く]
名乗り出なければ、始まらない。
そういう意味では、正しい行動なのかも知れんが……。
[それにしても、と小さく続ける。
明示されない部分──『他の可能性』は、思考にあるのか否かは、外見からは定かではなく]
誰を、か。
確かに、気になる所ではあるな。
護る者は、それを知っているのでしょうか。
力を持つものは皆、自覚をしているのでしょうか。
[アーベルの視線を追いかける]
占われるのは、誰か。
その結果によっては……。
[語尾は小さくなり消える]
[完成する前の絵を隠す気は特に無く、あるがままの現在状況の絵は、イレーネの目にどう映ったのか、ミリィは知らない。
ただ、描いている途中の黒っぽい画面はあまり映えないだろうなあと思った。
やがて、イレーネがミリィに視線を預け、切り出した言葉に、少しだけ困ったように眉根を寄せた]
あー、これねー。
[視線の高さまで上げてヒラヒラと振ってみせる。
それだけで、激痛が走ったが、顔には出さない。
さて、どうしようか。
きっと、心配するだろうからあまり言いたくないことではあったが、イレーネも昨日、なにやら重大な告白をさらしたこともあり、包み隠さず、素直に言うことにした]
まあ、なんつーの?
昨日、自衛団の人達が、うちの両親連れてったもんだから、ちょいと自暴自棄になっちゃったんだ。
ああ。勿論。今は落ち着いているよ?その後も経過は悪くは無いんだから。
地域差はあれど、基本は変わらないでしょう。
大元にあるものは、同じなのだから。
[さらりと言って。
力を望むオトフリートの言葉と、危険、という単語に、ふ、と、緑は陰り、伏せられる]
そう。伝承を集め分析して、抗う者達。
個々の力は大したことがなくても、侮れないものですが。
居ないのであれば重畳。
ええ、彼ら自身に捧げてもらいましょう。
流される血は我らの力となる。
そして宴に華を添える。
さあ、どうでしょうね。
力はあれど、自覚があれど、正しく使うとも限らない。
[ゆっくりと瞬くと、腕を解いて伸びをした]
結果によっては。
“敵”が、はっきりするでしょうね。
[語尾を次いだ台詞は、まるで、何でもない事のよう]
其方のほうが、良いかな。分かり易くて。
さて、と。
死者の眠る場でする話でもないだろうし、
俺はそろそろ失礼しようかな。
[言うなり、くるりと向きを変え、一歩踏み出した]
そっか…。
[それでおじさんおばさんらが居ない事の経緯は理解できた。仕方の無いこと、とは思ったが。
ミリィの家族中はとても良かった。それが一時でも無理やり奪われるのは辛い事だろうなと思った。
ふと、普段思い出さない自分の両親の顔が頭を過ぎった。
優しい父親の穏やかな笑顔と。
冷たい母親の憎み睨む顔が。]
あ、そうだ。
[口にして切り替えれば、そんな両親の顔も掠れて消えてゆく。
言いながら、ポケットから一つ包みを取り出しミリィに渡した。]
痛み止め。もし、まだ痛むようなら飲んでみて。
お医者先生が処方してくれる奴で、私もよく飲んでる薬だから。
[良く飲むのは、良く傷つくからではあるが。そのあたりはあえて暈しながら。]
[散歩するなら落ち着ける、人のいない方へ、と思って道を選んでいるうちに、気付けば宿近くの広場までやって来ていた。]
え、あれ。人がいない。
[常ならば人が集まるであろう場所。
きょろきょろとしていると、一方から視線を感じて振り向いた。
途端、視線の主はさっと建物の陰に隠れてしまう。]
ああ。
[それで悟る。]
そうか、ここは容疑者が集う場所、だから。
避けられてるのか。
[こんな単純なことに気がつかなかったなんて。
村人からの視線を気にしないでいたとはいえ、あまりに注意不足だろうと呆れた。]
…敵。
[低く繰り返す。
続いた言葉にはフッと表情を崩して]
そうでしたね。
安寧の場所で持ち出してしまい、失礼をしました。
私も一度診療所の方に戻ります。
今日はまだ何が起こるか分かりませんから。
[背を向けたアーベルとエーリッヒに穏やかに言う。
アーベルに続くように踵を返す]
[アーベルの力持つ者への論。
何か思うところでもあるのか、刹那、掠めた笑みは何故か自嘲を帯びていた。
もっとも、それは一瞬で消え失せてしまったが]
……敵、ね。
まあ、確かに。
すぐに見つけられるなら、それはそれで……か。
[ぽつり、と零れた呟きは淡々と。
死者の眠る場、との言葉には、そうだな、と肩を竦め]
……ああ。
俺も、一度家に戻るとするか。
[踵を返す二人に、そう告げて。
もう一度、両親の墓碑に向き直る]
……じゃ、また。
[短い言葉は、風にとけて、流れ]
─家─
[日が昇っても、仕事にもいけない。何もすることがない]
…俺って、本当に仕事ばっかしてたんだなあ。
[苦笑いをして、ふと家の中を見渡す。
昔は父ちゃんと母ちゃんと、3人ですんでいた家。
母ちゃんがいなくなって、父ちゃんが死んで。気がついたらひとりぼっち。
急に人恋しくなって、家から逃げるように、外に出た]
だって。それ以外に、どう使えと。
「信じられる者を探す」なんて使い方していたら、
此方が先にやられると、そう、思いません?
彼女がどう考えているかは、知らないけど。
[二人には背を向けた侭、されど口許に笑みすら掠めさせつつ、言った]
…ふふ。
まず間違いありませんね。どちらもただ「知っている」だけにしては明確な答えが返ってくる。
[クツクツと哂うコエは赤の世界だけに流れる]
分かり易いのをお望みだそうです。
望まれたら応えて差し上げませんと、ねえ?
[イレーネから痛み止めを受け取ったら、心から嬉しそうにミリィが微笑んだ]
おー。助かるよー。
見ての通り、浅い傷なんだけど、たまに痛んだりするのよ。
……カルシウムの問題かな?
[軽口を交えながら、さすがに常時痛んでいるということだけは伏せておいた]
―――そう言えば、イレーネ。
話は良く聞いてなかったんだけどさ。昨日、なんか辛そうな顔してたけど、大丈夫?
もしかして、なんか嫌なことあった?
……ああ。この事件に巻き込まれたこと事体が嫌なことか。
うーん。でも、大丈夫だよ。なんとかなるなる。きっと、何事も無く事件も終わって、なーんだってなるよ。うん。
[昨日は食事をとった後暫くしてから宿を出た。暗い中、幾らかの間辺りをふらふらとうろついていたが、空が白み始めた頃家の方向へと戻っていき]
……。
[そして現在。いつものよう、広場へ続く道を歩いていた]
……真理、つくなぁ。
[立ち去り間際のアーベルの言葉に、零れたのはため息混じりの言葉]
信じられる味方を増やすか。
それとも、敵となるものを見出すか。
……彼女が、どちらに重きを置くかで、色々と変わるだろうな。
[小さく呟いて。
それから、ふるりと首を横に振る]
……信じられるもの……ね。
[小さく呟き、向かうのは自宅]
[隠れてしまった視線にはもう構うことはせず、手持ち無沙汰に噴水の縁に腰掛ける。
水の音が心地良い。乾きとは真逆の、恵みの音。]
……はあ。
[一心地つく思いでため息をつく。
と、視界に白いものが目に入った。]
……ん。
お前、今日は一人なの?
[ちょいちょい、と手を出してそれに話しかける。]
カイン、こっちおいで。
[そうして猫が寄ってくれば、優しく頭を撫でてやる。]
[家を出て、通りに出てみる。
近くに居た人が、視線を合わせようとせずに、その場を去っていった]
は…はは…
[逃げるように駆け出していく。走る。走る。
気がつけば、広場まで来ていた。そしてそこには、見慣れた女性の顔]
ユーディ姉ちゃん!
[思わず、飛びつかんばかりの勢いで、近づいた]
カルシウム…?骨まで怪我したの?
[軽口に生真面目に、ほんの少し眉根をよせ心配そうにミリィをみたのは本心な様子。
たまに冗談はこういった調子で封殺されてゆく。]
…あ、うん。
[昨日のあれはミリィには伝わっていなかったようで。]
それは、そうなんだけど。えっと。
………私、人と人狼を見分ける事が出来るの。そういう力があるって、父さんから伝えられて。
一日一回だったりとか、すぐ視れるわけじゃなかったりとか、色々と面倒な事もあるんだけど。
[そう昨日、ユリアンに言った事と同じ事をもう一度ミリィに告げたあとで。下を向く。]
ねぇ、ミリィ。
私は誰を視ればいいのかな。
[俯いたまま、ぽつりと親友に問いかけた。]
─自宅─
……あれ?
[帰り着いた自宅には人の気配はなく、玄関にも鍵がかけられており]
でかけてる、のか?
[小さく呟きつつ、鍵を出して戸を開ける。
人の気配のない空間。
飾られた花が、やけに冴え冴えとして見えた]
……こっちの方が。
気楽なはず……なんだが。
[しばしその場に佇んだ後、こんな呟きを漏らし。
軽く、頭を振ると、自室へと向かう]
[大きな声にふと顔を上げる。
よく知った少年が、全力で駆けてくるのが見えた。]
ティル。
[にこりと微笑み、素早く猫を抱き寄せる。]
どうしたの、そんなに慌てて。
今日はお仕事は?
[やがて一軒の店の前で立ち止まる。営業中との札がかけられてはいるが、普段と違って開け放されていない、「何か」に警戒するように閉ざされた戸]
やあ、今日は。
売れ行きはよいかい。悪いかね。それもまた結構。
ブリジット=フレーゲが……
[それに向かって挨拶する。言い切る前に扉がキィと小さく開けられ、隙間から中年の店主が顔を覗かせた。店主は来客を複雑な表情で見つめながら、遠慮したように口を開き]
「……何をご所望だい」
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