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[隣でリカの絶叫に驚き耳を塞ぎながら、キョウヤの説明を聞き、どうやら見えない壁がミツクニの所為で発生したらしいという事だけは理解した]
……そっかぁ。つまり、あの生徒会長の従兄弟をボコれば、マリーと楽しい旅行にいけると……。
[どうやらマリー命のスイッチが入ったらしい。目の色がちょっと危ない]
[なんやらヒサタカとヒビキの質問は聞こえているんやけど、瞬間沸騰湯沸かし器状態なんで振り向いた顔はちょいと怖い目やも]
ミックん被害者の会、ただしアズマんエスケープ中!
タマキちゃんは家で涼んでた!
[そんでもって桜の下に駆けてって真下から怒ってたり。
可愛いふわもこーずに怖がられるかもとか思考の外です完璧に]
…是非とも、休んでください。
再起不能になる前に。
[ニュアンスは、がっつり伝わったっぽい。
霊亀の言葉には、一瞬の沈黙を残して――
しかし、くつりと喉がなった。]
――否定はしませんね。
良い子ぶっているのでは無くて、あれも本当の僕なんですが。
これが一番、賢く世を渡る方法ですよ。霊亀。
[笑みと共に返す言葉は、酷く静か。]
強さから行けば丁度良いのではないかと。
[ヒビキの言葉には小さく笑い]
うん。君は間違いなく同志だ、リカちゃん。
[平和な学園生活、に深く深く同意の頷きを返し]
実際諸悪の根源でしょが。
今の説明からして、結界張ったのミツクニ青年だよな?
でもって護法なのに、なんで私らまで足止めされてるのかなぁ??
[リカに反駁するミツクニにイイ笑顔を向けたが。
はた、と動きが止まった。
生徒会長殿? そこにだけは喧嘩を売っていけないと、二年間の知識が教えてくれました]
気持ち良かったら、むしろ引く。
[ どんな趣味のおヒトですか。
幾ら顔立ちが整っているからって、男は男です ]
えー、いーじゃんか。
今聞くのも後で聞くのも、そう変わんないし?
[ 問いかけには答えず、子供っぽく不平を口にしてみる。
いつも通りの様子は、まるで裏などないかのようで。
されど真実は、今はまだ、表に出される事は無い ]
不運命共同体ってことか、ねえ。
ああ、共同体じゃあ、ないかもな。
[ 向けられた眼差しを受け止める瞳は、瞳は静かな碧を保っている ]
……あ、そ。
[それははたして佐々木に返したのか五十嵐に返したのか。
もしかしたら面倒で両方だったかもしれない。
そろそろ観念するべきかと思いながらもごもご動いている携帯を取り出せばストラップがしゃらりと鳴る。
なんかグレードが上がっている気がして軽くイラっとしたがとりあえずひよ子を睨んで黙らせるとアドレス画面を出して一番最初に出てくる名前───"我妻悠悟"の名前を確認してからぽちっとな。
電話に出るまでひたすら鳴らしっぱなし]
賢く、ね。
なるほど、言い方を変えよう。
計算高い、ってね。
て言うかなーんでここで言い合ってるんだか。
人の価値観なんて千差万別、自分とは異なることの方が多いってのに。
[止め止め、と小さく息を吐いた]
上って誰やねん上って!
直接ってんなら連れてきーや!
[今なら誰相手であろうと文句言う自信ありますがな。
あ、タマキちゃんと生徒会長に言うのは嫌かもやけど]
そんなんしらーん! うちかって今日初めてイトコて知ったわ!
[二人が親戚って超有名らしいのに鈍すぎです]
何でかしらんけど集会で目ぇ合ったり、三年の教室横通った時に視線感じたりとかすんねんもん!
何の繋がりもないんに目ぇ付けられたっぽくてマジびびっとってんやからな!
[腕を上げてまきついてる蒼龍を見る。
大雑把な認識をそうなのか?と聞けばやっと機嫌が戻ったらしく。腕に巻きつくのをやめて肩にいき
『そうだ』という返事が脳に響く。
これ本気であれなら精神科医まっしぐらで]
あー。なんつーか。ってことは出れないのもだが、これの原因だったりもするんか。
[見えてるのか知らないが蒼龍を横目でみながら]
多分それだけじゃ解決しないように思えるぞ。久鷹。
っつーか俺もなんで出れんのか聞きたい
[暴走しそうなのをなだめるように言いながらも、原因らしいのであまり止める気はなかった。ついでに敬語はどこかすっ飛んだまま啓子が聞いてるに追従]
[なにやら暴走ぎみのヒサタカに]
ヒサタカ、暴力はダメだよ。
[と言って、宥めに入る]
ヤるなら、精神面からジワジワとヤらないと。
[と見せかけて、油を注ぐ。
なんだかんだでやっぱり現状が不服らしい。]
[従姉がどんだけ恐れられてるか、なんて知りません。
いや、知ってはいるけど、それが校内全域に適応されるなんて思ってないというか。
……慣れは怖いとはまさにこの事]
確かに、陣を展開したのは俺だが。
……お前ら『五神』まで押さえ込んだのは、ある意味事故だ。
とはいえ、『天魔』の力が測れん以上、強すぎて問題、という事はないだろーが。
[いや、日常に問題ありまくりですから]
[久鷹の様子には、はー、と大仰に息を吐いて。利き手である右手をぷらぷらと準備運動のように動かし始めたか。
啓子からの問いには]
いや、かいちょーじゃないよ。
『天界』って言って分かるかな。
簡潔に言えば、アタシらの上司が居る場所。
[若干ニュアンスが違ったかもしれないが、強ち間違ってはいないだろう]
僕だって引きます。ドン引きですよ自分に。
まぁ生憎、そんな趣味はないみたいで申し訳ないですが。
まぁ、言っても宜しいんですけどねぇ。僕の“仕事”にも関わってきますし。
…それよりも、僕は君の「厭な予感」の方が気になりますが?
[返らない応えは気にしていないのか、僅かに肩を竦めるだけで。
いつも通りにしては、何処か対照的に含んだ物言いの多い言葉を並べながら
続く言葉に、碧を見据えてゆるりと笑みを浮かべた]
――「共同体」では、無いでしょうね。恐らく。
……上に……『天帝』に直訴したきゃ、『天魔』なんとかしろ。
俺たち『四瑞』だって、あっちに使われる身なんだ。
[ま、いわば中間管理職なわけだが。
本来は、『天』……つまり、天界で『護界』を保つのが仕事のはずなんですが]
……は?
どーゆー事だ、それ?
[璃佳の説明に、思わずきょとり。
視線は、翠のちま麒麟に向いた]
[ 答えが返ってくるのを待つ間に、
ポケットに突っ込んでいた携帯が振動する。
無視。
無視。
無視。
止まる気配なし。
仕方なく取り出して、
表示される名前を見て、指が動きかけ――
電話料金を思い出してギリギリ留まった。
どういう目に遭うか、というのは、後から思い浮かんだとか ]
……はい、もしもーし。
[ ぽちっとな。
微妙に通話口から、耳、離してます ]
『天魔』どーにかしたらボコっていいんやな!
[サキの台詞に思いっきり振り向きました。言質とったどー!]
よっしゃ、ヒサタん。そん時の助太刀は許したる!
やけどトドメさすのうちな!
[返す刀でヒサタカにサムズアップ。
仮にも友人…やのうて共犯者に対して酷い言いよう]
ん?
いやまあ、主に腐れ縁の事かね。
当たってたみたいだけど?
[ 存外軽い物言いで答えつつ、
反応待ちに、内心、ちょっぴりびくびく。電話先の。
後の、笑みと共に返された否定には、似た笑みを返した。
――何処か、楽しげな。 ]
天界が上司。
あーはい、そっちが『天』ですか。
[元の知識+白虎によって得た知識。そこから導き出すのはそれほど難しくも無かったらしい]
ほう、事故。
んで、私らの生活はどーしろと?
おい。
[電話がつながった瞬間の声が低かったのは我妻君の自業自得ということでよろしくお願いします。
ぎゃんぎゃん騒がしい一群から少し離れたところで会話を続けることに]
おまえ、何してんだよ。
神社来るんじゃないのか?
[声がいらいらしているのは気のせいです、きっと気のせい]
[とりあえず、聞いてる限りミツクニの辞書に反省の二文字はなさそうだなとか、思いつつ]
それで、巻き込んだ責任とか、取るつもりは、アルのカナ、カナ?
[目が笑ってない笑顔でミツクニを問い詰めてみる。]
[とりあえず落ち着いたおかげで、ミツクニに聞きたい事が出来たので口にしてみる事にした]
……一ついいか? 今回の件で数人は実害を被ったが、それについての処置や謝罪などの準備はあるのか?
[少なくとも自分が旅行に行けなかったら、徹底的に追求するつもり]
『護界』の安定を保つためには『天魔』をどうにかしなけりゃならない。
その『天魔』をどうにかするのが、『五神』の役目でもある。
だからまぁ、それが終わったらボコるも何をするも構わないよ。
[だってそうしないと気が済まないだろうし。こっちを振り向いた璃佳に改めて説明しつつ、一つ頷いた]
私も手伝うよ。
トドメ残せるかどうか自信ないけど、一応気をつける。
[リカの台詞にニッコリと手を挙げた]
天なる龍の君に喧嘩を売るつもりも無いし。
ま、ここらで手を打つのが普通でしょう。
[アッサリサラリ。それなりに知ってる同級生でも関係ないようで]
ああ、その事。
――そこまで、「厭」という程でも無いでしょう。
むしろ、楽しそうな気がしませんか?
[返される笑みに、浮かべる笑みを深くして。
ふと、相手元に届いた着信に、口を噤む。
耳から離されたスピーカーから聴こえる声に、
何となく、相手を察してみたり。]
…噂をすれば、なんとやら?
『天帝』やなんやより、あんたボコった方が早いわ!
つーかそもそもなんで勝手に部下扱いされてんねん!
しかもなんや働けっつっといて給料とかの話ないやん!
[ケータイげっと計画=マネー計画なので、んなトコに不時着した]
へ? きょとんとかされても、うちかてわからへんわ。
とりあえず見んよう言っといてーな。なんや居心地悪いもん。
[ミツクニの視線に翠毛玉見てみたり。
ふわもふにちょっと和んでヒートダウンし始めたかもしれない]
……完全補償でもすれば、気が済むか?
[啓子の問いへの答えは、ちょっとため息入ったかも]
……どういう形が責任とりになるか、後で纏めて提示しろ。
ただ責任取れといわれても、こっちゃ、答えようがない。
[さすがに面倒になってきた……というか。
そろそろ、色々と限界らしいです。
むしろ、仮眠一時間しかとってないのが問題だとか、それはさておき。
ひょい、と枝の上に立ち上がり、周囲を見回して]
別に、全部納得しろとはいわねぇが。
やらなかった場合の最悪、だけは、想定してくれ。
気脈の乱れを放置すれば、それだけ厄介な事になる……ってのは、な。
[言葉と共に、軽く、枝を蹴る。
五色の翼の揺らめきの後、*ふい、とその姿は掻き消えて*]
[ さっきまでの様子はどこへやら。
低い声を契機に、普段の軽薄な雰囲気に戻って ]
いやぁ。
そこで宝条先生にお会いしまして話し込んでおりました。
[ 悪びれた様子なんてちっともない。
でも、携帯はやっぱり、ちょっぴり離したまんまです。
声が聞こえ辛いかもしれない ]
……すまん、霊亀殿。
目ぇ、回ってきたんで、一端従姉殿んとこ、退避する……。
[ふわり、消える直前に、そんな声が*届いたか*]
ありがとうございます、神宮寺先輩。
ついでに生徒会長殿にも許可貰っていただけません?
[孤立してゆく人の哀れさなんて知らないですよーだ]
しかし『天魔』と言っても。
どうやって判定すればいいのやら。
見鬼の力も使えないんで、誰が本当にそうなのかなんて分からないんですよ。
[それは自分にも言えるな、とか思いつつ。
サキに向けて首を傾げた]
ん、まだ本調子じゃないんだろ。
こっちは引き受けるから休んできな。
[届いた声に短く返して。周囲のエキサイトっぷりには溜息が漏れたか]
[とりあえず色んな人間がミツクニに聞く…というか詰め寄ってるので任せることにした]
幸貴。
何をすべきか、成すべきか。
その問いの答えは己が中に。
「視え」しものをあるがままに受け入れよ。
さすれば道は開かれん。
確かこんなん家庭科室でいってたよな…ようは知ってたっつーことだろうが
[些少険悪な声色で嘆息しつつ]
なんか蒼いの視えたりすんだが、これ受け入れろっつーことでいいのか?
[ミツクニの態度に、まるで自分の給料を上げるだけのために税金を上げるような無責任な政治家と同じ何とも腹ただしいものを感じるが、それよりも一貫してミツクニを支持する態度を示すサキに興味が移った]
……サキ、幾つか質問だ。俺とマリーが来る前に説明してしまったかもしれないが……。
1.何故俺達なんだ?
2.天界とはなんだ?
3.天魔がいると実際にどんな実害が発生する
4.何故いう事を聞かねばならない?
時間と起きてしまった事実はどうしようもないでしょが。
まぁ宗主を止めてくれるなら少しは手加減したげるケド。
[止める気はないのですかと。
まあもう少し落ち着けば変わるかもしれません。きっと。多分。
…そうなるといいね]
あ、逃げた。
…環に?
[少しだけ声が驚きではねるくらいはあるかもしれないが、基本的に声のトーンは低く]
…ちょうどいいから、環も連れて来い。
メガネが騒がしい。
[ギャーギャーと後ろで佐々木がご老公に向かって吠えているのはスピーカー越しに聞こえただろうか]
[ タマキの問いかけには言葉では答えず、
代わりに、さぁてね、というような眼を向ける。
電話先が怖くて喋れなかったなんてことはありません。
相手を察されていることはわかったので、頷きを一度 ]
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