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あ…良かった。
[エルザが落ち着けばホッと息をつき]
ごめんね、冷めちゃうよね。
折角作ってくれたんだから、是非いただくよ。
[少女の傍に近寄ると皿を受け取りながら]
エルザは食べられそうですか?
[振り向いてそう訊いた]
『視える』……死者の見た、最後の情景が?
[エルザの話に、蒼の険しさは増して]
つまり、あんたは昨日、その力で……裏庭のアレの顛末を視て。
それで、錯乱した……と。
[確かめるような言葉を投げつつ。
意識の上では、昨夜、オトフリートと交わした言葉がふとかすめる]
このように美しい場所にわたくしたちを招いた存在が、神ではないなどと。
そのようなことあるわけがありません。
[アーベルにきっぱりとそう告げて]
神は時に試練を与える。
きっと、こうやってわたくしたちを試し、ご覧になられているのでしょう。
[...が何を見たか、アーベルに話したいと思った。分かって欲しかった]
[けれどそうすればベアトリーチェは聞いてしまう。自分と同じ顔の少女がどんな目にあったのか]
[…今は、やめよう]
ええ。ごちそうだわ。いただきます。
[ミハイルに頷いた]
[頷くエルザに微笑んで]
ベアトリーチェがお手伝いして、ブラッカー殿と作ったそうです。
美味しそうですよね。
[そう言って彼女の前に皿を置く]
[どこか沈んだ表情には心配そうにしながら]
[ナターリエがなんのことを聞いているのかは、分かった]
[アーベルの的確な解釈に、頷いた。明晰な頭脳だと思う]
ええ、あたしには『視えた』わ…。
[この翠の瞳で「見た」わけではない。『視た』だけだったけれど]
……はい、はい、と。
神を信じるのは、止めねぇよ。
[呆れたように言いつつ、大げさなため息をついて。
食べましょう、と誘われれば、一つ、頷く]
ああ……そうだな。
せっかく、頑張ってくれたらしいし。
…
わたくしは直接見ていませんから、何もいえませんが。
[昨日のことは話されても...にはわからない]
…今は、食べましょう?
[smile]
[to eat for live.
it's necessary...
いきるためにはたべることが必要だから]
……なるほどね。
状況は、わかった。
[頷くエルザに、短く返す]
『……ま、状況がどんなモンだったにしろ……女が見て、平然とできるレベルじゃねぇのは、確かだしな』
[首の状態を思い返しつつ、心の奥で呟いて。
同時に感じる、疑問]
『しかし……その力の由来が、血脈だとしたら。
……俺は……?』
[心の奥で呟きつつ。左手は半ば、無意識の内に右手の銀糸を掴んで]
…yes,
でも止められても、わたくしにはそのようなことできませんよ。
[アーベルの言葉に、悪戯げな微笑み。]
主よ、あなたの恵みに感謝いたします。
[聖句を述べると...は、作り手の二人にも感謝を捧げて、ナイフをハンバーグに入れる]
……だから、止めねぇっつーの。
[投げやりに言いつつ、左手を銀糸から離して。
自分も食事を取り始める]
……ん。美味いな。
[一口食べて、こぼれたのはそんな一言]
[周りの話を聞きながら。皆が漸く食事を始めたのを見て、一度厨房へと引っ込む。無駄にならなくて良かった。
大きめの籠にパンを幾つか載せ、テーブルの真ん中に置く。]
宜しければ。
[そう言って、僕自身も席に着き。食事を取りながら頭の中で話を整理する。
面倒などと言っていられる状況では無さそうだ。]
[口元に運びながら、]
えぇ。美味しいですね。
[smile。
アーベルの言葉を聞いて、...はその微笑みのまま頷いた。]
…これくらいで、もう、十分になってしまいますね。
[熱のあった体ではと、...は苦笑する。
半分ほど残されたhamburger]
[その場にいる全員に向かって]
…食事が終わったら、話したいことがあるの。
[気遣わしげにベアトリーチェに目を向ける]
[けれど首を横に振った。彼女もまた、聞くべき話だ]
つきあってもらってもいいかしら。
[at heart, it is ackamaracka.
本当はそれはウソ。
i can't eat.
i want to eat 'the sweetest'.
食べたくない
食べたいのは――あのあまい。
--and i wise up.
そしてわたくしは気付いた。]
[エルザの言葉にふと顔を上げ肯く]
[動きが完全に止まってしまった手は、そのままになり]
…ごめんね、折角作ってくれたのに。
[残してしまって、とベアトリーチェとエーリッヒに謝った]
[ややあって広間へ、おかわりの分を女性の前へ。
人狼の血。力。昨夜聞いた話と今の話。混乱しそうになりながらも頭の中で纏める。
如何して僕が。
人狼の血を引いているから?それが本当だとして、だから何だと言うのだろう。
そんな負の感情は平静な表情の下に押し込めた。]
話?
ええ、構いませんが・・・
[蒼髪の女性の声に、訝しげに視線を。]
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