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[だから寝る前に寝付けなくなるほどに、
毎日毎晩、ずっと祈っていた。
ロミを選んだのは、ロミがとろくさい奴だったのと、
同じ仲間だったからなのと、
それから、ユリアンの言葉が頭に残っていたからだった。
カルメンが死んで、アーベルの言葉を思い出して、
ユーディットを守るかどうか、とても悩んだけれども、
一人しか守れないと言っていた祖母の言葉を信じて、
やっぱり選んだのはロミだった。]
― 翌日/黒珊瑚亭 ―
[目を覚ましても眠いだけで、
何か起こったような手ごたえは子供には感じられなかった。
その日は珍しく早起きしてしまい、早くに黒珊瑚亭へ向かって
そして子供は、まだ全然終わって居ない事を知る。
肉屋の匂いと宿主の深い嘆きの声。
声のする方へと向かって行くと、
ユーディットが亡くなった事を確認すると、
その足で勝手に厨房に向かって、
包丁を一本握り締めてから教会への道を戻って走った。]
― 教会 ―
[なんでだとか、そんな気持ちばっかりで、
ナターリエのところへと走っていった。
切羽詰ったような顔で包丁握り締めて走る子供の顔は、
鬼気迫る物があっただろう。]
(だめだった、全然駄目だった。)
(守れたけど、駄目だった。)
[頭の中ではぐるぐると、そんな事ばかり回っていた。
ナターリエを見つけると、包丁を握り締めたまま言った。]
ナタねー!
なんで、なんで、終わってないんだ!?
ユーねーも食われて、もう、もう残ってんのは
人狼、ナタねーしかいねぇし!
[子供はロミの事はすこんと抜けていた。
なにより明確にうそつきだとった保護者の事を、
涙目で睨みつけていた。]
─ 深夜 ─
[その日もまた、聖堂に籠もったままナターリエは外へと出なかった]
今日で 終わり
すべて 終わり
[もう祈ることは無く、ただただ目の前の像を見上げるだけの時間。
長いようで短い夜が、明けた]
─ 翌日/教会・聖堂 ─
[その日は外には出なかった。
出るための体力が失われていたと言った方が正しいか。
ナターリエは祭壇の前に立ったまま、像を見上げている]
──────…………
[静寂が支配するその中に、子供の困惑した声>>357が響いた。
それを受け、ナターリエはゆっくりと後ろを振り返る]
《うん……こんなに毎日は…一人じゃたべられないよ……》
[まだ子供の身には多すぎた量、おいしく大事なところを全部食べてあげれなかったことだけは、
ユーディットに少し申し訳なく思っていた]
《うん、じゃあ。私しばらくは我慢するね。
いっぱい食べられたし、大丈夫だと思う》
[飢えも渇きもないのならば、人を欲する必要もない。
それならば…狩る理由もない、殺すこともない]
−翌日−
[昨晩のそれは狩りと呼べるかはあやしかったもの。
どちらかとかといえば、人間たちがさせようとした殺し合いに加担するのに近いもの。
気分はあまりよくない]
はぁ…………
ひどいよ……こんなこと皆にさせて、他の島の人だって……
[ただひとつ救いがあるとすれば、仲間ともいえるナターリエが生きていること、
そして、もう一人の大切な……カヤ君が生きていることだった]
《えぇ、騒動がある程度治まるまでは、我慢してください。
落ち着いた後なら、また旅人だけを狙って必要分だけ得ることも 可能でしょうから》
[ロミの言葉>>365に安堵する気配を載せて聲を返す]
[これで彼女は大丈夫だろう。
人狼の疑いも晴れるはずだ。
最後の人狼とされる者は、この後排除されるのだから]
(──…大丈夫、彼女は、独りじゃない)
[懸念する部分ではあるけれど、生きると言ってくれた彼女なら。
カヤや、他の孤児達、神父様と共に生きていけるはず]
(貴女が生きてくれることが、私の、願い)
[護るべき者を護れるなら、命であっても捧げよう*]
人狼ならっ、
おれがたいじしてやる!
[そう口にした瞬間、ナターリエの胸に飛び込んだ。
ここに来たのは数ヶ月前で、
こんなふうに幼児みたく飛び込んだのは、
祖父が死んだすぐ後以来だった。]
だっておれは、
守護者だから!!
[そう叫ぶように言うと、そのまま握り締めた包丁を、
大好きだった人の胸に付き立てるように力を込めた。]
─ 教会・聖堂 ─
[向けられる瞳の色と、真っ直ぐな声>>371。
心がそこまで痛まないのは、切れた正気の糸と、自分が傷付く以上に護りたい者があるから]
── そうしないと、生きられませんでしたから。
人が植物や動物を食らって生きるように、人狼もまた人を喰らわないと生きていけないのです。
……島の人は喰らわないようにしていたのに。
それでも、貴方達は排そうとした。
貴方達には害を与える気は無かったのに…。
[飛び込んでくるカヤ>>372を見詰めながら、小さく、小さく声を紡ぐ。
カヤにその声は聞こえていたのかどうか。
ただ、聞こえたとしても言い訳にしか聞こえなかったかも知れない。
島民からしてみれば、脅威に変わりは無いのだから]
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