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[鈍い音。
……星が飛び散った。
ぐらぐらする。
視覚も聴覚も、触覚すらも、痛覚に上書きされて一瞬失う。
知らず、涙が滲んだ。]
だ、大丈夫ですか…?
[大袋を持ったまま重なり合ったに近づき。][血の匂いの元を自然と探す。]
怪我してるの、ノーラさん?
何処ですか、見せて。
何があったんですか…
[そうして傷の後を探そうと彼女を注意深く見て。]
ちょ、一体全体、何がどーなってっ……。
そっちもこっちも、大丈夫かよっ!?
[開いた玄関、折り重なる人。
血の臭いは、僅かに何かを思い出させるものの、今はそれは振り払い、そちらへと]
[前頭部がずきずきと痛むが、今はそんな自分に構っていられない。
一番大変なのはノーラなのだ。
...の右腕が丸々ノーラの血で真っ赤に染まりながら、それでも広間の中にブリジットの姿を見つけると、痛みで起きた火事場の馬鹿力よろしく、普段より大きめの声で状態を叫んだ]
ブリジットさん!
ノーラさんが自衛団に撃たれました!
見たところ致命傷ではないし、意識も回復していますが、至急手当てを……!
ああ…
ええと
…とりあえずユリアン君はこっちに
[体勢を普通に戻した]
[ぐいと引っ張る]
戻ってきなさい。
大丈夫ですか? …ええと、皆さ
[言いかけた言葉がとまった]
[血のにおいは、そこから]
――・・・・っ
[頭の芯が痺れるような感覚。
手が離れた瞬間、我に返った。]
ん、え?
[きょとんと周りを見渡し、玄関に視線が行った。]
偉いぜ、ぼうや、それでこそ男だ。
[蹲りながらも、ノーラの身体を落とさなかったミハエルに慰めだか励ましだか解らない声をかけながら、男は神経を逆撫でるような鉄の匂いの根源に視線を向ける]
撃たれてるな。
[声は低く沈んだ]
[ブリジットが来てくれて、ハインリヒがノーラを受け持ってくれたので、傷に触らぬように受け渡すとユリアンと同じく火花がちかちかとしている視界を抑えつつ、広間の椅子に深々と腰を下ろした。
そしてハインリヒの言葉に深く頷くと]
どうやら……ギュンター団長が殉職されたせいか、自衛団が若干暴走気味のようです。
[そうして、自分が見た全部と、その時の自衛団の対応を全員に語った。
ノーラが撃たれていた事。
自衛団がそれを悪だと思ってない様子である事。また集会所に居るメンバーを嫌悪している節が見て取れる事]
[人の声に意識が戻ってくる][同時に銃創の激痛も戻ってくる]
[幸い銃弾は右の腕を貫通していただけで][致命傷にはなっていないようだ]
[ブリジットに左手で右腕を指差す]
[咄嗟に、誰にとかどうしてとかは言わない方がいいだろうと思ったが]
[ミハエルの言葉が聞こえてきて][小さく首肯した]
……えーと、取りあえず。
何がどうして、どうなってんの?
[室内側にいたクレメンスに近づいて、問いかけた直後に。
ミハエルの話が聞こえて]
……どうっしようもねぇな……っとに。
[口をついたのは、呆れと、それから、苛立ちを帯びた言葉]
[錆びたような臭いに顔を顰める。
イレーネの側から離れ、玄関に向かおうとした。]
え。
撃たれた、って・・・なんで。
[ミハエルの声が届き、足は止まった。
戻れないとは聞いていたけれど。]
[手が離れれば現実が押し寄せてくる]
あっ。
何か、お手伝い…。
[怒涛の展開に最初はわけもわからず。
だが呆然とさせられた人団子は、その中に怪我人も含んでいて。
走り寄る人々を見ながら]
そんな…酷い。
[ミハエルの言葉にはそう反応しながらも、どこか諦め顔]
[男は、ノーラの身体を抱き上げ、駆けつけてきたブリジットに軽く頷く]
とにかく中で手当してくれ。見たとこ弾丸は入ってない。まず止血だな。
[恐らくは、威嚇のつもりで撃った弾が偶然当たったか…それとも当てようとした弾丸が狙いを外したのか…後者だとすれば、事態は最悪だと言えた]
わたくしが行っても祈ることしか出来ませんけどね。
[気の抜けたような返事にこちらも緊張感のない返事で]
大丈夫でしょうか?
[救助されつつある人々を見つめたまま]
……ぅーあ。
[引っ張られる感覚。
半分よろけながらそちらへと動いて、右手で自分の身体を支えようとしたが、昨晩の事が蘇って、動かせずに頭からぶつかる。が、衝撃はなかった。
間を置かず、叫ぶような声が聞こえた。ミハエルの声だと認識する。
視界が戻るより先に、その意味を理解する]
本当にやったん――……?
[眼を開くと、目の前が黒い]
[バランスを崩しながら腕を引かれたら、そういう――受け止められるような体勢に――なるわけで]
[ミハエルの強い声と、すぐ近くにいたハインリヒの声からノーラの傷の原因を知る。]
[ノーラに指された右腕を見れば、貫かれた丸い痕、そこから滴る血は未だ止まってはいない。]
[肩を裏側から見て、そちら側も同じような痕が残っているのを知り。]
…よかった、貫通してる。
ううん、良くはないけど…。
[弾を取り出す苦労はしなくていいが。][中を縫い合わせるような技量は生憎持ち合わせて居ない。]
[傷自体はさほど大きなものではなかったので、縫う必要はなく。][とりあえず、血塗れた服を切り腕を出し、消毒と止血を行う。]
[傷は深く、薬草は周囲の焦げた部分に塗る程度であまり使えなかった。][人の内側を塗るわけにはいかない。]
薬湯のほうがいいですね…。
ノーラさん、ノーラさん、薬湯を飲めますか?
[ノーラに呼びかけ、彼女の意識を確かめる。]
[ミハエル、クレメンツ、ユリアンが折り重なってるのは横に置いた。そっちからは血の臭いがしなかったからだが、そしてミハエルからノーラが自衛団に撃たれたことを聞き、顔を顰める。ただすぐにブリジッドやハインリヒが駆け寄ったのを見て、顰めた顔を元に戻すが、ミハエルの続けて話された言葉には、さすがに冷静ではいらないが思わず出そうになる悪態を寸の間で止めて、でも苛立ちは隠せずに。]
俺には死者をあいつらを悼む気持ちなんてほとんどないんでね。シスターの祈りがあるとないとじゃ大違いだ。
あいつらには贅沢すぎるだろ
[そして語り終えてから、ノーラの手当てが少し落ち着いたのを見計らって、徐にこう切り出した]
さすがに昨日の今日であの変化はおかしいです。
もしかしたらギュンター団長と言う枷がなくなったために、『役割分担における責任の暴走』が起きている可能性があります。
隣国の精神状態を確認する実験の中で、片方に強権力。片方は弱者と順位付けを行うと、次第に役割に引っ張られて、強権力側が弱者をいたぶると言う実験結果がありました。
さっきあった自衛団員は、昨日は人間として私達を扱っていましたが、枷がなくなった事で、自分達は凶悪犯を閉じ込めておく正義の味方と言う認識が生まれて、それによって私達に対して暴力的になった……。そういうような意識を先程の自衛団員に感じました。
[それはつまり、事件が終結するまでは自衛団員すらも己等の命を脅かす悪魔であると言う事――]
いえ、
この
[せっかく助けてあげたのにそういう反応をしたユリアンを見下ろす]
[にっこりと笑う]
手とか目とか痛くしてるおばかさんが、ちょっと後先考えてないだけですね。
[ためらいもなくバラした]
[アーベルを振り返り]
ユリアン君をこっぴどく叱ってあげるといいですよ、アーベル君。
[鳥肌立てた少年を、かるくそのままアーベルの方に押した]
[ノーラを運ぶハインリヒ。そして治療を施す、ブリジット。
心配ではあったが、己にやることはなく]
任すぞ
[とだけいって、苛立ちを隠すように倉庫へと]
[ノーラが中に運ばれる様子を、何処かぼんやりと見つめた。
眩暈がする。]
殉職。
おおかみにころされた。
だったら、おおかみを・・・・
[視線は何処へと向かうか。うわ言の様に口走る。
語尾は掠れて消えた。]
あー、おい、せめてその服…
[着替えろよ、と、男が言う前に、一気に喋り終えたミハエルが目を閉じる]
やれやれ…その見た目がすでに物騒だっての…
[彼に対する優しさというよりは、その右側をべったりと濡らした紅を隠すために、男は部屋の片隅から探し出した毛布を、ミハエルの上にかけておいた]
[ミハエルの語る言葉。
実験云々……は、興味はなかったけれど]
……はっ……。
じーさんのマメな性格が、見事に裏目に出やがった、って事かよっ……。
[吐き捨てるような言葉。
蒼の瞳に宿る感情が何か、他者が伺う時間は殆どなかったろう]
……はあ?
[クレメンスの言葉に、一転、惚けたような声を上げて]
手はともかく……目って……。
って、ちょっ!
[どういう事だよ、と問うより先にユリアンをこちらへと押され。
取りあえず、転ぶ前に支えようと手を伸ばし]
[ノーラが頷いたのを見て、袋から弟切草を取り出し、台所へと向かう。]
ハインリヒさん、ノーラさんお願いします…。
[途中でクレメンスの声を耳ざとく聞きつけて。][次ぎはユリアンを診るべきだろうかと思いながら。]
…シスター。
何かお手伝いできること、ありますか?
[もう何が何だか分からなかった。
ミハエルの言葉も理解したようなできなかったような。
頭痛も身体の痛みも慣れたというか感じるのが鈍っているというか]
…そう、だね。
[リディにそう答えたから、だったかもしれない]
[マテウスの申し出に一つ頷いて]
では、お手伝いさせていただきますね。
[そう言って、少し具合がよくなったように見えるイレーネに]
少し出てくるけど、大丈夫かしら?
[と声を掛けて。
その後でマテウスの後を追う]
[アーベルが受け取るのを確認すると、彼らを追って広間に入った]
[説明をする気は、さらさら、無い]
[治療を手早く終えたらしい]
[ノーラを見る]
…大丈夫、とは聞けませんね。
[目を伏せた]
[客観的に、今の体勢を考えたのなら、気色が悪いと思う。
健全な男子としては、正しい反応のはずだ。
ぞわぞわと、寒気にも似た感覚が背筋を通り抜ける]
って、そこまでばらすことないじゃ
[離れようとした途端、軽くとはいえ背中を押されて、またバランスを崩しかける。目の先に見慣れた青が見えて、先程の二の舞にはなるかとは思ったのだが、手を伸ばされたら、努力は無駄というか、逆効果じゃなかろうか。
そんなことを考える余裕は、なかった]
んあ?ああ、わかった。
[ブリジットが薬を作りに行く様子に、男は、もう一枚毛布を持って、ソファーの傍らに戻る]
奥さん、辛いだろうが、もうちょい目を開けててくれよ。薬を飲んじまったら眠って大丈夫だからよ。
[ノーラに話しかけながら、血を失って体温が下がっているだろう身体を毛布でしっかりと包むようにする]
イレーネさんは、少し休んでいた方がいいかもしれないわね。
[そう言って]
[恐らく彼女が見るには、それはあまり良い物ではないだろうから]
[ヴィントがきちんと返事を返したのにほっとして。][幼子は子犬のようにぱたぱたと、尾を振るような気配を見せたが。]
こわれる。こわれるのは、やだなぁ…。
[小さな意識はふるふる震え。][その場に蹲った。]
[ブリジットに手当てを受けながら、ミハエルの説明を聞いていた]
[小さくため息をついた]
・・・もう村へは戻れないってことかしらね。
それでも即皆殺しにされないだけ、ましなのかもしれないわね。
一体、これからどうなってしまうのかしら。
[その後に聞こえてきた言葉に][ユリアンに視線を送る]
貴様が。
………くはは。
実祖父を殺した貴様が。何を守ると?
[銀は強く雑音を混ぜながら。][まるで嘲笑うように高らかとワラウ。]
それに抗えば、どのみち壊れる。
お前の選ぶ道は、一つしかない。
[銀の声は。][追い詰めるように。][可能性を消してしまうように言ってしまう。]
[倉庫に行き、色々と漁って
そこにあったボロ布に油を染み込ませた。ただ苛立ちは消えない]
ったく、狼ども気がきかねえことだ
[去り際にミハエルがいっていた。自衛団員の態度。実験などしったことじゃないが、傭兵であるためか。そういうことは実感として知っていて]
はぁ…厄介なことこの上ないものだ
[ハインリヒに毛布をかけられると]
[痛みを顔に出さないように青白い顔で笑う]
ええ、すみません。
皆さんにご迷惑をおかけしてしまって・・・
[毛布をかけられたミハエルに視線を送り]
[ブリジットが向かった台所の方をちらりと見る]
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