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ねえ、巫女に……会いたいんだ
……会って、話をさせて
[少し怯えながら、聖殿を警護する者に告げる。不審がられ捕まるか追い出されるかするかもしれない。また聖殿の中でリディアに会えば、勝手に出てきたことに少しだけ気まずい思いをするだろう]
―聖殿・内部―
[部屋の外で起きた騒ぎは知ってか知らずか。
巫女は一人、机に向かい書を綴る]
央都の巫女姫様のよに、直接堕天尸を見い出せぬ以上……多少の危険は、やむを得ませんよね……。
[書に綴られているのは、島の長老に宛てた書状。
内容は――要約すれば、自身を囮に堕天尸を誘き寄せ、封印を試みるという危険な策を取るつもりである事。
そして、それに失敗した場合の事。
術に長けた長老であるなら、封じの儀式も行えるだろうから後を頼む、と]
……兄様やおじ様には、叱られそうですけれど……。
[それでも、と。
決意を固めた巫女は、書き上がった書状に、長老のみが開封できる特別な封を施し、折よくやって来た親族へと託す]
この書状を、急ぎ、長老様の元へ。
……兄様には、知られぬようにお願いしますね?
[書状を託し、また一人になると巫女は小さくため息をつく]
……このような辺境の地では、守護天将の助力も望めませんし……。
私が、確りしなくては。
[呟く瞳に浮かぶのは、揺るがぬ強き*決意の色か*]
−小屋−
[両腕を頭の後ろで組み、固い木のベットに転がり天井を睨む。
昨夜、眠りは浅かった。]
……………幻視か、それとも染め隠すか。
灰ならばまだしも黒は隠せないだろう。翼ごと隠すのでなければ。仲間の術を使うとしても…巫女の目は誤魔化せまい。
だが………
[目を固く閉じる。寄せられた眉の間の皺が深まる。]
………結局はクローディアに負担をかけるか。
[低い声と重い息を吐く。
すべて吐き切ってから勢いをつけて跳ね起きた。]
うだうだ考え込んでも何もならんな。
………何か食うか。
[昨日作った燻製の端とパンと水を腹に収める。
台所に残っていた赤い実を齧っただけ、今日はマシな方だ。
呆れたアヤメが差し入れる以外、調理した菜が並ぶ事はない。]
ホルストに収めて、後は…しばらく寝かせておけばいい。どうせこの騒ぎだ。要るなら言ってくるさ。
[新しい燻製を丁寧に切り取り、包む。
落とした端を集めた袋を貯蔵庫に入れて戸締りし、外へ出た。]
[翼広げ、大空を滑る。
地上から見れば淡い青に濃い影が落ちたかのようだろう。
風に目を細め、高度を上げる。遠くに反対側の海が見えた。]
…………。
[昨夜、見失ったましろの翼を思い出し、眉間に皺が寄る。]
[《鷹の目》と呼ばれても夜目が利く訳ではない。
ましろとは言え自身より小さな少年の翼は、旋回する間に遠ざかり見失った。
気にはなったが、追うには夜空は広すぎた。]
……昼であれば追ったものを。
[向けられた敵意を放置はしないと、舌打ちする。
やがて鋭い目がベランダ立派な屋敷を捉え、*高度を下げた*。]
― 聖殿 ―
[聖殿内で嘆願していると、近寄ってきた警護に捕まった]
……放して……放せよっ
巫女……に……いっ
[聖殿内で暴れていると、一言、入れと促される]
[部屋の中には巫女の姿。彼女と目が合えば、表情には現れずとも射すくめられる。ごく、と喉を鳴らして口を開く]
ねえ、巫女……
……堕天尸……見つけたら、どうするの?
捕まって、浄化……されたら、その人は……その人のまま……いられるの……かな……それに、痛くて、苦しくて、死んじゃうかも……しれない……のに
[その後に展開される子供の論理。準拠は身近な人の辿った数奇な運命と、非社会的な偏った価値観。やがて巫女から何らかの答えを紡がれれば、警護に連れられて聖殿を後にする]
― →広場 ―
[聖殿前の広場に降り立ち、聖殿へ歩みよろうとする。そこに、入れ違いに出てきたのは、昨日、広場でうずくまっていた少年が護衛とともに聖殿から出てくるのを目撃した]
おや、オーフェン、だったか。
−森−
[蒼天には太陽が輝く。
木々の合間、開けた場所。
懐から取り出したのは、一枚の羽根。
広げた手のひらの上に乗せて、包むように。
陽のひかりを写し取ったかのような淡い金。
されど、その根元の色は失われて闇に染まる]
―― AIRANAC, etemazem.
[羽根はひかりになり、ふわり、舞う。
薄ぼんやりと、鳥のかたちをつくった。
精霊にも妖精にも幻獣にも似て、異なる気配]
― 広場 ―
[俯いたまま護衛に連れられ聖殿を出ると、カレンの姿を見つけて近づき、お辞儀をする]
えっと……カレン、さん?
……この前は、ありがとう
[護衛は聖殿へと戻っていく。カレンに名を呼ばれれば、覚えられたことに、戸惑いと共に嬉しそうな表情を浮かべるか]
[聖殿から出てきたことを、少しいぶかりながら、名を呼ぶ声にはうなずいて]
ああ。あれから、具合はどうだ。吐くことは、もうないか?
どうした、こんなところで。
うん……だいぶ、良くなったよ
えっと、おかげさま……で?
[ぎこちなく笑顔を作り、自分の言葉に首をかしげる]
巫女に……会ってきたんだ
[カレンに答えると、聖殿の入り口を振り返る]
[周囲をゆるりと巡る、ひかりの鳥。
伸ばされた手は撫ぜるように動くも、温かみはない]
虚、堕天尸、結界樹……
[ぽつり、零す呟き。
見つめる先は島の中央]
...ete sarhis abera'k inan.
[小さく呟かれる言の葉は、
祈りめいて、呪めいて、唄めいて。
ふわり、ふわりと、漂う淡い金。
川の源流へと向かうのを見送り、*眼を伏せた*]
何もしていないな、私は。深呼吸の音頭を取っただけ。
ああ、そうだ、会ったら、渡そうと思っていた。
[腰のポーチをまさぐれば、取り出したのはいくらかの薬の包み。]
飲めば、腹痛に効くかも知れない。先生が分けて来いといったから、遠慮なく持っていって。
巫女に?オーフェンも、堕天尸が気になるのか。
[つられて聖殿を見やりながら、昨日の広場の騒ぎを思い出し、話を聞いてあのようになったのならば、さぞ不安なのだろう、と考えて]
僕に……?
……あ、ありがとう
[驚いて深紅の双眸を見開いた。先生?と首をかしげ、誰かから物を貰った経験がないため躊躇いながら、渡された薬の包みを大事そうに服にしまう]
うん、堕天尸……
気になるっていうか……なってるのかな……?
……あ、なってるみたい。うん
[逡巡しながら、最後には頷いた]
……カレンさんも、巫女に会いに来たの?
[結局、クローディアに会えなかった……いやあわせてもらえなかった。最終的に聖殿を追い出された...は、頬を膨らませつつ、聖殿前の広場の隅で座りながら空を見上げていた]
っとに、酷いよね! クロちゃんが大変だから私が気分転換を! って思ったのに追い出すんだもんね!
[折角良くできたスケッチが悲しんでみるのは、心がそういう感情を持ち合わせているからだろう。
知り合いの画家が、絵は見る時の感情によって表情を変える言っていたが、それは本当なんだと初めて知った。
そうして足をぶらぶらとさせているから、...はオーフェンとカレンには気づいていなかった]
[先生、という言葉に首を傾げるのを見て、]
ああ、先生は私の祖母で、施療院……病気の人を治療するところの主をしている。心配性のその人に頼まれたんだ。村のため、巫女に少しでも役に立つように、必要そうな人に薬を差し入れてくれ、と。……傷に効く薬が多かったか。護衛に渡そうかと思っていたけれど。
[戸惑いながら返してくる答えの様子は、ただじっと見つめていたが、ん、とうなずくと、さらにポーチからリンゴをだし、オーフェンの手のひらにぽんと置いた]
……施療……院?
村の……巫女のため……なんだね……
[一瞬眉を顰め、すぐに表情をなくす]
きっと、偉い人、なんだ……ね
[林檎がカレンのポーチから自分の掌に置かれるまでを目で追って、カレンの顔に視線を戻し]
……あり、がとう。
[困ったような顔をして、ぽつりとお礼を言うと、林檎をじっと見つめている]
ん、そうだね、先生は巫女というよりは、クローディアを心配している。
えらい、ね。私よりは相当上位の存在だろうな。私は日々、しかられてばっかりだ。……オーフェンのおばあさんは、優しい人だったのかな。
[黒髪の姉貴分とあわせ、彼女が苦手とする二大人物。わずか、眉が下がった]
泣く子には飴玉か林檎。施療院ではそうしてる。君は泣いては居ないけれど。そんなものをポーチに入れていたら、重くてしょうがないから、持って行ってほしい。
巫女と、クローディア?……違うの?
……そういえば巫女、婆様のお話とは、ちょっと違った……かな
[首をかしげて聖殿に顔を向けた後、小さな声で呟く。婆様から聞いた話は先代の巫女についてなので当然なのだが]
上位の……存在?よくわかんないけど、カレンさん、しかられるの……怖い人、なの?
[心配そうな瞳でカレンを見やり]
婆様……優しい、なのかな。
うん、怒ったり、ぶったりしなかったから、優しい……なのかも。
[一度遠くを見つめてから、手の上の林檎に目を落として]
……うん、ありがとう……持ってくね。
[双眸を伏せ、林檎の匂いを嗅ぎ。もし広場の隅のリディアがこちらに気がつき手を振れば、手を振リ返すか]
[抱え上げ、指示される道を歩めば、いつしか見覚えのある道筋を辿ることとなった。
何かを思い出しているのか、よく回る口も言葉少なくなる。
沈黙と、風の音。木の葉の鳴る音。
エリカの、そしてアヤメの家に着けば、ほんの少し懐かしげに眼を細めてその屋根を見上げる。
丁寧にエリカを降ろし、]
それじゃあね。…あんまり、あやめサンに心配掛けるような事だけはしちゃダメだよ?
[告げて、背を向ける。
その刹那、す、と腕を伸ばされた気がして振り返る。
左右に振られる手>>474。見間違いかと、一人納得する。
謝罪の意味を問おうにも扉はすぐに閉ざされて、それも叶わぬまま。すぐに自らも家へと戻る]
巫女とは、島を護り人を導く役目のこと。クローディアは、今その役目に就いている女性の名前。
近いけれど、指すものは少し違う。
クローディアは、のんびりものの優しい子、という印象があるかな。先生は実の孫より心配しているよ。
[言う口調は、冗談か本気かも分からない淡々としたもの]
そうか、怒らなかったのか、それは少し、うらやましいな。
先生は、怖いし、厳しい。けれど、私が未熟だから、それをいさめるために怒る。私を一人前にするために。
たまに短気が過ぎるのではないかと思うことがあるけれど、大抵の指摘は正しいものなのだろうね。
[心配そうな瞳には、すっと手を伸ばすと、頭を撫でようとしたかもしれない。オーフェンが手を振るのを見て、リディアが広場の隅に居ることに気がつく]
[帰り路に、ふと、背中の翼胞に触れる。
使う必要が無い故に、随分と長い間手入れを怠っている。
それ以上に、自身の手だけでは不可能な部位の事や、風や陽に当てようとすれば、自然人目に付く場所となりやすい事を思えば、重く息を吐いた]
でもなあ…俺の場合、冗談じゃなく命令が来そうだしなあ。
ローディちゃんに見せるのなら、せめて少しは繕うべきか。
[そうして翌日、久々の手入れを決意する]
気が…重いな。
全く、虚だの何だのさえ無ければ…。
[常であれば、傲然とした態で鳴る足音。今日だけはそれを忍ばせて屋敷を出る。
向かう先は森の中にある、地下へと広がる小さな洞窟。
風の通らぬそこは、羽根を持つもの達ならば、厭う様な場所]
[カレンの言葉をひとつずつ噛みしめるように聞くと、先刻会った巫女を思い返しながら]
のんびりもので、優しい……子?
……そうは見えなかったけど、そう……なんだ。もしそうなら、心配……かな。
[羨ましいと聞けば、また驚いた顔。頬が少し熱を帯びる]
ふうん、一人前にするために怒る……んだ。
怖いの、厳しいの、痛いの、悲しいの、苦しいの……正しい?……怒るの、いろいろ、あるんだね。
[不思議そうに首をかたむけ、頭を撫でられればまたびっくりしつつ、目をぱちくり]
ううん、林檎……見たことも、食べたことも、あるよ。でも……何だか、自分で採ったのと、違うの。
[そう言うと、また林檎の匂いを嗅ぐ]
[どれだけ夜に寝たのが遅くたって、朝にやることは変わらない。
いつも通りの時間に起きていつも通りの仕事をする。
今日は、町外れの家で頼まれ物があり、朝から行っていた。
仕事も終わってゆらり、散歩に空を飛ぶ。
太陽と同じ色羽根が、力強く揺らされた。]
―茘枝畑―
[頭の後ろに狐はついて、男は枝を手折る。
見舞いに持ってゆくとした枝は、見事に熟してたわわに実をつけていた。]
そろそろ処分する頃か
[痛んでいる枝もあちらこちら。
この屋敷の者でこの畑に入るのは、狐の男くらいしかはいない。使用人に任せることが多いのだから。]
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