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[少し落ち着いた様子のローズをソファに座らせて、自分もその隣に座る。
手は離さないままで。
やがて広間に人が入って来るのを見て、ほっと息をつく。]
……そんな簡単に出来ない事くらい、俺だって解っている。
話したって、理解して貰えない事もあるんだし。
[ 俯いたメイに返す言葉は素っ気無く、何処か冷たい響きを持つか。然れども其れは確かに本音に違いない。彼とて他者に云えない事くらいは有るのだから。]
けど、俺はこういう云い方しか出来ない。他に知らない。
[ 少しばかり苛立ちを孕んだ表情は近しい者にしか見せぬもので、然し其れも瞬きをして再び吐息を洩らせば、直ぐに消え失せる。]
中。入っとけ。
[ コーネリアスの声は聞えていたろうか、振り向かずに開かれた扉の内へと入る。]
[突然聞こえた、ネリ−以外の声に肩を怒らせて顔をあげる。
見上げればそこには牧師……いや、今はもう神父となった男の姿。
彼の側には金の髪の少女。その背後に居並ぶ面々に、やっと他にも人がいたことに気づく。
他者の存在が、抱き締めた腕の温もりが、ヘンリエッタに安心と落ち着きを少しずつ取り戻させる。
落ち着きは、少女に昼間話を聞いた時から心にあった疑問を思い起こさせる。]
……あの音が聞こえた時、私達は皆、広間にいたわ。
玄関にあれを置いてくるなんて不可能じゃないの?
……ああ。
[コーネリアスの言葉を聞き。]
やはり。
この場所は……呪われているようですね。
30年前に、全て封印したと言うのに。
[ぼそり、と。]
[突き放すような言葉に、小さく息を吐いて]
……わかってるよ、そういう言い方しかできないのは。
でも。
[でも、どちらかといえば。
その方が自分にはありがたいから、と。
それは心の奥で呟くに止め]
ん……ここ、寒いから、ね。
[代わりに声に出したのは、こんな呟きで。
ゆっくりと、広間の中に入って行く]
[懇願の眼で見つめられて。
傷に触れぬように、すぐ支えられるようにと傍らに寄り添いつつ、彼の部屋へと案内する。
最後にベットメイクされたまま、誰も寝ることなかった剥き出しのシーツに倒れこむように沈んだ身体に、剥ぎ取ったままだった上掛けをそっと被せて。
洗面台に置かれたままだったタオルで、額の脂汗を拭った。]
……どうしよう。誰か…呼んだ方がいいのかな…。
[呟きに答える声は無く。]
「三十年前――」
[ルーサーから漏れた言葉に、少女はピクリと反応する。
しかし解かれる抱擁にその変化を滲ませることなく、少女は男の手に導かれ広間へと足を進める。]
[途中、ネリーと共にやって来た、憔悴しきったヘンリエッタを視線に収めれば、眉を下げ泣きそうな顔で頭を下げて――]
……三十年前?
[ 其の単語を耳に留めれば片眉を上げ、記憶を探れば其れは確か先日、証であるという薔薇の指輪を見せられて聞いた物。其の時は触りの部分しか聞かなかったが、今となっては状況が異なっていた。]
今回の件と、何か関係が。
30年前……封印……。
[耳に入ったルーサーの言葉に、僅か、眉を寄せる]
……ばーちゃんが……言ってたこと……?
[呟きの後半は、我知らず、口をついたもの]
[皆が話す声が此処まで聞こえてくる。
人狼…その言葉にあぁ、やはり、と唇を噛む]
……何故?
[昔、自分が人を傷つけたときの事を思い出す。
暗い夜の森の中、襲ってきた男は……それは
赤い眼をしていた、と
それが、人狼だったと言う確信はないけれど]
わからない。
じゃあ、どうすればいいの?
[彼に答えを求めたのは、彼が聖職者だからだろうか。それとも、その自信に充ちて見える態度の所為だろうか。]
−客室−
[汗を拭いたタオルを、洗面器に注いだ冷たい水で絞って、青年の額に乗せる。]
……ちょっと、待ってて…すぐ帰ってきますから。
[食事と、水。それから着替えも。
いくつかを頭に浮かべながら、助けを得る為に、広間へと]
−客室→広間−
[ 呟かれた言葉の続きを問うでもなく、後から入って来たメイを見遣れば無言で椅子を引いたのみで、ハーヴェイ自身も其の一つに腰掛ける。其の距離は僅かに、開かれているか。普段と変わらず頬杖を突きつつ、皆の話を聞く体勢を取る。
ネリーが用意をしたのか、卓上には人数分の料理が並べられていたものの、スープは既に冷め切っていた。]
関係者……。
……『力』について、聞かされた時に。
少しだけ、聞いたけど……。
[詳細には、祖母は触れなかった事を思い返しつつ。
引かれた椅子に、かくん、と力なく座り込んで]
[
…そう、間違ったことなど何一つ言っていない。
語ったことすべてが事実で。
…途中一つだけ、伝えていないだけ。
]
[ずっと嵌められていた左手の白い手袋を無造作に外す。
コーネリアスが手渡されたものと瓜二つの、薔薇を象った銀製の指輪。]
まずは、この指輪と密約について話さなければいけません。
この指輪は『秘密の共有』を約束するものでした。
アーヴァインは『人狼審問』の真実を、そして私は異端審問官としての地位を。
その秘密を共有する代わり、お互いに見返りがあったのです。
その見返りについては黙秘させていただきますが。
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