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[ミハエルは寝台に寝てはいるが眠ってはいない。根本的に眠ることを必要としないし、この街では特に疲労を感じる事も少ない。
昨日も結局何故か足を運んでしまったKirschbaumから適当なところで抜け出す為と、宿の主人に生活を不審に思われないが為に部屋へ戻っただけだ。取り立ててする事もいまは無いので横になって目を閉じ、人の動き出す時間を待っている。]
[思い起こせば、昨夜は妙な事を言ったものだと、横になってから何度目かの回想に浸る。
アーベルと名乗った流水の精霊へと自分の泊まっている宿を紹介した。
今になって思えばあまり気分の良い事では無い。水は流転するものだが己はそれをよしとしない。そのように感じるのは己の未熟故と考えても、やはり何故こんな事になったのか分からない。言ってしまえば雰囲気に流されただけだったのだが。
件のKirschbaumは宿屋を兼ねており、いまは満室だという。
どれほどの数、部屋が用意されていたのかは与り知らぬが、まさかそこへ泊まっているものすべてが人外のものでは無いかと考えて、すぐ打ち消した。]
─Kirschbaum・3階客室─
[寝台の上で身じろぎ、目を開ける。
瞬く瞳は、縦に切れた爬虫類の眼。]
…んー……
[身を起こして伸びをし、カーテンの隙間からの光に眼を細める。
あちこち巻かれた包帯を解く。傷はあらかた癒えていた。]
[簡単に身支度を整えて階下へ。
店内の掃除をしていたマスターに声をかけて、軽めの朝食を用意してもらう。
…彼基準の軽めなので、一般人からすればえらい量だというのは想像に難くない。]
―Kirshburm2F・西の部屋―
[カーテンを開けて外を見る]
うーん、そろそろ動いても大丈夫かな?
[小さく手を伸ばしたり引っ込めたり。
どうにか自分でもバランスを取り戻すことができたらしい]
よし、今日は色々見てこよう。
−北通りの端・工房−
[焔が踊る。銀色の指揮棒が回る。
一番下は濃い緑。
二番目は透明な黄色。
三番目には雪のような白。
絶え間なく棒が回され、硝子は丸く整えられた]
[白い指は震えを知らず、茶色の瞳が焔を映す。
その頭上では、千花が作業を見守っていた]
[水晶の欠片が、静かに雪白に埋められていく。
鉱物の精霊の力が、材質の違うそれを割ることなく一つにする。
結晶の花を覆うベールは、氷の透明。
絶え間なく棒が回され、硝子は丸く整えられた]
[新たに生まれた玉は、細かな石の粉の中に沈められた。
大地の力に抱かれ、玉は眠る。
夢の中。雪白に散る結晶は、針葉の緑を日光の黄に透し輝いた]
―Kirshburm1F―
[階下へ降りればダーヴィッドが朝食を食べていた。
朝食というには量が半端ではなかったが]
おはようございます。
えーっと、ダーヴィッドさん。
[ようやく他の客人たちの顔と名前も一致してきたらしい]
[5つめの卵サンドを、カフェオレで流し込む。
一番酷かった脇腹は、まだ多少痛みが残ってはいたが、
それでも動くのにほとんど支障は無い。
身体も鈍っていることだし、食べ終わったら多少動いてこようかとも思っている。]
私はご飯どうしようかな?
[彼の前に並べられた品々をじっと見ていると。
店主が飲み物だけを運んできた]
「まだ無理はしない方がいい」
無理。
そうですね、今はやめておきます。
[朝起きた時に身体の調子がまだ良くないことに気が付いて。
ようやく自分が昨日大量の食事を一気に取ったことでバランスを崩しかけたことに気が付いたのだった。
礼を言ってジュースを口に運ぶ]
ん…おはよう、ブリス。
[7つめのツナサンドをちょうど食べ終えて、カフェオレを飲み干した。]
君も泊ってるんだっけか。
[苺ジャムとクリームを乗せたホットケーキにフォークを。
あくまでもこっちはデザートだ。]
[焔を消して、頭上で身じろぐ千花に微苦笑する]
はい、完成。おつかれさま、千花。
心配なの? 大丈夫だよ。
「チッ」
[白い指先を振って冷ましてから、千花を撫でる。
千花は同意か反論かわからない小さな声で、鳴いた。]
はい、2階の一番西のお部屋です。
ダーヴィッドさんはどこのお部屋ですか?
[ブルーベリージュースを飲みながら。
ホットケーキには少しだけ羨ましそうな表情になった]
ふーん、やっぱ客か。
ここんちの子かと思ったが。
[どことなく、店主に似てると思ってぽつり。
何が似てると、うまく言い表せないが、なんとなく。
カウンターの奥で店主の表情がほんのわずかひきつったのなんてしらないしらない。]
あぁ、俺の部屋は三階のはしっこ。
―Kirschbaum2F東部屋―
[左の指がネックレスをいじる。青の瞳は天井を見つめる。
ちいさく呟くは誰の名か。
小瓶の中で、何かが揺れた。
それは光であり炎であり闇であり……複雑ななにか]
[食事代を支払って、ついでに相方への言付けを店主に頼む。
早めに戻ったら、この店で待つようにと。]
じゃ、ちょいと散歩と買い物に。
[またな、と少女に手を振って、街へ。]
―南通り―
[通りに人の声が流れ始めてから暫くが過ぎた。
寝台から身を起こし、シャツに袖を通す。外套を羽織ってカーテンを開く。窓から差す陽が室内を暖め始め、ミハエルは部屋を出た。
宿屋の主人の挨拶(ここ一週間は全く同じ文句だ)をはね除け、通りへ出た。陽気は暖かく、外套は不要だったかと少し後悔した。]
ここんちの子だったら、マスターのこと別の呼びかたしてますよ?
[きょとんとしてからクスクスと笑い。
彼女も気の毒なマスターの表情なんか見ちゃいない]
3階の端っこ。じゃあ私のお部屋の真上ですね。
あ、いってらっしゃい。
[自分も早く出かけようと、グラスの中のジュースを飲み干して]
私も出かけてきます。ごちそうさまでした!
[彼に遅れること少し、彼女も街へと歩き出した]
[しかしそれはすぐに消える]
まだ
[困ったような。
子どもとは思えないような顔をして、左の手を使って立ち上がる。
外へ行こうと思った]
―→1F―
[商店街を歩いて、硝子玉の工房を探す気で居るが、そもそも名前すら知らないので*見つけるにはかなりの時間を要するだろう。*]
[イレーネが配達してくれた油をランプに注ぎ足し、溜息]
…千花、はしゃぎすぎてる。
賑やかで、落ち着かないのは、わかるけど。
[アマンダは、全ての精霊力が揃ったかのような錯覚に困り顔。
本当は錯覚ではなく、揃っているのだけれど。
思案気に首飾りに指先を這わせ、今までの作業中ずっと頭に乗ったままの千花に話しかける]
休憩、してこようか。
Kirschbaumは落ち着くけど、後で。
森も、今はダメ。
遺跡に行こう。岩の上で、お昼寝。
おはよう、影の王。
[声をかけて水を貰う]
影の精、まだ気付かないの?
すごいなぁ…
あ、食べ物は今はいいや。
あんまり食べすぎると、太るって言われちゃうし
[ダーヴィッドのたべた量なんてしらない]
ごちそうさま。
…大変だね、影の王。
力はなるべく抑えてるみたいだけど。
[一転、子どもらしい顔になって]
少し、町をみてくるよ。
ごちそうさま
[*鈴の鳴る音 足音*]
えーと、昨日ベアトリーチェが言ってたのは。
広場の時計に、森に、北の遺跡。
ここまで乗せてきてくれたおじさんのお店にも行ってみたいし。
まずは、広場まで出ればいいかな。
―中央・広場―
[小さな爪痕は、腫れては居ないが触れるとすこしかさついた。]
…。
[そうしながらミハエルは、通りから真っ直ぐ広場へ向かった。
気になる事があった。]
[広場には、泉が湧きだして居る。辺りに溢れる豊かな流水の力。その中に紛れて少しく輝くモノがあった。実際それは物質では無いがしかし]
まだ残っているとは思わなかったな…。
[小さく呟いて、落とし物を拾うようにしゃがんだ]
[響き渡ったのは時計塔の鐘の音。
時空の気配を帯びたそれは、町中に澄んだ音を響かせる]
ビックリ。
でも何だか素敵。
[にっこりと笑って時計塔を見上げた]
−北の遺跡−
[地下遺跡を目指す冒険者達の死角になる、積み重なった岩の上。
下からは見難い、余り目立たない場所に寝転ぶ。
町の人なら知っている、一人と一匹のお気に入りの場所]
気持ちいいね、千花。
[仰向けになった一人と一匹の姿は、天から見れば間抜けだろう。
でもアマンダは気にしない。気になるのは昨夜のこと]
[探していたのは天聖の力の名残。不自然に強い力を感じたから。教会の近くという事もあり紛れてしまうかと思っていたのだが、意外にもそれを見付ける事が出来た。
天聖の力を受けた老婆が、移動した後に残した足跡のようなもの]
[そういえば聞いた。この街には神の子とか呼ばれるものが居るとか。人のふりをした精霊か何かだろうか。それとも]
[鐘の音]
[この街で、もう15回程それを聞いた事か。
慣れてはいたが不意の事だったので気を取られ立ち上がる時に、時計塔を見上げる少女が居る事には気付かなかった。]
きゃ。ごめんなさい。
[不意に誰かとぶつかってしまい、慌てて謝った。
そこから氷破のとても強い力を感じ取って]
え、ええっ?何?
[慌てて確認するように彼を見た。
自分の力を抑えることも一瞬だけ忘れて]
─Kirschbaum・3階─
……ん?
[不意に感じたものにより、物思いから立ち返る]
今のは……天聖の気。
皇竜……な訳ないな。
[こちらでは滅多に感じる事のない波動に、騒動好きで知られる竜族の統率者の事がふと過ぎるが]
俺がここにいるのは、虚の御方も気づいているはず。
いくら暇人の皇竜でも、わざわざ干渉はせんだろ。
[酷い物言い]
しかし……だとしたら?
あ、失礼。
…お前か、小娘。お前はいつも人の邪魔になる所に立っているようだな。弁えたらどうだ。
それに………嗚呼 ”慣れていない”のか
[睨んでいるのと、眺めているのの中間くらい]
[天聖の力。
彼が属する時空とは、その在り方故に特定の対を持たぬもの同士であるという意味での、逆説的な対の存在]
とはいえ、天聖王が過剰に地上へ干渉するとは思えんのだが……。
[そんな事を呟きつつ、階下へ]
ごめんなさいって言ったのに。
……そう、慣れてない。はじめてだから。
[彼の視線に気が付いて、ああ自分のことも相手にはわかったはずだと気が付いた。
素直に答えながら彼を見て]
あなたは慣れているのね?
[人間の世界に、とは声にせず続けた]
─Kirschbaum・1階─
[1階に降り、店主に紅茶を注文する。
碧い瞳が僅かに細められたのには、物思いに捉われて気づかず。
しばしの静寂の後、目の前に出されたのは紅茶のカップと]
……あれ? 食事は頼んでませんけど?
[頼んだ覚えのないチキンサンドとサラダに、一つ瞬き]
「食べておかないと、色々と面倒になると思うが?」
[対して、店主はさらりと]
……面倒……。
[その意味は、すぐに理解した]
[昨日は時計の旋律で大分満たされた事もあり、つい、『人として』の栄養の摂取を忘れていたのだが。
それはそれで、異様なものと他者に映るのは必然なわけで]
……そうですね。では、いただきます。
[にこり、と微笑んで、食事を取る。
合間に、店主と一見他愛ない会話。
やがて器が空になれば、ご馳走様でした、と微笑んで立ち上がり]
それでは、ちょっとそこらをふらついて来ます。
[相棒を左肩に乗せて、ふらりと外へ]
─…→町へ─
…よく訪れる。
[時計を見上げながら言ったが、頻繁に時計を見に来るという訳ではない。寧ろ、時計にはあまり縁が無い]
はじめて、か。
大方興味本位で訪れたのだろうが謝罪を受け入れない人間などそこら中に居る。この街は特に平和だが。
だが、私が時々感じていたのはお前のものでは無いな。
[所々主語の抜けた会話だ。
強い影輝の力は一体誰のものなのだろう]
[アーベルに肩を叩かれ、促されるように店内へ入った後。
アイスティーを頼むミハエルに、アマンダは手を伸ばした。
けれど、必要ないという断りの言葉に、届くことなく下ろされた]
[一度狂った調子はすぐには戻らない。
アマンダが奢り損ねたのに気付いたのは、水の精霊と連れ立って金の姿が消えた後。
千花を顔を見合わせて、ハーヴや店内の人々に苦笑されたりした]
[工房に戻って考えた。そうして、作った氷の花。
冷めるまでは、しばらくおやすみ。
*鐘が鳴るのも気にしない*]
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